3Dファイルのオンライン共有プラットフォームSketchfabは、本日FirstMark Capitalが牽引したシリーズAラウンドで700万ドルを調達したことを発表した。以前からの投資家であるTechStars、Balderton、PartechとBorealisも今回の投資ラウンドに参加している。
Sketchfabの中核事業は、共有可能な形式の3Dファイルを作成したり、他のユーザーの作品を眺めたり、あるいは特定の物を探して購入もできる3Dファイルのためのマーケットプレイスを運営することだ。
3Dファイルをウェブからアクセスして共有できることで、Sketchfabはデザイナーやクリエイターが、3Dファイルを眺めたり、掲載したりする場として確立してきた。サイトには30万点以上のファイルが掲載されていると同社は伝えている。
Sketchfabはクリエイターに対し、プレミアムツールを提供することで利益を得ている。多くの基本的なツールは誰でも無料で使用することができるが、追加機能を使用するには料金が発生する。将来的には、Sketchfabはサイト内で行われる取引決済の一部を得ることで収入にしたい考えだ。また、収入を得る3つ目の方法として、ウェブサイト上での優先的な特集や広告コンテンツを表示することを検討している。
今回の資金調達により、Sketchfabは仮想現実と拡張現実の両方の世界に更なる投資を行う考えだ。
SketchfabのファウンダーでCEOのAlban Denoyelは以下のように話していた。
ここ数年、WebGLはブラウザでの3Dグラフィックの表示のスタンダードになりました。全てのデスクトップやモバイルブラウザに対応しています。そして次に来るのが、WebVRです。VRとARのSDKにおいて、強力なコミュニケーションツールとなるでしょう。
Sketchfabは現在Chromiumを活用し、Oculus、GearVR、Cardboardといった主要なVRヘッドセットのほとんどに対応した体験を提供している。
Microsoft Hololens
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Sketchfabは以前、シードラウンドで200万ドルを調達した。
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