Twitterの「トレンド」(Trending Topics)は、分かりにくいことがある。たとえば#NYFWがNew York Fashion Weekであるなんて、ふつーの人は知らない。そこで同社は、「見つける」(Discover)タブを、新しくパワーアップしたトレンド(Trends)セクションに変えて、それぞれのトレンドトピックの短い説明を付けることにした。今のところそれは合衆国ユーザの英語バージョンだけだが、Twitterは今モバイルより先にWebで実験しており、もっと多くの国へ展開する予定だ。
Facebookが2014年の1月に「Twitterのトレンドトピック」(Twitter’s Trending Topics)をローンチしたときも、同じような説明が入った。Twitterは人びとにコンテキスト(文脈)を与えることによって、より大衆性を増し、同社自身の成長を助け、そしてより多くの人をトレンドに巻き込もうとしている。
たとえばPhantom 3という言葉を見ても、そのトピックが何(なん)なのか分からない人もいる。そこでこれからは、“世界最大のドローンメーカーDJIが新製品Phantom 3を発表”、という説明を付けるのだ。
これまで、「見つける」(Discover)はナビゲーションバーの上にそれ専用のアイコンとしてあったが、これからはそれがなくなり、画面トップの検索アイコンをタップすると説明付きの「トレンド」が現れる。トレンドのどれかをタップすると、そのトピックに関するツイートやメディアなどへ行き、そのトピックの世界が広がっていく。
Twitterが「見つける」(Discover)を導入したのは2011年だが、今日まで一貫して、なんか、こう、ぎごちない機能だった。これまでずっと、人気記事や、自分のネットワークからのツイート、トレンド、イベント、などなどがごっちゃに載っていた。Summifyを買収してからは、この部分の個人化(パーソナライゼーション)をトライした。しかしそれでもなお、今だにTwitterの裏通りみたいで、なんとなくずれたコンテンツばかり載ってる、という感じだった。ホットな今、ではなくて。
「見つける」を強化版の「トレンド」に変えたら、Twitterの上で今起きている重要なことが、もっと分かりやすくなるだろう。元々、「見つける」のねらいが、それだったはずなんだけどね。