GW明けもキャッシュレス決済が熱い、Origamiで松屋の牛めし並が半額に

Origamiは5月7日、松屋フーズが運営する、牛めしの「松屋」、とんかつの「松のや」「松乃家」「チキン亭」、カレーの「マイカリー食堂」、天ぷらの「ヽ松(てんまつ)」、ステーキの「ステーキ屋松」など1139店舗を対象にしたキャンペーンの実施を発表した。

5月8日〜14日の1週間、税込300円以上をOrigami Payで決済すると毎回190円割引となる。松屋のプレミアム牛めし(並)の場合は還元率は50%、つまり半額相当で食べられる。190円÷20%=950円なので、松屋などで950円未満のメニューを食べるなら、PayPayの20%還元よりも還元率は高い。

なお、セゾンポータルアプリの「セゾンOrigami Pay」およびUCポータルアプリの「UC Origami Pay」での決済はキャンペーン対象外となるので注意。

Origamiといえば、牛丼の吉野家で唯一使えるコード決済サービスだったが、4月に松屋フーズとの連携を発表していた。GW後に節制を強いられるビジネスパーソンにとってはうれしいニュースだ。

松屋券売機がついに主要コード決済を網羅、Origami Payに4月9日対応

Origamiは、自社のコード決済サービスであるOrigami Payを4月9日から松屋フーズ運営の各店舗に導入することを発表した。具体的には、牛めしの「松屋」、とんかつの「松のや」「松乃家」「チキン亭」、カレーの「マイカリー食堂」、天ぷらの「ヽ松」(てんまつ)、ステーキの「ステーキ屋松」など1130店舗となる。ただし、QRコードリーダー未設置店舗や松屋武蔵小杉店、ドライブスルー、松弁ネット、電話予約弁当では使えないので注意。

Origamiとしては、全国展開している飲食チェーンに提供する初の事例となるとのこと。導入目的としては従来どおりで、支払処理の簡略化によるユーザーの利便性向上、レジ関連作業の軽減にいる従業員の働き方改善に繋げることなど。

今回の発表での注目は、マルチ決済について松屋が前のめりな点。従来もSuicaやPASMOをはじめとする交通系電子マネーのほか、LINE Pay、PayPay、楽天ペイ、そしてコード決済機能を実装して間もないメルペイに対応していた。中国系コード決済の、AlipayとWeChat Payも使える。そしてこの度、Origami Payに対応したことで主要なコード決済は網羅したことになる。

メルカリで中古品売ってメルペイで牛めし、松屋の券売機が最強に

メルペイは3月29日、フリマアプリ「メルカリ」のスマホ決済サービス「メルペイ」が、4月2日より松屋をはじめとする松屋フーズ系列の全国1139店で利用可能になることを発表した。同社のOPENNESS戦略がまた一歩進んだ。なお、コード決済のみでiD決済には非対応。

具体的な利用可能店舗は、松屋、松乃家、松のや、チキン亭、マイカリー食堂、ヽ松(てんまつ)、ステーキ屋松。券売機内蔵のQRコードリーダーにメルペイのコードをかざすことで決済可能だ。なお、QRコードリーダーが未設置の券売機・店舗では使えない。

松屋側としては、月間1200万人を超える「メルカリ」「メルペイ」の顧客基盤に魅力を感じたほか、メルカリは女性ユーザー比率が高いうえ、メルカリの取引ですでにに売上金を保有していることなどを踏まえ、導入を決定したとのこと。

松屋は以前から、交通系電子マネーとLINE Pay/PayPay/楽天ペイでの決済が可能だったが、今回のメルペイの追加によりOrigami Payを除く主要なコード決済に対応。さらに中国系コード決済の、AlipayとWeChat Payも使える。ちなみにOrigami Payは吉野家で利用可能だ。

このように松屋では、牛めしをはじめとする各種メニューを各社の期間限定の還元キャンペーンでフル活用できるようになった。現在だと、LINE PayとPayPayの20%還元、楽天ペイのポイント40倍などに使える。メルペイも3月29日からクーポン機能が搭載されたので今後の展開に期待だ。松屋の券売機がコード決済においてはいよいよ最強仕様になってきた。