テックワンは6月30日、深圳One-Netbook Technology製7型ポータブルゲーミングUMPC「OneGx1 国内正規版」の発表会を開催した。この国内正規版は8月中旬発売予定で、One-Netbook公式サイトや量販店サイトで予約受付を開始済み。参考価格は、第10世代Intel Corei5-10210Y/8GB/256GBモデルが税別8万9800円から。SIMフリー/LTE対応のnanoSIMカードスロット搭載モデルは税別9万9800円から用意されている。
OneGx1は、7型IPS液晶ディスプレー(Gorilla Glass 4)を搭載するポータブルゲーミングUMPC。サイズW173×D136×H21mm、重量約625gというコンパクトかつ軽量ながら、アルミニウム合金(6000番台)CNC削り出しボディ、2台の内蔵ファンや純銅ヒートパイプによる排熱構造などゲーミングPCならではの機構を採用している。
内蔵バッテリーの容量は1万2000mAh。最大12時間駆動可能なほか、USB PD(5V/9V/12V/15V)対応モバイルバッテリーによる充電も行える。このほか別売オプションとして、2048段階筆圧検知タッチペン、着脱可能なゲームパッドも用意されている。
- CPU:第10世代Core i5-10210Y(1GHz)
- グラフィックス機能:Intel UHD Graphics 615(CPU内蔵)
- メインメモリー:8/16GB(オンボード)
- ストレージ:256/512GB SSD(オンボード)
- 液晶ディスプレー:7型IPS(Gorilla Glass 4)
- 最大解像度:1920×1200ドット(323PPI)、10点マルチタッチ対応
- インターフェース:USB 3.0 Type-A、USB 3.2 Gen2 Type-C(USB PD 2.0対応)、USB 3.0 Type-C端子、Micro HDMI、Bluetooth 5.1など
- 無線LAN機能:Wi-Fi 6(2×2、11ax)、IEEE802.11a/b/g/n/ac
- カードスロット: microSD(SDXC対応)
- バッテリー駆動時間:最大12時間
- バッテリー容量:1万2000mAh。USB PD(5V/9V/12V/15V)充電対応
- サイズ、重量: 幅173×奥行き136×高さ21mm、約625g
発表会では、One-Netbook社長のJack Wang氏が中国からリモートで登場。日本市場は海外市場のうち最も重視している地域と説明するとともに、OneGx1 国内正規版については、日本のファンによる投票により日本語106/109配列キーボード、本体カラー配色が決まったことを明かした。
テックワン代表取締役 中林秀仁氏は、OneGx1 国内正規版をはじめ、One-Netbook製品群を紹介。One-Netbookは自社工場を持ち、エンジニアを内部に抱え研究開発を行っている点を特徴として挙げた。
日本国内の従来UMPC市場は、30~50代の男性に強い人気があり、ユーザーの9割に上るという。メインPCとは別に、出張時やプレゼンなどに利用したいという声が多いそうだ。One-Netbookのビジネス面でのコンセプトは、この層にフィットするものとしている。
またテックワンとしては、国内代理店としてサポートエンジニアを抱えており、安心してOne-Netbookを購入・利用できるようサポート体制を強化しているとした。UMPCに関するマーケティング活動の強化も行っていく。
最新ラインアップとしては、OneMix 1S+ 国内正規版、OneGx1 国内正規版を紹介。OneGx1の性能・特徴について、正統派のUMPCとして進化している製品として触れた。ゲーミングUMPCということで、実際に膝上に載せて動作させ、発熱の状態をチェックするなども行ったそうだ。
また発表会には、OneMix 1S+ 国内正規版のゲストプレゼンターとしてモデルの竹内佳菜子さんが登場。竹内さんは、小型サイズかつ軽量のためカバンに入れやすいこと、どこでも資料などを確認しやすいことなどを特徴として挙げた。
OneGx1 国内正規版のゲストとしては、女性アイドルグループ「フィロソフィーのダンス」メンバーの十束おとはさんが登場した。実際にPCゲームで遊んだところ、手が小さいのだが、キーがフィットして操作しやすかったなどとコメントしていた。