BuzzFeedがVerizon MediaからHuffPost(旧The Huffington Post)を買収

HuffPostのオーナーが変わった。現在の親会社であるVerizon Mediaが、同サイトをBuzzFeedに売却する合意に達したのだ。

The Wall Street Journalがこのニュースを最初に報じ、それは株式取引だと説明している。Verizon MediaもBuzzFeedに投資し、このデジタルメディア企業の少数株主になる。

契約には両社間でコンテンツを互いに配信する合意があり、また広告で協力するとともに、合同のイノベーショングループを作ってその他の収益化機会を探求する。

BuzzFeedのプレスリリースで述べられているように、この契約でHuffPostはぐるっと1周し、元の位置に戻ってきたことになる。BuzzFeedの共同創業者でCEOのJonah Peretti(ジョナ・ペレッティ)氏は、かつて「The Huffington Post」という名前で知られていたメディアの創業者の1人だったからだ。

「メジャーなニュースアウトレットに育っていく初期のHuffPostの姿を、昨日のことのように思い出す。しかしBuzzFeedがこの買収を行ったのは、HuffPostの未来と、今後何年間もメディアのあり方を定義していくそのポテンシャルを信じているためです。HuffPostが加わったことによって私たちのメディアネットワークは読者が増え、あらゆる同業他社と比べても読者が私たちのコンテンツと過ごす時間が長くなるでしょう」とペレッティ氏は声明で述べている。

AOLが10年近く前に3億1500万ドル(約327億2000万円)でThe Huffington Postを買収し(未訳記事)、それから数か月後にTechCrunchを買収した。

この買収はジャーナリズムとデジタルメディアの世界への本格的な進出と見られたが、その後企業レベルでの一連の変化が生じて、AOLをVerizonが買収し(未訳記事)、VerizonはYahooも買収(未訳記事)、さらに両社を合わせた組織をまずOathと改名(未訳記事)、そしてその後Verizon Mediaになった(未訳記事、現在でもTechCrunchのオーナー)。この買収の背後にいた役員のTim Armstrong(
ティム・アームストロング)氏は、2018年に同社を去った(未訳記事)。

何年も前から、HuffPostの売却は何度も噂になっていた。2019年にVerizon MediaのCEOであるGuru Gowrappan(グル・ゴウラパン)氏は、HuffPostは売却しない「我々のコンテンツの核だからだ」といっていた。

BuzzFeedは、HuffPostの新しい編集長も探している。その席は、2020年3月にLydia Polgreen(リディア・ポルグリーン)氏が辞めて(Huffington記事)から空いている。

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画像クレジット:Drew Angerer /  Getty Images

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(翻訳:iwatani、a..k.a. hiwa

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TechCrunch Japan

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