タグ管理はとくにセクシーな業態には見えないが、しかし投資家たちからの大量のお金を引き寄せている。それらの企業の一つ、Ensightenが、シリーズBで4000万ドルの資金を調達したことを発表した。
タグは、Webサイトがサードパーティのサービスに関するデータを追跡するために利用する。マーケティングのために使われることが多く、Ensightenのようなタグ管理企業はマーケターがタグをインストール、サーブ、そして管理する業務を助ける。2012年にEnsightenがシリーズAで1550万ドルを調達したとき、本誌は同社をタグのためのCDNと呼んだ。つまり、正しいタグを正しいタイミングでサーブすることにより、タグ管理を迅速にし、スケーラブルにするのだ。
今回同社によれば、同社のAgile Marketing Platformが、年間総額300億ドルのeコマーストランザクションを扱う30000のWebドメインからのタグリクエストを処理しているという。顧客には、MicrosoftやSafeway、Wal-Martなども含まれる。
“シリーズAのときから、もうタグ管理の時代ではない、と悟っていた”、とCEOのJosh Manionはメールで語った。“1年前には、市場も変わってきた。市場は、タグ管理からデータアクチベーションへと進化していた。顧客が求めるのは、自分たちのデータをリアルタイムで所有し、収集し、それらに基づいて行動を起こせるようなプラットホームだ”。
シリーズBの資金は、Insight Venture Partnersからだ。そのお金は、グローバルな営業の拡大とマーケティング努力、そして製品開発の継続に充てられる。
同業のTealiumは昨年、シリーズCで1560万ドルを調達した。
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))