新しい料理を試してみたいと思っても、買い物や作り方を調べたりするのが面倒で諦めてしまうこともある。そういう面倒をなくして、料理を楽しむ手助けをするためのBlue Apron(ブルー・エプロン)というサービスが、シリーズAにて300万ドルの資金を調達したとアナウンスした。
サービスの内容はというと、1週間に最高3品目分の料理素材と作り方を、1品あたり9ドル99セントで送ってくるというものだ。昨年秋に紹介したときには、アメリカ北東部限定のサービスだった。現在はアメリカ国内の50%をカバー(西海岸地域はまだ対応していない)しており、毎週6000件をデリバリーしているのだそうだ。また、新たにベジタリアンオプションというのもできた。
共同ファウンダー兼CEOのMatt Salzbergによると、対応地域およびメニューバリエーションも増やしていく予定なのだそうだ(それほど遠くないタイミングで全米対応としたいとのこと)。ただ、こうしたサービスというのは規模を拡げるのがなかなか大変そうだ。食事サービスの面とロジスティクスサービスの両面を実現していく必要があるわけだ。Salzbergも、「もちろんいろいろなスキルが必要になってきます。サプライヤーとの協力関係も非常に大事です。利用者の方々に毎週新しいレシピを提供します。それを全米規模で行うというのは、かなりチャレンジングな仕事ではあります」と述べている。
しかし困難に立ち向かう価値は、間違いなくあるサービスだと思う。多忙な人びと(外食が好きでなかったり、忙しい中でもコンビニ弁当のようなものばかりを食べたくはない人)にとって、確かに役立つサービスだ。
出資したのはFirst Round Capital、Bessemer Venture Partners、Dave Tischなど。以前行ったシードラウンドでは90万ドルの資金を調達している。
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(翻訳:Maeda, H)