少なくともそれはTwitterだけではない。Alibabaも今日(米国時間8/20)史上最安値を記録した。
IPO後の市場で、Twitterが苦闘している。停滞するユーザー成長が相次ぐ四半期決算を受け、ソーシャルメディア会社の株価は今日、新たな底をついた:IPO価格。
Twitterは1株あたり26ドルで上場した。そこから株価は急騰し、2013年末には時価総額を399.3億ドルまで伸ばした。以来、Twitterはその中核となるユーザー基盤を期待されるペースで伸ばせることを、投資コミュニティーに証明できずにいる。
Twitterの財務状況は概して順調だが、同社は最前線で苦悩している ー Twitterがユーザー基盤を早く成長できるかどうかは、シリコンバレーで長年賭けの対象だった。
26ドル丁度で引けたTwitter株は、日中IPO価格以下で取引された。Twitterにとって30ドルという数字は一つの閾値として見られている。内部的にも外部的にも。公開株価の歴史を知る人なら、Twitterの30ドルラインは、Microsoftの40ドルにあたる、と言うこともできる。
Twitterの史上最高値は、あの12月の73.71ドルで、今の3倍近かった。
今日強烈な一撃をくらったのはこの会社だけではなく、IT株全般にとって厳しい1日だった。Netflixは7.8%暴落し、Facebookは5%、LinkeInは4.3%下げた。上の方を見ても、Apple、Google、Microsoftが揃って約2%の安値だった。
Twitter株は、この数ヶ月間で25%以上下落し、2014年10月に記録した52週最高値の55.99ドルより46%下がった。
今日の急落は、Twitterのモバイル広告プラットフォームが全面改訂され、”Twitter Audience Platform” と再ブランド化されるとの発表を受けたものだ。改訂の狙いは、広告主がカスタマイズされた広告付きツイートを通じて、ユーザーを自社のビデオコンテンツに誘導するのを容易にすること。
Twitterの業績に関する主要な疑問は変わっていない。新規ユーザー獲得を活性化できるかである。もしできなければ、将来のキャッシュフローが悪化することは目に見えている。