スーパーマーケットに置かれていて、ペットボトルに溜め込んだ小銭をもっと使いやすいように、紙幣とかに交換してくれる機械のことは、もちろん知っているよね?あの機械が今度はBitcoinを売り始めようとしている。
この衝動買いの夢を叶えるために、小銭交換機械をそこここに設置しているCoinstarが、全国に暗号通貨ATMの小規模なネットワークを展開しているスタートアップのCoinmeと提携した。
CoinstarのCEOであるJim Gaherityは、GeekWireで流された第一報の中で次のように述べている。「Coinstarはいつでも、キオスク端末の前にやってくるお客さまに、価値を提供する新しい手段を模索しています。Coinmeの革新的な提供機構とCoinstarの柔軟なプラットフォームによって、お客さまが現金で手軽にBitcoinを買うことが可能になります」。
全世界で2万台の機械を構えるCoinsterは、デジタル通貨の提供も可能にできる、巨大なネットワークを運用している。同社の発表にあるように「米国市場には、Bitcoin取引を引き受けることのできる機械が数千台存在している」が、当面はそこまでの規模で運用されることはないだろう。
一方Coinmeは、テキサス州、ワシントン州、そしてカリフォルニア州などを含む、11の州でデジタル通貨ATMを運用している。当初Bitcoinに対応する機械の台数は明らかにされてはいないが、Coinmeのサイトにはこの提携によって「Bitcoinを購入できる数千の場所」が生まれると書かれている。
私たちが試してみたときには、Coinstar Bitcoin設置場所検索ツールは具体的なキオスクの場所をまだ教えてくれなかったが、もし適切な設置場所を検索できるようになったら、更新された機械からBitcoinを購入することはとても簡単になるようだ。なお、この交換を行うためには現金が必要であることは注意しておく必要がある。他のデジタルマネーやクレジットカードを使って、暗号通貨を購入することはできるようにはならない。
紙幣を機械に挿入すると、新型のキオスク端末は、CoinmeでBitcoinに交換可能なコードが印刷されたクーポンを発行する。上限は2500ドルで、携帯電話番号をその取引にリンクする必要があるが、疑わしい操作を回避するために、登録できる電話が一台に限られるのかどうかははっきりしていない。
昨年の恐ろしい高騰と、痛みを伴う下落を経験した後では、暗号通貨のクールオフ期間はしばらく続くかもしれない。特に株式市場が皆をハッチの下に閉じ込め続けてしまうようなときにはなおさらだ。そうした状況を考えれば、今回のキオスクは、誰もが最初の暗号通貨をを買おうと複雑な手続きに四苦八苦していた2018年前半の最盛期にこそ、より多くの興味を引きつけることができただろう。まあそれでもCoinstarがどこにでもあることを考えれば、このBitcoinキオスク端末は、手元の30ドル分の10セント硬貨をまとめたい一部の買い物客たちの興味は刺激できるかもしれない。
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(翻訳:sako)