近年、賃料の安さや交通の便などを理由に、スタートアップが集まりつつある五反田。その五反田に本拠を置くスタートアップ6社が7月25日、共同で一般社団法人「五反田バレー」の設立を発表した。
設立時点で参画する企業はfreee、マツリカ、ココナラ、セーフィー、トレタ、よりそう(旧みんれぴ)の6社。代表理事はマツリカ代表取締役Co-CEOの黒佐英司氏、freeeユーザーカンパニー事業開発部統括マネージャーの定田充司氏が務める。
五反田バレーは「企業や行政の壁を超える起点となり、街全体の活性化を通じて互いに相乗効果をもたらすことで、今後、社会課題を解決するスタートアップコミュニティへの発展を目指す」として設立された。五反田地区を擁する東京都品川区との協定締結も発表されている。
既にスタートアップが集積する渋谷や六本木などに比べてオフィス賃料が安く、社員の通勤の便もよいことから、ここ数年、五反田にはスタートアップが集まる傾向がある。同団体では、地域への人材やスタートアップの集積、地域社会や企業との連携によるイノベーション醸成、五反田ブランドの向上といった支援活動を通じて、参画企業の成長につなげていく考えだ。