Xbox OneとPlaystation 4は、いずれも現時点では事実上パソコン部品を組み直した集合体だ。PS3と異なり、Sonyの新ゲーム機は標準X86アーキテクチャーとかなり標準的な部品を使っている。これによって、開発が容易になりゲーム会社の採用が早くなるはずだ。
だから私は、ドイツのゲーム誌、PC Gamesで次世代2機種を並べたこの写真を見て、ひどく驚いた。Xbox Oneはあまりにも大きい!
私だけなのかもしれないが、両者が一緒に写っている写真を見たことはなかったと思う。別々にプレスイベントを行っていたのだから当然だ。われわれの実験室にはテスト用のPS4があり、私は以前Xboxのイベントに行った時にこの目で実機を見てきた。そこまで大きくは見えなかった。古いXbox 360(スリム化する前)ぐらいのサイズだった。しかしPS4と比べると、このサイズの違いは異常だ。しかし、Xbox Oneがレビュワーの手に渡る(かつ一般公開が許される)まで、比較結果を見ることはない。
これに加え、PS4が純粋なCPUパワーでXbox Oneをわずかに上回っている事実を考えると、謎は深まるばかりだ。デベロッパーのPatrick McCarronは、PS4が薄型Blu-rayドライブを使っているためか、あるいはファンの大きさのためだろうと推測する。Primate LabのJohn Pooleは、Xbox OneのシステムチップがPS4よりずっと大きいと予想する。一つの可能性として、過熱のためにハンダが溶け「死の赤リング」騒ぎが重大な問題になった経験から、Microsoftが今回は熱対策に力を入れていることが考えられる。
下の写真はXbox OneをスリムXbox 360と並べたところ。
サイズの違いは、Xbox Oneには外部電源アダプターがあり、PS4にはないことを考えると、一層がっかりさせられる。PS4の電源はデバイスに内蔵され、直接コンセントに差せる。
PS4の内部については、Sonyの技術者、鳳康弘氏が分解して解説しているWiredのビデオで見ることができる(英語字幕付)。
PC Gamesのサイトには、コントローラー等を含めて両ゲーム機を比較した大量の写真がある。
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(翻訳:Nob Takahashi)