契約書など法務・コンプライアンス領域向けAI搭載オンラインエディター「LAWGUE」(ローグ)開発・提供の日本法務システム研究所は9月14日、第三者割当増資および融資として、約3億円の資金調達を実施したと発表した。引受先は新日本法規出版、第一法規、鈴与、AI inside、UB Venturesが運用するファンド。融資については、三菱UFJ銀行からのプロパー融資となっている。
調達した資金は、業務提携関係にある各事業会社との取り組みの加速、また製品開発、営業、サポート体制の強化に利用する。
日本法務システム研究所のLAWGUEは、過去文書を資産化し、条項単位で検索・再利用できるAI搭載のオンラインエディター。組織内のナレッジ共有を実現するとともに、契約書や規程類などの構造化文書作成に携わるビジネスパーソンを、ひな形や過去文書の検索、Wordファイルの履歴参照、ファイル添付メールの往復といった非効率業務から解放する。リーガルテックの枠を越え、現在は知財分野やIR分野など、多くの領域で活用が進んでいるという。
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