いつかはApple Watchの新型ハードウェアが登場するだろう。バッテリーの寿命が改善し、より軽い本体に、使い方が分かりやすくなり、機能も増え、Appleはそれらの販売で利益を得ることになるだろう。しかし、それはいつになるのだろうか?
今週、中国のサイト Commercial Times(9to5Macの情報より)は、次世代型のApple Watchの生産が今月の終盤頃からQuantaというサプライヤーの元で始まると伝えた。昨年末、9to5Macも新型Watchが2016年3月のイベントで登場するのではないかと予測していた。
そんなに早くに登場するかは疑わしい。いくつか複数の情報筋から聞いた話によるとApple Watchを大幅刷新したハードウェアモデルは3月には登場しないだろうということだった。デザイン提携、アクセサリーなどは登場するかもしれないが、「Watch 2.0」と呼べるような新ハードウェア機能ではない。もちろん私が間違っているかもしれないが、聞いた話をまとめるとそのようだった。
更新情報:Appleが、Apple Watchにマイナーな変更を施したモデルを出荷するかもしれないという話を聞いた。FaceTimeカメラを実装したモデルで、他の機能追加はないという。本体の変更や大幅な刷新と言える「Watch 2.0」ではないだろう。時期については何も開示されていないが、カメラの噂が出てきた理由がこれで分かる。まるで茶葉を占うようだね。
クリエイティブ戦略アナリストであるBen Bajarinに話を聞いたところ、サプライチェーンを見ていても、Watchの新モデルの生産に入ると明確に示す動きはまだないと言う。
「Appleに部品をいつも提供している会社のサプライチェーンのカットのタイミングは新プロダクトの登場を示しているのかもしれません。もし2016年の前半に新プロダクトを出荷する予定なら、2015年の後半にでも発注があった筈です。」とBenjarinは言う。「Appleのサプライチェーンで興味深い新たなパターンの動きがあり、状況を予測することが難しくなっています。現行のApple Watchについても誰もサプライチェーンから登場を予測することができませんでした。サプライチェーンからは分からないのかもしれません。しかし、Appleのサプライヤーに委託収入の兆しがあるため、新プロダクトが数ヶ月後に出荷する予定なのかもしれないと勘ぐる理由にはなるでしょう。」
新Apple Watchのソフトウェアの面でも主要な動きがあるという話は聞かない。ベータ版のソフトウェアさえ開発者に解放していない状況で、先にハードウェアを出荷しても上手くいかないだろう。開発者が新機能に対応できないからだ。最近のiPad ProとPencilはそれを象徴している。新機能に開発者の対応が間に合っていない。だが私が聞いたところによると、Apple Watchのホリデーがあった四半期の売上は大きかったようだ。Juniperの調査によると今期のAppleのスマートウォッチのシェアは50%以上になることがそれを裏付けている。
別の情報筋から、Appleは3月に何かしらかの発表の計画段階にあるという。なのでイベントはあるのかもしれない。しかし、そこでローンチされるものが何であるかは定かではない。4インチの小さめのiPhoneだろうか、iPadの新型だろうか?WatchやイベントについてAppleに問い合わせたが、Appleはコメントを控えた。
より大きな質問は、Apple Watchの買い替え期間はどの程度のものなのかということだろう。Appleさえ答えを探している。(彼らもiPadの買い替え期間がかなり長いということ以外分かっていないのだろう。)Watchはスタンドアローンの端末ではなく、スマートフォンの機能を少しだけ拡張するものだ。それには、現在のアクセサリーの立ち位置からさらに強力に、生活に変革をもらたす可能性を秘めている。だが、現在のちょっとした機能を拡張するもので、ハードウェアが必需品として確立していない段階では、買い替えまでの期間は例えばiPhoneといった製品より大幅に長いだろう。
もし、新型Apple Watchがホリデーシーズン用の新型iPhone(こちらは確度が高い)と一緒に9月に発表されるのなら、当初のApple Watchの登場から新型の発表までの期間はおよそ2年となる。ハードウェア自体はもう少し後に出荷されることになるだろうが、この期間の空きはバージョンの刷新のための時間的な余裕としてちょうど良いかもしれない。ハードウェアに大幅に進化させることができるだろうし、カスタマーの消費疲れを防ぐこともできるだろう。
他のどのAppleのハードウェアの発表同様、茶葉で未来を占うのは困難だ。その上Appleは計画を変更するかもしれない。(ハードウェアの発表を公的に行わないことのメリットだ。)現状で言えることは、Watch 2.0が3月に登場するのを期待するのはまだ早いかもしれないということだ。
Apple Watchハードウェアの新情報が入り次第、記事を更新したい。
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