独立記念日(7月4日)の週末、Quibi(クイビ)は大きな収穫を得た。そして今、初期の登録者のうちどれだけが、無料ユーザーから有料登録者に切り替えたのかを知るときが来た。
報道によると、同ストリーミングサービスはこの期間にある程度の有料登録者を捕まえたが、最近スタートしたライバルサービスには及ばなかったようだ。Sensor Tower(センサータワー)がTechCrunchに提供したデータによると、Quibiアプリの公開後3日間にサインアップしたユーザー91万人のうち、3カ月の無料トライアル期間終了後に残ったのは約8%だった。具体的には、91万人の登録ユーザーのうち、無料トライアル期間後もQuibiを使い続けているのは「最大」約7万2000人だとSensor Towerは説明している。
ただしこれは、Quibiの全ユーザー数ではなく最初の3日間にサインアップした人のみの有償化率であることに注意してほしい。Sensor Towerは比較のために、Disney+は最初の3日間にダウンロードした950万ユーザーのうち、約100万人(11%)が有料購読に変更したことを挙げている。ここでの大きな違いは、Quibiが長期間の3カ月無料トライアルを採用したのに対して、Disney+はわずか7日の無料トライアルだったことだ。
Sensor Towerでは、4月6日以来Quibiは450万回ダウンロードされたと推定している。5月以降、Quibiは無料トライアル期間を3カ月から14日間へと変更し、初期の登録者増強への取り組みを縮小した。TechCrunchはQuibiにコメントを求めている。
同じデータに関するThe Vergeへの声明で、Quibiの広報担当者はSensor Towerの報告に反論し、「有料購読者数の数値は不正確で桁が違っている。現在までに560万人以上がQuibiアプリをダウンロードした。当社のダウロードからトライアルへの転換率はモバイルアプリの基準を上回っており、有料購読への切り替えも、4月の90日間、5〜6月の14日間無料トラアイルともに完璧だ」。
Quibiの声明に対し、Sensor Towerの広報担当者は総ダウンロード数の不一致について、同社のデータがインストール数を「『単一のApple IDまたはGoogleアカウントによる最初のダウンロードのみを数えている。このため同じユーサーがアプリを削除した後や別のデバイスに再度インストールしたケースが反映されていない』ためかもしれない」と語った。
画像クレジット:CES
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook )