Nokia X2はMicrosoftの初のAndroidスマートフォンだ。
そのとおり。目の迷いではない。Microsoftの新しいスマートフォンは間違いなくAndroid OSを搭載している。
Nokiaのブランド名を今後長く使うつもりはないということだったが、このモデルではまだNokiaが使われている。Microsoftのマーケティング部門はまだ新ブランド名を決めかねているのだろう。
正確にいえば、Nokia X2はMicrosoftが販売する最初のAndroidデバイスではない。Microsoftがこの4月にNokiaのハンドセット事業部を買収した際、既存のAndroidスマートフォン、Nokia XもMicrosoft傘下となった。しかし業界ではMicrosoftはNokiaのAndroidモデルをすぐに放棄するのではないかという予測が多かった。
Nokiaは今年の2月にNokia版のAndroidを発表し、Nokia X ソフトウェア・プラットフォームと名づけた。価格帯としては入門機のSeries 40 AshaとWindows Phoneを搭載したフラグシップモデルのLumiaの中間にあたる。
このとき、当時のNokiaのCEO、Stephen Elopは「Nokia XはGoogleのエコシステムに潜入したトロイの木馬だ」と説明した。X2の発表をみるとどうやらMicrosoftはこの戦略を承認したものと見られる。すくなくともAndroidモデルにチャンスを与えてみることにしたようだ。
Nokia X2は税抜き本体価格99ユーロで4.3インチ・スクリーン、1.2GHzのデュアルコアSnapdragonを搭載するなど、Nokia Xよりも一回り強化されている。
下はMicrosoftのX2のデモ動画。
ところで、モバイル事業部をMicrosoftに売却した後、Nokiaは何をしているかというと、やはりAndroidソフトウェアを開発していた。先週発表されたAndroid用のランチャー Z Launcherがそれだ。
今やモバイルの世界では(ほとんど)すべての道はマウンテンビューに向かう。
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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+)