ECサイト制作サービスのSTORES、開設したネットショップでPayPay決済が可能に―実店舗とECの融合(OMO)実現

ECサイト制作サービスのSTORESがPayPayと連携、開設したネットショップでPayPay決済が可能に―実店舗とECの融合(OMO)実現

商売のデジタル化を支援するhey(ヘイ)は3月29日、ネットショップ開設サービス「STORES」(ストアーズ)において、キャッシュレス決済サービスのPayPayと連携したことを発表した。今回の連携により、STORESで開設したネットショップでは、従来のクレジットカード、コンビニ決済、銀行振込、キャリア決済などに加えて、PayPayでの決済も可能となったECサイト制作サービスのSTORES、開設したネットショップでPayPay決済が可能に―実店舗とECの融合(OMO)実現

heyは、2021年6月に実店舗オーナー・従業員へのアンケート調査を実施(n=444)。その結果「実店舗とネットショップの両方を運営している」「今後、両方を運営していきたい」と回答した事業者は82%に上り、同社は実店舗とネットショップを融合したマルチチャネル化、OMO(Online Merges with Offline)化の動きが進みつつあると指摘。今回、中小規模の店舗でも多数の導入実績を持つPayPayと連携したことで、今後も双方の特性を活かし「実店舗とネットショップの融合」を支援することで、より多くの中小事業者の成長に貢献できるようサービスを展開していきたいという。

ECサイト制作サービスのSTORESがPayPayと連携、開設したネットショップでPayPay決済が可能に―実店舗とECの融合(OMO)実現

PayPayは登録ユーザー数4500万人以上、加盟店数355万カ所以上のキャッシュレス決済サービス(店舗やタクシーなど、PayPay登録カ所数の累計。2021年12月時点)。

STORESは、ASPカート型のネットショップを開設できるサービス。ひな型となるデザインテンプレートを多数提供し、ウェブサイトデザインやネットワーク関連の知識がなくともECサイトを作ることが可能。商品の予約販売機能、電子チケットの販売機能、顧客管理機能なども備えており、中小事業者を中心に利用されている。

ドトールコーヒーのグループ店舗約1200店がPayPayやd払いなど9種類のコード決済サービスを3月導入

ドトールコーヒーは3月1日、全国のドトールグループ約1200店舗にコード決済を導入します。導入するのは、「PayPay」「d払い」「楽天ペイ」「au PAY」「メルペイ」「QUOカードPay」「ゆうちょPay」「Alipay」「WeChat Pay」。

導入店舗は、ドトールコーヒーショップ、エクセルシオール カフェ、カフェ レクセルなどの約1200店舗。

これまでにもドトールグループの店舗では、ハウスプリペイドカードの「ドトール バリューカード」「アプリ」をはじめ、交通系電子マネー(一部を除く)、クレジットカード、非接触型電子マネーの決済サービスを導入していました。

ドトールコーヒーによると、すでにドトールグループ店舗のキャッシュレス決済比率は、政府が目標に掲げる割を超えているとのこと。新たに9つのコード決済サービスを導入することで、利便性向上を図るほか、客と店員との接触機会を減らす考えです。

Engadget日本版より転載)

関連記事
ドトールが3月2日よりNFC-A/Bの非接触決済を導入、VisaやMastercardなど主要ブランドを網羅

カテゴリー:フィンテック
タグ:AlipayWeChat Pay / 微信支付(製品・サービス)au PAYキャッシュレス決済(用語)QR・バーコード決済(用語)d払いドトールコーヒーPayPayメルペイ(製品・サービス)楽天ペイ日本(国・地域)</

タクシー配車サービスの「DiDiモビリティジャパン」が52億円調達、ソフトバンクグループとのシナジー強化

タクシー配車アプリの「DiDiモビリティジャパン」が52億円調達、ソフトバンクグループとのシナジー強化

DiDiモビリティジャパンAndroid版iOS版)は1月18日、ソフトバンクとDidi Chuxing(滴滴出行。ディディチューシン)より総額52億円の資金調達を1月15日に完了したと発表した。

今回の資金調達により、PayPayをはじめとしたソフトバンクグループ企業とのシナジー強化、乗客の移動の利便性向上および、タクシー事業者の営業効率や売上の向上を実現する新たなプロダクト開発、日本におけるタクシーアプリのさらなる浸透に向けたマーケティング投資を行い、日本の消費者とタクシー業界の方々へ新しい価値の提供を目指す。

DiDiモビリティジャパンは、日本においてタクシー事業者や関係省庁などと連携し、革新的なタクシー配車プラットフォームサービスを提供することを目的として、ソフトバンクとDidi Chuxingからの出資により2018年6月設立。2018年9月より大阪でタクシー配車サービスを開始し、現在は北海道、東京、神奈川、大阪、福岡、沖縄など14の都道府県でサービスを展開している。

関連記事

ソフトバンクがリードするラウンドでDiDiの自動運転開発子会社が540億円調達
中国Didiはほどなく自律運転配車を運用開始、2021年までには中国外への展開も狙う
トヨタが650億円超を出資しDidiとモビリティサービスの合弁会社を設立
ソフトバンクが滴滴出行と合弁会社を設立ーータクシー配車プラットフォーム提供へ

カテゴリー:モビリティ
タグ:資金調達(用語)ソフトバンク / SoftBank(企業)Didi / 滴滴出行DiDiモビリティジャパンPayPay日本(国・地域)

PayPay加盟店に関する営業情報に不正アクセス、最大2000万件が影響の可能性

PayPay加盟店に関する営業情報に不正アクセス、最大2000万件が影響の可能性

PayPayは12月7日、外部からの連絡に基づき、同社管理サーバーにある、加盟店に関する営業情報のアクセス履歴について2020年12月1日に調査したところ、11月28日にブラジルからのアクセス履歴を1件確認、12月3日までに遮断する措置を実施したと発表した。影響を受けた可能性のある最大件数は約2000万件(20,076,016件)。現時点で、これらの情報が利用された事実はないとしている。

原因は、当該情報へのアクセス権限の設定不備で、不備のあった期間は2020年10月18日~12月3日。アクセス履歴のあった情報は、以下の通り。

  • 加盟店の店名、住所、連絡先、代表者名、代表者生年月日、契約日、売上振込先、営業対応履歴
  • 加盟店営業先の店名、住所、連絡先、代表者名、営業対応履歴
  • PayPay従業員の氏名、所属、役職、連絡先
  • PayPayパートナー・代理店の社名、連絡先、担当者名、売上振込先
  • 加盟店向けアンケート回答者の氏名、電話番号、メールアドレス

加盟店管理システムにおいて、アクセスモニタリングやシステム変更時の監視を強化、今回の事象を重く受け止め再発防止に努めるとしている。

関連記事
PayPayミニアプリ拡充を促進する「PayPay Accelerator Program」が参加スタートアップ募集
セブン-イレブンが10月から公式アプリにPayPay採用へ、独自コード決済の夢潰える
ZホールディングスおよびZフィナンシャルが金融サービスを「PayPay」ブランドに統一
PayPayがオンライン診断のオンライン決済に対応、調剤薬局の服薬指導にも使える
Uber EatsでPayPay決済が可能に、5月4日開始の大阪と京都を皮切りに順次全国対応
PayPayが経費精算クラウド「SAP Concur」と連携、PayPayで支払ってPayPayで受け取れる

カテゴリー:セキュリティ
タグ:PayPay日本(国・地域)

PayPayミニアプリ拡充を促進する「PayPay Accelerator Program」が参加スタートアップ募集

PayPayミニアプリ拡充を促進する「PayPay Accelerator Program」がスタートアップ募集

PayPayYJキャピタルEast Venturesは、スタートアップ企業を対象に、参加企業の成長支援と「PayPay」(Android版iOS版)のミニアプリ機能拡充を目的とした「PayPay Accelerator Program」の提供および参加企業の募集を開始した。募集締め切りは2020年12月4日23:59。開催期間は2021年1月〜2021年4月(予定)。

「PayPay Accelerator Program」

PayPay Accelerator Programは、PayPay、YJキャピタル、East Venturesの3社が協同で提供するプログラム。参加スタートアップ企業に対し、PayPayによる技術的支援、YJキャピタルおよびEast Venturesによるビジネス面におけるメンタリングサポートを実施する。参加対象となるスタートアップ企業は、業種は問わず、アーリーステージの企業が対象。

同プログラムで完成したプロダクトは、アカウント登録ユーザー数3300万人以上(2020年10月19日時点)が利用するPayPayのミニアプリとして提供できる。

なお、企業が自社サービスをミニアプリとして提供するには、「PayPay for Developers」で加盟店登録を行い、所定の審査に通過した場合のみ可能。また同プログラムにおいては、最終成果報告会において承認されたサービスにつき、ミニアプリとして提供を開始する予定。

PayPayミニアプリ拡充を促進する「PayPay Accelerator Program」がスタートアップ募集

  • 主な対象: 自社提供のプロダクトがすでにある、アーリーステージのスタートアップ企業
  • 条件: 決済と関係するサービスであれば業種は不問。プロダクトローンチ済み(β版やプロトタイプでも可)、シリーズBに未到達のステージ(株式などの資金調達累積2億円未満が目安)、売上または資本金がある(6ヵ月以上の運転資金)。個人での応募も可能だが、DemoDayまでには法人登記が完了していることが必要。またミニアプリ化を目指すプログラムのため、チームにはエンジニアがいることが条件となる
  • 募集締切: 2020年12月4日23:59
  • 開催期間: 2021年1月〜2021年4月(予定)
  • 応募方法: PayPay Accelerator Program内のPayPay Accelerator Programエントリーフォームより応募

「PayPay for Developers」でミニアプリに関するオープンAPI提供

またPayPayは、10月26日より開発者向けツール「PayPay for Developers」上でミニアプリに関するオープンAPIの提供を開始。APIドキュメントを公開しているほか、11月10日19:00から開発者向けWebinarを開催予定としている。

PayPay for Developersは、ECサイト・アプリなどオンラインサービスの決済システムとして「PayPay」を導入できる開発者向けツール。

ミニアプリとは、PayPayのパートナー企業が提供するサービスの予約や商品の注文・支払いなどのサービスを、パートナー企業のアプリをダウンロードすることなく、PayPayアプリ内で利用できる機能。現在、「PayPayモール」「PayPayフリマ」「タクシー配車」「ボーナス運用」「お金を借りる」「Uber Eats」の6つのミニアプリが「PayPay」で利用できる。

PayPayミニアプリ拡充を促進する「PayPay Accelerator Program」がスタートアップ募集

このミニアプリのオープンAPIにより、ミニアプリで自社サービスを展開したい企業側での開発が可能となり、PayPayをプラットフォームとして活用できるようになる。またPayPayは、決済という機能を超えて様々な企業サービスと連携することで、これまでよりもスピーディーに、より多くの企業のサービスをミニアプリとして提供し、ユーザーの利便性をますます向上させるとしている。

さらにPayPayは、オープンAPIを公開するだけでなく、PayPay Accelerator Program提供により、スタートアップ企業の先進的な技術、斬新なアイディアとのシナジーで、ユーザーの生活をもっと豊かで便利にする「スーパーアプリ」化を促進するミニアプリの提供・拡充を目指すという。

関連記事
セブン-イレブンが10月から公式アプリにPayPay採用へ、独自コード決済の夢潰える
ZホールディングスおよびZフィナンシャルが金融サービスを「PayPay」ブランドに統一
PayPayが各種ECサイト向けに決済APIを公開、リアルタイムデモ環境も提供
PayPayがオンライン診断のオンライン決済に対応、調剤薬局の服薬指導にも使える
Uber EatsでPayPay決済が可能に、5月4日開始の大阪と京都を皮切りに順次全国対応

カテゴリー: フィンテック
タグ: PayPay日本

セブン-イレブンが10月から公式アプリにPayPay採用へ、独自コード決済の夢潰える

ソフトバンクグループでキャッシュレス事業を展開しているPayPayは8月11日、10月以降にセブン‐イレブンの公式アプリ内からPayPayを利用できるようにすると発表した。もちろんセブン‐イレブンでは、10月以降もクレジットカードや交通系ICカード、各種コード決済サービスなど、PayPay以外のキャッシュレス決済も引き続き使える。

具体的には、「セブン‐イレブン」アプリ上にPayPay用の支払いバーコードが表示され、国内のセブン‐イレブン店舗にて決済が可能になる。注目はこのバーコードで、アプリ会員コードの提示で得られるバッジやセブンマイル(税抜200円購入で1マイル)と、PayPay残高を使った支払いで得られるPayPayボーナス(支払額の最大1.5%)を同時に受け取ることが可能な点。一方、「セブン‐イレブン」アプリ上のPayPayのバーコードはセブン-イレブン専用仕様のため、ほかの店舗では使えないので注意。

「セブン‐イレブン」アプリでのPayPay残高へのチャージは、セブン銀行ATMを利用する。セブン銀行ATMはほとんどのセブン‐イレブン店舗内に設置されているので、現金を持っていればチャージに困ることはないだろう。別途「PayPay」アプリを同じスマートフォンにインストールして設定・登録を済ませている場合は、銀行口座などからのチャージも可能だ。

PayPay残高は共有されるとはいえ、正直いって2種類のPayPayを使い分けるのは面倒極まりないが、近所でよく使うコンビニがセブンイレブンであればうれしいニュースだ。「セブン‐イレブン」アプリ上のPayPay決済で、各種特典がもれなく得られるという省力化メリットは大きい。

セブン-イレブンは、昨年7月に独自のコード決済サービス「7pay」をデビューさせたが、セキュリティ対策が甘く不正利用事件が発生。2カ月後の9月に事業を停止した苦い思い出がある。今回、PayPayの決済機能を独自バーコードとして公式アプリに取り込んだのは、もともと7payで計画されたものだったかもしない。

とはいえ7payが問題なく事業展開していても、大量の資金を投入したキャンペーン施策でシェア急拡大を進めたPayPay、そしてZホールディングスとLINEの大型合併により、将来的にPayPayとLINE Payが統合もしくは連携する可能性を考えると、単独で事業を成立させるのは難しかったはずだ。対抗馬として残っているのは、NTTドコモとメルカリの連携によるd払い/メルペイ陣営しかない状態で、セブン‐イレブンがPayPay経済圏に加わるのは無難な選択肢だったのだろう。

ZホールディングスおよびZフィナンシャルが金融サービスを「PayPay」ブランドに統一

Zホールディングス Zフィナンシャル PayPay

Zホールディングス(ZHD)、Zフィナンシャル(ZF)は7月31日、2020年秋以降順次、ZHD傘下またはZHDが出資する金融事業会社6社の社名、およびサービス名を「PayPay」ブランドに統一すると発表した。

ZHD傘下のヤフーが出資するPayPayのスマホ決済サービス「PayPay」は、累計ユーザー数が2020年6月時点で3000万人を突破。ヤフーは、提供するオンラインサービスへのPayPay決済の導入や「PayPayボーナスライト」などの特典の付与、eコマースサービスのPayPayフリマやPayPayモール開始など、昨年よりPayPayと強固に連携することで、PayPayユーザーを取り込み、コマース事業の成長を加速させているという。

今回、銀行・クレジットカード・保険など、ZHD傘下またはZHDが出資する金融事業会社が提供する金融サービスについてもPayPayとの連携を強化し、金融事業を成長させていくとともに、わかりやすい名称とするため社名やサービス名をPayPayブランドに統一することを決定した。

ZHD傘下またはZHDが出資する金融事業会社6社の社名および、各社が提供するサービス名は、2020年秋以降順次PayPayブランドを冠した社名・サービス名に変更、または新サービスとして開始する予定。社名変更については、各社株主総会により承認可決されること、および必要に応じ所管官公庁の許認可等が得られることを条件として実施される予定。

Zホールディングス Zフィナンシャル PayPay

ZHDのグループ企業は、検索・eコマース・決済・旅行など、調べる・買う・支払う・予約するといったユーザーのアクションを促す数多くの「場」を提供。ZHDは、これら「場」において、ユーザーがアクションを起こす際のニーズに沿った最適な金融商品もあわせて提案する「シナリオ金融」構想の拡充を目指す。

シナリオ金融構想の実現により、ユーザーにおいては金融商品の購入や申し込みをする際の利便性が向上するとともに、ZHDグループにおいては金融商品の販売強化に加え、サービスを提供するeコマースなどの「場」自体の魅力向上にもつながるとしている。

またPayPayとの連携を強化し、PayPayが掲げるユーザーの生活を便利にする「スーパーアプリ化」構想の実現に向け、PayPayアプリにおいて「ローン」や「保険」といったZHDグループの金融サービスの提供を拡充していく予定。

このほか、今秋よりPayPayカードのキャンペーンをはじめ、ブランド統一にあわせ各種キャンペーンを順次実施する予定という。

関連記事
PayPayが各種ECサイト向けに決済APIを公開、リアルタイムデモ環境も提供
PayPayがオンライン診断のオンライン決済に対応、調剤薬局の服薬指導にも使える

PayPayが各種ECサイト向けに決済APIを公開、リアルタイムデモ環境も提供

ソフトバンクグループでキャッシュレス決済サービスを開発・運営するPayPayは7月29日、各種ECサイトにPayPayでの決済機能を埋め込めるAPIを開発者向けに公開した。開発者向けサービス「PayPay for Developers」も利用可能になる。

PayPay for Developersは、ECサイトとPayPayの決済APIの連携した際の挙動をセキュアな状態でリアルタイムにデモで確認できる環境を用意。そのほか、ウェブペイメントネイティブペイメント動的ユーザースキャンアプリコールの機能もECサイトに搭載できる。

PayPay for Developers

ウェブペイメント機能

ウェブペイメントでは、スマートフォンやPCなどの異なる端末や、アプリ経由やブラウザー経由など異なる環境での決済への柔軟対応を実現する。利用者がPC(ウェブブラウザ)を使っている場合はサイト上にPayPayの支払い画面表示し、利用者がQRコードをPayPayアプリで読み取ることで決済が完了する。もしくは、ウェブブラウザ上で利用者がPayPayアカウントにログインして決済することも可能だ。スマートフォンで利用する場合は、ECサイトでの支払い時にPayPayを選ぶとPayPayアプリが起動し、アプリ上で決済が可能になる。

PayPay for Developers

ネイティブペイメント機能

ネイティブペイメントは、「Yahoo!ショッピング」や「PayPayモール」などで利用されている決済方式。ECサイト側がPayPayアカウントを自社サービスのアカウントに連携させることで利用できる。アカウント連携が完了していれば、アプリの起動やQRコードの読み取り、PayPayアカウントへのログインなどは不要で、ECサイトのアカウントを使ってそのままPayPay決済ができる。具体的には、ECサイト内でPayPay残高を確認でき、購入する商品の金額にPayPay残高が足りていればそのまま決済できる。残高が足りていない場合はスマートフォンのPayPayアプリなどでチャージすれば、ECサイト側にも即時反映される(一度、決済前の画面に戻って、決済手段の再設定が必要な場合もある)。

PayPay for Developers

動的ユーザースキャン機能

動的ユーザースキャンは、PayPay決済を可能にするQRコードをウェブサイト上などに動的に表示する機能。タブレットやテレビ画面、自動販売機で支払うケースが想定されている。また、請求書の支払い方法としてQRコードの印刷が必要な場合などにも利用できる。

PayPay for Developers

アプリコール機能

アプリコールは、スマートフォンでの決済時に各種ECサイトからPayPayアプリを呼び出せる機能だ。

PayPayの決済APIやPayPay for Developersを利用するには、開発者登録と加盟店申し込みが必要となる。開発者登録を済ませることで、Sandbox環境でAPI接続時のシナリオとコードスニペットを確認できる「PayPay Lab」が使えるほか、開発用のユーザーIDとパスワードを使って開発環境内でPayPayアプリを利用可能になる。API接続時のエラーハンドリングができる「PayPay Resolve」などのツールも用意されている。

新型コロナウイルスの蔓延でECサイトの需要が高まっているが、これまでバーコード/QRコード決済はクレジットカード決済に比べて大幅に出遅れていた。PayPay for DevelopersによってPayPayの決済APIが公開されることで、今後ECサイト上でのコード決済が広まっていくことに期待したい。

PayPayがオンライン診断のオンライン決済に対応、調剤薬局の服薬指導にも使える

コード決済サービスを提供するPayPayは6月1日、ビデオ通話を利用したオンライン診療や服薬指導に対する支払いをPayPayで決済できるようになったことを明らかにした。

オンライン診療はこれまで一部の診療科目の再診でしか認められていなかったが、新型コロナウイルスの蔓延に伴う感染防止の観点から、厚生労働省が特例的に初診でのオンライン診断を認めている。現在は特例とはいえ、将来的には一般化する確率が高いだろう。

具体的には、PayPay加盟店の医療機関や調剤薬局は、ビデオ通話を通じて診察や服薬指導を行ったあと、画面越しに患者に向けてオンライン診療専用のPayPayのQRコードを提示することで、その場で決済可能になる。

年商10億円未満の医療機関や調剤薬局は、オンライン決済システムの導入の開発費や初期費用がかからず、決済システム利用料も2021年9月まで無料で利用できる(2020年4月1日以降新たに加盟店になる年商10億円以上の法人の場合は有料)。患者側が注意したいのは、決済できるのはPayPay残高のみで、PayPay経由のクレジットカード払いには対応していない点。

同社では現在、既存加盟店向けにオンライン診療用QRコード決済の利用申し込みページを設けているほか、PayPayを導入していない医療機関や調剤薬局に向けて新規加盟店申し込みページも用意している。

なお、PayPayでは一部の医療機関で対面診察の支払いに対応しているが、現金決済以外の手段を用意していない医療機関はまだまだ多く、キャッシュレス化はあまり進んでいない。個人経営の医院やクリニックなどはクレジットカードの高い手数料を嫌って現金オンリーにしているところも多く、高齢者や子供連れの母親が診療費を現金で持ち歩く必要があるのは防犯上も好ましくない。入院費などは数万円から数十万円と高額になることも多いのだ。

PayPayには今回のオンラインの診療や服薬指導のオンライン決済はもちろん、手数料無料期間の延長などの施策を駆使して中小医療機関へのPayPayの導入と積極的に進め、キャッシュレス化を劇的に進めてほしいところだ。

PayPayがネット通販で最大1000%還元を6月開催、1万円購入で10万円相当が当たるかも

コード決済サービスを提供しているPayPayは5月8日、オンラインの対象加盟店でPayPayで決済すると、決済金額の最大10倍(1000%)のPayPayボーナスを付与する「ペイペイジャンボ(オンライン)」キャペーンを6月から開始することを明らかにした。期間中の付与上限は10万円相当。1等が購入金額の10倍にあたる1000%還元、2等が購入金額相当がそのまま戻ってくる100%還元となる。当たりの数は1等が1500本、2等が1万5000本。

なお抽選に外れても、オンラインの対象加盟店でPayPay決済すればPayPayボーナスの10%還元が受けられる「6月はオンラインがお得!最大10%戻ってくるキャンペーン」も同時開催する。こちらの期間中の付与上限は5000円相当。両キャンペーンともPayPay残高以外での決済はキャンペーンの対象となるので注意しよう。

対象店舗などの詳細はキャンペーンページで後日告知するとしている。

ジャパンネット銀行が新型コロナ対策で2カ月間利息なしのビジネスローンを発表、ヤフーグループ加盟店を支援

ネット専業銀行であるジャパンネット銀行は4月28日、ビジネスローンの新規契約者を対象に、 契約月から2カ月後の月末までを無利息期間とするキャンペーンを開始した。利息ぶんを該当の普通預金口にキャッシュバックすることで実質利息なしになる。

ジャパンネット銀行はヤフーの連携子会社。そのヤフーの親会社であるZホールディングスは、同社の子会社および関連会社が提供する、Yahoo!ショッピング、ヤフオク!、PayPayの加盟店などに向けて本キャンペーンを案内・事業支援していくとのこと。もちろん、加盟店以外の事業者も同キャンペーンを利用できる。

なお、すでにヤフー出店者専用、freee会員専用、USS会員専用などの提携ローンを組んでいる事業者はキャンペーン対象外だが、このビジネスローンを新規に申し込んでキャッシュバックを受けることは可能だ。

同行のビジネスローンは24時間ネットから審査申込が可能で、審査後に通過すれば利用限度額の範囲内で何度でも繰り返し借り入れできる。新型コロナウイルスの蔓延で資金繰りが厳しい事業者にとっては利便性が高い。

ビジネスローンの概要は以下のとおり。

  • ビジネスローン(法人向け・個人事業主向け)
  • 申込期間:2020年6月30日まで
  • 契約期限:2020年7月31日
  • 対象者:申込期間中にビジネスローン(法人向け・個人事業主向け)を新規で申し込み、契約期限までに契約が成立した事業者

なお、以下の条件に当てはまる場合はキャッシュバックの対象外となるので注意したい。

  • 無利息期間中に一度でも延滞があった場合
  • キャッシュバック時にビジネスローンを解約した場合
  • 不正利用、 利用規約違反など総合的判断により対象外と判断した場合

Uber EatsでPayPay決済が可能に、5月4日開始の大阪と京都を皮切りに順次全国対応

Uber Eatsは4月28日、新たな決済方法としてPayPayに対応することを発表した。5月4日以降に大阪と京都、5月8日以降に東京、千葉、埼玉を除くすべてのサービス提供エリア、5月15日に残りの東京、千葉、埼玉で利用できるようになる。

決済方法は、注文商品の画面で支払い方法をPayPayに変更するだけ。今後はPayPayと共同でPayPayアプリ内からUber Eatsを呼び出せるミニアプリ化の計画もある。

ソフトバンクグループはUberに出資しており、PayPayはソフトバンクグループとヤフーの合弁会社。ソフトバンクのエコシステムがさらに拡がった。

PayPayが経費精算クラウド「SAP Concur」と連携、PayPayで支払ってPayPayで受け取れる

ソフトバンクグループでコードを使ったキャッシュレス決済を開発・運営しているPayPayは1月28日、出張・経費管理クラウドサービスを展開するコンカーとのサービス連携を発表した。

2020年4月以降、経費の支払いにPayPayを使えば、経費申請から精算金の受け取りまでをキャッシュレスで処理できる。具体的には、経費をPayPayで支払った際のレシートとPayPay上の支払い履歴があれば、レシートをConcurアプリで撮影・申請するだけで経費精算処理が完了する。あとは経理担当者が申請されたデータを確認して、内容に間違いがなければ精算金額をPayPayに振り込むという流れになる。

Concurではこれまでも、専用のスマートフォンアプリでレシートや領収書を読み込むとOCRによって金額などを自動入力でき、撮影されたレシートと読み取られた金額といった情報を基に精算処理を進められた。また、法人向けクレジットカードと紐付けておけば、法人向けクレジットカードで利用した経費を自動的にConcurに取り込む機能もあった。

Concurは、ヤフージャパンのほか東京海上日動、ファーストリテイリング、オムロン、キリン、ブリジストン、リコーなど大企業への導入実績がある。経費精算にPayPayが使えるとなると、これまでキャッシュレス決済に手を出してこなかったビジネスパーソンへの訴求にもつながりそうだ。気になるのは還元キャンペーン中に決済した場合に還元されるPayPayボーナスが誰のものになるのか。マイルのように個人に還元されるとうれしい。

10月第1週のキャッシュレス生活はd払いメイン、10月5日とユニクロはPayPay

いよいよ10月1日から消費税が10%になる。政府は中小売業者で5%、大手小売り業者で2%の還元を受けられる移行施策を実施する。還元対象になるのは、QR/コード決済のほか、クレジットカードや電子マネーなどのキャッシュレス決済だ。期間は2019年10月1日〜2020年6月30日までの9カ月間。

還元が受けられる小売店には図のようなマークが掲示されている

現金払いの場合、軽減税率などややこしいことを考えながらの買い物が必要だが、キャッシュレスなら増税ぶんの2%はもちろんのこと、それ以上の還元を受けられるので使わない手はない。QR/バーコード決済各社の消費税10%に対する取り組みや、利用者が知っておくべきことは以下にまとめているが、ここでは10月第1週に絞って、使うべきキャッシュレス決済方法をチェックした。

関連記事

基本は20%還元のd払いで間違いなし

9月に引き続き基本的にd払いのキャンペーンを利用するのが最も還元率が高い。1回の還元上限1000円相当、期間中の還元総額上限3000円相当の20%還元だ。期間は10月14日23時59分まで。ポイントは2020年2月16日まで使える期間・用途限定のdポイントとして、2019年12月16日以降に順次還元される。毎回のことだがエントリーを絶対忘れないように。忘れると還元はまったく受けられない。すでにキャンペーン開始か半月以上が経過しているため、期間中の還元総額上限の3000円相当、つまりd払いで1万5000円以上使ってしまったという場合は、ほかの決済手段を考える必要がある。

d払い上限を使い切った場合はJCB-QUICPay

JCBが発行しているクレジットカードを持っているなら、JCBカードを紐付けたQUICPay決済で受けられる20%還元キャンペーンにエントリーしておこう。エントリーすると、12月15日まで上限1万円ぶんの還元が受けられる。つまり、5万円ぶんを買い物すれば1万円がキャッシュバックされる。

対象となるのはJCBが発行したクレジットカードやプリペイドカード、デビットカードを所持している利用者。カード裏面のカード発行元がJCB、もしくはJCBの会員サイト「My JCB」に登録・ログインできるカードであればOKだ。発行元がよくわからない場合、キャンペーンサイトにアクセスして応募できるかどうかをチェックすればいい。なお、LINE PayのJCBプリペイドカードは残念ながら対象外となる。実際に還元が受けられるのは、JCBカードを紐付けたApple PayやGoogle PayでのQUICPay支払いのみで、JCBカード自体を使った決済は対象外なので注意。

d払い上限を使い切ってJCBカードを持っていない場合はPayPay

JCBカードを持っていない、持っていてもQUICPayに対応していないという場合は、最大で10%の還元が受けられるPayPayの出番だ。PayPayは10月1日から「まちかどPayPay」というキャンペーンを実施する。ただし、どこでも10%還元とはならない点には注意したい。従来のPayPayのキャンペーンでは対象店舗で必要条件を満たしていれば10%の還元を受けられたが、10月からのキャンペーンでは、上図のようなまちかどPayPayポスターが掲示してある小売店のみが対象だ。掲示していない場合は最大10%の還元を受けられない場合がある。キャッシュレス・消費者還元事業のポスターを掲示しているだけでは最大10%還元にならない点に注意したい。

また、キャッシュレス・消費者還元事業の5%とPayPayの5%の合計で最大10%の還元を受けられるのは、金融機関の口座などからPayPay残高にチャージした場合とヤフーカード(クレジットカード)に紐付けてのPayPay決済の場合となる。ヤフーカード以外のクレジットカードと紐付けている場合はPayPayの還元を受けられず、還元されるのはキャッシュレス・消費者還元事業の最大5%のみ。

買いだめや高額製品は10月5日にPayPay

今週、PayPayには特異日がある。10月5日にはPayPayのサービス開始1周年を記念して最大20%の還元が受けられる「PayPay感謝デー」が開催されるのだ。還元上限は、1回あたり1000円相当、1日あたりは5000円相当。最大となる20%の還元を受けるには、消費者還元事業の対象店舗で金融機関の口座などから残高チャージしたPayPay残高で決済した場合のみ。ヤフーカード(クレジットカード)の場合は19%で、それ以外のクレジットカードの場合は対象外。さらに50回に1回の確率で決済金額の全額キャッシュバックが受けられる。こちらは抽選とはいえ還元上限は10万円と大金。10月5日の大きな買い物はPayPayで決済したいところだ。9月中に買いだめに失敗したユーザーもここで挽回しておきたい。

タクシーはいつでもDiDi+PayPayで50%還元

PayPayは同じソフトバンク系のDiDiと合同キャンペーンを実施しており、1日1回に限られるものの還元上限2000円の50%還元を毎日受けられる。具体的には、「DiDi」アプリでクーポンコード「PAYPAY」を入力し、注文時にPayPay残高での支払いを選択するとタクシー代がその場で半額になる。DiDiの営業エリアは拡大を続けており、北海道、東北、関東、中部、関西、中国、九州の県庁所在地や人口密集地域とその周辺地域で利用可能だ。

10月4日以降はユニクロに必ず行ってPayPay

PayPayは10月4日~22日の期間中に「PayPayでのお支払いでヒートテックを1枚買うともう1枚無料キャンペーン」を実施する。もう1枚のヒートテックをもらうには、税別990円のヒートテックインナー2枚をレジに持参して、キャンペーン期間中にユニクロアプリに配信される専用クーポンを見せたうえでPayPayで決済すればいいだけ。これで一方の代金が無料になる。税別790円の子供向けのヒートテックインナー2枚でもOKだ。ただし、同じ金額のヒートテックインナー2枚を選ぶ必要があるため、通常のヒートテックインナー1枚と子供用のヒートテックインナー1枚は対象外。期間中にこの特典が受けられるのは1回のみなので急ぐ必要はないが、いつでも利用できるようにユニクロの公式アプリをスマートフォンにインストールして、会員登録などを済ませておくといいだろう。

念のため楽天ペイを準備しておくべき

楽天ペイの還元率は5%とPayPayよりも低いのだが、最大5%ではなく必ず5%還元になるキャンペーンを実施する。キャッシュレス・消費者還元制度に登録している事業者の規模は問わずに一律5%還元となるうえ、同制度の対象外、つまり冒頭のキャッシュレスのマークが掲示されていない店舗でも5%の還元を受けられる。不足ぶんを楽天が補填することで一律5%を実現している。キャッシュレス・消費者還元制度に登録していない店舗での会計に備えて、楽天ペイを準備しておくと安心だろう。実際のところ、楽天ペイが使えるのに消費者還元制度に登録していない店舗は数少ないと思われるが、お守り的に使えるようにしておこう。

チャージする時間がないときのため交通系ICカードも登録しておく

交通系や流通系のICカードで決済できる店舗では、コード決済がまったく使えないケースもある。できればそういった店舗は避けたいところだが、現実的にはなかなか回避するのは難しい。こういった場所ではICカードで2〜5%の還元を受けられるように事前申請しておきたい。SuicaやPASMO、ICOCAなどは基本的にそれぞれのウェブサイトで登録が可能なので忘れないこと。また、カードによっては還元ポイントが自動付与されないこともある。詳しくは以下の関連記事を参照してほしい。

関連記事

消費税10%に向けてPayPayやLINE Payなどのコード決済で知っておくべきこと

10月から消費税が10%となることを受けて、政府は中小売業者で5%、大手小売り業者で2%の還元を受けられる移行施策を実施する。還元対象になるのは、QR/コード決済のほか、クレジットカードや電子マネーなどのキャッシュレス決済だ。期間は2019年10月1日〜2020年6月30日までの9カ月間。

還元が受けられる小売店には図のようなマークが掲示されている

還元が受けられるのは、キャッシュレス・消費者還元事業に登録した小売店での決済のみ。同事業に登録済みであることを示すマークがない店舗では還元を受けらないので、対応店舗を探せる「ポイント還元対象店舗検索アプリ」が配布されているので活用しよう(iOSAndroid)。なお、一部の大手コンビニなどでは即時還元を実施しており、登録などは必要なく交通系ICカードやキャッシュカードで決済するだけで、その場で2%還元受けられる(大手なので5%還元にはならない)。

ここではQR/コード決済の各社の動きについてまとめた。QR/コード決済の場合、「キャッシュレス・消費者還元制度」での2〜5%の還元を受けるために事前登録の必要はない。還元されたポイントは自動的に残高に後日充当、もしくは即時充当・割引となる。充当される場合、期間限定や使用制限のポイントになる場合もあるが、日常的にコード決済を利用しているユーザーであれば特に気にしなくてもいいだろう。各社とも10月1日以降に5%以上の還元が受けられるキャンペーンを実施するが、還元上限額がキャッシュレス・消費者還元事業と各社のキャンペーンで異なるので注意したい。特に1万円以上の高額商品を購入する場合は、事前に還元上限額をチェックしておきたい。

関連記事
消費税10%の還元施策に備えて交通系ICカードでいまやるべきこと
消費税10%に向けてWAON、nanaco、Edy、iDで知っておくべきこと

PayPayは10月1日から2カ月間は最大10%還元、10月5日は特異日で20%還元

PayPayは10月1日〜11月30日まで「まちかどPayPay」と呼ばれるキャンペーンを実施する。1カ月あたりの還元上限は2万5000円、1回あたりの還元上限は1000円というキャペーンで、金融機関の口座からのチャージやヤフーカード(クレジットカード)経由のPayPay決済で5%の還元を受けられる。ヤフーカード以外は対象外となるので注意。還元されるのはPayPayボーナスで、1ポイント1円相当として使えるが、送金やわりかんの機能には使えない。PayPayボーナスは翌月20日ごろに付与される。

キャッシュレス・消費者還元制度と合わせると10%還元となるが、対象となるのは上のポスターやポップが掲示されている店舗に限られる。キャッシュレス・消費者還元事業の登録店舗であっても、このポスターなどがない店舗では2〜5%の還元になる。

忘れてはならないのは特異日の10月5日。この日は、PayPayのサービス開始1周年を記念して最大20%の還元が受けられる「PayPay感謝デー」となる。還元上限は、1回あたり1000円相当(1000ポイント)、1日あたりは5000円相当(5000ポイント)。対象店舗は消費者還元事業の対象店舗で、金融機関の口座などからの残高チャージした場合に20%、ヤフーカード(クレジットカード)の場合は19%、それ以外のクレジットカードの場合は対象外だ。さらに50回に1回の確率で決済金額の全額キャッシュバックが受けられる。抽選とはいえ還元上限は10万円なので、10月5日の大きな買い物はPayPayで決済したいところ。

PayPayではそのほか、10月4日〜10月22日までの期間中に対象のユニクロ店舗で税別990円のヒートテックインナー、もしくは税別790円の子供向けのヒートテックインナを1枚買うと、1人1回限り同じヒートテックインナー1枚がもれなく手に入るキャンペーンも実施する。

関連記事:PayPayが新施策、10月4日〜22日はヒートテック1枚買うともう1枚無料

LINE Payは10月18日から約半月は最大12%還元

LINE Payは前月の利用実績に応じて当月の還元額が変動するマイカラーという特典を用意しており、1万円未満はホワイトで0.5%、5万円未満はレッドで0.8%、10万円未満はブルーで1%、10万円以上はグリーンで2%の還元となる。キャッシュレス・消費者還元制度と合わせると通常でも5.5〜7%の還元となる。なお、QRコード決済、オンライン支払いの場合は即時還元、LINE Pay カード、QUICPay+の場合は翌月末に還元ぶんが付与される。

さらに、10月18日〜10月31日まで「誰でも最大12%戻ってくる!LINE Pay生活応援祭」というキャンペーンを実施予定だ。対象店舗はスーパー、ドラッグストアなど45社、約1万2250店。還元率は5%+マイカラー還元と通常と変わらないが、以下のスーパーマーケットに限っては10%還元+マイカラー還元を受けられる。期間中の還元上限は1000円相当(1000ポイント)。なお、ポイントは支払い時に即時還元される。

  • オーケー
  • サミットストア
  • 成城石井
  • 東急ストア
  • ベイシア
  • ライフ

d払いは10月14日まで20%還元

d払いは通常の割引制度はないので、特別なキャンペーンを実施していない期間はキャッシュレス・消費者還元制度の2〜5%の還元を受けられるのみ。ポイント還元されるのは翌々月だ。ただし、10月14日までは決済金額の20%を還元するキャンペーンを実施中だ。決済1回あたりの上限は1000円相当(1000ポイント)、キャンペーン期間中の還元上限額は3000円相当(3000ポイント)となる。そのほか、金土曜のみ5%アップするキャンペーン、ドコモ回線の料金をdカードで支払うなどの条件をクリアすると最大7%の還元が受けられるdポイントスーパー還元プログラムもある。

Origami Payは10月1日から約4カ月は8%即時還元

Origami Payはキャッシュレス・消費者還元制度に合わせて最大8%の還元キャンペーンを10月1日〜2020年1月31日まで実施する。キャッシュレス・消費者還元制度の2〜5%については最大還元2000円相当(2000ポイント)の即時還元、Origami Pay独自の3%還元は決済金額から最大還元3000円相当の即時還元となる。最大8%の還元を受けるには、金融機関からOrigami Payの残高チャージした場合のみ。クレジットカードからチャージした場合は6%(キャッシュレス・消費者還元制度5%+Origami Pay還元1%)となる。

楽天ペイは10月1日から約2カ月は対象店舗以外でも5%還元

楽天ペイでは、キャッシュレス・消費者還元制度に登録している事業者の規模は問わずに一律5%還元となる。さらに同制度の対象外、つまり冒頭のキャッシュレスのマークが掲示されていない店舗でも5%の還元を受けられるキャンペーンを実施する。その仕組みは、キャッシュレス・消費者還元制度に登録している大規模小売店やフランチャイズ点ではプラス3%、未登録店ではプラス5%を楽天ペイが補填し、どの店舗でも一律5%の還元になるように合わせている。注意したいのは事前のエントリーが必要な点。他社のキャンペーンが実際されていない場合、楽天ペイならコンビニエンスストアでも通常2%のところが5%還元となるのでお得だ。

au Payは10月14日まではセブン-イレブンで20%還元

au PAYも、キャッシュレス・消費者還元事業での2〜5%の還元を受けられる。これとは別に、au PAYでの支払いで0.5%(200円ごとに1ポイント)、税別月額499円のauスマートパスプレミアム会員がau PAYで支払う場合は1.5%(200円ごとに3ポイント)の還元があるので、合計還元率は実質2.5%〜6.5%となる。当初はauユーザーのみのクローズドなコード決済だったが、8月29日からはau回線を持たないユーザーでも利用可能になっている点に注目だ。

さらに10月1日〜10月14日は、セブン-イレブンで20%のキャンペーンを実施するので活用したいところ。期間中の還元上限は3000円相当(3000ポイント)。注意したいのは還元を受けるには事前エントリーが必要な点。そのほか、10月1日~10月31日の期間中にセブン銀行ATMからau WALLET 残高に1万円以上をチャージした場合に限り、抽選で5000名に1万円相当が当たるキャンペーンも実施する。具体的には1万円以上のチャージで1口の抽選権利が得られる。1万円未満のチャージは対象外だ。

au回線を利用しているユーザーは、税別月額499円のauスマートパスプレミアム会員に加入しておけば、10月と11月の3、13日、23日の「三太郎の日」に最大20%、月あたりの上限5000円相当(5000ポイント)の還元を受けられるキャンペーンもある。適用条件は少し複雑なので三太郎の日になったら見直しておくといいだろう。

DiDiとPayPayが還元上限2000円のタク代半額キャンペーン、対応タクシーはゼンリンナビ搭載へ

タクシー配車サービスを展開しているソフトバンク系のDiDiモビリティジャパンは9月25日、「PayPayならDiDiのタクシーが半額で乗れちゃうキャンペーン!」を開催することを発表した。実施期間は9月27日〜10月31日の約1カ月間。還元上限2000円で、タクシー料金をPayPayで決済すると半額になるという内容だ。PayPayもソフトバンク系なので、グループのシナジーを生かしたキャンペーンといえる。

具体的には、スマートフォン用のDiDiアプリにクーポンコード「PAYPAY」を入力し、「DiDi」アプリでの注文時にPayPay残額での支払いを選択することで、タクシー代がその場で半額になる。半額ぶんのPayPayボーナスの付与ではなく、即時の割引であるのがポイント。前述のように割引上限2000円で、利用回数は1日1回のみ。なお、DiDiの車種選択機能を利用した場合はキャンペーンの対象外だ。タクシー会社によっては、別途迎車料金がかかることもあるが、首都圏などでは迎車料金はいまのところ無料だ。

対応エリアは、北海道、青森、宮城、東京、愛知、大阪、京都、兵庫、広島、山口、福岡、沖縄の計12カ所の営業エリアで、詳細は同社のウェブサイトで確認できる。なお、同社は2019年内に13都市での展開を予定していたが、これを20都市に上方修正。10月9日には13都市目となる新潟でのサービスインを控えており、そのほか7都市で新たにサービスを開始する予定だ。

キャンペーンに合わせ、ゼンリンとゼンリンデータコムとの業務提携も発表。第一弾の取り組みとして「DiDi」のタクシー乗務員向けアプリに、ゼンリンデータコムのナビゲーションアプリ「Z-NAV」(ゼットナブ)が順次導入される。これまでDiDiに対応するタクシーの車内にはiPad miniが設置され、アップル純正の「マップ」アプリなどを利用してナビゲーションを実現していた。しかし、通常のタクシーのルートとは異なる行き方が提示されるなど混乱もあったが、定評のあるゼンリンのナビゲーションシステムを利用できることで、より最適なルートを利用した移動が可能になるはずだ。

そのほかDiDiモビリティジャパンでは、ドライバー用アプリ「DiDiドライバー」に「需要予測ヒートマップ」(仮称)機能を2019年中に展開することも明らかになった。これは、タクシーの需要と供給のバランスを可視化するため、タクシー乗務員はひと目で需要の高いエリアがわかり、収益を最大化することができるというもの。同機能は中国ライドシェア大手Didi Chuxing(滴滴出行)の技術をベースとしており、Didi Chuxingでは中国で15分後の予測で85%以上の正解率をはじき出すAI需要予測を実現しているという。

消費税10%前のラストウィーク、9月23日からのキャッシュレス生活はPayPayで買いだめ

来週火曜日の10月1日から消費税が10%になることもあり、LINE Payと楽天ペイを除き、主要各社が大規模なキャンペーンを展開している。メルペイは本人確認未完了、もしくはメルペイあと払い未体験のユーザーに向けた50%還元、Origami Payはヤマダ電機グループ各店舗での初回利用時に限った10%還元を実施している。注意したいのは在庫のない商品を購入する場合、納品日(決済日)が10月を過ぎると消費税が10%になってしまう点。

10月からは国が実施する2〜5%の還元施策が2020年6月まで利用できるので、QR/バーコード決済や交通系をはじめとする電子マネー、クレジットカードなどで決済すれば2%の増税ぶんは相殺できる。とはいえ、ストックできる商品は増税前に各社のキャンペーンを利用して買いだめしたほうがおトクだ。早速、増税前のラストウィークの戦い方を見ていこう。

日用品や衣類は週末10〜14時にPayPayで最大10%還元のまとめ買い

PayPayが実施する月替わりの還元キャンペーン「ワクワクPayPay」の9月の内容は、毎日10〜14時にスーパーマーケットで最大10%の還元が受けられるというもの。平日が仕事でスーパーマーケットに行けないビジネスパーソンも安心してほしい。PayPayのキャンペーンは土日も有効だ。土日の食料品の買いだめはもちろん、大規模スーパーなら衣類や日用品なども5〜10%の還元を受けられることがある。トイレットペーパーやティッシュペーパー、各種洗剤、シャンプー、ペットフード、レトルト食品、調味料、即席ラーメンなどはこのチャンスに最大限買いだめしておきたい。

なお、1回の決済の還元上限額は1000円なので1万円までのまとめ買いで最大の還元を受けられる。期間中の9月30日までの累計還元上限額は3万円なので、会計を1万円ごとに分ければ30回の買いだめチャンスがある。

PayPayはスーパーマーケットでの利用に力を入れており、ここ最近だけでも西友やイトーヨーカドー、東急ストア、ライフ、東武ストアなどの大手を取り込んでいる。なお還元が受けられるかどうかは店舗によって異なるので、事前にPayPayアプリで最寄り店舗が対象かどうかをチェックしよう。

なお適用条件はほかのコード決済に比べると複雑なので注意してほしい。金融機関の口座もしくはYahoo!マネー、Yahoo!カードからチャージした場合は5%の還元を受けられるが、Yahoo!カード以外のクレジットカードからチャージした場合は0.5%しか還元を受けられない。

最大の還元を受けるには、PayPay残高を金融機関の口座やYahoo!マネーからチャージしつつ、月額498円のYahoo!プレミアム会員に入会、もしくはソフトバンクかワイモバイルの回線を利用するという追加条件がある。この条件に適合すれば10%還元だ。

コンビニでは迷わずd払いで20%還元

先週に引き続き、買いだめ以外の買い物はd払いのキャンペーンを利用したい。1回の還元上限1000円相当、期間中の還元総額上限3000円相当の20%還元だ。期間は10月14日23時59分まで。ポイントは2020年2月16日まで使える期間・用途限定のdポイントとして、2019年12月16日以降に順次還元される。毎回のことだがエントリーを絶対忘れないように。忘れると還元はまったく受けられない。

金土曜にネット店舗でプラス5%の還元が受けられるキャンペーンを併用すると総還元率は25%となる。NTTドコモの回線料金をdカードで支払う、dマーケットを利用するなどの諸条件を満たすことで最大7%の還元を受けられる「dポイントスーパー還元プログラム」も利用可能だ。

対象店舗はd払いに対応するリアル店舗のほか、Amazonのオンラインショッピングサイトも含まれる。なお、オンラインストアでは、ラクマ(旧フリル)、無印良品ネットストア、はがきデザインキット、スマホで年賀状2019、宅配型収納CARAETO(カラエト)などは還元対象外となるので注意。

いろいろ考えるのが面倒なら、金土曜にネット店舗で5%還元アップになるキャンペーンにエントリーしたうえで、Amazonで4000〜5000円の商品を3個を1個ずつ分けて購入し、1回の上限額、期間中の累計上限額をすべて獲得してしまおう。なお、d払いはドコモ回線を利用しているユーザーはもちろん、auやソフトバンク、MVMOの回線を利用しているユーザーでも利用できる。今回のキャンペーンとは別に、d払いを初めて利用する場合は1000円ぶんのdポイント還元が受けられるので、このタイミングで登録しておくといいだろう。

d払いが使えない店舗は迷わずJCB-QUICPay

JCBが発行しているクレジットカードを持っているなら、JCBカードを紐付けたQUICPay決済で受けられる20%還元キャンペーンにエントリーしておこう。エントリーすると、12月15日まで最大上限1万円ぶんの還元が受けられる。つまり、5万円ぶんを買い物すれば1万円がキャッシュバックされる。

対象となるのはJCBが発行したクレジットカードやプリペイドカード、デビットカードを所持している利用者。カード裏面のカード発行元がJCB、もしくはJCBの会員サイト「My JCB」に登録・ログインできるカードであればOKだ。発行元がよくわからない場合、キャンペーンサイトにアクセスして応募できるかどうかをチェックすればいい。なお、LINE PayのJCBプリペイドカードは残念ながら対象外となる。

実際に還元が受けられるのは、JCBカードを紐付けたApple PayやGoogle PayでのQUICPay支払いのみで、JCBカード自体を使った決済は対象外なので注意。このキャンペーンは家族会員のカードも対象になる点に注目。夫婦の一方が家族カードを使っている場合、そちらのカードでもエントリーを済ませておけば20%還元を受けられる。つまり、本会員カードと家族カードでそれぞれ5万円ぶん使えば、それぞれ1万円の還元を受けられるわけだ。

このJCBのキャンペーンは期間が12月15日までと長いので急いで使う必要はない。12月15日までのキャンペーン期間中の利用金額を集計して、その金額に応じて20%還元、還元上限額1万円をキャッシュバックされるからだ。とはいえ、5万円前後の買い物の予定があるなら消費税が10%になる前に購入しておいたほうがお得だ。

なお、みずほ銀行の口座を持っている場合は、このJCBのキャンペーンのみずほ版ともいうべき20%の還元キャンペーンを受けられるので以下の記事を参考にしてほしい。

関連記事:9月のキャッシュレス決済まとめ、とりあえずPayPayとJCB-QUICPayを併用

コード決済やJCB-QUICPay決済が使えない店舗は迷わずAMEXカード

アメリカン・エキスプレスのマークが付いたクレジットカードを持っている場合は、9月30日まで実施されている20%還元キャンペーンを活用しよう。こちらも事前エントリーが必要だが、上限額2000円の還元が受けられる。つまり、アメックスブランドのカードで1万円を使うと最大の還元となる。本会員はもちろん、別途エントリーすれば家族会員も対象となる。

上記8都道府県以外は「OTHER CITIES」から検索しよう

事前登録先着20万名限定で、対象店舗は全国3万5000店舗。対象店舗マップでは、北海道、東京、神奈川、愛知、京都、大阪、兵庫、福岡、その他の都市(OTHER CITIES)で分類されているので、この8都道府県以外は「その他の都市」で調べる必要がある。

対象店舗はめちゃくちゃ多い

注目は、アメックス以外が発行するアメックスブランドのクレジットカードにもキャンペーンが適用される点。具体的には以下のとおり。残念ながら楽天カードが発行するアメックスカードは対象外だ。

  • アメリカン・エキスプレス・インターナショナル
  • クレディセゾン(提携するカード発行会社ならびにフランチャイジー会社を含む)
  • 三菱UFJニコス(提携するカード発行会社ならびにフランチャイジー会社を含む)
  • エムアイカード

ヤマダ系量販店の初Origamiで10%還元、買い物マラソンも可

Origami Payは、ヤマダ電機、ベスト電器、マツヤデンキ、ツクモ、キムラヤのヤマダ電機グループ系家電量販店で9月30日まで10%還元キャンペーンを実施している。上限還元額は3000円なので、3万円の買い物で最大の還元を受けられる。10%還元の条件は、初めてOrigami Payを使う店舗。10%還元は何店舗でも適用されるので、初めてOrigami Payを使う店舗をハシゴすれば、それぞれの店舗で最大10%、上限3000円の還元を受けられる。前述したように在庫のない商品や発送日が10月以降になる商品を購入する場合、消費税が10%になることがあるので店舗に確認しておこう。

メルペイで本人確認未完了やあと払い未経験なら50%還元

メルペイは決済金額の50%相当が戻ってくる「増税前にまとめ買い!半額ポイント還元!キャンペーン」を9月18日〜30日に実施する。還元上限は3000円相当なので、6000円を使うと最大の還元を受けられる。ただし、メルペイを使い込んでいる人は対象外。

対象となるのは、期間中に金融機関の口座との連携、もしくは「アプリでかんたん本人確認」で本人確認を完了した利用者。そのほか、すでに本人確認が完了していても、メルペイの「お店でのあと払い設定」で「メルペイあと払い」に初めて変更した利用者が対象になる。期間中に初めて本人確認を済ませた利用者はメルペイ残高とメルペイあと払いの両方、期間中に初めてメルペイあと払いでの支払いを設定した利用者はメルペイあと払いのみが還元対象となる。いずれも、バーコード、iD、ネットの各決済方法を利用できる。

成城石井なら9月27日からLINE Payで最大250円還元

LINE Payは9月27日~10月3日の期間中限定で、東京都、埼玉県、神奈川県、静岡県、愛知県、大阪府、兵庫県の成城石井69店舗でLINE Payのコード支払いで決済すると18%還元、還元上限額250円相当のキャンペーンを実施する。マイカラーの還元(0.5〜2%)を含めると最大20%還元となる。18%還元の場合、1388円の決済で最大の還元を受けられる。

くら寿司やアルペン、ブックオフ、カラ鉄なら楽天ペイで10%還元

事前エントリーが必要だが、楽天ペイでは、くら寿司、スポーツ用品を扱うアルペングループ、古書販売のブックオフ、ドラッグストアのくすりのアオキとサツドラ、オーダースーツのダンカンで10%還元のキャペーンを実施中だ。近くにくすりのアオキやサツドラがあるなら楽天ペイで日用品を買いだめしておこう。そのほかカラオケの鉄人でも10%還元が受けられる。

メルペイがLINE PayとPayPayと共同で不正利用対策を強化へ

メルペイは9月18日、LINE PayとPayPayと共同でQR/バーコード決済の不正利用対策の強化に取り組んでいくことを発表した。具体的は3社で情報共有を密に行うほか、一般社団法人キャッシュレス推進協議会が中心となって進めている不正利用対策の検討なども進めていく。


各社の不正利用対策の詳細は以下のとおり。詳細は追記予定だ。


9月16日からのキャッシュレス生活は基本d払いで時々OrigamiとPayPay、JCB-QUICPayも

9月14日からd払いの20%還元キャンペーンが始まった。今回はキャンペーン期間が10月14日までの約1カ月と長く、コンビニなどでの少額決済の積み重ねであっても期間中の上限額である3000円ぶんの還元を受けやすい。9月第3週(9月15日〜21日)は基本的にはd払いをメインのキャッシュレス決済として考えればいいが、Origami Payやメルペイのキャンペーンも始まったのでここで整理しておく。

とりあえずd払いで20%還元

前述したように、9月第3週は基本的にd払いのキャンペーンを利用しよう。1回の還元上限1000円相当、期間中の還元総額上限3000円相当の20%還元だ。期間は10月14日23時59分まで。ポイントは2020年2月16日まで使える期間・用途限定のdポイントとして、2019年12月16日以降に順次還元される。毎回のことだがエントリーを絶対忘れないように。忘れると還元はまったく受けられない。

金土曜にネット店舗でプラス5%の還元が受けられるキャンペーンを併用すると総還元率は25%となる。NTTドコモの回線料金をdカードで支払う、dマーケットを利用するなどの諸条件を満たすことで最大7%の還元を受けられる「dポイントスーパー還元プログラム」も利用可能だ。

対象店舗はd払いに対応するリアル店舗のほか、Amazonのオンラインショッピングサイトも含まれる。なお、オンラインストアでは、ラクマ(旧フリル)、無印良品ネットストア、はがきデザインキット、スマホで年賀状2019、宅配型収納CARAETO(カラエト)などは還元対象外となるので注意。

いろいろ考えるのが面倒なら、金土曜にネット店舗で5%還元アップになるキャンペーンにエントリーしたうえで、Amazonで4000〜5000円の商品を3個を1個ずつ分けて購入し、1回の上限額、期間中の累計上限額をすべて獲得してしまおう。なお、d払いはドコモ回線を利用しているユーザーはもちろん、auやソフトバンク、MVMOの回線を利用しているユーザーでも利用できる。今回のキャンペーンとは別に、d払いを初めて利用する場合は1000円ぶんのdポイント還元が受けられるので、このタイミングで登録しておくといいだろう。

10~14時でのスーパー利用はPayPayで5〜10%還元

PayPayが実施する月替わりの還元キャンペーン「ワクワクPayPay」の9月の内容は、
毎日10〜14時にスーパーマーケットで最大10%の還元が受けられるというもの。

PayPayはスーパーマーケットでの利用に力を入れており、ここ最近だけでも西友やイトーヨーカドー、東急ストアなどの大手を取り込んでいる。なお還元が受けられるかどうかは店舗によって異なるので、事前にPayPayアプリで最寄り店舗が対象かどうかをチェックしておきたい。

PayPayはスーパーマーケットで強い

なお適用条件はほかのコード決済に比べると複雑なので注意してほしい。金融機関の口座もしくはYahoo!マネー、Yahoo!カードからチャージした場合は5%の還元を受けられるが、Yahoo!カード以外のクレジットカードからチャージした場合は0.5%しか還元を受けられない。

最大の還元を受けるには、PayPay残高を金融機関の口座やYahoo!マネーからチャージしつつ、月額498円のYahoo!プレミアム会員に入会、もしくはソフトバンクかワイモバイルの回線を利用するという追加条件がある。この条件に適合すれば10%還元だ。

スーパーマーケットはアルコール類やカップラーメン、レトルト製品、お菓子などがコンビニエンスストアよりもかなり安価なので、まとめ買いしておくといい。

ヤマダ系量販店の初Origamiで10%還元、買い物マラソンも可

Origami Payは、ヤマダ電機、ベスト電器、マツヤデンキ、ツクモ、キムラヤのヤマダ電機グループ系家電量販店で9月30日まで10%還元キャンペーンを実施している。上限還元額は3000円なので、3万円の買い物で最大の還元を受けられる。10%還元の条件は、初めてOrigami Payを使う店舗。10%還元は何店舗でも適用されるので、初めてOrigami Payを使う店舗をハシゴすれば、それぞれの店舗で最大10%、上限3000円の還元を受けられる。

d払いが使えない場合はJCB-QUICPay

JCBが発行しているクレジットカードを持っているなら、JCBカードを紐付けたQUICPay決済で受けられる20%還元キャンペーンにエントリーしておこう。エントリーすると、12月15日まで最大上限1万円ぶんの還元が受けられる。つまり、5万円ぶんを買い物すれば1万円がキャッシュバックされる。

対象となるのはJCBが発行したクレジットカードやプリペイドカード、デビットカードを所持している利用者。カード裏面のカード発行元がJCB、もしくはJCBの会員サイト「My JCB」に登録・ログインできるカードであればOKだ。発行元がよくわからない場合、キャンペーンサイトにアクセスして応募できるかどうかをチェックすればいい。なお、LINE PayのJCBプリペイドカードは残念ながら対象外となる。

実際に還元が受けられるのは、JCBカードを紐付けたApple PayやGoogle PayでのQUICPay支払いのみで、JCBカード自体を使った決済は対象外なので注意。しかも、このキャンペーンは家族会員のカードも対象になる。夫婦の一方が家族カードを使っている場合、そちらのカードでもエントリーを済ませておけば20%還元を受けられる。つまり、本会員カードと家族カードでそれぞれ5万円ぶん使えば、それぞれ1万円の還元を受けられるわけだ。

ただし、このJCBのキャンペーンは期間が12月15日までと長いので急いで使う必要はない。12月15日までのキャンペーン期間中の利用金額を集計して、その金額に応じて20%還元、還元上限額1万円をキャッシュバックされるからだ。

なお、みずほ銀行の口座を持っている場合は、このJCBのキャンペーンのみずほ版ともいうべき20%の還元キャンペーンを受けられるので以下の記事を参考にしてほしい。

関連記事:9月のキャッシュレス決済まとめ、とりあえずPayPayとJCB-QUICPayを併用

コード決済や電子マネー決済が使えない店舗ではAMEXカード

アメリカン・エキスプレスのマークが付いたクレジットカードを持っている場合は、9月30日まで実施されている20%還元キャンペーンを活用しよう。こちらも事前エントリーが必要だが、上限額2000円の還元が受けられる。つまり、アメックスブランドカードで1万円を使うと最大の還元となる。本会員はもちろん、別途エントリーすれば家族会員も対象となる。

上記8都道府県以外は「OTHER CITIES」から検索しよう

事前登録先着20万名限定で、対象店舗は全国3万5000店舗。対象店舗マップでは、北海道、東京、神奈川、愛知、京都、大阪、兵庫、福岡、その他の都市(OTHER CITIES)で分類されているので、この8都道府県以外は「その他の都市」で調べる必要がある。

対象店舗はめちゃくちゃ多い

注目は、アメックス以外が発行するアメックスブランドのクレジットカードにもキャンペーンが適用される点。具体的には以下のとおり。残念ながら楽天カードが発行するアメックスカードは対象外だ。

  • アメリカン・エキスプレス・インターナショナル
  • クレディセゾン(提携するカード発行会社ならびにフランチャイジー会社を含む)
  • 三菱UFJニコス(提携するカード発行会社ならびにフランチャイジー会社を含む)
  • エムアイカード

メルペイで本人確認未完了やあと払い未経験なら50%還元

メルペイは決済金額の50%相当が戻ってくる「増税前にまとめ買い!半額ポイント還元!キャンペーン」を9月18日〜30日に実施する。還元上限は3000円相当なので、6000円を使うと最大の還元を受けられる。ただし、メルペイを使い込んでいる人は対象外。

対象となるのは、期間中に金融機関の口座との連携、もしくは「アプリでかんたん本人確認」で本人確認を完了した利用者。そのほか、すでに本人確認が完了していても、メルペイの「お店でのあと払い設定」で「メルペイあと払い」に初めて変更した利用者が対象になる。期間中に初めて本人確認を済ませた利用者はメルペイ残高とメルペイあと払いの両方、期間中に初めてメルペイあと払いでの支払いを設定した利用者はメルペイあと払いのみが還元対象となる。いずれも、バーコード、iD、ネットの各決済方法を利用できる。

さらに、このキャンペーンの直前の9月17日までは「増税前に!一年分まるっとプレゼントキャンペーン」を実施中。毎日10名に抽選で、「トイレットペーパー」「ティッシュ」「洗濯用洗剤」など消費財1年ぶん相当のポイントをプレゼントするというもの。対象となるのは、メルペイでiDでの支払い設定を済ませている利用者。条件を満たしていればエントリーの必要はなく自動的に抽選対象となる。9月16日の抽選では洗濯用洗剤 1年ぶん(6000ポイント)、9月17日の抽選ではシャンプー 1年ぶん(9600ポイント)が、それぞれ10名にプレゼントされる。

9月も後半に突入し、消費税10%前の駆け込み需要を狙ったさまざまなキャンペーンが各社から出そろってきた。気になるのは9月に大きな動きがないLINE Pay。消費税10%になる10月以降は、キャッシュレス決済を対象とした政府主導の2〜5%還元キャンペーンが始まることを考えると、ここで存在感を示してシェアを拡大しておく必要がある。おそらくLINE Payは、9月下旬に大きなキャンペーンを準備しているのだろう。とはいえ、各社が続々と9月のキャンペーンを開始しているので、期待値のハードルはかなり高くなっている。

9月8日からのキャッシュレス決済まとめ、13日まではJCB-QUICPay、14日以降はd払い

10月からの消費税10%適用に向けて、キャッシュレス業者各社の消耗戦が激しくなってきそうだ。9月の第1週(9月1日〜7日)は、20%還元で還元上限1万円という、JCBカード経由のQUICPay払いや、みずほ銀行のデビッドカード、アメリカン・エキスプレスのクレジットカードで決済するのが最もお得だった。

第2週(9月8日〜14日)もこの基本路線は変わらないが、JCBやみずほ銀行のキャンペーン期限は12月15日までと長いうえ、期間中の累計使用額から還元されるため、急いで使う必要はない。また、対応するクレジットカードやみずほ銀行の口座もっていない人は蚊帳の外だった。では第2週はどのように戦えばいいのだろうか、早速見ていこう。

9月13日まではJCB QUICPayをメインに

9月13日までは、JCBカードを紐付けたQUICPay決済で受けられる20%還元キャンペーンをメインに活用しよう。注意したいのは事前のエントリーが必要な点。

対象となるのはJCBが発行したJCBカードを所持している利用者。カード裏面のカード発行元がJCBであればOK。もしくは、JCBの会員サイト「My JCB」に登録・ログインできるカードであればOKだ。発行元がわからない場合、キャンペーンサイトにアクセスして応募できるかどうかをチェックすればいい。なお、LINE PayのJCBプリペイドカードは残念ながら対象外となる。

実際に還元が受けられるのは、JCBカードを紐付けたApple PayやGoogle PayでのQUICPay支払いのみで、JCBカード自体を使ったクレジットカード決済は対象外なので注意。

このキャンペーンの注目は家族会員のカードも対象になる点。夫婦の一方が家族カードを使っている場合、そちらのカードでもエントリーを済ませておけば20%還元を受けられる。つまり、本会員カードと家族カードでそれぞれ5万円ぶん使えば、それぞれ1万円の還元を受けられる。

もちろん、同様に20%還元を受けられる、アメリカン・エキスプレスのクレジットカード払いやみずほ銀行のデビッドカードを利用してもいい。これらの詳細は以下の関連記事を参照してほしい。

関連記事:9月のキャッシュレス決済まとめ、とりあえずPayPayとJCB-QUICPayを併用

10〜14時はスーパーでPayPay

PayPayが実施する月替わりの還元キャンペーン「ワクワクPayPay」の9月の内容は、毎日10~14時にスーパーマーケットで最大10%の還元が受けられるというもの。8月のキャンペーンに比べて開始時間1時間繰り上がり、実施時間が1時間伸びて4時間となった。

20%還元のJCBのQUICPayよりも還元率は10%と低いのだが、大手のスーパーマーケットでないとQUICPayが使えるところは少ないので、PayPayをいつでも使えるように準備しておきたい。

PayPayはスーパーマーケットでの利用に力を入れており、ここ最近だけでも西友やイトーヨーカドー、東急ストアなどの大手を取り込んでいる。なお還元が受けられるかどうかは店舗によって異なるので、事前にPayPayアプリで最寄り店舗が対象かどうかをチェックしておこう。

イトーヨーカドーや西友、ライフ、東急ストアなどもPayPayを利用できるようになった

適用条件はほかのコード決済に比べると複雑なので注意してほしい。金融機関の口座もしくはYahoo!マネー、Yahoo!カードからチャージした場合は5%の還元を受けられるが、Yahoo!カード以外のクレジットカードからチャージした場合は0.5%しか還元を受けられない。

最大の還元を受けるには、PayPay残高を金融機関の口座やYahoo!マネーからチャージしつつ、月額498円のYahoo!プレミアム会員に入会、もしくはソフトバンクかワイモバイルの回線を利用するという追加条件がある。この条件に適合すれば10%還元だ。

14日以降はd払いをメインに、エントリーは9日から

9月14日にドコモがまたしても大判振る舞いのキャンペーンを始める。1回の還元上限1000円、期間中の還元総額上限3000円の20%還元という内容だ。今回は期間が1カ月超と長く、10月14日23時59分に終了となる。ポイントは2020年2月16日まで使える期間・用途限定のdポイントして、2019年12月16日以降に順次還元される。毎回のことだが忘れてはならないのがエントリー。9月9日10時以降にdポイントクラブ会員のサイトにアクセスしてエントリーを済ませておこう。

さらに、金土曜にネット店舗でプラス5%の還元が受けられるキャンペーンを併用すると総還元率は25%となる。NTTドコモの回線料金をdカードで支払う、dマーケットを利用するなどの諸条件を満たすことで最大7%の還元を受けられる「dポイントスーパー還元プログラム」も利用可能だ。

対象店舗はd払いに対応するリアル店舗のほか、Amazonのオンラインショッピングサイトも含まれる。なお、オンラインストアでは、ラクマ(旧フリル)、無印良品ネットストア、はがきデザインキット、スマホで年賀状2019、宅配型収納CARAETO(カラエト)などは還元対象外となるので注意。

いろいろ考えるのが面倒なら、金土曜にネット店舗で5%還元アップになるキャンペーンにエントリーしたうえで、Amazonで5000円前後の商品を3個を1個ずつ分けて購入し、1回の上限額、期間中の累計上限額をすべて獲得してしまおう。使い切ったあとは、JCBのQUICPayをメイン決済に戻せばいい。

なお、d払いはドコモ回線を利用しているユーザーはもちろん、auやソフトバンク、MVMOの回線を利用しているユーザーでも利用できる。今回のキャンペーンとは別に、d払いを初めて利用する場合は1000円ぶんのdポイント還元が受けられるので、このタイミングで登録しておくといいだろう。

Google PixelユーザーはAndroid 10にアップデートしてはならない

私のように調子に乗ってAndroid 10にアップグレードしてしまうと、d払いアプリを使えなくなるので注意

AI解析によるカメラ性能や、値下げによるお買い得価格で人気に火が付いているGoogle Pixel。Androidの開発元であるGoolgeの端末だけあって、先日リリースされたAndorid 10の正式版をいち早くインストールできる端末でもある。しかし、Google Pixelシリーズの3、3XL、3a、3a XLを利用しているユーザーは、Andorid 10をインストールするとd払いアプリが正常に使えなくなるので注意が必要だ。NTTドコモは、10月末にAndroid 10に対応したd払いアプリをリリースする予定だが、おそらく今回の10月14日までのキャンペーン期間にはリリースは間に合わない。