ウォレットアプリのKyashが資金移動業の登録完了、アプリ内残高を現金として払い出し可能に

ウォレットアプリ提供のKyashが資金移動業の登録完了、アプリ内の残高を現金として払い出し可能に、新機能は後日公開

ウォレットアプリ「Kyash」(iOS版Android版)提供のKyashは8月27日、「資金決済に関する法律」に基づく資金移動業の登録を完了したと発表した。登録番号は「関東財務局長第00082号」(金融庁)。

資金移動業登録により、本人確認を経たKyashのユーザーは、アプリ内の残高を現金として払い出す(出金する)ことが可能となる。同社は、提供するサービスの可能性が格段に広がるとし、新機能の詳細については、後日公開するとしている。

「Kyash」アプリは、インストールすると誰でもすぐにバーチャルカードを発行可能。クレジットカードやデビットカードをアプリに登録するか、コンビニ・銀行からチャージすると、友人や同僚への送金、Visa オンライン加盟店で買い物が行える。また「Kyash Card」を発行すると、世界中のVisa加盟店約5300万店舗での利用が可能。カードの利用限度額上限や利用可能場所はカスタマイズに対応しており、ICチップによるサインレス決済も行える。

Kyashは、「価値移動」のサービス・インフラを開発・提供するテクノロジー・カンパニーで、ウォレットアプリ「Kyash」と同期して進化した次世代のカード「Kyash Card」を提供。人々のライフスタイルに寄り添いながら、人々の価値観や想いが自由に届けられる「新しいお金の文化」を創造することを目指している。

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TechCrunch Japan

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