テクニカルSEOの基礎知識!検索エンジンに正しく評価されるための10の施策

検索エンジンが評価する テクニカルSEOとは

「テクニカルSEO」は、検索エンジンが正確にサイトを認識できるようにし、正当な評価を得られるようにするための技術的な施策のことです。

本記事では、テクニカルSEOの概要や重要な理由、具体的な10の施策を紹介します。

テクニカルSEOの実施時に押さえておきたい「Googleクローラーがインデックスするまでのプロセス」も紹介しているので、これからSEOに取り組む方にもおすすめです。

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テクニカルSEOとは

テクニカルSEOとは、検索エンジンが正当に評価できるように、ウェブサイトに技術的なマイナスが無い状態を作ることを指します。

例えば、Googlebot(以下、クローラー)がクロールしやすいようにサイト構造を整えたり、クロールエラーが無いように改善したり、表示速度を改善したりなどです。

SEO対策は、以下のように大きく3つのカテゴリに分かれます。

SEO対策のカテゴリ
概要
内部対策 Googleのクローラーに、サイトをクロールして正しく認識させるための施策
外部対策

他サイトやSNSなどから被リンクを得るための施策

(拡散されやすいコンテンツ発信が必要)

コンテンツSEO 検索エンジンに評価されるコンテンツ制作

 

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テクニカルSEO対策をする理由

【テクニカルSEO対策をする理由】

  • 検索結果に表示されるようにするため
  • 正当な検索順位を獲得するため

検索結果に表示されるためには、検索エンジンがページを見つけ、内容を把握し、インデックスできるようにする必要があります。

そもそも検索結果に表示されなければ、ユーザーが見つけることができないためクリックも発生しません。そこで、必要となる対策がテクニカルSEOです。

もちろん何もしなくてもクロールされ、インデックスされることは普通にあります。しかし、ページ数の多いECサイトなどでは、テクニカルSEO対策を適切にしないと、重要なページがインデックスされないということもあります。

また、仮に順位がついたとしても、本来獲得できたはずの評価を得られず順位が思うように上がらない可能性もあるでしょう。あくまでもイメージですが、自社のテクニカルSEOがあまり考慮できておらず50%、競合サイトが100%考慮できていたとします。

この場合、下図のように競合サイトよりも良いコンテンツを作っていても、検索順位で負けてしまう可能性が出てくるのです。

検索エンジンに影響する記事の質とテクニカルSEOの割合(自社サイト:記事の質70%、テクニカルSEO50%と競合サイト:記事の質60%、テクニカルSEO100%では、競合サイトのほうが検索順位が高い図)

検索順位は複数の要因が絡んで決まるためここまでシンプルではありませんが、競合サイトよりも劣っている部分があれば改善したいところです。

このようにテクニカルSEOは、内部対策の手法としてサイト内を技術的に改善する役割があります。テクニカルSEOと聞くと裏技のように聞こえるかもしれませんが、検索上位を獲得する第一プロセスとして、まずはインデックス登録をしてもらうための最も基本的な部分なのです。

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テクニカルSEOを理解する上で押さえたい「Googleインデックスのプロセス」

テクニカルSEOの重要性を踏まえ、実際に自社サイトに問題があるのかを見つけるには、「Googleインデックスのプロセス」を十分に理解することが前提です。

ここでは、Googleインデックスのプロセスを順序立て解説します。テクニカルSEOの基礎知識でもあるため、ぜひ参考にしてください。

Googleインデックスのプロセス(現代のコンセプトSEO。検索エンジンの最適化、クローラーがページ情報をクロールする)

なお、クローラーがインデックスするプロセスをしっかりと理解したい方には、基本を詳しくまとめた下記の記事もおすすめします。併せてご参照ください。

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1. サイトURLを検出する

クローラーがサイトのURLを検出するとき、基本的に以下の3点を確認します。

  1. XMLサイトマップ
  2. 内部リンク
  3. 外部リンク

XMLサイトマップは、クローラー向けにサイト構造やコンテンツをリスト化したものです。クローラーがサイト内を回遊するとき、内部リンクや外部リンクも併せて検出します。

検出の過程をスムーズにするには、「重要なページをXMLサイトマップに登録し、URLリストの更新を定期的に行う」などの対策があります。検出済みURLは、URL検査ツールやインデックスカバレッジレポートで確認可能です。

また、クローラーはページ内でリンクされた内部記事や外部サイトも確認します。例えば、内部リンクや外部リンクがリンク切れの状態だと、クロールの際に支障が出ることもあるため注意が必要です。

検索エンジンがページを見つけられていない(URLがGoogleに認識されていない)状態は、Google Search Consoleで確認するとページがインデックス登録されていないことがわかります。そのため自社サイトのページを、検索エンジンが見つけられる状態であるかの確認も大切です(詳しくは、本記事「【検出・クロール対策】テクニカルSEOで実施すべき5つの対策」の「【対策3】クロールエラーの改善」で説明します)。

2. クロールを行い、ページ情報を取得する

続いて、クローラーはサイト内を巡りながらページ情報を取得し、優先度の高いページを「クロールキュー(クロール待ち)」に入れてクロールします。

このときクローラーは、ページを無限にクロールしてくれるわけではありません。サイトあたりのクロール限度が決められているからです。これは「クロールバジェット」と呼ばれます。

そのため、ECモールなど莫大なページがあるサイトは、クロールするページとしないページを決めて「robots.txt」でクロール制御をする必要があります(詳しくは、本記事「【検出・クロール対策】テクニカルSEOで実施すべき5つの対策」の「【対策5】robots.txtでクロール制御」で説明します)。

また、ページのサイズがあまりにも大きく、表示(レンダリング)するのに時間がかかる場合やサイト表示にスクリプトが多く使われている場合なども、クロールに悪影響が出る可能性が高まるでしょう。

「検出はされたもののクロールされない」、「インデックスさせたいページがクロールされない」などの課題がある場合は、この工程に問題がないか確認してみてください。

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3. ページの内容をインデックスする

クローラーがサイトページをクロールし、情報をインデックスする工程では、どのページを登録するか取捨選択が行われています。

具体的には、以下の点でインデックスの可否が決まります。

【インデックス可否のチェック項目】

  • インデックスが許可されているか
  • 正規URLか
  • 重複ページはあるか
  • インデックスするべきコンテンツか

クローラーがページを解析する際にインデックスさせないHTMLタグ(noindex)がある場合や正規URLではない場合はページが登録されません。

また、検索エンジンはすべての情報をインデックスするわけではありません。ユーザーの役に立たないような情報や、すでに存在しているものと似通ったコンテンツはインデックスされないこともあります。

インデックスされない場合は、インデックスを阻害するタグの存在やコンテンツの内容を確認してみましょう。

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【検出・クロール対策】テクニカルSEOで実施すべき5つの対策

ページの検出からクロール、インデックスまでのプロセスを見てきましたが、クローラーに的確にクロールしてもらうことは非常に大切です。

そこでまずは、検出・クロール対策に役立つテクニカルSEOを紹介します。

検出・クロール対策に役立つテクニカルSEO(ウェブ開発・ウェブデザインチームとワイヤーフレームでコーディング・プログラミング作業する3人のビジネスチーム)

【対策1】サイト階層構造の最適化

運営者の意図どおりにサイトを検証・クロールしてもらうには、「わかりやすい階層構造」の構築が必須です。

具体的には、下図のようにサイトの階層構造をわかりやすく整備することが大切です。「物理階層の最適化」とも呼ばれており、カテゴリごとに上層ページを設定し、それぞれ関連コンテンツでなる下層ページをつなぎます。

クローラーがわかりやすい階層構造:サイトトップ→親段階→子段階→孫段階の図

ちなみに、物理階層の枠を構築するのは「テクニカルSEO」ですが、下層に向けて関連コンテンツを展開していくのは、「コンテンツSEO」の領域です。内部リンクで関連記事同士をつなげれば、サイトSEOの相乗効果が望めます。

構築した物理階層により磨きをかけるため、以下の施策も検討します。

【構築した物理階層に磨きをかける施策】

  • パンくずリストを設置してページ間移動をしやすくする(見本画像を下に貼付)
  • トップページからユーザーが見たいページまでのクリック回数を調整する
  • XMLサイトマップを導入して、クローラーにサイト構造を認識してもらう

【「ナイルのSEO相談室」パンくずリスト例】

「ナイルのSEO相談室」パンくずリスト例

出典:Googleインデックスのプロセスとは(ナイルのSEO相談室/ナイル株式会社)

ユーザーがサイト内のどこにいるのか把握し、見たいページに行きやすくする「パンくずリスト」は、上記のように階層順にURLが貼られたテキストリンクです。

パンくずリストは論理階層をクローラーに認識させやすく、結果的に検証とクロール工程をスムーズにします。また、「クリック階層の最適化」も大切です。クリック階層とは、トップページから目当てのページにたどりつくまでのクリック回数を示しており、一般的に3クリック以内がよいとされています。

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ただしクローラーに関しては、物理階層が深いほど重要度が高くないページと認識します。階層を整えてコンテンツを掲載したら、「XMLサイトマップ」を定期的にGoogleに送信することも、クロール対策に役立ちます。WordPressサイトなら、XMLサイトマップを自動生成できるプラグインの導入が便利です。

「XMLサイトマップの作成方法を知りたい」という方は、下記の記事もご一読ください。

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【対策2】統一感のあるURL設定

階層構造の最適化を実現する意味でも、URLに統一感を持たせることもクロール対策になります。

URLを見ただけで、どのカテゴリのどの位置なのか理解しやすくなるURL設定のポイントは下記をご覧ください。

【クロール対策のURL設定ポイント】

  • 意味をなす範囲で、できるだけ短くする
  • 英数字を使用する
  • 平仮名などの日本語を使用しない
  • 2ワード以上入れる場合はハイフンを挿入する

URLを構成する順序は、「ドメイン/カテゴリ/ページのURL」です。例として、企業サイトで、パーマリンクについての記事を掲載した場合のURLをご覧ください。

  • URL例:https://www.ドメイン名/seo/internal-seo/permalink

    ※意味(https//www.ドメイン名/SEO対策/SEO内部対策/パーマリンク)

  • パンくずリスト例:「○○ブログ」>SEO対策>SEOの内部対策>記事タイトル

上記のように、一目で理解できるURLが望ましいです。しかし、これによって管理が複雑化してしまいそうだったり、カテゴリーによって紐づくページに大きく差が出そうであれば、下記のようなIDでの管理となっても問題ありません。

https://www.ドメイン名/blog/001

実際にナイルのSEO相談室はこのURLの形式で運用していますが、特に支障なくクロール、インデックスされています。混在することは避け、どちらかを選択して運用しましょう。

 


ここまででご質問のある方は、以下のバナーよりお気軽にお問い合わせください。

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【対策3】クロールエラーの改善

リンク切れなどのクロールエラーを確認し、都度改善することも大切です。

Google Search Consoleの「ページがインデックスに登録されなかった理由」を見れば、インデックスされない理由を確認できます。意図していないものがある場合は原因を探り、改善しなければなりません。

参考までに、クロールにかかわる理由をピックアップしました。

【クローラーがインデックスしない理由】

  • noindexタグによって除外されました:noindexタグが検知された
  • 見つかりませんでした(404):該当ページが存在しない
  • クロール済み - インデックス未登録:そのページをクロールしたものの、何らかの理由によってインデックスされなかった
  • 検出 - インデックス未登録:まだクロールをしていない
  • robots.txt によりブロックされました:クロールを試みたものの、robots.txtの記述によってブロックされた

ほかにも、リンク切れなどの有無を外部ツールで確認できます。例えば、海外ツール「Screaming Frog」なら、500件まで無料で確認が可能です。

リンク切れやエラーコードに関しては、以下の記事で詳細をご覧になれます。

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【対策4】表示速度の改善

サイトのページ表示速度を上げることも、クロールの検証とクロールをスムーズにします。

もちろんユーザーの流入面でも、表示が速いに越したことはありません。

表示速度を改善する主な対策は、下記のとおりです。

【表示速度を改善するための対策】

  • 画像や動画の設置数やデータ量を減らす
  • CSS・JavaScriptを圧縮する
  • AMPを有効にする

画像や動画はデータ量が重い場合が多く、速度低下を引き起こす要因になります。そのため、ツールを活用して見栄えを下げずに圧縮することがポイントになります。

また、JavaScriptやHTML、CSSなどを圧縮することも速度アップに役立ちます。実施にはコーディングの知識が必要ですが、サーバー設定を変えるだけで圧縮が可能なため試さない手はありません。

サイト高速化の具体的な方法は、こちらの記事からご確認いただけます。

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【対策5】robots.txtでクロール制御

「なるべく多くのサイトページをクロールしてもらうべき」と思われがちですが、クローラーのクロールバジェット(クロールできる上限数)は無限ではありません。

そこで、必須ではありませんが、場合によって「robots.txt」の設定が必要です。robots.txtは、重要なページを優先してクロールさせるため、指定したページをクロール制御します。

クロール制御によって重要なページが漏れなくインデックスされます。順位が上がるなどの直接的なSEO効果はありませんが、漏れなくインデックスされれば間接的にはサイト全体の流入数向上につながります。

robots.txtの具体的な方法については、以下の記事でまとめております。ぜひ参考にしてください。

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【インデックス対策】テクニカルSEOで実施すべき5つの対策

クロール対策についてみてきましたが、ここからは検索エンジンにページを登録する「インデックス対策」に必要なテクニカルSEOを以下の順で紹介します。

「インデックス対策」に必要なテクニカルSEO5対策(プログラミングとコーディング技術の開発、ウェブサイトのデザイン、オフィスで作業する4人のプログラミンチーム)

【対策1】タイトル・メタディスクリプション・見出し名を改善する

まず、ページのタイトルやメタディスクリプション、見出し名にキーワードを含めてわかりやすく記述します。

これは、クローラーがページ情報を正確に認識するためです。

具体的には、以下のポイントを押さえてテクニカルSEO対策を実施します。

コンテンツの内部構成
改善策
タイトル(h1タグ)
  • キーワードをなるべく文頭に入れる
  • 文字数は検索結果に表示される30字程度にする
メタディスクリプション
  • キーワードを含めて、ページの要約文を入れる
  • 文字数は80文字程度にする
見出し(h2、h3など)
  • 構成に合わせてh2、h3タグを入れる
  • 見ただけで内容わかるように見出し名を設定する
  • キーワードを含める

これらは、ユーザーが途中で内容についていけず迷子になることを防ぐだけでなく、クローラーがインデックスする際にも役立つ基礎知識です。

【対策2】画像はalt属性なども含め設定する

ページに挿入した画像には、「alt属性を設定」することが大切です。

alt属性とは、画像情報を認識させて正しくインデックスしてもらうためのHTMLタグです。万が一、画像を読み込めない場合でも、情報を記述しておけば画像の代わりにテキスト表示されます。

alt属性は、HTMLのimg要素に対して入力します。

例:<img src=”画像URL” alt=”画像の内容や情報 ”>

 

画像そのものの内容を人間と同じように認識できないGooglebotにとって、alt属性は大事な情報になります。適切にalt属性を設定すれば、画像検索結果に載るなどのSEO効果が見込めます。

【対策3】アンカーテキストを適切な名前にする

アンカーテキストも、インデックス対策に役立ちます。

アンカーテキストとは、サイトページで「リンクされた箇所のテキスト」です。

以下のように、HTMLタグで記述されます。

  • アンカーテキストのコード例:

    <a href=”https://www.~ページURL/”>テクニカルSEOの方法10選はこちら</a>

  • テキストリンクの表示:テクニカルSEOの方法10選はこちら

 

アンカーテキストがSEOに影響する理由は、クローラーが内部リンクや外部リンクも検証してインデックスしようとするからです。そこで、アンカーテキストを使ってリンク先の内容をわかりやすく記述する必要があります。

アンカーテキスト設定のポイントは2つです。

  • リンク先の内容を具体的に記述する
  • SEOキーワードを含める

「こちら」「戻る」「ここをクリック」など、単体で内容が伝わらない文言は、クローラーが理解しにくくなります。一方で、「テクニカルSEO対策で必須のテクニカルSEO施策を紹介するページはこちら」など、キーワードの乱用もマイナス評価です。

キーワードの詰め込みは「不自然なリンク」として、Googleガイドラインの違反になるリスクを秘めています。

参考:Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー(Google検索セントラル)

アンカーテキストに関してより深く知りたい方は、以下の記事もご参照ください。

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【対策4】重複コンテンツがないか確認し改善する

サイト内にコンテンツが蓄積されてくると、重複していないか確認が必要です。

サイト内で内容が似通った記事が増えてくると、重複コンテンツ扱いになることがあります。また、自社サイトの記事がコピーされたり、外部サイトにも同じコンテンツを提供したりしている場合も「重複コンテンツ」と認識されることがあります。

重複コンテンツと判断されると、以下の問題が生じやすいです。

【「重複コンテンツ」のマイナス評価】

  • インデックスされず、検索結果に表示されない
  • クロールを非効率化し、重要なコンテンツが見逃される
  • 重複コンテンツ間で被リンク評価が分散され、1記事あたりの評価が下がる

コピーコンテンツではないのに「重複」と判断される場合、原因を突き止めて改善策を実施しなければなりません。

重複コンテンツになりえる原因
改善策
URL表記に一貫性がない URLを正規化する
モバイルとパソコンの表記で別々のURLを使用している アノテーション設定かcanonical設定をする
外部サイトでも同じコンテンツを掲載している

どちらかをオリジナルとして記述する

または提供先にcanonical設定もしくはnoindex設定をしてもらう

自社コンテンツが他サイトにコピーされた Googleに通報し、インデックスから外すように要請する

 

重複コンテンツは、社内での重要度に関係なく内部リンクや外部リンクが集まったものがインデックスされる傾向があります。またクローラーに負荷をかけ、本来インデックスすべき重要なコンテンツを優先できなくなる可能性も否めません。そのため改善が必須です。

改善策の詳しい実施内容については、以下の記事にて詳しく解説していますので、併せてご一読ください。

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【対策5】構造化データを実装する

構造化データとは、簡単に説明すると検索エンジンがページ内容を理解しやすくなるデータ形式のことです。

下記のテキストをご覧ください。

<div>

名前:ナイル 太郎

生年月日:1994年8月19日

</div>

 

人間の目では、このテキストを「名前はナイル太郎、誕生日は1994年の8月19日」ということがすぐに判断できます。

しかし、検索エンジンは私たち人間と同じようにはこのテキストを理解することができません。そこで検索エンジンに伝わりやすいように、下記のように記述することで、それぞれの情報にnameなどの説明が付与され、スムーズに理解されるようになります。

<script type="application/ld+json">

{

"@context": "http://schema.org",

"@type": "Person",

"name": "ナイル太郎",

"birthDate": "1994-08-19"

}

</script>

 

また、ただ理解されやすくなるだけでなく、実装によっては検索結果に下の画像のようなリッチリザルトが表示されるため、流入にも貢献する可能性があります。

【構造化データ「レシピ」を実装したリッチリザルト】

「大根レシピ煮物」で検索した画面

構造化データの詳しい解説は、以下の記事もご覧ください。

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テクニカルSEOを駆使してサイト評価を高めよう!

クロール機能は日進月歩で精度が上がり、的確にサイトを検証できるようになってきました。しかし、運営者の狙いどおりにサイトを評価してもらうには、わかりやすいサイト構造とクロール、インデックス工程の最適化が必要です。

テクニカルSEOは、仕組みを理解して改善策を実装するだけで効果を得やすいSEO対策です。本記事のまとめは、下記のとおりです。

【テクニカルSEOまとめ】

  1. サイトの階層構造を最適化する
  2. 統一感のあるURLを設定する
  3. クロールエラーを改善する
  4. 表示速度を改善する
  5. robots.txtでクロールを制御する
  6. 記事タイトル・メタディスクリプション・見出し名を改善する
  7. 画像にはalt属性を設定する
  8. アンカーテキストを適切な名前にする
  9. 重複コンテンツがないか確認し改善する
  10. 構造化データを必要に応じて実装する

また、「SEO対策を基礎から考えたい」「そもそも何から始めればいいのかわからない」という方は、ナイルの「SEO資料3点セット」もぜひ参考にしてください。

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