WhatsAppが壁紙をアップデートし送信ミス防止、ステッカー機能も強化

20億人以上が利用しているWhatsAppが壁紙とステッカーの機能を強化し、その外観をアップデートした。

WhatsAppは米国時間12月1日、同時に進行している数十から数百のチャットを簡単に区別できるように、異なるチャットの壁紙をカスタマイズできるようにすると発表した。ユーザーがチャットに割り当てる壁紙の数に制限はないという。

「最も重要なチャットやお気に入りのユーザーにカスタム壁紙を使用することで、チャットをカスタムしたり区別したりできるので、間違ったチャットに間違ったメッセージを送信することを心配する必要がなくなります」と、Facebook(フェイスブック)傘下のWhatsAppは述べた。

WhatsAppはまた、現在のデフォルトの壁紙をより多くの色で展開し、世界中の自然や建築物などより多くの画像による壁紙の選択肢を増やすと述べた。さらに、スマートフォンがダークモードに切り替わったときに別の壁紙を設定できるようになっている。

また壁紙だけでなく、ユーザーがテキストや絵文字を含むステッカーをすばやく検索したり、一般的なカテゴリーを閲覧したりすることも容易になるという。

WhatsAppはスタンプ作成者に対し、ユーザーが検索しやすくなるようにステッカーに絵文字を付けるよう促している。同社の広報担当者は、WhatsAppが受け取ったステッカーの種類や、ステッカー作成者の数については明らかにしなかった。

ステッカーが好きな人のために、追加のステッカーがいくつかある。世界保健機関(WHO)の「Together at Home」のアニメーションステッカーが利用できるようになった。(両者は2020年に入ってから、新型コロナウイルスの大流行に対する意識を高めるために協力し始めた

「『Together at Home』はWhatsAppで最も人気のあるステッカーパックの1つですが、今後はさらに表現力が増し、アニメーション形式でも利用できるようになります。アラビア語、フランス語、ドイツ語、インドネシア語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語、トルコ語の9言語にローカライズされたテキストを含む『Together at Home』のステッカーパックが提供されます」と、WhatsAppは述べた。

関連記事
WhatsAppのユーザー数が20億人に、2年前から5億人増
WhatsAppがWHOと協力して新型コロナ関連のステッカーを公開

カテゴリー:ネットサービス
タグ:WhatsApp

画像クレジット:WhatsApp

原文へ

(翻訳:塚本直樹 / Twitter

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。