ペンス副大統領、コロナウィルス・タスクフォースに医療、経済専門家を任命

米政府のコロナウイルス封じ込めの責任者となったMike”Pence(マイク・ペンス)副大統領は、任命の初日にコロナウイルス・タスクフォースへに多数の専門家を任命した。

パンデミック封じ込めタスクフォースのトップに任命されたのはDeborah Birx(デボラ・バークス)博士だ。博士は米国務省の世界AIDS対策調整官、世界ヘルス政策調整官として米政府の特別代表(大使)を務めてきた。博士はHIV/AIDS対策で米陸軍、海軍、空軍の対策を調整し、CDC(疾病対策予防センター)の世界HIV/エイズ対策プログラムを指揮してきた。今後はペンス副大統領の直属となる。

バークス博士と同時にタスクフォースに任命されたのはSteven Mnuchin(スティーブン・ムニューシン)財務長官、国家経済評議会のラリー・クドロー(Larry Kudlow)長官、公衆衛生局長官のJerome Adams(ジェローム・アダムス)博士だ。

ムニューシン財務長官らの任命はホワイトハウスがコロナウィルス危機の経済的影響に対処することの重要性を強く認識していることを示すものだ。

株式市場はコロナウィルスに対する懸念から再び大きく下落した。アナリスト、エコノミストは2020年の経済成長はゼロないし極めて低いものになると予測している。

米国のテクノロジー企業はコロナウィルスの決算への影響を警告すると同時に大型イベントの中止を発表している。MicrosoftはGDCへの参加を取りやめ、FacebookはF8デベロッパー・カンファレンを中止した。 これに先立ってスペインのバルセロナで開催される予定だったMWCの開催もキャンセルされている。

画像:Getty Images

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

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TechCrunch Japan

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