アリババ創業者のジャック・マー氏が正式に会長を退任

Jack Ma(ジャック・マー)氏は米国時間9月9日、Alibaba(アリババ)の会長を辞任し、現在のCEOであるDaniel Zhang(ダニエル・チャン)氏にその役割を譲った。この人事は1年前に発表されていた。

マー氏は来年の年次株主総会までアリババの取締役を務める。同氏はまた、Alibaba Group(アリババグループ)の企業や系列会社の上級管理職から選ばれた集団であるAlibaba Partnership(アリババパートナーシップ)の生涯パートナーであり続け、取締役会の単純過半数まで(状況次第では)指名する権利を持つ。

マー氏は昨年の発表でアリババグループからは非常にゆっくりと離脱すると述べ、「私が皆さんに約束できるのは、アリババは決してジャック・マーのためのものではなかったが、ジャック・マーは永遠にアリババのものであるということだ」と述べた。

マー氏は2013年にアリババのCEOを辞任し、Jonathan Lu(ジョナサン・ルー)氏に譲った。2015年にルー氏は、同社の前COOだったチャン氏と交代した。そしてCEOから現在は会長となったチャン氏は、10年の爆発的な成長の後の成長が鈍化する中国eコマース市場でアリババを率いた。現在オンライン小売業界には、インターネット企業にとって重要な成長市場である小都市に焦点を絞ることで優位性を得たPinduoduoのような新しい企業も登場している。

興味深いことに、マー氏は退任の日として中国の 「先生の日」を選んでいる。マー氏はもともと英語教師で「マー先生」と呼ばれており、今後は教育慈善活動に時間を割くつもりだと語っている。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

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TechCrunch Japan

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