テロリストのiPhoneをアンロックするのにAppleの助力は要らないかもしれない、FBIは法廷審問の延期を要請

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テロリストSyed Rizwan Farookが使用したiPhoneのアンロックを政府がAppleに強制できるかどうかを、法廷で決めるはずだった日の前日になって政府は、“とりあえず、それはどうでもいいよ”、言っている。

なぜか?

たぶん、自力でやれる方法を見つけたからだ。

今日(米国時間3/21)提出された文書で、政府はこう言っている:

“2016年3月20日日曜日にある外部者がFBIに、FarookのiPhoneをアンロックできる方法を示した。それがFarookのiPhone上のデータを損なわない有効な方法であるか否かを判断するための、試験が必要である。その方法が有効なら、この件における、裁判所命令によるApple Inc.からの助力の必要性は排除される。

したがって、その方法を試験する時間を確保するために、政府はここに、2016年3月22日に予定されている法廷審問を無効にするよう、要求する。政府は法廷への状況報告の提出を、2016年4月5日までに行うことを提議する”。

これを言い換えると: “誰かがやり方を見つけたので、Appleに何かを強制する必要はないものと思われる。そのことは、数週間後に明確になる!”、だ。

アップデート — 太平洋時間午後4時41分: 政府の法廷審問延期要求を判事は認可した。

[これがその文書、リンク提供: ArsのCyrus Farivar。最初に見つけたのはEFFのNate Cardozo。]

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

投稿者:

TechCrunch Japan

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