ディスカバリーチャンネル他、リアリティ分野の「決定版」ストリーミング視聴サービスDiscovery+が米国ローンチ

新年は、HGTV、Food Network、TLC、ID、OWN、Travel Channel、Discovery Channel(ディスカバリーチャンネル)、Animal Planet(アニマルプラネット)など、Discovery(ディスカバリー)ネットワークからの番組を提供する新しい定額ストリーミングサービス「Discovery+」のローンチとともに幕を開けた。

Discovery+は実はイギリスとアイルランドで昨年秋にスカイ社との契約を介して開始されていたが、同社はサービスが米国で利用可能になることから、1月4日を大きなローンチ日として扱っている

競合する単独ストリーミングサービス(同様の名前のDisney+、ESPN+、Apple TV+、そして近日スタート予定のParamount+を含む)の競争は激化しているが、Discovery+は、ドキュメンタリーやリアリティのコンテンツに焦点を当てて際立つことを目指しており、「ノンフィクション、リアルライフ・エンターテインメントのためのストリーミングサービスの決定版」とうたっている。

加えて、受信料は月額4.99ドル(約510円)と低額、または広告なしのオプションは月6.99ドル(約720円)で価格が設定されている。また、米Verizon(ベライゾン)とVodafoneの契約者にはプランによって無料となる。(ベライゾンはTechCrunchを所有している。)

Discovery+ローンチ時点でのオリジナル番組には、いくつかの「90 Day Fiancé」のスピンオフ作品や、コメディエンヌのエイミー・シューマーが料理を覚える「Amy Schumer Learns to Cook: Uncensored」、料理人ボビー・フレイの出演する「“Bobby and Giada in Italy」、コメディアンが「ハウスハンターズ」の古典的なエピソードを見る「House Hunters: Comedians on Couches Unfiltered」、自然ドキュメンタリー「Mysterious Planet」、女優・ジュディ・デンチの旅行番組「Judi Dench’s Wild Borneo Adventure」などがあり、さらに近日サービスを開始する予定のMagnolia Networkの番組ラインアップのプレビュー・エピソードも含まれる。

Discovery によると、このサービスには合計5万5000本以上のエピソードが含まれており、初年度には1000時間のオリジナルコンテンツをローンチする予定だという。また、提供コンテンツにはDiscoveryが所有するブランドだけでなく、BBCの自然ドキュメンタリーやA&E、The History Channel、Lifetimeなどの番組も含まれている。

Discovery+は、Amazon Fire TVデバイス、iOSデバイス、Google TV/Android TV/Chromecastデバイス、Microsoft Xbox OneとSeries S/X、Rokuデバイス、SamsungスマートTV(2017年以降のモデル)で利用できる。今年は北欧、イタリア、オランダ、スペインのほか、中南米やアジアの一部など、25の市場でのローンチを予定している。

「本日、米国でDiscovery+を立ち上げるにあたり、クラス最高のパートナーと協力して、ファンの方がいる場所であればどこででも利用していただけるようになることに興奮しています」とDiscoveryの社長兼CEOである、David Zaslav(デビッド・ザスラフ)氏は声明で述べている。「私たちの目標はシンプルです。消費者の皆様に、リアルライフ・エンターテイメントのための決定的かつ最も充実したデスティネーションを、すべての家庭のストリーミングやTVのポートフォリオに最適な価格帯でお届けすることです。現在の市場には、このようなサービスは他にありません」。

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カテゴリー:ネットサービス
タグ:動画配信

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(翻訳:Nakazato)

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TechCrunch Japan

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