簡単に、しかし本格的にライト・ペインティング(長時間露光写真)を愉しむPixelstick

カメラの長時間露光によって「絵を描く」様子を見たことがあるだろうか。

安い懐中電灯などを使い、暗い夜空に(見事とは言い難い)名前を描いてみたような経験をした人も多いことだろう。うまくできたか気になって、半分も書き終わらないうちにカメラを確認してみるということを繰り返した人も多いだろう。普通の写真に飽きたらなくなった人々が、かず多くライト・ペインティングを楽しんできた。

そして、今回紹介するPixelstickは、ライト・ペインティングを徹底的に愉しむためのツールだ。

Pixelstickという名前の通り、Pixelstickとはピクセルを並べたステッキだ。

もう少し詳しく紹介しよう。長さ6フィートの棒に、198個のフルカラーLEDが搭載されている。ハンドヘルドコントローラー、SDカードリーダー、カードから読み取ったイメージをパースするための電気的な仕組み(回路)から構成されている。

画像投影時、Pixelstickは画像を1列ずつ再現していく。目で見ていても、単に光が見えるだけで意味をなさなない。これを開放モードにしたカメラの前でゆっくり動かすことにより、それぞれのピクセルが画像となって記録されることになる。Pixelstickの描く光の軌跡により、使う人のイメージが写真上に実現されていくのだ。

これだけでもかなりクールな存在なのだが、実はアニメ画像を作成することもできる。連続イメージをSDカードに読み込み、それぞれの撮影シーンをコントローラー側で制御して再現する。まだ見ていない人は、ぜひ上のビデオを見てみてほしい。サンプルを見ればどれほど面白いことができるのかを感じてもらえるはずだ。Pixelstickは回転(スピン)させて使うこともでき、ぐるぐると目の回るような螺旋状のアニメーションも作成できる。

PixelstickはKickstarterにて11万ドルの資金調達をゴールとしていた。しかしこの目標額はあっという間に達成されてしまった。登録4日目にして既に倍以上の額を調達してしまった(翻訳記事作成時点で26万6764ドルを調達している)。最も安くPixelstickを手に入れる額はEarly Bird割引の250ドルに設定されていたが、こちらは当然ながら既に申込み終了となっている。現在の入手可能最低額は300ドルということになる。

(購入する場合には、きっともう少しお金を出してリチャージャブルバッテリーなども入手しておいた方が良いかもしれない。動かすには単三電池8本が必要で、開発者によれば1晩ないし2晩利用すると、電池交換が必要になるとのことだ)

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(翻訳:Maeda, H


投稿者:

TechCrunch Japan

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