タイムマシンで未来へ行ったときには、必ずおみやげを持って帰ることにしている。Ramboナイフとか、In The Aeroplane Over The Sea〔日本語〕のCDとか、それにGi-Bikeも。
作者は養子としてニューヨークに来たAgustin AgustinoyとEric SevilliaとLucas Toledo。Gi-Bikeは折りたたみ式の電動アシスト自転車で、シンプルでポータブルで安価な都市型乗り物をねらっている。Toledoがアルゼンチンのコルドバへ行ったとき公共交通機関がストでひどい目に遭い、それでGi-Bikeを思いついた。
“通勤でも、乗り物は他に頼っちゃだめだ、と痛感したんだ。乗り物に関しても、個人の独立宣言が必要だ。いろいろ研究した結果、全世界的に通用する効率の良い乗り物は自転車だ、という結論に達した”、と彼は言う。
特長(特徴)はとっても多い。まず、折りたたむのも開くのもわずか1秒。チェーンではなくカーボンベルトで駆動。電動アシストは一回充電すると40マイル有効。GPS装置は自転車が一定の範囲外に出たら自転車を自動的にロックする(盗難防止)。携帯の充電ができる。電動自転車(ニューヨークでは違法)ではなく、あくまでも電動アシスト自転車である。
Kickstarterの支援者には2995ドル、定価は3390ドルの予定だ。重量は37ポンド(約17キログラム)で、タイヤとリムはMinority Report的だ。
“未来の自転車と呼びたいけど、身内ではTesla自転車と呼んでる”、とToledoは言う。
CEOのToledoは元エコノミストで、リーンスタートアップと資本トレードの経験がある。CTOのAgustinoyは電子工学専攻の工業デザイナー、Sevilliaは家族やスタートアップを対象とする経済アドバイザーだ。彼らが作った夢の自転車は、ご覧のように曲線が多くて、まるで野獣のようだ。
資金募集目標額は40万ドル、今20万まできている。発売予定は来年の3月だ。
電動アシスト自転車は今やありふれているが、でもこれはなかなか巧妙にできているし、スタイルも良いから、レア感がある。Riideと同じように、知る人ぞ知るというタイプの自転車で、フレームに秘密があり、電池は強力だ。見るからにクールだから、ぜひ乗ってみたい。
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))