Amazonのスマートグラスが12月から一般販売、スマートリングは廃盤に

変な話だが、Echo Frames(エコー・フレームズ)の存在を忘れていたとしても罪はない。このスマートグラスは、Alexa関連製品が雪崩にように発表された2019年のAmazon(アマゾン)のイベンドで紹介されている(同時に、奇妙なスマートリングも公開された)。

この実験的製品は「Day1エディション」、つまり招待されたユーザーのみが使えるデバイスで、非常に広範なハードウェアのベータテストみたいなものだ。「顧客が気に入れば、私たちは自信を持ってこれを進めます。」と同社は述べている(Amazonリリース)。「気に入られなければ、次のものに移ります」。ということは、Framesは十分な人気を得て、一般向け販売へ進級できることになったようだ。

第2世代となるこのスマートグラスは、米国時間12月10日(日本時間12月11日)からアマゾンで販売が開始される。価格は250ドル(約2万6000円)と安くはない(5回の分割払いもできる)。早い話が、これはAlexaをユーザーの顔に乗っけるための手段だ。メガネのテンプルにマイクとオープンイヤー型のスピーカーを内蔵し、ヘッドフォンを使わなくても話ができるようになっている。

新しくなったモデルでは、バッテリー寿命が40%延長され、周囲の騒音に応じたボリュームの自動調整機能と、バッテリーを長持ちさせるためのオートシャットオフ機能も付いた。カラーバリエーションも増えた。

アマゾンのEcho Loop(エコー・ループ)リング(指輪)は、TechCrunchライターのフレデリックのいい分では「本日のイベントでアマゾンが披露した最も奇妙な製品」だが、ベータテストから先に進む予定がない。これはスマートフォンとペアリングして、耳元に近づけて音を聞くというデバイスだ。指輪というフォームファクターを試したのはアマゾンが最初ではない。Oura(オーラ)とMotiv(モティブ)のスマートリングはよく知られている。だが、ヘッドマウント型のフォームファクターのほうが、バッテリー寿命的にずっと有利なのは明らかだ。

Loopの生産と販売は終了するが、すでに持っているユーザーへのセールスとアップデートの提供は続けると同社は話している。

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カテゴリー:ハードウェア
タグ:Amazonスマートグラス

画像クレジット:Amazon

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(翻訳:金井哲夫)

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TechCrunch Japan

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