ブラックフライデーのデスクトップPCからのEコマース消費は15%増の12億ドル。一番人気はAmazon

週末にかけて、今年のブラックフライデーのネット消費は史上最高を記録したと聞いていたが、今日(米国時間12/1)comScoreは、この1年で最も忙しい日に消費された実際の金額を発表した。2013年のブラックフライデー(11月29日)に、デスクトップのネット売上は11.98億ドルを記録し、同時期で初めて1日10億ドルを突破する史上最大のオンライン消費デーとなった。2012年のブラックフライデーの15%増だった。サンクスギビングデー(11/28)は、前年比21%増の7.66億ドルだった。

comScoreによると、ホリデーシーズンに入ってから今日までに、206億ドルがオンラインで消費され、前年同時期を3%上回っている。しかしcomScoreは、2013年の方がホリデーシーズン・ショッピング期間が短いため、数字は歪められている可能性があると警告している。comScoreがデスクトップとモバイルの消費を区別している点も興味深く、モバイルも新記録を達成した。

comScoreによると、6610万人のアメリカ人がブラックフライデーにデスクトップパソコンからネット販売サイトを訪れた。これは1年前より16%多い。Amazonは、予想通り、ブラックフフライデーで最も多くの人が訪れたサイトとなり、eBay、Walmart、Best Buy、およびTargetがこれに続いた。

アパレル・アクセサリーへの出費は、このホリデーシーズンに急上昇を見せており、オンライン消費の28%を占め、現時点で製品カテゴリーのトップに立っている。次いでパソコンハードウェア(19%)、消費者向電子機器(7%)、パッケージ製品(5%)、配達サービス(5%)が続く。

comScoreはデスクトップを計測しており、モバイルを含めていないと思われるため、モバイルのエンゲージメントと消費の数字も気になるところだ。IBMによると、モバイルは全オンライントラフィックの39.7%を占め、2012年ブラックフライデーから34%増加した。モバイル販売はオンライン販売全体の21.8%を占め、対前年比43%増だった。

ブラックフライデーに、PayPalの全世界モバイルPTV(合計支払い金額)は2012年を121%上回り、全世界モバイルショッパー数は2012年の99.24%増だった。

そしてもちろん、明日のサイバーマンデーにどれほど消費が増えるかも興味津々だ。例年この日の小売店売上は10億ドルを超える。情報が入り次第続報する。

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(翻訳:Nob Takahashi)


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TechCrunch Japan

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