Human Rights Campaign(HRC)がGoogleのLGBTフレンドリー指数を格下げしたその同じ日に、当のGoogleは性転換療法(転向療法)を宣伝していると非難されていたアプリをPlay Storeから排除した。
上記の指数が載っているCorporate Equality Index(企業の平等性指数)というリストの上で、LGBTQの人権擁護団体としてよく知られているHRCは、Google Play StoreにLiving Hope Ministries作の性転換療法ふうアプリがあることを懸念していると脚注で言っている。そのアプリの削除は、最初にAxiosが報じた。TechCrunchでは、そのLiving Hope Ministriesのアプリへのリンクがすでに死んでることを確認した。
HRCは続けてこう書いている。「性転換療法はうつ病や不安、ドラッグの使用、ホームレス状態、自殺などの原因になることがある。LGBTQのコミュニティにとって有害な可能性のあるこのアプリに、適切な対応をせず放置している企業(Google)に対しては、Corporate Equality Indexの格付けを停止する」。
TechCrunchはGoogleに、削除の決定について、およびLiving Hope Ministriesのアプリがどのようなルールに違反していると見なされたのかを問い合わせている。
テキサス州アーリントンのLiving Hope Ministriesは、同社が性転換療法を宣伝していることを否定している。その療法は正規の医学や行政など公的なレベルでは否定されている行為であり、通常は宗教団体が個人の同性誘引を矯正するために利用している。Living Hope Ministriesのウェブサイトは、こう言っている。「毎年何千人もの人びとに、彼らが、キリストに従う者として、同性誘引で苦しんでいる人たちに救済者として対応するやり方を説いている」。同団体はさらに、同性誘引に苦しんでいる男の妻たちの支援も専門的に行う、と言っている。
Apple(アップル)は12月に、一般からの圧力と反差別団体Truth Wins Outによるアプリ反対キャンペーンに直面してLiving Hope Ministriesのアプリを取り下げた。Amazon(アマゾン)もすぐそれに倣ったが、Google Play上では米国時間3月28日まで生きていた。
画像クレジット: Justin Sullivan
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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa)