Tableauが作るデータ視覚化図表に自然言語の説明文を自動的につけるNarrative ScienceのChromeエクステンション

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(ビッグ)データ分析のTableau Softwareが、シカゴの自然言語生成(natural language generation NLG)ツールのデベロッパーNarrative Scienceとのパートナーシップを発表した。その直後にTableauの株価は13%跳ね上がった。このパートナーシップの結果として生まれる無料のChromeエクステンションNarratives for Tableauにより、Tableauが作るデータ視覚化図表に、自動的に説明文がつけられる。

たとえば一定期間の売上と利益を表す、Tableauが作ったチャートがあるとすると、Tableau Server 10.0や無料のTableau Publicサービスのユーザーなら、このエクステンションにより、たとえばこんな説明文が生成される: “Sales and profit ratio moved in opposite directions from January 2011 to December 2014(2011年1月から2014年12月まで、売上と利益率は互いに逆方向に推移している)”。その例が、ここにある

Narrative ScienceのCEO Stuart Frankelはこう語る: “このエクステンションは、TableauとNarrative Scienceのきわめて密接なコラボレーションの成果だ。このエクステンションがない環境では、通常のTableau体験とほぼ同じ体験が得られる”。

Narrative Scienceのプロダクトの中では、Quillが特に有名だ。これは、データ、たとえばスポーツのスコア、を見せると、それの記事を作る。Narratives for TableauはQuillの応用のようなプロダクトだ、とFrankelは述べる。

Tableauのチーフプロダクトオフィサー(CPO)Francois Ajenstatによると、同社はこのプロジェクトに出資していない。今後はNarrative Science以外のところからも、類似のエクステンションをリリースする計画だ、という。

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Narratives for Tableauが生成したテキストは、ユーザーが適当に編集できる。たとえば、特定のパラグラフだけを残したり、データの主な特徴を箇条書きにする、など。もちろんテキストを好みの文体に書き換えてもよい。

Frankelの説明によると、“ユーザーの設定次第で、そのデータに関するコンテキストを書き加えたり、パッケージの取捨選択によって説明文を変えたりできる。もちろんエクステンションが生成するテキストはふつうのドキュメントにコピペしたり、変更を加えることができる”、という。説明文とTableauの対話的な視覚化を、Webページに載せてもよい。

そのChromeエクステンションは現状ではまだ公開プレビューで、今後はもっと高度なNLGをもっと深くTableauに統合することを目指している。また、現在はChromeのみだが、次の段階ではそのほかのいろんなプラットホームでデプロイできるようにしたい、とFrankelは語る。

このパートナーシップの発表の24時間前にTableauは、Adam Selipskyを社長兼CEOに任命した(正式就任は9月16日)。Tableauの協同ファウンダーで現CEOのChristian Chabotは、取締役会の会長になる。

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8月の初めに発表された本年第二四半期のTableauの決算報告は、経費の増嵩のため予想を下回った。今日(米国時間8/23)のニューヨーク証券取引所では、7ドル35セント(13.4%)上昇の62ドル22セントの終値となった。

Narratives for TableauはChrome Web Storeのここで入手できる。入門的ドキュメントはここにある

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

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TechCrunch Japan

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