Twitterが、巨大で盤石なユーザーベースを誇るVineを保有している。そこから利益を上げることはまだ計画にないと、Vineのユーザーエクスペリエンスを率いるJason Manteは、TechCrunch Disrupt NYのステージで話した。
「いつか利益を出したいとは、もちろん思っています」とManteは言った。「今のところVineは、素晴らしいプロダクトを作ることだけに集中しています。Vineはまだ2歳で、若いのです。エクスペリエンスを改善して、良いものに仕上げたいと考えています」。
Manteは、モバイルとウェブから1ヶ月で1億ものユーザーがVineの動画を視聴していると話した。Twitterも昨年の暮れに数値を公表している。Twitterは2012年にVineを買収したが、その時はまだプロダクトはできていなかった。
Manteは、彼らの目標はテレビを代替することではなく、またInstagramも競合ではないと話した。Vineは、「面白いストーリーを伝えるのに障害となる要素を排除すること」が目標で、意図的にアプリの機能を限定しているとManteは説明した。Vineには、動画を切ったりつなげたりするための編集ツールがある一方で、Instagramの動画編集ツールは、フィルターをかけるツールが豊富に揃っている。
また、Vineの動画は毎日10億回ほど、ループ再生されていると伝えている。Manteは、この指標は、Vineのプラットフォームを計るのに自然なものだと話した。「投稿された動画コンテンツが1、2回視聴されることもあれば、ユーザーがその動画の虜になって、何回も何回も視聴する場合があります」。
Vineは盤石な動画クリエーターのネットワークを構築している。彼らはVineに動画を制作するに留まらず、制作した動画から利益を得ている。Nicheのようなプラットフォームのおかげで、Vineのスタークリエーターたちは、ブランド企業とつながることができ、スポンサーを受けてコンテンツの制作も行っている。Twitterは、Nicheを今年の初めに買収している。
「私たちは、その2つの市場の間に位置するエンターテイメントネットワークだと考えています」と彼は話した。
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