大統領候補Donald Trumpが、FBIと抗争しているAppleをさらに強く批判した。
下のビデオでお分かりのように(撮影場所はサウスカロライナ州Pawleys Islandのキャンペーン会場と報じられている)、Trumpは海外に奪われた仕事を取り戻すという話題の中で、副次的にAppleに言及した。
“セキュリティ番号を明かすまでは、みなさん、Appleをボイコットすべきだと私は思う”、と彼が言うと、パラパラと拍手が起こった。“みなさんはどうですか? 私はそう思いますけど”。
本誌の読者はすでにご存知と思うが、今Appleは、政府がアンロックしやすいようなバージョンのiOSを作れ、というFBIの命令と戦っている。その標的は、最近のSan Bernadino銃撃事件に関わったテロリストが持っていたiPhone 5cだ。Appleによると、同社は“これまで”FBIに協力してきたが、“誰のiPhoneでもアンロックできるような”ソフトウェアは作りたくない、という。
本誌はAppleが今置かれている微妙な立場を解明しようとしてきたが、しかしTrumpはあくまでも彼的に単純明快だ。
“そのスマホは今では、人びとを殺したあのチンピラの所有物ですらない。今それは、政府がオーナーだ。彼の電話機ではない。われわれは、他人の電話機を無理やり調べるような、そんなとんでもないことをする必要はない。しかしTim Cookは、リベラルの大物のふりをしたいのだ”。
彼の話を、どれぐらい真剣に受け止めるべきか、それが分からない。Trump自身も、“私はそう思いますけど”と言って肩をすくめた。Trump(または彼のスタッフ)がiPhoneを使うようになったのはごく最近だ、という説もある。しかし彼のツイートによると: “私はiPhoneとSamsungの両方を使っている。Appleがテロリストに関する情報を当局に提供しないなら、彼らがそうするまで、Samsungだけを使うだろう”、という。
Boycott all Apple products until such time as Apple gives cellphone info to authorities regarding radical Islamic terrorist couple from Cal
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) February 19, 2016
[カリフォルニアのラジカルなイスラムテロリストカップルに関する携帯電話の情報をAppleが当局に渡すまでは、すべてのApple製品をボイコットしよう。]