MicrosoftがOneDriveのApple Watchアプリを制作し、手首からクラウド上の写真が見られるように

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Microsoft Bandを市場に送り出しているものの、 MicrosoftはApple Watch向けのアプリを開発した。Microsoftは、クラウドストレージサービスのOneDriveのiOSアプリのアップデートをつい最近発表した。それによりユーザーは、アプリを使用してOneDriveに保存した写真を手首に装着したAppleのスマートウォッチから見ることができるようになる。Microsoftは数多くのiOS向けアプリを制作してきたが、OneDriveのアプリがApple Watchに対応した初のアプリとなる。

App Storeのアップデート情報には、OneDriveのユーザーは撮影したばかりの写真を見たり、不要な写真を削除できると記載されている。さらにApple Watchの小さな画面からも、アルバムを見たり、タグから写真を探したりすることができるそうだ。

もちろん、今の時点でApple Watchの所有者が手首から写真を見たいと思うかは分からない。ポケットに入れたスマートフォンの方が操作するのには適していて、ユーザーもその方が良い体験ができるだろう。だからといって、写真アプリを提供する企業がApple Watchへの対応を進めない理由にはならない。3月にクパチーノで開催されたApple Watchのイベントでは、InstagramのアプリがサードパーティアプリとしてAppleが紹介したもの中に含まれていた。Instagramは、他のGoogleのスマートウォッチやGoogle Glass向けのアプリをまだ開発していないので、Apple Watch向けアプリは彼らがウェアラブル端末用に制作した初めてのアプリになる。

MicrosoftのApple Watchプラットフォームへの対応も想像の範囲内だ。MicrosoftとAppleは互いをライバル視してきた長い歴史があるが、MicrosoftのCEO、Satya Nadellaの指揮の元では、これまでもiOSやAndroidを含む、競合モバイルプラットフォームに対応したプロダクトやサービスを多く開発してきた。去年はiOS向けOffice製品iOSとAndroid向けOutlookを発表し、様々なMSN製品も開発してきた。今では累計100以上のiOSとAndroidアプリを提供 し、中にはMicrosoft Garageから生まれた、Android用の画面ロックアプリといった実験的なものもある。

自社製品をApple Watch対応することで、Microsoftは新しいモバイル市場の中でクロスプラットフォームのプレイヤーになる考えを示している。自社のプラットフォームを押し出し、他社をそこから追い出す姿勢ではなくなった。

OneDriveのApple Watch対応が興味深いのにはもう一つ理由がある。MicrosoftがGoogleより先にストレージサービスのApple Watch対応を行ったのだ。GoogleはGmail、Drive、Mapsなどの主要アプリのほとんどでiOS対応を行ってきたが、Apple Watchへの対応には沈黙守ってきた。ウェアラブルの分野でGoogleは、Apple Watchユーザー向けにGoogleのアプリを開発するのではなく、iOSユーザー向けのAndroid Wearサポートに注力する計画のようだ。

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(翻訳:Nozomi Okuma /Website/ facebook

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TechCrunch Japan

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