eBayとの分離発表から1年以上が過ぎ、PayPalは独立会社として初めての四半期決算を発表した。
同社の調整後1株当たり利益は0.31ドル、売上は226億ドルで、アナリスト予測の0.29ドルを上回ったが、売上は予測の227億ドルにわずかに届かなかった。
明暗半ばの決算報告を受け、株価は時間外取引で34.51ドルと終値の36.52ドルから5%下げた。
以前同社がまだeBay傘下だった時に発表された新たな指標のアクティブアカウント数は、現在1.73億人で、1年前の四半期は1.57億人だった。
総取引き件数は12.2億件、前期は11億件だった。さらにPayPalは、アクティブアカウント当たり年間平均27回の取引きが利用され、前年同期の24回から増えていることも発表した。
同社が、21億ドル分の取引きはVenmo経由で処理され、前年比200%増だったと発表したことは興味深い。【訳注:VenmoはPayPalと競合する面もある】
当初投資家らは、2社の分離に関して楽観的でPayPalの株価は取引初日に8%上昇した。その後その熱気は冷め、今日の時間外取引価格は、7月の最高値より約15%低かった。
今日の悲喜半ばの決算とその後の株価下落は、分離以来概して強気だった投資家らを魅するためには、まだ努力が必要であることを示している。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)