協働型ロボット「トモロボ」など建設現場の省力化ソリューションを提供する建ロボテックは9月15日、シードラウンドにおいて、第三者割当増資として資金調達を実施したと発表した。引受先は、グローカリンク、モバイルインターネットキャピタル(MICイノベーション5号投資事業有限責任組合)。さらに、中国銀行、商工組合中央金庫による長期融資も合わせて実施しており、調達総額は約2億円となる。
同社は、建設現場用協働型ロボット「トモロボ」シリーズの初代となる鉄筋結束作業ロボットを2019年3月に初公開。2020年1月より正式に販売しており、全国の建設現場で活用されているという。
調達した資金は、結束作業ロボットのさらなる進化とともに、他作業を省力化するロボットの開発を進め、2021年の発表を目指す。また、全国へのサービス展開を行うため社内強化を進める。
具体的には、これまで対応不可能であった、土木・インフラ工事向けの太径を扱える対応機を、富士ピー・エスの全面的な協力のもと開発を行う。2020年中の完成を目指しており、同社施工現場でのテストなどの模様も公開予定としている。