AI強化で転職やアルバイト探しの精度向上目指す、スマイループスがWiLから6億円調達

スマイループスは2月25日、WiLを引受先とする6億円の第三者割当増資による資金調達を実施した。累計調達額は約10億円となる。

同社は今回調達した資金を、既存事業である「ジョブクル転職」、2019年4月予定の新規事業「ジョブクルバイト」の開発・マーケティング費用にあてるという。また、機械学習を得意とするエンジニアの採用を強化して、ジョブクル転職などの求人提案精度の向上やユーザー拡大に向けたインフラの再構築なども実施していくとのこと。

「ジョブクル転職」は、同社が「探さない転職チャットアプリ」という表現する転職サービス。チャット上でアドバイザーに転職について相談できるほか、相談内容や登録情報を基に求人レコメンドAI「JOBOT君」が最適なマッチングを行うのが特徴。複数の大手転職サイトと連携しており、掲載求人数は約8万件、累計の求人マッチング数は4000万件を超えているという。

ジョブクルバイトは、ジョブクル転職で培ってきたチャット形式のノウハウ・AIの仕組みをアルバイト市場において展開。「探さないバイトアプリ」としてサービスを開始する予定だ。

WiLは、国内のスタートアップの支援や起業家精神の普及を目的として、伊佐山 元氏、松本真尚氏の二人が創業したベンチャーキャピタル。

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TechCrunch Japan

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