Googleアシスタントに待望のマルチステップ導入――当面設定できるのは「今日はどんな日」

Googleアシスタントの能力が大きくアップする。いちいち個別に命令しないでも複数のステップを一度に実行する能力が、今日(米国時間3/13)、公開されたことをAndroid Policeが発見した。

アシスタントで最初に有効になったのはこのサポート・ページの機能で、当面アメリカのユーザー向けだ。Good Morningというマルチステップ・ルーチンは照明を点ける、カレンダーから今日の予定を読み上げる、天気と交通情報を知らせる、音楽やポッドキャストを再生する、といった一連の動作を実行する。

Googleのサポート・ページによれば、アシスタントにはGood Morning(起床)、Bedtime(就寝)、Leaving home(外出)、I’m home(帰宅)、Commuting to work(出勤)、Commuting home(退勤)という6種類のルーチンが導入されるという。つまりGood Morning以外のルーチンも順次公開されるのだろう。Android Policeは一連のマルチステップに含まれる動作には一部不合理、不便な点もあると述べている。もっと柔軟にカスタマイズできるようになっているとさらによいだろう。

こうしたルーチンが実行する動作はユーザーによって異なる。 つまり今日の予定を読み上げる場合、ユーザー別にそれぞれのカレンダーを参照する。

こうしたルーチンの導入に私は大いに期待している。 Googleアシスタントは帰宅したときが最悪で毎回いくつもの命令を叫ばねばならない。OK, Google, I’m home! などと命じるだけで一連の動作を確実に実行してくれるのであればありがたい。

利用頻度が高そうなシチュエーションごとにルーチンを作るのは、ややお仕着せの感じはするものの、手始めとしてはやむを得ないだろう。

Alexaは数ヶ月前からこうした機能を備えており、各種のアプリもアシスタントよりやや強力なようだ。 残念ながらAppleのHomePodにはこの機能はまだない。



〔日本版〕Googleアシスタントの日本語ページにはまだ「ルーチン」についての記述はない。原文のサポート・ページのリンクは日本版の「今日はどんな日」のページにリダイレクトされるが、英語版のGood Morningルーチンと比較するとまだいくつかの機能を欠いている。日本語版のアシスタントの機能一覧はこちら

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

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TechCrunch Japan

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