犬の飼い主がドッグシッターを見つけるマーケットプレース、イギリスのmyDogBuddyが、スペインの同業Bibuluを吸収合併して、同社によればヨーロッパで最大のドッグシッターサービスになった。登録しているドッグシッターは、両社合わせて1万名を数える。なお、合併後の同社はブランド名が単純化され、DogBuddy.comになる。
さらに同社は、BetaAngelsやCaixa Capital Risc、Eversmarter WW、Andrin Bachmannなどから合計190万ユーロの資金を調達した。資金は、現在の市場における成長と、新市場の開拓、およびプロダクトの改良に充てられる。
合併交渉は2014年に始まり、11月には実際に合併が行われたはずだが、DogBuddyは今日(米国時間4/2)を、合併と新たな資金調達を公表する日として選んだのだ。
これからのDogBuddyは、イギリスとスペイン、イタリア、フランス、そしてドイツの犬の飼い主たちに、犬たちの‘仮の宿’を紹介する。契約したドッグシッターは、飼い主が旅行などで不在の間、お散歩と食事と昼間の世話を担当する。
登録しているシッターはサイトの審査に合格した人たちであり、その人の写真や家の写真、利用者のレビューなどを事前に見ることができる。そして発注と決済はオンラインで行う。保険や救急サービスもつくから、かなり安心できるサービスのようだ。
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DogBuddyのCEO Richard Setterwallは次のように語る: “2013年にイギリスで急成長したから、ヨーロッパ全域へサービスを拡大しようと考えた。そしてスペインとイタリアではBibuluがベストだ、と分かった。同社はそのときすでに、フランスとドイツへの進出に着手していた。BibuluのファウンダであるEnricoに連絡して、両社の中間地であるパリで会おう、ということになった。そして、ヨーロッパで最良のドッグサービスのマーケットプレースを作ろう、という点で二人のビジョンが一致した”。
一方、ヨーロッパの競合他社としてはHolidog(三行広告的なサイト)やPawshakeがいる。合衆国では、RoverとDogVacayが有名だ。