【特集】揺れる中国企業

2018年、ファーウェイCEO任正非氏の娘で、同社CFOを務める孟晩舟氏がアメリカ合衆国司法省からの要請を受けたカナダの司法当局により、米国によるイランに対する制裁をくぐり抜けるため米金融機関に虚偽の説明をしたとしてバンクーバーで逮捕された。かねてより米国とファーウェイの間には火種がくすぶっていたが、この事件をきっかけに両者の亀裂は大きく広がった。2019年5月15日、アメリカのトランプ大統領は、米国企業が安全保障上の脅威がある外国企業から通信機器を調達することを禁止する大統領令に署名。この禁止措置対象リストにファーウェイの名前が書き込まれると、Google、インテル、クアルコムなどの企業がそれに追随してファーウェイとの商取引を一部停止すると報道された。

最近では、インド政府が大人気の動画配信アプリ「TikTok」を含む複数の中国製アプリの使用を禁止するなど、外国政府と中国企業による攻防はファーウェイに限ったことではない。今週の特集「揺れる中国企業」では、時系列に沿って過去のニュースを整理することで、外国政府からの“締め出し”に揺れる中国企業の現状を探る。

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投稿者:

TechCrunch Japan

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