食品ロス削減のためのフードシェアリングサービス「TABETE」(タべテ。Android版・iOS版)運営のコークッキングは11月20日、プレシリーズAラウンドのサードクローズとして、資金調達を実施したと発表した。引受先は、DDHoldings Venture Capital、中国電力、kemuri ventures、中川成久氏など。
今回の資金調達により、TABETEサービス開発の強化や展開エリアの拡大、「TABETEレスキューデリ」、「TABETEレスキュー掲示板」の規模拡大を通じ提供価値を最大化していく。
TABETEは、飲食店や小売店で廃棄の危機にある食事と、テイクアウト購入をしたい消費者とを直接マッチングさせる仕組み。まだおいしく食べられるのに「捨てざるを得ない危機」にある飲食店の食事を、ユーザーが「1品」から「美味しく」「お得」に購入することによって「レスキュー」できるプラットフォームとなっている。
20〜40代の働く女性を中心とした約32万人のユーザー・飲食店や惣菜店を中心とした約1400店舗に登録しており、累計で6万3000食以上の食品ロス削減に成功した。
TABETE レスキューデリは、商業施設内の店舗が当日の営業を終了した時点で余っている商品などを買い取って従業員向けに再販売する仕組み。営業時間内にロスを減らせるTABETEとの相乗効果で、多くの中食店が集う施設内でさらなる食品ロス削減を目指す。
TABTE レスキュー掲示板は、食品ロスになりそうな食べ物を全国からレスキューできる直送サービス。2020年秋から始動しており、生鮮食品などの食品ロス削減においても着実に成果を上げているという。
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