Playbuzzが対話性満載の記事を書くための新しいエディターを披露、ハフポはユーモア要素の導入に活用

Playbuzzは、投票やギャラリーなどの成分を加えた、より対話的なコンテンツの制作を手伝ってくれる。

これまでそんな成分は、記事中に埋め込むためのウィジェットとして提供されているものが多かったが、PlaybuzzのStorytellingプラットホームでは、最初からそういう要素を含む記事全体を作っていける。

WordPressなどのブログツールにも前からそんな機能はあるが、Playbuzzはあくまでも対話性を重視する。投票など既存の機能に加えて、今度の新しいエディターではGettyやGiphyの画像が統合化される。また、ビデオを簡単迅速に作れる機能もある。

記事全体をWordPressにインポートするためのWordPressプラグインも用意されている。

同社の“チーフ・ストーリー・テラー”Shachar Orrenがデモを見せてくれたが、彼女によると、目標は“記事全体を参加性と対話性のある記事にすること”だ。Playbuzzを使うと、まず記事を書いてから、後で対話的な部品を一つ二つ加える、という工程にはならない。最初から随所に、要素を加えていく。

投票や質問はこれまでクリックベイト(クリックを釣るための餌)として使われることが多かったが、Orrenによるとそれらは、重要なニュースの理解を深めるためにも利用できる。

“Huffington Postは硬派なニュースをミレニアル世代にも読んでもらうために、そんな対話的要素をうまく使っている”、と彼女は語る。

たとえばHuffPo(本誌 TechCrunchと並んで今やVerizon/Oathがオーナー)は、Storytellingプラットホームを使って、トランプ大統領と共和党議員の抗争の記事にユーモアの要素を加えている。またイギリスの選挙をアメリカの読者に説明するために、いろんな形を組み合わせている。

Playbuzzが期待するのは、すべてのパブリッシャーがStorytellingを使ってくれることだ。Orenによると、Storytellingを使いながらでも、個別にウィジェットを作ることは可能だそうだ。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。