コカ・コーラの小規模オフィス向け簡易自販機でOrigami PayやPaidy翌月払いが可能に

Origamiは12月9日は、コカ・コーラ ボトラーズジャパンが運営する小規模オフィス向け飲料提供サービス「Coke mini」(コークミニ)でOrigami Pay決済が可能になったことを発表した。

コカ・コーラは街中などに設置している自社展開の自販機に「Coke ON Pay」機能を搭載し、すでにキャッシュレスを実現していた。Coke ON Pay自販機にスマートフォンにインストールした「Coke ON」を起動した状態で近付けるとBluetoothで自動ペアリングして、スマートフォンの画面から商品を選ぶことでキャッシュレスで飲料を購入できる。Coke ON Payに紐付けられる決済手段は、クレジットカードのほか、交通系電子マネー、nanaco、楽天Edy、WAON、LINE Pay、PayPayとなっていた。

今回Origami Payが対応したのは、小型の冷蔵庫とQRコードリーダーを備えた簡易自販機のCoke mini。幅424×奥行き440×高さ844mmとコンパクトかつ、機材費と設置工事費はともに無料なので、少人数のオフィスなどに適している。品揃えは利用者が選択でき、最大で7品目の販売が可能だ。現在Coke miniは、東京都内のほか、仙台市周辺、名古屋駅周辺、大阪市の一部、福岡市の博多区と中央区で利用できる。

同日に、PaidyもCoke mini自販機への対応を発表。「Paidy翌月払い」により飲料の購入代金を翌月にまとめて支払える。

飯能ムーミン谷でプロジェクションマッピング始まる、キャッシュレス度も再調査してきた

埼玉県飯能市にある宮沢湖を臨むテーマパーク「ムーミンバレーパーク」は11月30日から2020年3月8日までの期間限定で、冬の「ムーミンバレーパーク」イベントを開催する。2019年3月にオープンした同パークは初めての冬を迎えることを受け、「WINTER WONDERLAND in MOOMINVALLEY PARK」と命名した、アートとテクノロジーを融合させた体験型のイベントとなる。ちなみにムーミンバレーパークのオープン前の2018年12月には、同パークに併設されている北欧をイメージした公園のメッツアビレッジで「チームラボ森と湖の光の祭」を開催していた。

関連記事:飯能ムーミン谷を彩るチームラボのテクノロジー

今回のイベントの具体的な内容は、ナイトイルミネーション、おさんぽラリー「りすを探して」、サウンドウォーク「ムーミン谷の冬」の大きく分けて3つのアトラクションがある。ただし、サウンドウォークは1月上旬からのスタートとなる。

ナイトイルミネーション

画像クレジット:ムーミン物語

ナイトイルミネーションのメインは、ムーミンバレーパークのランドマークの1つであるムーミン屋敷を利用した約10分間のプロジェクションマッピングのショーだ。近くに高さ約4mの独特な「ムーミン谷のウィンターツリー」が設置される(下の写真はPixel 4 XLで動画撮影したものキャプチャした)。

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  9. スクリーンショット 2019-11-30 14.56.29

iPhone Pro 11とPixel 4 XLで夜景モードを使って撮影すると、Pixel 4 XLのほうが見た目に忠実な印象だったが、いずれもストロボなしでもここまで撮影できるのでいろいろと重宝するだろう。

通常モードでのiPhone 11 Pro(左)とPixel 4(右)

夜景モードでのiPhone 11 Pro(左、オート)とPixel 4(右、オート)

そのほか、パーク奥に進むと現れるムーミンやミイなどがプロジェクションマッピングによって地面に映し出される「あいまいなものの道」や「おさびし山」へと続く坂道にイルミネーションを散りばめた「光る花の道」、山頂(とっていっても低い丘)にある天文台がそびえ立つ岩壁にも物語のワンシーンを表した映像が流れる。

あいまいなものの道(Pixel 4で動画撮影したものをキャプチャ)

光る花の道(Pixel 4で撮影)

さらに。パークのメインステージである「エンマの劇場」を左手に見ながら進む「みんなの足あとの道」では、その名のとおり通行人の足跡が道の残る不思議な体験ができる。

みんなの足あとの道(Pixel 4で撮影)

ナイトイルミネーションは、日没後の17時ごろからの開始となり、閉園は20時。チケットは閉園1時間前の19時までの販売となる。ちなみに、今回のプロジェクションマッピングなどの演出はCALARが担当している。同社は、茨城県北芸術祭2016や六本木アートナイト2017、同2018などにも作品を展示した実績のあるクリエイティブユニットだ。

おさんぽラリー「りすを探して」

画像クレジット:ムーミン物語

日中から楽しめるアトラクションで、ムーミンバレーパークの謎を解きながら散歩を楽しむという内容だ。同パークの入り口にある、はじまりの入り江エリアの「はじまりの店」からスタートして、りすを追いかけて、落とし物を集めながら謎を解いていく。ムーミンバレーパークとメッツアビレッジには、ジップラインやカヌー、参加型シアター、ハンモック、各種ショーなどあるが、基本的には広大な敷地で散策を楽しむ場所。おさんぽラリーは、ファミリーで散策を楽しめる内容となっている。参加費は1人500円で、受付時間は10時〜16時、平均所要時間は1〜2時間。

サウンドウォーク「ムーミン谷の冬」

画像クレジット:ムーミン物語

「ムーミン谷の冬」の物語を体験できるサウンドアトラクションで2020年1月上旬から利用できる。園内で見られるれるさまざまな情景に合わせたサウンドを聞きながらパーク内を散策できる。ムーミン谷の情景とイメージとマッチするかは賛否があるが、ソニーのスマートフォンであるXperiaとオープンイヤーステレオヘッドセット「STH4D」が貸与される。STH4Dは、ソニーが提案するSound ARを体験できるイヤフォンで、耳を塞がずに周囲の音を聞きながら音楽を楽しめるデバイスだ。

ムーミンバレーパークに入園するにはチケットの購入が必要で、中学生以上は大人料金の1500円、4歳以上で小学生以下は子供料金の1000円。入園チケット付きでジップライン以外のアトラクションが楽しめる1デーパスは大人2800円、子供1800円。ジップラインは大人、子供ともに1回1500円(入園チケットは別途必要)。17時から入園できるナイトチケットは大人1000円、子供500円(アトラクションは利用できない)。

自動車で行く場合は専用駐車場が使える。料金は、平日無料、土日祝日は最大1500円。電車で行く場合は、西武池袋線の飯能駅北口からバスで15分程度だ。なおメッツアビレッジとムーミンバレーパークに向かうバスは、西武バスとイーグルバスが運行しているが、イーグルバスでは交通系電子マネーが使えず現金決済になるので注意が必要だ。

ムーミンバレーパークのキャッシュレス度

ムーミンバレーパークとメッツアビレッジについては実はオープン日の3月16日に取材して、キャッシュレス度を調べていた。当時のムーミンバレーパーク内では、「Peli & Leikki」(ペリヤ&レイッキ)と呼ばれる子供向けのアーケードゲームエリアのみチケット購入に現金が必要だが、ほかのアトラクションは交通系電子マネーが利用できるほか、売店では各種クレジットカードや電子マネーが使えた。パーク内に設置されている飲料の自動販売機も交通系電子マネーとiDを利用可能だ。

今回は新たにパーク内の売店でOrigami Payが使えるようになっていたので報告したい。Origami Payは基本的にクレジットカードと紐付けて都度決済するコード決済方式で、PayPayやLINE Payなどとは異なり、残高不足や残高が残ってしまうことを心配する必要がないがメリットだ。ムーミンバレーパークでキャッシュレスを極めたいなら、インストールしておくべきだろう。

一方、無料で利用できるとメッツアビレッジでは、3月の取材時と同様にカヌー乗り場でPayPayが使えるほか、売店ではクレジットカードや電子マネーを利用できる。もちろん、ビレッジ内のスターバックスではスターバックカードでの決済が可能だ。残念ながら、埼玉県内有数の食品加工メーカーであるサイボクの直営店は前回と同様に現金決済のみだった。

関連記事:埼玉・飯能にオープンしたムーミンバレーパークのキャッシュレス度

Origami Payでゆうパックの支払いが可能に、2020年2月に全国の郵便局に順次導入へ

Origamiは10月25日、日本郵便が運営する全国の郵便局にOrigami Payを導入することを発表した。2020年2月3日より全国65局、5月には約8500局で利用可能になる。

郵便局では、切手やはがきのほか、手紙やゆうパックなどの商品・サービスの支払いがOrigami Payでキャッシュレスとなる。ただし、公営バス回数券や宝くじなど委託販売している商品は対象外となる。

郵便局のデータによると、2019年9月時点の稼働している郵便局は2万3930局(簡易郵便局を含む)。このうちの約3分の1ほどのOrigami Payが導入されることになる。

消費税10%に向けてPayPayやLINE Payなどのコード決済で知っておくべきこと

10月から消費税が10%となることを受けて、政府は中小売業者で5%、大手小売り業者で2%の還元を受けられる移行施策を実施する。還元対象になるのは、QR/コード決済のほか、クレジットカードや電子マネーなどのキャッシュレス決済だ。期間は2019年10月1日〜2020年6月30日までの9カ月間。

還元が受けられる小売店には図のようなマークが掲示されている

還元が受けられるのは、キャッシュレス・消費者還元事業に登録した小売店での決済のみ。同事業に登録済みであることを示すマークがない店舗では還元を受けらないので、対応店舗を探せる「ポイント還元対象店舗検索アプリ」が配布されているので活用しよう(iOSAndroid)。なお、一部の大手コンビニなどでは即時還元を実施しており、登録などは必要なく交通系ICカードやキャッシュカードで決済するだけで、その場で2%還元受けられる(大手なので5%還元にはならない)。

ここではQR/コード決済の各社の動きについてまとめた。QR/コード決済の場合、「キャッシュレス・消費者還元制度」での2〜5%の還元を受けるために事前登録の必要はない。還元されたポイントは自動的に残高に後日充当、もしくは即時充当・割引となる。充当される場合、期間限定や使用制限のポイントになる場合もあるが、日常的にコード決済を利用しているユーザーであれば特に気にしなくてもいいだろう。各社とも10月1日以降に5%以上の還元が受けられるキャンペーンを実施するが、還元上限額がキャッシュレス・消費者還元事業と各社のキャンペーンで異なるので注意したい。特に1万円以上の高額商品を購入する場合は、事前に還元上限額をチェックしておきたい。

関連記事
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PayPayは10月1日から2カ月間は最大10%還元、10月5日は特異日で20%還元

PayPayは10月1日〜11月30日まで「まちかどPayPay」と呼ばれるキャンペーンを実施する。1カ月あたりの還元上限は2万5000円、1回あたりの還元上限は1000円というキャペーンで、金融機関の口座からのチャージやヤフーカード(クレジットカード)経由のPayPay決済で5%の還元を受けられる。ヤフーカード以外は対象外となるので注意。還元されるのはPayPayボーナスで、1ポイント1円相当として使えるが、送金やわりかんの機能には使えない。PayPayボーナスは翌月20日ごろに付与される。

キャッシュレス・消費者還元制度と合わせると10%還元となるが、対象となるのは上のポスターやポップが掲示されている店舗に限られる。キャッシュレス・消費者還元事業の登録店舗であっても、このポスターなどがない店舗では2〜5%の還元になる。

忘れてはならないのは特異日の10月5日。この日は、PayPayのサービス開始1周年を記念して最大20%の還元が受けられる「PayPay感謝デー」となる。還元上限は、1回あたり1000円相当(1000ポイント)、1日あたりは5000円相当(5000ポイント)。対象店舗は消費者還元事業の対象店舗で、金融機関の口座などからの残高チャージした場合に20%、ヤフーカード(クレジットカード)の場合は19%、それ以外のクレジットカードの場合は対象外だ。さらに50回に1回の確率で決済金額の全額キャッシュバックが受けられる。抽選とはいえ還元上限は10万円なので、10月5日の大きな買い物はPayPayで決済したいところ。

PayPayではそのほか、10月4日〜10月22日までの期間中に対象のユニクロ店舗で税別990円のヒートテックインナー、もしくは税別790円の子供向けのヒートテックインナを1枚買うと、1人1回限り同じヒートテックインナー1枚がもれなく手に入るキャンペーンも実施する。

関連記事:PayPayが新施策、10月4日〜22日はヒートテック1枚買うともう1枚無料

LINE Payは10月18日から約半月は最大12%還元

LINE Payは前月の利用実績に応じて当月の還元額が変動するマイカラーという特典を用意しており、1万円未満はホワイトで0.5%、5万円未満はレッドで0.8%、10万円未満はブルーで1%、10万円以上はグリーンで2%の還元となる。キャッシュレス・消費者還元制度と合わせると通常でも5.5〜7%の還元となる。なお、QRコード決済、オンライン支払いの場合は即時還元、LINE Pay カード、QUICPay+の場合は翌月末に還元ぶんが付与される。

さらに、10月18日〜10月31日まで「誰でも最大12%戻ってくる!LINE Pay生活応援祭」というキャンペーンを実施予定だ。対象店舗はスーパー、ドラッグストアなど45社、約1万2250店。還元率は5%+マイカラー還元と通常と変わらないが、以下のスーパーマーケットに限っては10%還元+マイカラー還元を受けられる。期間中の還元上限は1000円相当(1000ポイント)。なお、ポイントは支払い時に即時還元される。

  • オーケー
  • サミットストア
  • 成城石井
  • 東急ストア
  • ベイシア
  • ライフ

d払いは10月14日まで20%還元

d払いは通常の割引制度はないので、特別なキャンペーンを実施していない期間はキャッシュレス・消費者還元制度の2〜5%の還元を受けられるのみ。ポイント還元されるのは翌々月だ。ただし、10月14日までは決済金額の20%を還元するキャンペーンを実施中だ。決済1回あたりの上限は1000円相当(1000ポイント)、キャンペーン期間中の還元上限額は3000円相当(3000ポイント)となる。そのほか、金土曜のみ5%アップするキャンペーン、ドコモ回線の料金をdカードで支払うなどの条件をクリアすると最大7%の還元が受けられるdポイントスーパー還元プログラムもある。

Origami Payは10月1日から約4カ月は8%即時還元

Origami Payはキャッシュレス・消費者還元制度に合わせて最大8%の還元キャンペーンを10月1日〜2020年1月31日まで実施する。キャッシュレス・消費者還元制度の2〜5%については最大還元2000円相当(2000ポイント)の即時還元、Origami Pay独自の3%還元は決済金額から最大還元3000円相当の即時還元となる。最大8%の還元を受けるには、金融機関からOrigami Payの残高チャージした場合のみ。クレジットカードからチャージした場合は6%(キャッシュレス・消費者還元制度5%+Origami Pay還元1%)となる。

楽天ペイは10月1日から約2カ月は対象店舗以外でも5%還元

楽天ペイでは、キャッシュレス・消費者還元制度に登録している事業者の規模は問わずに一律5%還元となる。さらに同制度の対象外、つまり冒頭のキャッシュレスのマークが掲示されていない店舗でも5%の還元を受けられるキャンペーンを実施する。その仕組みは、キャッシュレス・消費者還元制度に登録している大規模小売店やフランチャイズ点ではプラス3%、未登録店ではプラス5%を楽天ペイが補填し、どの店舗でも一律5%の還元になるように合わせている。注意したいのは事前のエントリーが必要な点。他社のキャンペーンが実際されていない場合、楽天ペイならコンビニエンスストアでも通常2%のところが5%還元となるのでお得だ。

au Payは10月14日まではセブン-イレブンで20%還元

au PAYも、キャッシュレス・消費者還元事業での2〜5%の還元を受けられる。これとは別に、au PAYでの支払いで0.5%(200円ごとに1ポイント)、税別月額499円のauスマートパスプレミアム会員がau PAYで支払う場合は1.5%(200円ごとに3ポイント)の還元があるので、合計還元率は実質2.5%〜6.5%となる。当初はauユーザーのみのクローズドなコード決済だったが、8月29日からはau回線を持たないユーザーでも利用可能になっている点に注目だ。

さらに10月1日〜10月14日は、セブン-イレブンで20%のキャンペーンを実施するので活用したいところ。期間中の還元上限は3000円相当(3000ポイント)。注意したいのは還元を受けるには事前エントリーが必要な点。そのほか、10月1日~10月31日の期間中にセブン銀行ATMからau WALLET 残高に1万円以上をチャージした場合に限り、抽選で5000名に1万円相当が当たるキャンペーンも実施する。具体的には1万円以上のチャージで1口の抽選権利が得られる。1万円未満のチャージは対象外だ。

au回線を利用しているユーザーは、税別月額499円のauスマートパスプレミアム会員に加入しておけば、10月と11月の3、13日、23日の「三太郎の日」に最大20%、月あたりの上限5000円相当(5000ポイント)の還元を受けられるキャンペーンもある。適用条件は少し複雑なので三太郎の日になったら見直しておくといいだろう。

しんきんPayアプリで口座管理からコード決済まで、全国の信用金庫がOrigami Payと包括連携

コード決済サービスを運営しているOrigamiは9月27日、自社イベント「Origami Conference 2019」を開催し、9月26日に各地域の信用金庫の口座と紐付けて残高管理やOrigami Payによるコード決済が可能になるアプリ「しんきんバンキングアプリ」のAndroid版をリリースしたことを明らかにした。これは同社が発表したオープンな金融プラットフォーム「Origami Network」の取り組みの一環だ。

しんきんバンキングアプリでは、画面右下のOrigami Payのボタンをタップすれば対象店舗でのコード決済が可能になる。実際にOrigami Payで決済すると、登録している信用金庫の口座から即時引き出しされる仕組みだ。

このようにOrigami Networkに加盟すれば、Origami Pay互換のコード決済機能などを各種アプリに融合できるようになる。

コード決済のOrigami Payが融資・投資・保険の事業展開へ、Origami Financial Services設立

コード決済サービスを運営しているOrigamiは9月27日、自社イベント「Origami Conference 2019」を開催し、融資や投資、保険などの金融サービスを取り扱う関連会社としてOrigami Financial Servicesを9月9日に設立したことを発表した。代表取締役社長にはヤフーで金融関連事業を担当後、ヤフー子会社のワイジェイFXで取締役を務めていた正木美雪氏が就任する。

Origami Financial Servicesで代表取締役社長を務める正木美雪氏

具体的なサービス開始は、必要な行政機関への登録後となるが、順次開始・拡大していくという。現在決まっているのは、11月にサービスを開始するOrigami Walletと、サービス開始未定ながらOrigami Walletにチャージした資金を街中で使いやすくするためのOrigami Card(詳細は未定とのことだがおそらくデビットカード)、後払いを可能にするOrigami Creditサービスも開始予定だ。さらに保険事業としてOrigai Insuranceも開始し、あいおいニッセイ同和損保、第一生命と連携するとのこと。

競合では、すでにLINE Payが独自の信用スコア「LINEスコア」などの情報を基にした少額融資サービスや各種保険サービス、100円から投資可能な「LINE証券」を始めている、メルペイも「メルペイあと払い」という少額融資サービスを4月から開始し、2020年初頭にはメルペイあと払いの分割払いも可能にする。競合からは少し遅れたがOrigami Payもコード決済を基軸にして各種金融サービスに事業を展開していく。

マネーフォワードでOrigami Payの決済データを取り込み可能に

コード決済サービスを運営しているOrigamiが9月27日に自社イベント「Origami Conference 2019」で発表した金融プラットフォーム「Origami Network」。

注目は、同日発表された14社の加盟社の中にマネーフォワードが入っていること。Origami Networkへの加盟によってOrigami Payでの決済履歴を同社の各種サービスに取り込むことが可能になる。同社は資産管理・家計簿アプリ「マネーフォワードME」を提供しているが、コード決済サービスで対応しているのは現在LINE Payのみ。マネーフォワードMEでOrigami Payのデータを扱えるようになれば、資産管理がよりスマートになるはずだ。

マネーフォワードMEがOrigami Payに対応する時期など、詳細は現在マネーフォワードに問い合わせ中で、回答が届き次第記事をアップデートする。

コード決済のOrigami Payが14社とアライアンス結成、すかいらーくや吉野家、そしてマネーフォワードが加盟

コード決済サービスを運営しているOrigamiは9月27日、自社イベント「Origami Conference 2019」を開催し、金融プラットフォーム「Origami Network」を発表した。

すかいらーくや吉野家、第一生命、マネーフォワードなど14社をパートナーとして、加盟店ネットワークや決済機能の提供、決済データの還元を行う。今後は、企業独自のポイントを利用できる機能や顧客管理(CRM)機能をオープン化する。

注目は、マネーフォワードがパートナーに入っていること。マネーフォワードの資産管理・家計簿アプリ「マネーフォワードME」は現在、コード決済サービスではLINE Payの管理にしか対応していないが、Origami Networkへの加盟によってOrigami Payでの決済履歴を取り込めるようになる確率が高い。詳細は13時30分からの発表会を受けて随時追記する。

  • エスパルス
  • 大分フットボールクラブ
  • 大垣共立銀行
  • カフェ・カンパニー
  • すかいらーくホールディングス
  • 第一生命
  • 東京証券取引所
  • 公益財団法人・浜松・浜名湖ツーリズムビューロー
  • Peach Aviation
  • FiNC Technologies
  • フジテレビジョン
  • ペイミー
  • マネーフォワード
  • 吉野家

消費税10%前のラストウィーク、9月23日からのキャッシュレス生活はPayPayで買いだめ

来週火曜日の10月1日から消費税が10%になることもあり、LINE Payと楽天ペイを除き、主要各社が大規模なキャンペーンを展開している。メルペイは本人確認未完了、もしくはメルペイあと払い未体験のユーザーに向けた50%還元、Origami Payはヤマダ電機グループ各店舗での初回利用時に限った10%還元を実施している。注意したいのは在庫のない商品を購入する場合、納品日(決済日)が10月を過ぎると消費税が10%になってしまう点。

10月からは国が実施する2〜5%の還元施策が2020年6月まで利用できるので、QR/バーコード決済や交通系をはじめとする電子マネー、クレジットカードなどで決済すれば2%の増税ぶんは相殺できる。とはいえ、ストックできる商品は増税前に各社のキャンペーンを利用して買いだめしたほうがおトクだ。早速、増税前のラストウィークの戦い方を見ていこう。

日用品や衣類は週末10〜14時にPayPayで最大10%還元のまとめ買い

PayPayが実施する月替わりの還元キャンペーン「ワクワクPayPay」の9月の内容は、毎日10〜14時にスーパーマーケットで最大10%の還元が受けられるというもの。平日が仕事でスーパーマーケットに行けないビジネスパーソンも安心してほしい。PayPayのキャンペーンは土日も有効だ。土日の食料品の買いだめはもちろん、大規模スーパーなら衣類や日用品なども5〜10%の還元を受けられることがある。トイレットペーパーやティッシュペーパー、各種洗剤、シャンプー、ペットフード、レトルト食品、調味料、即席ラーメンなどはこのチャンスに最大限買いだめしておきたい。

なお、1回の決済の還元上限額は1000円なので1万円までのまとめ買いで最大の還元を受けられる。期間中の9月30日までの累計還元上限額は3万円なので、会計を1万円ごとに分ければ30回の買いだめチャンスがある。

PayPayはスーパーマーケットでの利用に力を入れており、ここ最近だけでも西友やイトーヨーカドー、東急ストア、ライフ、東武ストアなどの大手を取り込んでいる。なお還元が受けられるかどうかは店舗によって異なるので、事前にPayPayアプリで最寄り店舗が対象かどうかをチェックしよう。

なお適用条件はほかのコード決済に比べると複雑なので注意してほしい。金融機関の口座もしくはYahoo!マネー、Yahoo!カードからチャージした場合は5%の還元を受けられるが、Yahoo!カード以外のクレジットカードからチャージした場合は0.5%しか還元を受けられない。

最大の還元を受けるには、PayPay残高を金融機関の口座やYahoo!マネーからチャージしつつ、月額498円のYahoo!プレミアム会員に入会、もしくはソフトバンクかワイモバイルの回線を利用するという追加条件がある。この条件に適合すれば10%還元だ。

コンビニでは迷わずd払いで20%還元

先週に引き続き、買いだめ以外の買い物はd払いのキャンペーンを利用したい。1回の還元上限1000円相当、期間中の還元総額上限3000円相当の20%還元だ。期間は10月14日23時59分まで。ポイントは2020年2月16日まで使える期間・用途限定のdポイントとして、2019年12月16日以降に順次還元される。毎回のことだがエントリーを絶対忘れないように。忘れると還元はまったく受けられない。

金土曜にネット店舗でプラス5%の還元が受けられるキャンペーンを併用すると総還元率は25%となる。NTTドコモの回線料金をdカードで支払う、dマーケットを利用するなどの諸条件を満たすことで最大7%の還元を受けられる「dポイントスーパー還元プログラム」も利用可能だ。

対象店舗はd払いに対応するリアル店舗のほか、Amazonのオンラインショッピングサイトも含まれる。なお、オンラインストアでは、ラクマ(旧フリル)、無印良品ネットストア、はがきデザインキット、スマホで年賀状2019、宅配型収納CARAETO(カラエト)などは還元対象外となるので注意。

いろいろ考えるのが面倒なら、金土曜にネット店舗で5%還元アップになるキャンペーンにエントリーしたうえで、Amazonで4000〜5000円の商品を3個を1個ずつ分けて購入し、1回の上限額、期間中の累計上限額をすべて獲得してしまおう。なお、d払いはドコモ回線を利用しているユーザーはもちろん、auやソフトバンク、MVMOの回線を利用しているユーザーでも利用できる。今回のキャンペーンとは別に、d払いを初めて利用する場合は1000円ぶんのdポイント還元が受けられるので、このタイミングで登録しておくといいだろう。

d払いが使えない店舗は迷わずJCB-QUICPay

JCBが発行しているクレジットカードを持っているなら、JCBカードを紐付けたQUICPay決済で受けられる20%還元キャンペーンにエントリーしておこう。エントリーすると、12月15日まで最大上限1万円ぶんの還元が受けられる。つまり、5万円ぶんを買い物すれば1万円がキャッシュバックされる。

対象となるのはJCBが発行したクレジットカードやプリペイドカード、デビットカードを所持している利用者。カード裏面のカード発行元がJCB、もしくはJCBの会員サイト「My JCB」に登録・ログインできるカードであればOKだ。発行元がよくわからない場合、キャンペーンサイトにアクセスして応募できるかどうかをチェックすればいい。なお、LINE PayのJCBプリペイドカードは残念ながら対象外となる。

実際に還元が受けられるのは、JCBカードを紐付けたApple PayやGoogle PayでのQUICPay支払いのみで、JCBカード自体を使った決済は対象外なので注意。このキャンペーンは家族会員のカードも対象になる点に注目。夫婦の一方が家族カードを使っている場合、そちらのカードでもエントリーを済ませておけば20%還元を受けられる。つまり、本会員カードと家族カードでそれぞれ5万円ぶん使えば、それぞれ1万円の還元を受けられるわけだ。

このJCBのキャンペーンは期間が12月15日までと長いので急いで使う必要はない。12月15日までのキャンペーン期間中の利用金額を集計して、その金額に応じて20%還元、還元上限額1万円をキャッシュバックされるからだ。とはいえ、5万円前後の買い物の予定があるなら消費税が10%になる前に購入しておいたほうがお得だ。

なお、みずほ銀行の口座を持っている場合は、このJCBのキャンペーンのみずほ版ともいうべき20%の還元キャンペーンを受けられるので以下の記事を参考にしてほしい。

関連記事:9月のキャッシュレス決済まとめ、とりあえずPayPayとJCB-QUICPayを併用

コード決済やJCB-QUICPay決済が使えない店舗は迷わずAMEXカード

アメリカン・エキスプレスのマークが付いたクレジットカードを持っている場合は、9月30日まで実施されている20%還元キャンペーンを活用しよう。こちらも事前エントリーが必要だが、上限額2000円の還元が受けられる。つまり、アメックスブランドのカードで1万円を使うと最大の還元となる。本会員はもちろん、別途エントリーすれば家族会員も対象となる。

上記8都道府県以外は「OTHER CITIES」から検索しよう

事前登録先着20万名限定で、対象店舗は全国3万5000店舗。対象店舗マップでは、北海道、東京、神奈川、愛知、京都、大阪、兵庫、福岡、その他の都市(OTHER CITIES)で分類されているので、この8都道府県以外は「その他の都市」で調べる必要がある。

対象店舗はめちゃくちゃ多い

注目は、アメックス以外が発行するアメックスブランドのクレジットカードにもキャンペーンが適用される点。具体的には以下のとおり。残念ながら楽天カードが発行するアメックスカードは対象外だ。

  • アメリカン・エキスプレス・インターナショナル
  • クレディセゾン(提携するカード発行会社ならびにフランチャイジー会社を含む)
  • 三菱UFJニコス(提携するカード発行会社ならびにフランチャイジー会社を含む)
  • エムアイカード

ヤマダ系量販店の初Origamiで10%還元、買い物マラソンも可

Origami Payは、ヤマダ電機、ベスト電器、マツヤデンキ、ツクモ、キムラヤのヤマダ電機グループ系家電量販店で9月30日まで10%還元キャンペーンを実施している。上限還元額は3000円なので、3万円の買い物で最大の還元を受けられる。10%還元の条件は、初めてOrigami Payを使う店舗。10%還元は何店舗でも適用されるので、初めてOrigami Payを使う店舗をハシゴすれば、それぞれの店舗で最大10%、上限3000円の還元を受けられる。前述したように在庫のない商品や発送日が10月以降になる商品を購入する場合、消費税が10%になることがあるので店舗に確認しておこう。

メルペイで本人確認未完了やあと払い未経験なら50%還元

メルペイは決済金額の50%相当が戻ってくる「増税前にまとめ買い!半額ポイント還元!キャンペーン」を9月18日〜30日に実施する。還元上限は3000円相当なので、6000円を使うと最大の還元を受けられる。ただし、メルペイを使い込んでいる人は対象外。

対象となるのは、期間中に金融機関の口座との連携、もしくは「アプリでかんたん本人確認」で本人確認を完了した利用者。そのほか、すでに本人確認が完了していても、メルペイの「お店でのあと払い設定」で「メルペイあと払い」に初めて変更した利用者が対象になる。期間中に初めて本人確認を済ませた利用者はメルペイ残高とメルペイあと払いの両方、期間中に初めてメルペイあと払いでの支払いを設定した利用者はメルペイあと払いのみが還元対象となる。いずれも、バーコード、iD、ネットの各決済方法を利用できる。

成城石井なら9月27日からLINE Payで最大250円還元

LINE Payは9月27日~10月3日の期間中限定で、東京都、埼玉県、神奈川県、静岡県、愛知県、大阪府、兵庫県の成城石井69店舗でLINE Payのコード支払いで決済すると18%還元、還元上限額250円相当のキャンペーンを実施する。マイカラーの還元(0.5〜2%)を含めると最大20%還元となる。18%還元の場合、1388円の決済で最大の還元を受けられる。

くら寿司やアルペン、ブックオフ、カラ鉄なら楽天ペイで10%還元

事前エントリーが必要だが、楽天ペイでは、くら寿司、スポーツ用品を扱うアルペングループ、古書販売のブックオフ、ドラッグストアのくすりのアオキとサツドラ、オーダースーツのダンカンで10%還元のキャペーンを実施中だ。近くにくすりのアオキやサツドラがあるなら楽天ペイで日用品を買いだめしておこう。そのほかカラオケの鉄人でも10%還元が受けられる。

9月16日からのキャッシュレス生活は基本d払いで時々OrigamiとPayPay、JCB-QUICPayも

9月14日からd払いの20%還元キャンペーンが始まった。今回はキャンペーン期間が10月14日までの約1カ月と長く、コンビニなどでの少額決済の積み重ねであっても期間中の上限額である3000円ぶんの還元を受けやすい。9月第3週(9月15日〜21日)は基本的にはd払いをメインのキャッシュレス決済として考えればいいが、Origami Payやメルペイのキャンペーンも始まったのでここで整理しておく。

とりあえずd払いで20%還元

前述したように、9月第3週は基本的にd払いのキャンペーンを利用しよう。1回の還元上限1000円相当、期間中の還元総額上限3000円相当の20%還元だ。期間は10月14日23時59分まで。ポイントは2020年2月16日まで使える期間・用途限定のdポイントとして、2019年12月16日以降に順次還元される。毎回のことだがエントリーを絶対忘れないように。忘れると還元はまったく受けられない。

金土曜にネット店舗でプラス5%の還元が受けられるキャンペーンを併用すると総還元率は25%となる。NTTドコモの回線料金をdカードで支払う、dマーケットを利用するなどの諸条件を満たすことで最大7%の還元を受けられる「dポイントスーパー還元プログラム」も利用可能だ。

対象店舗はd払いに対応するリアル店舗のほか、Amazonのオンラインショッピングサイトも含まれる。なお、オンラインストアでは、ラクマ(旧フリル)、無印良品ネットストア、はがきデザインキット、スマホで年賀状2019、宅配型収納CARAETO(カラエト)などは還元対象外となるので注意。

いろいろ考えるのが面倒なら、金土曜にネット店舗で5%還元アップになるキャンペーンにエントリーしたうえで、Amazonで4000〜5000円の商品を3個を1個ずつ分けて購入し、1回の上限額、期間中の累計上限額をすべて獲得してしまおう。なお、d払いはドコモ回線を利用しているユーザーはもちろん、auやソフトバンク、MVMOの回線を利用しているユーザーでも利用できる。今回のキャンペーンとは別に、d払いを初めて利用する場合は1000円ぶんのdポイント還元が受けられるので、このタイミングで登録しておくといいだろう。

10~14時でのスーパー利用はPayPayで5〜10%還元

PayPayが実施する月替わりの還元キャンペーン「ワクワクPayPay」の9月の内容は、
毎日10〜14時にスーパーマーケットで最大10%の還元が受けられるというもの。

PayPayはスーパーマーケットでの利用に力を入れており、ここ最近だけでも西友やイトーヨーカドー、東急ストアなどの大手を取り込んでいる。なお還元が受けられるかどうかは店舗によって異なるので、事前にPayPayアプリで最寄り店舗が対象かどうかをチェックしておきたい。

PayPayはスーパーマーケットで強い

なお適用条件はほかのコード決済に比べると複雑なので注意してほしい。金融機関の口座もしくはYahoo!マネー、Yahoo!カードからチャージした場合は5%の還元を受けられるが、Yahoo!カード以外のクレジットカードからチャージした場合は0.5%しか還元を受けられない。

最大の還元を受けるには、PayPay残高を金融機関の口座やYahoo!マネーからチャージしつつ、月額498円のYahoo!プレミアム会員に入会、もしくはソフトバンクかワイモバイルの回線を利用するという追加条件がある。この条件に適合すれば10%還元だ。

スーパーマーケットはアルコール類やカップラーメン、レトルト製品、お菓子などがコンビニエンスストアよりもかなり安価なので、まとめ買いしておくといい。

ヤマダ系量販店の初Origamiで10%還元、買い物マラソンも可

Origami Payは、ヤマダ電機、ベスト電器、マツヤデンキ、ツクモ、キムラヤのヤマダ電機グループ系家電量販店で9月30日まで10%還元キャンペーンを実施している。上限還元額は3000円なので、3万円の買い物で最大の還元を受けられる。10%還元の条件は、初めてOrigami Payを使う店舗。10%還元は何店舗でも適用されるので、初めてOrigami Payを使う店舗をハシゴすれば、それぞれの店舗で最大10%、上限3000円の還元を受けられる。

d払いが使えない場合はJCB-QUICPay

JCBが発行しているクレジットカードを持っているなら、JCBカードを紐付けたQUICPay決済で受けられる20%還元キャンペーンにエントリーしておこう。エントリーすると、12月15日まで最大上限1万円ぶんの還元が受けられる。つまり、5万円ぶんを買い物すれば1万円がキャッシュバックされる。

対象となるのはJCBが発行したクレジットカードやプリペイドカード、デビットカードを所持している利用者。カード裏面のカード発行元がJCB、もしくはJCBの会員サイト「My JCB」に登録・ログインできるカードであればOKだ。発行元がよくわからない場合、キャンペーンサイトにアクセスして応募できるかどうかをチェックすればいい。なお、LINE PayのJCBプリペイドカードは残念ながら対象外となる。

実際に還元が受けられるのは、JCBカードを紐付けたApple PayやGoogle PayでのQUICPay支払いのみで、JCBカード自体を使った決済は対象外なので注意。しかも、このキャンペーンは家族会員のカードも対象になる。夫婦の一方が家族カードを使っている場合、そちらのカードでもエントリーを済ませておけば20%還元を受けられる。つまり、本会員カードと家族カードでそれぞれ5万円ぶん使えば、それぞれ1万円の還元を受けられるわけだ。

ただし、このJCBのキャンペーンは期間が12月15日までと長いので急いで使う必要はない。12月15日までのキャンペーン期間中の利用金額を集計して、その金額に応じて20%還元、還元上限額1万円をキャッシュバックされるからだ。

なお、みずほ銀行の口座を持っている場合は、このJCBのキャンペーンのみずほ版ともいうべき20%の還元キャンペーンを受けられるので以下の記事を参考にしてほしい。

関連記事:9月のキャッシュレス決済まとめ、とりあえずPayPayとJCB-QUICPayを併用

コード決済や電子マネー決済が使えない店舗ではAMEXカード

アメリカン・エキスプレスのマークが付いたクレジットカードを持っている場合は、9月30日まで実施されている20%還元キャンペーンを活用しよう。こちらも事前エントリーが必要だが、上限額2000円の還元が受けられる。つまり、アメックスブランドカードで1万円を使うと最大の還元となる。本会員はもちろん、別途エントリーすれば家族会員も対象となる。

上記8都道府県以外は「OTHER CITIES」から検索しよう

事前登録先着20万名限定で、対象店舗は全国3万5000店舗。対象店舗マップでは、北海道、東京、神奈川、愛知、京都、大阪、兵庫、福岡、その他の都市(OTHER CITIES)で分類されているので、この8都道府県以外は「その他の都市」で調べる必要がある。

対象店舗はめちゃくちゃ多い

注目は、アメックス以外が発行するアメックスブランドのクレジットカードにもキャンペーンが適用される点。具体的には以下のとおり。残念ながら楽天カードが発行するアメックスカードは対象外だ。

  • アメリカン・エキスプレス・インターナショナル
  • クレディセゾン(提携するカード発行会社ならびにフランチャイジー会社を含む)
  • 三菱UFJニコス(提携するカード発行会社ならびにフランチャイジー会社を含む)
  • エムアイカード

メルペイで本人確認未完了やあと払い未経験なら50%還元

メルペイは決済金額の50%相当が戻ってくる「増税前にまとめ買い!半額ポイント還元!キャンペーン」を9月18日〜30日に実施する。還元上限は3000円相当なので、6000円を使うと最大の還元を受けられる。ただし、メルペイを使い込んでいる人は対象外。

対象となるのは、期間中に金融機関の口座との連携、もしくは「アプリでかんたん本人確認」で本人確認を完了した利用者。そのほか、すでに本人確認が完了していても、メルペイの「お店でのあと払い設定」で「メルペイあと払い」に初めて変更した利用者が対象になる。期間中に初めて本人確認を済ませた利用者はメルペイ残高とメルペイあと払いの両方、期間中に初めてメルペイあと払いでの支払いを設定した利用者はメルペイあと払いのみが還元対象となる。いずれも、バーコード、iD、ネットの各決済方法を利用できる。

さらに、このキャンペーンの直前の9月17日までは「増税前に!一年分まるっとプレゼントキャンペーン」を実施中。毎日10名に抽選で、「トイレットペーパー」「ティッシュ」「洗濯用洗剤」など消費財1年ぶん相当のポイントをプレゼントするというもの。対象となるのは、メルペイでiDでの支払い設定を済ませている利用者。条件を満たしていればエントリーの必要はなく自動的に抽選対象となる。9月16日の抽選では洗濯用洗剤 1年ぶん(6000ポイント)、9月17日の抽選ではシャンプー 1年ぶん(9600ポイント)が、それぞれ10名にプレゼントされる。

9月も後半に突入し、消費税10%前の駆け込み需要を狙ったさまざまなキャンペーンが各社から出そろってきた。気になるのは9月に大きな動きがないLINE Pay。消費税10%になる10月以降は、キャッシュレス決済を対象とした政府主導の2〜5%還元キャンペーンが始まることを考えると、ここで存在感を示してシェアを拡大しておく必要がある。おそらくLINE Payは、9月下旬に大きなキャンペーンを準備しているのだろう。とはいえ、各社が続々と9月のキャンペーンを開始しているので、期待値のハードルはかなり高くなっている。

Origami Payがビックカメラグループ限定の最大3000円引きクーポン配布、買い物マラソン可能

コード決済サービスを提供しているOrigamiは8月9日、ビックカメラとコジマ、ソフマップの全店舗で使える最大3000円引きのクーポンを8月10日から配布する。クーポンは8月18日まで利用可能だ。

最大3000円の割引となるのは、Origami Payを初めて利用するビックカメラグループの店舗で税込3万円以上を決済した場合のみ。税込3万円未満の場合は決済金額の10%が即時還元される。つまり2万の決済だと割引額は2000円になる。

このクーポンの注目は、Origami Payを初めて使う店舗なら何度でも使えること。合計金額が3万円を超える家電などを購入する際は、複数の店舗に分けて決済したほうが割引額が増える。ビックカメラでは日用品や酒類を販売している店舗もあるのでで、家電以外のでも有効に活用できる。

8月に使うべきコード決済、前半はメルペイ70%還元、後半はd払い20%還元

7月はセブン&アイ・ホールディングスの独自コード決済である7payが、別の話題で大いに盛り上げてくれたQR/バーコード決済。セブン-イレブンを皮切りにデニーズやイトーヨーカドーなどのグループ店舗に7payが波及すれば大きな勢力になると期待されたが、早々に自滅してしまった。とはいえ7payが導入されたおかげで長らくコード決済を静観していたセブン&アイ・ホールディングスがようやく動き、セブン-イレブン各店でPayPayとLINE Pay、メルペイが利用可能になったのは7payの大きな功績だ。

7月はキャンペーン系だと、d払いほぼ一択だったので迷う場面は少なかった。d払いもしくは(ドコモのdカードに紐付いた)iDの決済で通常20%還元、金土曜は25%還元、ドコモユーザーで諸条件をクリアすればさらにプラス最大7%還元という大盤振る舞いのキャンペーンだった。では、8月はどう戦えばいいのか。

8月11日まではメルペイあと払いで最大70%還元

既報のとおり、メルペイは8月11日まで「あと払い」限定ながら還元上限1500円の最大70%の還元キャンペーンを実施中だ。ただし対象は18歳以上に限られ、あと払いの手数料が月額300円必要になる。。メルペイ加盟店では通常50%だが、吉野家(一部店舗を除く)、マクドナルド、セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソン、デイリーヤマザキ、ミニストップ、ポプラグループでは70%の還元となる。

関連記事:メルペイ70%還元の対象店舗拡大、主要コンビニやマクド、吉野家も

吉野家なら牛丼並盛が実質114円、マクドナルドではバリューランチのダブルチーズバーガーセットが実質165円で食べられる。iPhone 7以降のスマートフォンを使っている場合は、コード決済のほかApple Payに登録したメルペイのiD(iDプリペイド)も利用可能だ、iDは、イオングループやイトーヨーカドーなどのスーパーマーケットやショッピングモール、やまやなどの酒類販売の専門店などでも使えるので、惣菜やアルコール類なら実質の代金はコンビニより安いこともあるので、使い分けるのがいいだろう。

メルペイあと払いの還元上限に達したらPayPayでランチタイム最大20%還元

メルペイあと払いによる50〜70%還元キャンペーンの還元上限金額は1500円相当(メルペイ残高1500ポイント)なので、2100〜3000円ぶんを使うとそれ以上の還元は受けられない。メルペイの還元上限額を使い切ったあとはPayPayを利用しよう。11時〜14時の時間限定となるが、金融機関の口座からのチャージなど10%還元、ソフトバンク/ワイモバイルユーザー、もしくはYahoo!プレミアム会員なら20%還元となるキャンペーンを実施中だ。1回の還元上限額は10%還元の対象者で1000円ぶん、20%還元の対象者で2000円。1カ月の累計還元上限額はいずれも3万円ぶんだ。

対象店舗は、PayPayでの支払いが可能な全国の飲食店やスーパーマーケットなど。飲食店については、グルメ検索サービス「Retty」を利用すれば見つけやすい。ちなみに対象となるスーパーマーケットでは、首都圏ではOKストアやロピアが入っている。両社とも低価格をウリにしたスーパーなので、10%、20%の還元は家計を多いに助けるはずだ。

対象店舗は少ないが楽天ペイで10%還元も

楽天ペイは9月2日まで10%の還元キャンペーンも実施している。対象店舗は、スギ薬局/ジャパン、JR博多シティ(アミュプラザ博多、アミュエスト、デイトス、デイトス アネックス、いっぴん通り)、東急ハンズ、島村楽器、ジャンカラ、サンキュードラッグ、ファーストキッチン/ウェンディーズ・ファーストキッチン、サイクルスポット、東京駅一番街(東京キャラクターストリート、東京おかしランド)と限られているのが残念。なお、楽天カードを所持している場合は、これ以外の対象店舗で常時5%の還元を受けられる(内1%は楽天カード側の還元)。いずれも事前にキャンペーンサイトでのエントリーが必要なのをお忘れなく。

ウエルシアグループのドラッグストアなら8月7日までOrigami Payで計1000円割引

ドラッグストアチェーンのウエルシアグループ各店、ウエルシア、ハックドラッグ、ダックス、B.B.ON、ハッピー・ドラッグ、マルエドラッグ、MASAYA、金光薬品(一部店舗を除く)であれば、8月7日までOrigami Payで最大500円の割引クーポンが2回使える。具体的には税込み10円以上の決済で利用できる50%還元のクーポンなので、1000円程度の買い物にOrigami Payを使うと合計1000円の割引となる。

8月12日はPayPayか楽天ペイで5〜20%還元

メルペイのキャンペーンが終了した翌日は、いまのところ大型のキャンペーンは告知されていない。前述した、11時〜14時限定で10〜20%還元を実施しているPayPayか、10%還元を実施している楽天ペイを利用しよう。

8月13日以降のコンビニ利用はd払いで20%還元

d払いは7月に続き、8月13日からも20%還元を敢行する。還元上限は5000円相当(5000ポイント)で、有効期限3カ月限定の特別ポイントとなる。今回はコンビニ利用に限られるが、セブン-イレブン以外の大手コンビニが対象だ。なお、アプリにからの事前エントリーが必須なので忘れないように。なお、ドコモ回線の料金をdカードで支払う、dマーケットを利用する、DAZN for docomoやDisney DELUXEに加入するなどの条件をクリアすれば、最大7%、計27%還元を受けられる。利用できるコンビニは、ローソン、ローソン100、ファミリーマート、ポプラ、生活彩家、くらしハウス、スリーエイト、ミニストップ。

8月13日以降のコンビニ以外の利用はPayPayと楽天ペイ

8月はLINE Payがまだキャンペーンを発表していないので、いまのところ8月13日以降にコンビニ以外でコード決済を利用するなら、前述のPayPayと楽天ペイだろう。

なおau PAYは、3日、13日、23日の3が付く日に還元上限額5000円ぶんの最大20%還元を受けられるが、税別月額499円のauスマートパスプレミアム会員でないと適用されないうえ、そもそもau PAYはau回線を契約していないと使えないなど、だれでもすぐに使える条件ではないので除外した。

家電量販店でOrigami Payを初めて使えば最大3000円割引、店舗違えば何回でも

Origamiは6月12日から「オリガミで、家電。」キャンペーンを開催する。これは対象の家電量販店で最大3000円の割引が受けられるキャンペーンで、期間は6月25日まで。

対象となるのは、エディオン、ケーズデンキ、ビックカメラ、ヤマダ電機の各グループ。グループなので、エディオンの場合は100満ボルト、ビックカメラの場合はソフマップやコジマ、ヤマダ電機の場合はベスト電器、マツヤデンキ、ツクモも対象となる。ヨドバシカメラは対象外なので要注意。

具体的には、決済金額の10%を割り引くという内容で、1万円の決済だと1000円、1万5000円だと1500円だ。そして、3万円以上の決済になると一律3000円割引となる。割り引かれるのは税込金額からの10%。なお、セゾンポータルアプリ/UCポータルアプリ内のOrigami Payの決済は適用外となる。

決済金額の10%、最大3000円の割引を受けられるのは、過去に一度もOrigami Payを使ったことがない店舗に限られ、割引が受けられるのも初回の1回のみ。

しかし、過去に一度もOrigami Payを使ったことがない店舗をハシゴすれば、各店舗で初めて決済した際に決済金額の10%、最大3000円の割引を受けられる。他店舗、他チェーンでの「買い物マラソン」が可能なのだ。ヤマダ電機グループは、このキャンペーンと同日の6月12日からOrigami Payに対応する。

6月から始まる各種Pay祭まとめ

5月後半は、PayPayの「第2弾100億円キャンペーン」が終了し、LINE Payも恒例の「Payトク祭」を実施しなかったため、コード決済業界にとっては小休止の期間だった。

ただしこの期間には、LINEの友だちからキャンペーン用のLINE Payボーナスを受け取ることで、1人あたり1000円相当が必ずもらえる「全員にあげちゃう300億円祭」が開催され、原資300億円のうちすでに200億円近くが利用されたことが判明。

本来ならこの祭りは5月29日で終了の予定だったが、1000円ぶんのLINE Payボーナスを受け取る際に必須の本人確認処理を、サーバー混雑のため完了できないユーザーが続出。あと100億円が尽きるまで開催期間を延長することが発表された。まだ1000円ぶんを受け取っていないユーザーは早めに入手しておきたい。

さて本日から6月に突入。コード決済の2大プレーヤーである、PayPayとLINE Payがそれぞれ還元キャンペーンを開始する。ここでは、そのほかのコード決済会社を含めて6月に開催される各種キャンペーンをまとめた。

■6月9日までは基本LINE Pay
6月9日23時59分まではLINE Payが15.5%以上の還元が受けられる「Payトク!!!」を実施中なので、最優先で利用したい。コンビニなどでコード決済の場合はさらに3%上乗せされ、最低でも18.5%還元となる。最大の20%還元を受けるには、LINE Payの前月利用実績に応じて還元される「マイカラー」がグリーン(前月10万円以上を利用)のユーザーのみだ。なお、前月のLINE Pay額が5万円以上の場合はブルーで1%還元、1万円以上の場合はレッドで0.8%還元、1万円未満の場合はホワイトで0.5%となる。

注意したいのは、今回のキャンペーンからはLINE Payカードが対象外になった点。LINE Pay対応と表記されていないオンラインストアでも使えるLINE Payバーチャルカード、一般的なJCB加盟店で利用できるLINE Payプラスチックカードで決済しても還元は受けられない。つまり、LINE Payカードを使ったモバイルSuicaチャージ、Amazonギフト券購入という技は使えないのだ。なお、LINEが内蔵するスターバックスコーヒーのバーチャルカードへのチャージはオンライン決済と同じ扱いになるので15.5〜17%の還元が受けられる。

■6月10日以降もドラッグストア以外はLINE Pay
6月9日でLINE Payのキャンペーンは終了するが、LINE Payでは7月末までコード決済に限り3%還元が受けられるほか、マイカラーでの0.5〜2%還元もある。つまりコード決済なら合計3.5〜5%の還元を受けられる。特にコンビニはほとんどがコード決済なので「コンビニならLINE Pay」と頭に叩き込んでおこう。

■ソフトバンク系サービス加入者は6月1日からドラッグストアでPayPay
PayPayが6月から始める還元キャンペーン「ワクワクPayPay」の第1弾はドラッグストア限定で実施される。こちらも最大で20%還元となるが、条件が厳しいので注意が必要だ。金融機関の口座からチャージしたPayPay残高、もしくはYahoo!カードを使って対象のドラッグストアで決済した場合は10%還元となる。

つまり、6月9日までは最低でも15.5%の還元を受けられるLINE Payを使ったほうがお得になる。一方、ソフトバンク回線、ワイモバイル回線のどちらかと契約しているスマホでPayPay決済した場合や、PayPayのアカウントに紐付けているYahoo IDがYahoo!プレミアム会員の場合、金融機関の口座からチャージしたPayPay残高での決済なら20%還元、Yahoo!カード経由の決済なら19&還元となるので、対象ユーザーは積極的に利用したい。

対象となるドラッグストアは多岐にわたる。大手で対象外なのは、マツモトキヨシ、ぱぱす、コスモスドラッグ、ウェルパークなど。具体的な対象店舗は以下のとおりで、下図には入っていないがツルハドラッグも滑り込みセーフの5月31日にPayPay対応となった。

6月10日以降のドラッグストア決済は基本PayPay
6月末までは前述のPayPayキャンペーンが有効なので、LINE Payのキャンペーン終了する6月10日以降は「ドラッグストアならPayPay」と覚えてこう。6月10日以降、LINE Payは3.5〜5%の還元(コード決済の場合)、PayPayは10〜20%の還元となる。

■6月10日以降の薬王堂の決済は楽天ペイ
楽天ペイは、6月1日から7月1日までドラッグストアチャーンの「薬王堂」限定で15%ポイントバックキャンペーンを実施中。これはPayPayキャンペーンの10%を超える還元率だ。ただし、おなじみの事前エントリーが必要で、ほかのコード決済に比べるとひと手間かかるのが残念。

■ダイソーではPayPay
現在は広島県の一部の店舗のみの対応だが、100円ショップのDAISO(ダイソー)でPayPayを使える。特にキャンペーンなどは実施されていないが、PayPayで支払うと会計金額の3%が割り引かれる。100円の商品は、実質税込105円、税別97円ぐらいになるのでお得だ。ダイソーを運営する大創産業は、今後全国の店舗をPayPayに順次対応させていく予定とのこと。今後の展開スケジュールは未定とのことだが、近くのダイソーにPayPayのステッカーやのぼりを見かけたら必ずPayPayで決済しよう。

■アパマンショップでOrigami Payの500円クーポンを確保
全国展開している不動産チェーンの「アパマンショップ」が、6月1日からOrigami Payの決済に対応した。そして8月31日までの期間限定で、アパマンショップで家賃5000円以上の部屋を探したユーザーにもれなく500円相当のクーポン券を配布するキャンペーンを実施中だ。引っ越しを考えているユーザーは、アパマンショップでの部屋探しがお勧め。この500円クーポンは、510円以上の決済に利用できる。対象店舗は、アパマンショップはもちろん、そのほかのOrigami Pay対応店舗で使える。つまり、松屋や吉野家でも利用可能だ。

Origamiが不動産チェーンに進出、6月1日からアパマンショップで500円クーポンもらえる

Origamiは、同社のコード決済サービス「Origami Pay」が6月1日から大手不動産チェーンの「アパマンショップ」で利用可能になることを発表した。

同社が全国展開の不動産チェーンで提供する初の事例になるとのこと。アパマン対応を記念して、8月31日までは家賃5000円以上の部屋をアパマンショップで探した利用者に、その場で500円クーポンが配布される。探すだけでよく、契約する必要はない。

具体的には、Origamiアプリの「クーポン」ボタンから「キャンペーンQRコードをスキャン」を選択し、アパマンショップ各店内に設置してあるQRコードをスキャンすることでクーポンを取得できる。家賃5000円未満の部屋を探すほうが難しいので、実際のところは部屋を探せばもれなく500円クーポンがもらえる。

このクーポンは、アパマンショップはもちろん、全国のOrigami Pay対応店舗の510円以上の決済時に使える。会社帰りにアパマンに寄って部屋を探し、そのあと吉野家や松屋でクーポンを使って軽く一杯もありだ。

関西圏のキャッシュレス加速へ、JR西日本系28施設約3000店がコード決済対応

西日本旅客鉄道は5月20日、同社の連結子会社13社が運営するショッピングセンター28施設内の約3000店舗で、スマホによるコード決済に対応することを発表した。5月21日より「天王寺ミオ」と「和歌山ミオ」でPayPayとLINE Payが利用可能になる。

6月には「アルビ大阪」「アルビ住道」「エスト」「アルデ新大阪」などでほかのコード決済サービスを含めて順次利用可能となる。8月以降は大阪と富山、岡山、島根、鳥取の全施設と広島のさんすて福山、9月以降は兵庫の全施設と広島のエキエ、10月以降は京都の全施設、そして2020年2月に石川と福井の全施設、計28施設が導入する予定だ。具体的には以下の28施設

  • 大阪府
    天王寺ミオ(天王寺SC開発)
    アルビ大阪(JR西日本大阪開発)
    アルビ住道(JR西日本大阪開発)
    エスト(JR西日本大阪開発)
    アルデ新大阪(新大阪ステーションストア)
    ルクア大阪(JR西日本SC開発)
  • 兵庫県
    リブ(神戸SC開発)
    プリコ六甲道(神戸SC開発)
    プリコ三ノ宮(神戸SC開発)
    プリコ神戸(神戸SC開発)
    プリコ垂水(神戸SC開発)
    ピオレ明石(神戸SC開発)
    プリコ西明石(神戸SC開発)
    ピオレ姫路(神戸SC開発)
  • 和歌山県
    和歌山ミオ(和歌山ステーションビルディング)
  • 京都府
    ポルタ(京都ステーションセンター)
    ザ・キューブ(京都駅観光デパート)
  • 富山県
    マリエとやま(富山ターミナルビル)
    とやマルシェ(富山ターミナルビル)
  • 石川県
    金沢百番街(金沢ターミナル開発)
    プリズム福井(金沢ターミナル開発)
  • 岡山県
    岡山一番街(山陽SC開発)
    さんすて岡山(山陽SC開発)
    さんすて倉敷(山陽SC開発)
  • 広島県
    さんすて福山(山陽SC開発)
    エキエ(中国SC開発)
  • 鳥取県
    シャミネ鳥取(JR西日本山陰開発)
  • 島根県
    シャミネ松江(JR西日本山陰開発)

対応するコード決済は、PayPay、LINE Pay、Origami Pay、メルペイ、d払い、au PAY。そのほか中国系のアリペイ、WeChat Payも使える。併せて電子マネー決済も導入し、SuicaやICOCAをはじめとする交通系ICカードのほか、iD、QUICPay、nanaco、PiTaPa、楽天Edy、WAONが利用可能になる。

なお、今回のコード決済と電子マネー決済に併せて導入されるのが、NTTデータが提供するクラウド型総合決済プラットフォーム「CAFIS Arch」。決済端末本体と電子マネー/クレジットカード/デビットカードの認証端末、コード決済用のハンディーリーダーで構成される。

イオン系コンビニのミニストップがQRコード決済全方位対応ヘ

ミニストップは5月8日、QRコード(バーコード)決済サービスの拡充を発表した。従来の楽天ペイ、PayPay、LINE Pay、d払い、WeChat Pay、Alipay、auPAYに加え、5月10日からは全店舗でメルカリ子会社のメルペイ、Origami Payに対応する。いずれもコード決済も、店舗側がスキャナーで利用者のバーコードを読み込んで決済する「ストアスキャン」方式となる。なおOrigami Payについては、4月25日からの順次対応を進めていた。
メルペイ、Origami Payに対応したことでミニストップは、大手コンビニではローソンに次ぐ種類のQRコード決済が利用可能になった。ちなみにローソンは、上記の決済方法に加え、QUOカードPayに対応している。当初はファミリーマートが先行していた印象があるが、ファミリーマートで使えるコード決済は、楽天ペイ、PayPay、LINE Pay、d払い、WeChat Pay、Alipayのみだ。

そのほかの大手コンビニの対応状況を見ると、最大手のセブン-イレブンはiD経由でのメルペイやJCBブランドのLINE Payカードでの決済は可能だが、コード決済はいまのところ非対応。ヤマザキデイリーストアも非対応。セイコーマートは、LINE Pay、PayPay、楽天ペイ、Origami Payの対応となっている。

果たしてミニストップでは、どのコード決済が最も使われるのだろうか。ここで忘れてはならないのは、ミニストップは小売業日本一であるイオンの連結子会社であるということ。現在イオンでは、首都圏と山梨県の一部店舗でPayPay決済を導入しているが、今後コード決済サービスではどの陣営に回るのか気になるところだ。ミニストップでの全方位対応は、今後の動きを見極めるための一種のベンチマークなのかもしれない。

独自経済圏を中心にすさまじい普及率を誇る電子マネーWAONを擁するイオンをもってすれば、どの陣営にも属さず、独自のコード決済サービスを導入するという勝ち筋もある。こちらの動きも目が離せなくなってきた。

GW明けもキャッシュレス決済が熱い、Origamiで松屋の牛めし並が半額に

Origamiは5月7日、松屋フーズが運営する、牛めしの「松屋」、とんかつの「松のや」「松乃家」「チキン亭」、カレーの「マイカリー食堂」、天ぷらの「ヽ松(てんまつ)」、ステーキの「ステーキ屋松」など1139店舗を対象にしたキャンペーンの実施を発表した。

5月8日〜14日の1週間、税込300円以上をOrigami Payで決済すると毎回190円割引となる。松屋のプレミアム牛めし(並)の場合は還元率は50%、つまり半額相当で食べられる。190円÷20%=950円なので、松屋などで950円未満のメニューを食べるなら、PayPayの20%還元よりも還元率は高い。

なお、セゾンポータルアプリの「セゾンOrigami Pay」およびUCポータルアプリの「UC Origami Pay」での決済はキャンペーン対象外となるので注意。

Origamiといえば、牛丼の吉野家で唯一使えるコード決済サービスだったが、4月に松屋フーズとの連携を発表していた。GW後に節制を強いられるビジネスパーソンにとってはうれしいニュースだ。

平成最後のプレミアムキャッシュレスフライデーまとめ、PayPay20%還元は還元上限1万円に

4月26日は、平成最後のキャッシュレスフライデーだ。10連休前、月末、金曜日という3つ高いハードルを乗り越えて15時に退社できる人がどれほどいるのか疑問だが、コード決済各社は本日限定でさまざまな施策を発表しているので、ここでまとめておこう。

PayPay

PayPayは先月同様、「プレミアム“キャッシュレス”フライデー」に、時間限定キャンペーン「4月26日はプレフラPayPay!」を4月26日の15~18時まで実施する。期間中にPayPay加盟店の飲食店で、PayPay決済を利用すると支払額の最大20%のPayPayボーナスが付与される。1回あたりの還元上限額、累計の還元上限額はいずれも1万円。5万円を決済すれば最大限の還元を受けられるので、複数人での宴会がお勧め。同時並行で開催されている「第2弾100億円キャンペーン」では1回の還元上限額が1000円だが、こちらは1万円にアップする点に注目だ。

注意したいのは、20%還元を受けられるのは、銀行口座もしくはYahoo!マネーからチャージした場合のみ。Yahoo! JAPANカードとPayPayを紐付けて支払った場合は19%、Yahoo! JAPANカード以外のクレジットカードを紐付けて支払った場合は10%となる。

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Origami Pay

Origamiは、4月26日限定で還元上限1000円の20%割引クーポンを3枚もらえる。また4月26日15〜18時の間にOrigami Payで決済した場合は、1枚限定でプラス100円オフのクーポンが付与される。この100円オフのクーポンは5月31日まで使える。そのほか、モンテローザグループの各店舗で初めてOrigami Payで決済した場合に限り、最大630円の還元を受けられるキャンペーンも並行開催されている。

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d払い/LINE Pay

d払いは20%還元の「dポイント スーパーチャンス【+20%ポイント還元】」、LINE Payは15.5%以上、コード払いの場合は18.5%以上が還元されるの「平成最後の超Payトク祭」といったキャンペーンを実施中だが、4月26日限定の特典は用意されていない。

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楽天ペイは、特定の店舗での10%還元、au PAYは食べログ掲載店での5%還元とau WALLETポイントのチャージで10%増量などのキャンペーンを実施中だが、積極的に使う必要はないだろう。

福岡でのキャッシュレス決済が加速、大型商業施設がメルペイやOrigami Payを導入

福岡を拠点に九州各地の商業施設やオフィスビルなどを運営する福岡地所が、各種キャッシュレス決済を同社直営の5つの商業施設に導入することを発表した。メルペイOrigami PayPringなどがプレスリリースを公開しており、以下の施設で利用できる。

  • キャナルシティ博多(福岡市博多区)
  • マリノアシティ福岡(福岡市⻄区)
  • リバーウォーク北九州(北九州市小倉北区)
  • 木の葉モール橋本(福岡市⻄区)
  • パークプレイス大分(大分市、5月導入予定)

キャッシュレス決済は、コンビニや飲食店などの全国チェーン店への導入は一段落した感があるので、今後は運営会社を通じた大型商業施設への一括導入という事例も増えてくるのではないか。