身の回りにあるサービスの“サブスクリプション化”が急速に進み始めている。
家具ベンチャーのKAMARQ HOLDINGS(カマルク)は3月20日、月額約500円から家具を利用できるサブスクリプション型サービスのベータ版をリリースした。
これは家具を「所有するもの」から「利用するもの」へと変える新しい試みだ。KAMARQの新サービスでは申込金やデポジット、初回配送料といった料金は必要ない。月額料金は家具や最低利用期間によって異なり、最も安いものだと月額500円以下で利用できる。
最低利用期間を超えた商品については、いつでも新品や色違いの商品に交換可能。カラーバリエーションも充実しているため「気分を変えたいから違うカラーに」「少し傷んでしまったから新品に」といったかたちで、従来よりもフランクに家具と付き合えそうだ。引越しが多い人や、定期的に模様替えをしたい人には特に向いているだろう。
KAMARQ HOLDINGSは2014年の設立。2016年に環境エネルギー投資、セゾン・ベンチャーズ、iSGSインベストメントワークスなどから約3.5億円を、2017年11月には不動産事業を展開するLIFULLから約4億円を調達。これまで、家具×音をコンセプトにテーブルとスピーカーを組み合わせたIoT家具「SOUND TABLE」も展開している。
なお本日LIFULLとKAMARQの間で業務提携に向けて合意したことも発表(発表はLIFULLから)。LIFULLにてサブスクリプション型サービスの販売代理事業を行うほか、今後は同社オリジナル家具の展開も視野に入れてサービスを展開していくという。