Samsungが今日(米国時間7/7)、microSDカードを駆逐すると言われる新しい規格UFS(Universal Flash Storage)のメディア実装製品を発表した。その薄くて小さなカードは、容量が32〜256GBと大きく、今後のますます高精細になっていくDSLRやVRカメラなどを主なターゲットとする。
容量だけなら同社は5月に256GBのmicroSDカードを発売しているからUFSの独壇場ではないが、なにしろこのカードはリード/ライトが狂異的に速い。ピーク時リードスピードは毎秒530メガバイト、これはmicroSDカードのハイエンド製品の約5倍だ。
同社によると、5GBのムービーを10秒でリードできる。UFS以前のフォーマットなら50秒だ。ライトも速くて、毎秒ほぼ170メガバイト、microSD上位製品の約倍だ。
Samsungはかなり前からこの規格に取り組んでいて、すでに一部のモバイルデバイスにも実装されている。ただしカードという形で実際のメディアが発表されるのは、今回が初めてだ。あと望まれるのは、これを読み書きできるさまざまなデバイスが世の中に出回ってくれることだ。
まず、今や噂でもちきりの次の新製品Galaxy Note 7は当然、UFS対応になるだろう。