IDCは、2013年第3四半期スマートフォン市場シェアおよび売上予測を今日(米国時間11/12)発表した。同四半期の勝者は、Windows PhoneとAndroidだった。Appleは悲喜半ばだったが、BlackBerryは驚くほど一瞬にして崩壊した。かつてLonghornの夢に起きたことを思いださせる。
第3四半期、Androidの市場シェアは80%を越え(全世界)、総数は2.116億台となった。Windows Phoneの市場シェアは前年同期の2%から3.6%へと伸び、同四半期に950万台を出荷した。この台数は1年前と比べて156%増だ。
Microsoftはこの数字に満足しているだろうが、ライバル2社と比べると未だに小さい。
Appleの出荷台数は、昨年同期の2690万台から3380万台へと伸びた。しかし、スマートフォン市場そのものが39.9%成長したため、Appleの世界市場シェアは、昨年の14.4%から12.9%へと縮小した。
BlackBerryの出血はもっとひどく、私をがくぜんとさせた。彼らはまだ生きているのだろうか? 同社は、対前年比で出荷台数を41.5%減らした。同四半期の台数はわずか450万台で、かつてのライバルWindows Phoneの半数に満たなかった。
かくしてBlackBerryは完全に運が尽きた。これはMicrosoftが「第3のプラットフォーム」への道を切り拓いたことを意味する。しかし、最近本誌が報じたように、デベロッパーの数は依然として少ない。
最後に、IDCによるとスマートフォンの平均販売価格(ASP)は、同四半期に12.5%下がり317ドルだった。これは、AndroidとWindows Phoneには、スマートフォン市場の拡大と共にさらにシェアを拡大する余地があることを意味している。彼らはAppleよりも安い端末を提供しているためだ。
今のところ、状況はそれなりに安定しているようだ。Androidがスマートフォン市場を支配し、Appleが利益の大半をさらい、Windows Phoneは3番手の位置にふさわしいことを証明すべく格闘している。
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(翻訳:Nob Takahashi)