— SEO Japan
いまWebmasterWorldでは、「GoogleのSEOはここ数年で何が変わったのか」という興味深いトピックが持ち上がっている。
特に、2016年に使われていたテクニックがなぜ効果がなくなってきているかの話題が盛り上がっている。
過去数年でSEOがどれだけ変わったのか、そしてGoogleのトラフィックが減ったのか、増えたのか、変わらなかったのかについて色々と考えさせられた。
なので、Google Analyticsにて一昨年の同時期のトラフィック数と比較してみたが、Googleからのオーガニックトラフィック数は20%上昇していた。
もちろんデータをめちゃくちゃにしてしまうようなものの可能性もあり、GoogleAnalyticsはこれを除外はしてくれない。
これは予想だが、おそらくGoogleからのトラフィックはそこまで変わってはないはずだ。なぜか?ここ数年でそこまで大きな変更はしていないからだ。
もちろん、書いている中で私のライティングが良くなっていることは望ましいことだ。Googleもそれを良しとしている。
しかし、15年間SEOとGoogleのアップデートを見て、書いてきて、特にここ数年では何が変わったのか?過去数年では効果があったのに、現在人々が困っていることは何だろうか?
私が思いつく限りで、SEOは数年でこのように変わってきたように思う。
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コンテンツの質
Googleは良い品質のコンテンツを望んでいる。特に英語ではその傾向が強い。
数年前よりも良いコンテンツを決定することにおいて、はるかに成長している。
もちろんと時に誤りは犯すが、だからこそより良くするためにアルゴリズムのアップデートを継続している。 -
レス イズ モア
たくさんの質の低いコンテンツよりも、少ない質の高いコンテンツの方が良いとされている。
これはパンダアルゴリズムアップデートによるものであったが、より多くの領域で語られるようになった。
他の人間がが何と言おうとも、コンテンツプルニング※(Conent pruning)は現実的な選択肢である。
※コンテンツプルニング・・・質の低いコンテンツ等を「Noindex」などを利用してGoogleの評価対象から外すこと。 -
リンク
アルゴリズム、そして手動により、Googleは良くないリンクに対しては評価を下げている。
リンクファーム(※1)やPBN(※2)を活用して数日でランキングが上がるという簡単なものではなくなった。
※1 リンクファーム・・・相互に大量のリンクをもったウェブサイト群を人為的に大量生成し検索エンジンスパムに活用する、というかつて有効であったSEO手法の一つ
※2 PBN(Private Blog Networks)・・・保有する小規模なブログ(プライベートブログ)をネットワーク化したもの。オーガニックトラフィックを増加させることを目的として使用される。 -
ユーザー体験
かっこよく、簡単なUXが優れたサイトがパフォーマンスを発揮するようになっている。 -
競争の激化
数年前より、同一のキーワードに対してより多くのウェブページがしのぎを削るようになっている。 -
GoogleのUIの変化
もちろん強調スニペットや、広告の位置の変更、音声検索、新しいユーザーインターフェースなどが該当する。
Googleからのトラフィックにおいて、これらは何かしらの役割を担っている。
要約すると、同じことを延々と継続していては、悪くなることはあっても良くなることはないだろう。
常に改善をしつづけずに、なぜ検索エンジンで上位を維持することが出来ようか。継続した改善が必要だ。
10年前は素晴らしかったが、その後ヒット作に恵まれなかった俳優のようになってしまう。
時には自分自身を再開発し、認知されるためにあっと言わせるようなことをしなければならない。
皆はどう思うだろうか?
この記事は、Search Engine Roundtableに掲載された「SEO For Google Now Harder? What Has Changed Over The Past Few Years?」を翻訳した内容です。
地道な努力の積み重ねこそが、今日のSEOにおけるベストプラクティスかもしれません。
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