新たに修正申請されたS-1資料によると、Twitterは2013年に入って1.338億ドルの損失を出している。これは、2012年の0.707億ドルより悪い。いずれの数字も歴年1~9月が対象。
Twitterの最初のS-1は、前半2四半期しか取上げていなかった。同資料でTwitterは今年前半0.692億ドルの損失だった。したがって最新資料は、Twitterが第3四半期だけで0.646億ドル失ったことを示している。あるいは2013年第3四半期だけで、2012年第1~3四半期分の損を出したと言うこともできる。
Twitterはいったい何に資金を費したのか? 同社のバランスシートによると、大きい金額が研究開発費に使われている。Twitterの2013年累積研究開発費は、1~2四半期の1.118億ドルから、1~3四半期は1.991億ドルへと膨れ上がっている ― 第3四半期だけで0.873億ドル。この第3四半期の研究開発費のうち、0.3億ドル弱が株式型報酬に宛てられたことは注目に値する。
Twitterの損失加速は株式公開に悪影響を及ぼすおそれがある ― もし投資家たちが同社の利益性を懸念しているならば。2013年最初の9ヵ月間の損失は、2012年同時期の2倍に相当することから、長期的実行能力を証明するためには問題が山積みだ。
別の面から見ると、Twitterの売上は急速に増加している。同社の第3四半期売上1.686億ドルは、2013年1~2四半期累計売上2.536億ドルのペースを上回っている。
Twitterは、IPO申請をNYSE[ニューヨーク証券取引所]に提出し、テク系伝統のNASDAQを避けた。同社は新株発行により10億ドルの調達を見込んでいる。そうそう、Twitterのメンバー数の伸びは急激に減速している。
トップ画像提供:Emmanuel Huybrechts
[原文へ]
(翻訳:Nob Takahashi)