オウンドメディアの費用対効果とは?計測する方法を解説

オウンドメディアとは、自社が保有するメディアのことを指します。当然のことですが、オウンドメディアを運営していくには、コストがかかります。そうなると、考えなければならないのが費用対効果です。

ここでは、オウンドメディアの費用対効果をどのように計測すべきかについて解説します。

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そもそも費用対効果とは?

まずは、費用対効果の意味を確認しておきましょう。費用対効果とは、「かかった費用に対して、どれだけの効果があったのか」を測る指標のことです。コストパフォーマンスと同じ意味だと考えていいでしょう。

また、費用対効果は、「ROI」という言葉で表されます。ROIとは、Return On Investment(投資利益率)の略で、「投資に対して、どれだけの効果があったのか」という指標です。

ROIは、下記の計算式で求められます。

ROI=(売上-売上原価-投資額)÷投資額×100

 例えば、売上が300万円で売上原価が200万円だとすると、得られた利益は100万円になります。そして、投資額として、20万円の広告費を使ったとしましょう。
計算式にすると、下記のようになります。

ROI=(300万円-200万円-20万円)÷20万円×100

この計算式からはじき出されるROIは「400%」となります。つまり、投資額に対して400%の利益率を得たことになるのです。

なお、ROIが100%を下回ると、費用対効果が得られていないことを意味します。ROIを用いて、どれくらい費用をかければいいのかを考えるようにしましょう。

オウンドメディアでのROIはどう計測する?

オウンドメディア運営のROIは、どのように計測すればいいのでしょうか。まずは、オウンドメディアの運営費が、どれだけかかるのかを算出します。そして、どれだけの売上を得ているのかを踏まえて、ROIを算出してください。

例えば、100万円の運営費をかけて、120万円の売上を得たならば、利益は20万円になります。ROIは、「20万円÷100万円×100」で20%です。投資額の20%が、利益になっていることがわかります。

オウンドメディアの中長期の戦略を立てる場合は、利益を予測しながらROIを計測していきます。どのタイミングで、どのくらいのROIになっているのが理想なのか、明確になるでしょう。

ただし、オウンドメディアで売上に結びつけるには、数年は運用する必要があると考えておくべきです。そのため、短期的な費用対効果という意味では、オウンドメディアは期待にそぐわない結果になる可能性が高くなります。ですから、無理な目標を立てないようにするのがおすすめです。

また、後述しますが、オウンドメディアの効果は売上以外にもありますので、ROIだけを指標にしないことをおすすめします。

オウンドメディアを売上につなげるには?

オウンドメディアを売上につなげるには、中長期的な戦略が必要です。

まずは、ユーザーのニーズを満たす情報を発信することで、オウンドメディアに来訪してもらいます。そこから自社の商品・サービスを知ってもらうような導線を設置して、認知してもらうことを目指しましょう。

具体的には、オウンドメディアで用意した記事に、申込みや問い合わせページへの導線を置くことで、リード(見込み顧客)との接点が生まれます。自社の商品・サービスを知ってもらうことで、購入してもらえる可能性が出てくるのです。

数年後に売上につながって、オウンドメディアで収益化している状態を目指すには、事前にROIを設計しておくことが重要です。定期的にROIを確認しながら、投資している額や内容が適しているのかを振り返ることで、オウンドメディアが売上に貢献しているかを把握することができるでしょう。

売上だけではないオウンドメディアの効果とは?

そもそもオウンドメディアには、どのような効果があるのでしょうか。ROIを意識しながらも、オウンドメディアには、売上だけではない効果があることをしっかり理解しておいてください。

ブランディング

オウンドメディアによる効果のひとつが、ブランディングです。

一貫した質の高い記事を発信することで、自社の商品・サービスのブランディングにつながる可能性があります。さらに、オウンドメディアを認知してもらうだけではなく、どんな企業なのか興味を持つ機会を作り出せるでしょう。

リード獲得

オウンドメディアの記事を読んで、問い合わせや資料ダウンロードをしてくれれば、リード(見込み顧客)獲得につながります。継続的な接点を持つことで、リードを育てていきましょう。

採用貢献

オウンドメディアで公開した質の高い記事がたくさんの人に読まれれば、企業の認知度が上がります。そうすれば、当然ながら採用への好影響が生まれる可能性が出てくるでしょう。記事を読んだ人が、オウンドメディアのファン、企業のファンになってくれれば、求職のタイミングで関心を持ってもらえるのです。

売上にはつながらないものの、採用面からの貢献度は大きいといえるでしょう。

社内のナレッジ共有

 オウンドメディアで情報発信をすることは、そのまま社内におけるナレッジ共有につながります。外部に向けた発信ではありますが、その外部には「社内のメンバー」も含まれるということです。

社内のナレッジ共有は、社員教育の一環でもありますので、数値化は難しいかもしれません。しかし、記事として公開できるレベルのナレッジが共有できるのは、オウンドメディアのメリットといえるでしょう。

 オウンドメディア運営により、さまざまな好影響が生まれる

 オウンドメディア運営において、費用対効果を把握しておくことは重要ですが、オウンドメディアの効果は多岐にわたり、数値化しにくいものも少なくありません。費用対効果の指標を把握しながら、オウンドメディアの売上以外のメリットについても、どのような好影響があるのかを見極めるようにしましょう。

ナイルでは、オウンドメディア全体の戦略設計から対応することができます。また、さまざまなコンテンツを作成して、情報発信していきたいけれど、記事を書くリソースがないお客様に、コンテンツ制作代行のプランをご用意しております。まずはお気軽にご相談ください。

オウンドメディア・コンテンツ制作を成功に導く ナイル流 コンテンツマーケティングの秘訣

オウンドメディアの費用対効果とは?計測する方法を解説【SEO内製化無料相談実施中!】ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

ページエクスペリエンスアップデートの導入が6月中旬に延期

こんにちは!ナイル株式会社の青木です。

ようやく弊社のサイトのCWVが良好のみになりました!

モバイルCWV値

一連の修正作業の中で、最も効果的だった施策はGoogleタグマネージャー内の、使用していないタグの削除でした。
長年運用されているサイトのタグマネージャーはかなりカオスになっていることもありますので、速度改善に関わらずみなさんも定期的な整理をオススメします。

本日は「ページエクスペリエンスアップデート延期」を含む3つのニュースをお届けします!

※トピックは初級者~中級者くらいの方向けを想定して紹介します。

なお、本企画は取り上げるページを実際に読んでいただくことを想定しております。簡単なひとことコメントとお役立ち度(収集部隊の主観です)を参考に、該当ページを読んでみてください。

前回のニュース(2021年4月17日収集分)はこちらから

本日のSEOニュース

①口コミは集めるだけでなく、集めて整理する時代へ

記事紹介:Review Topic Clusters as Local Business Content Strategy(Moz)

お役立ち度:★★★☆☆

ナイルのひとこと
大層な見出しをつけましたが、実際にただただ数を集めるだけでは、口コミは有効に働かないケースがあります。
例えば、直近の口コミがほとんどない場合や、口コミの中でも「価格」など特定のトピックのみ調べたい場合などです。

そのため、口コミ機能を実装する際には、「どのように口コミを集め、それをユーザーに役立ててもらうか」という戦略をたてる必要があります。

決して簡単なことではありませんが、

  • Googleのように自動でテキスト処理を行い、カテゴリーを生成できるようにする
  • 食べログのように「食べログ4点だから良いお店!」のような世界線を作る
  • @cosmeべストアワードのような形で展開する(食べログ100名店もですね)
などなど、しっかりと戦略立てて口コミを集めることができれば、独自の世界観を展開することもできます。
少なくともSEO評価のために口コミを集める時代は終わりに近づいていると言えますね。

②ページエクスペリエンスアップデートの導入が6月中旬に延期

記事紹介:More time, tools, and details on the page experience update (Google Search Central Blog)

お役立ち度:★★★★★

ナイルのひとこと
要点をかいつまむと、

  • ページエクスペリエンスアップデートは2021年6月中旬~8月末にかけて段階的に導入される
  • ページエクスペリエンスアップデート導入によって、大きな順位変動は発生しない想定
  • ページエクスペリエンスアップデートには、これらの要素がシグナルとなる
  • Google検索のトップストーリーカルーセルの掲載条件からAMP実装がなくなり、非AMPコンテンツも対象となる
  • Google Search Consoleに「ページエクスペリエンスレポート」機能が実装され、ページエクスペリエンスの改善点などのサイト状況を一覧で確認できるようになった
これらの点を理解しておくとよいでしょう。

③ソフト404に関する不具合の多くは解消された模様

記事紹介:Google Seems To Have Fixed The Soft 404 Bug(Search Engine Roundtable)

お役立ち度:★★☆☆☆

ナイルのひとこと
4/13のニュースで「ソフト404に関する不具合」をお伝えしましたが、現在は正常に戻りつつあるようで、Twitterではトラフィックが戻りつつあるという声が見られます。

みなさまのサイトでも、GWに入る前にカバレッジに違和感がないか再度確認されてみてはいかがでしょうか。

まとめ

みなさまのSEO施策にお役に立てるように、今後もSEOニュースまとめを平日数回更新する予定です。
また、SEO情報やセミナー情報などを配信しているメールマガジンもご用意しておりますので、よろしければご登録ください。

前回のニュース(2021年4月17日収集分)はこちらから

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専門家レビューとカスタマーレビューの性質の違いを理解しよう

こんにちは!ナイル株式会社の青木です。

専門家のレビューと口コミは違うものと私は考えていますが、一番は誰が言っているのかという主語の部分が異なると考えています。
そのため、口コミだとしても食べログで数千件投稿しているような人であれば信頼できますし、逆に専門家だとしても胡散臭いような人であれば、すっと入ってこないこともあります。

下記のようにUGCレビューの専門性を高めるのは難しくはありますが、「誰が」の部分を際立たせてあげることで、見る人からも信頼できるコンテンツにできるのではないでしょうか?

本日は「検索ボリュームの少ないキーワードの扱い」を含む3つのニュースをお届けします!

※トピックは初級者~中級者くらいの方向けを想定して紹介します。

なお、本企画は取り上げるページを実際に読んでいただくことを想定しております。簡単なひとことコメントとお役立ち度(収集部隊の主観です)を参考に、該当ページを読んでみてください。

前回のニュース(2021年4月13日収集分)はこちらから

本日のSEOニュース

①UGCレビューは、Google検索でうまくランク付けされない可能性があります

記事紹介:User Generate Content Products Reviews Likely Won’t Rank Well In Google Search(Search Engine Roundtable)

お役立ち度:★★★★☆

ナイルのひとこと
前提として、レビューと、口コミ(カスタマーレビュー)の違いを明確にする必要があります。

  • レビュー→基準が明確な、専門家の批評であり、決められたこと(検証対象)に関しては深く知ることができる。
  • 口コミ→基準が十分に明確ではない、一般人の感想であり、その分率直な意見を知ることができる。
という特徴を持っていることが多いです。

口コミも商品を購入する際などに参考になりますが、
レビューに比べると、口コミの方が十分な検証が行われていない場合や、感情が強く入りこんでいることが多く、
十分に検証されたレビューと比較して、信頼性は低くなってしまう可能性が高いといえます。

そのため、上記の記事で語られているような、「UGC(ユーザー生成コンテンツ)の質をキープすることは難しい」「今回のアップデートは専門家のレビューに焦点が合っている」 というジョン・ミューラー氏の発言につながったと思われます。

参考:Googleマップにおける不正口コミとの闘い

②検索ボリュームの少ないキーワードを使用して、B2Bコンテンツを最適化する方法

参考:How to Use Low Search Volume Keywords to Optimize B2B Tech Content(Moz)

お役立ち度:★★★★☆

ナイルのひとこと
B2Bなど検索ボリュームの少ないキーワードの取り扱いに関する記事です。

「検索ボリュームが少ない=ニーズがない」と勘違いされがちですが、逆に明確なニーズに落とし込まれている検索とも考えられます。
検索行動が進むに連れ、多くの場合知りたい情報は細かくなり、検索ボリュームが少なくなることは普通のことです。

記事で紹介されている

  • TOFU(Top of Funnel)…認知した段階
  • MOFU(Middle of Funnel)…関心、検討を行なう段階
  • BOFU(Bottom of Funnel)…購入直前の段階
に合わせて考えても、ファネルが下に行くに連れて、ユーザーの数も減り検索ボリュームが少なくなるのは納得いくのではないでしょうか?

キーワードベースで考える際には、そのキーワードがどのフェーズで役割を果たすキーワードなのか意識しながら実施し、検索ボリュームだけでキーワードを決定しないようにしましょう。

③世の中のサイトの”SEO”の実装状況

参考:Google Lightning Talks: The State of SEO(Search Engine Journal)

お役立ち度:★★☆☆☆

ナイルのひとこと
「世の中のウェブサイトが標準のSEO実装をどの程度実施しているか」というGoogleの統計動画を紹介する記事です。
どれも興味深い数値ですが、「他のサイトがやっているからやる」ようなものではなく、それだけで施策を実施するのは難しいと思います。知識として吸収する程度でもいいのではないでしょうか。

まとめ

みなさまのSEO施策にお役に立てるように、今後もSEOニュースまとめを平日数回更新する予定です。
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最近ソフト404が急に増えたサイトは、検索エンジンの不具合が影響しているかも

こんにちは!ナイル株式会社の青木です。

この記事の④でも紹介しておりますが、WebマーケティングにおけるKPIの設計は、非常に奥深いトピックと思います。
「このサイトにおいてはどの指標を改善すれば、売上が増えるのか」という点を忘れずにしっかり設計していきましょう。

本日は「ソフト404」を含む4つのニュースをお届けします!

※トピックは初級者~中級者くらいの方向けを想定して紹介します。

なお、本企画は取り上げるページを実際に読んでいただくことを想定しております。簡単なひとことコメントとお役立ち度(収集部隊の主観です)を参考に、該当ページを読んでみてください。

前回のニュース(2021年4月8日収集分)はこちらから

本日のSEOニュース

①最近ソフト404が増えたサイトは、Googleのバグの影響かもしれません

記事紹介:Bug in How Google Detects Soft 404s May Be Causing Traffic Losses(Search Engine Journal)

お役立ち度:★★★☆☆

ナイルのひとこと
検索エンジンがソフト404を検出する仕組みを変更したことで発生したと考えられるバグで、ソフト404の検出数が増え、デスクトップのランキングに影響が出ているサイトがあるというニュースです。
全てのサイトで当てはまる話ではないですが、ここ数週間でじわじわとソフト404が増加し、思い当たる原因がない場合には、このバグが原因の可能性があります。
基本的には待つことしかできませんが、気になる場合はGoogle 検索オフィスアワーで質問してみるのはいかがでしょうか?

関連:用語解説「ソフト404とは」

補足:多くのソフト404は、ステータスコード404で返すべきところを200で返しているという、基本的な問題が原因ですので、必要以上に深刻に捉えないようにしましょう。

②検索エンジンが302リダイレクトを301リダイレクトと”同等”のように扱う流れ

参考:Why 302 Redirects Often Are Treated As 301 Redirects By Google Search(Search Engine Roundtable)

お役立ち度:★★★★☆

ナイルのひとこと
301リダイレクトと302リダイレクトは本質的には違いがないものの、インデックスが変わるまでに時間がかかるとこちらの記事で説明したのですが、その流れ・仕組みを解説しています。

301リダイレクト→リダイレクト先URLを優先
302リダイレクト→ソースURLを優先→内部リンクなどのシグナル確認→リダイレクト先URLを優先
ということで、数ヶ月単位で考えると302リダイレクトは301リダイレクトとして処理されるようになります。

よって、公開後1年経った問題のないページのリダイレクトを、わざわざ301リダイレクトに変更する必要はないかと思いますが、これからサイトを移転する場合などは301リダイレクトを用いましょう。

③YMYLトピックを扱う際のサイトのテーマ性に関して

参考:YMYLコンテンツと非YMYLコンテンツを1つのサイトで混ぜて公開すべきでない、Googleのアルゴリズムが判断に迷う(海外SEO情報ブログ)

お役立ち度:★★★★★

ナイルのひとこと
以前紹介した「多言語サイト、アダルトコンテンツをもつサイトはURL構造が重要になる」の記事に関連しているトピックです。
対応としては、テーマ毎に最低でもサブディレクトリで分ける。可能であればサブドメインに分ける。アダルトコンテンツなどを扱う場合には、別ドメインを取得することも視野に入れるの流れが良いかと思います。
例えば、DMM.comでは、メインサイトを「dmm.com」、DMM英会話は「eikaiwa.dmm.com」、FANZAは「dmm.co.jp」などと使い分けています。

④WebマーケティングにおけるKPIの考え方・立て方を解説

参考:WebマーケティングにおけるKPIの考え方・立て方を解説

お役立ち度:★★★★☆

ナイルのひとこと
セールス部門の今﨑が、Webマーケティング領域におけるKPIの考え方・立て方について解説していく記事です。
KPIを設けていないという人や、KPIは設けたけど上手く改善できていない人にもおすすめの内容です。KPIの参考例も複数用意しておりますので、ぜひご覧になって下さい! KPIのロジックツリー ※クリックすると記事に遷移します。

まとめ

みなさまのSEO施策にお役に立てるように、今後もSEOニュースまとめを平日数回更新する予定です。
また、SEO情報やセミナー情報などを配信しているメールマガジンもご用意しておりますので、よろしければご登録ください。

前回のニュース(2021年4月8日収集分)はこちらから

最後に告知です
いよいよ明日、2021年04月14日(水)15:00~15:30で30分でサクッと分かる!Googleアナリティクス4ウェビナーを開催します。
今回は「知らなかった!」では済まないGoogleアナリティクス4に関する情報を大事なところに絞ってお伝えしていきます。30分という短時間でのウェビナーですので、下記バナーからお気軽にご参加下さい!

ナイルセミナーアイキャッチ(クリックするとセミナー詳細ページに遷移します)

最近ソフト404が急に増えたサイトは、検索エンジンの不具合が影響しているかもナイル株式会社 - ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

WebマーケティングにおけるKPIの考え方・立て方を解説

こんにちは。ナイルの今崎です。

この記事では、私が関わっているWebマーケティング領域におけるKPIの考え方・立て方について解説していきます。

KPIは、組織が正しい目標に向かって進んでいるかどうかや、その進捗状況を判断するための重要な指標です。「KPI改善=事業成長」といえるほど大切なトピックであり、しっかりと検討を重ねて設定する必要があります。

KPIを立てるときにありがちなのが、セッション数やCV数、検索順位を設定してしまうこと。これらはただの結果です。本来は、その結果数字を上げるための中間指標をKPIにしなければなりません。

そもそもKPIをどう設定すればいいのかは、事業や業務の内容によって大きく異なりますので、現場で感じているKPIについてまとめていきます。

なお、「KPIとは」という概念の説明は、検索すると良質な記事がたくさんあります。概念の説明は、それらの記事を読んでいただき理解を深めて下さい。

WebマーケティングにおけるKPIとは?

KPIとは

Webマーケティング領域において、KPIはプロジェクトや施策における成果を計測する重要指標となります。

KPIとは「Key Performance Indicator」の略称であり、日本語だと「重要業績評価指標」を意味します。一言でいうと、KPIとは「役割の計測指標」だと思っています。その人の果たした役割を、「どの数字で」測るのか、ということとほぼ同義のイメージです。

逆に「どの数字で測るのか」が定まっていないプロジェクトや施策は、どの程度、役割を果たしたのか計測できないため、正しい評価や判断ができません。

そのため「施策とKPIはセットで考える」のが、基本概念となります。

KPIは最終的なプロジェクトの目的を達成するための指標なので、まずは「目的」が策定されていることが重要です。この「目的」は、事業成長につながるものでなければなりません。担当者目線だと、つい自身の業務目的を設定してしまいがち。そうではなくて、「事業成長」の視点で目的を策定するといいでしょう。例えば、Webサイトを通じてサービスやプロダクトを販売しているのであれば、単に「セッション数を増やす」ことを目的にするのではなく、「契約につながる良質な問い合わせを増やす」ことを目的とするのが望ましいといえます。

KPIの概念図はロジックツリーとほぼ同義

目的を策定したら、KPIを考えていきます。目的からKPIを導き出す概念図は、いわゆるロジックツリーとほぼ同義ととらえてください。

具体的に解説していきましょう。

Webマーケティング領域で考えると、まずは最上位のレイヤーに「事業戦略(事業の目的)」を置き、その1つ下のレイヤーに、事業を達成するための「Web戦略(Webマーケティングの目的)」を置きます。さらに下のレイヤーにWeb戦略を達成したかどうかを測るKGIを置いて、その下にKGIを達成するためのKPIを置いていくという流れです。

なお、KGIとは「Key Goal Indicator(重要目標達成指標)」の略で、ビジネスの目標を定量的に評価する指標を意味します。

KPIのロジックツリー

例えば、「事業戦略(事業の目的)」を「売上」に設定します。売上とは「数量×単価」で表されます。Web経由で獲得したセッションの中から成約できた数が「数量」です。

この売上を上げるためには、Webサイト経由でのコンバージョンを増やす必要があります。すなわち、「Web経由の成約数」がWebマーケティングの目的となります。

ここで注意すべきは、直接的に「売上」をコンバージョンにしなくてもいいということ。通販サイトを例にすると、ユーザーが商品を「お気に入り」に登録したらコンバージョンと見なすこともあります。あるいは「会員登録」をコンバージョンに設定してもいいでしょう。売上に転換する前の状態をコンバージョンにしても構いません。

KPIの具体例設定したコンバージョンをどのような手段で達成するのかが、KPIになります。なぜKPIを立てるのかというと、KPIを定めないと目的が独り歩きしてしまう可能性があるからです。

売上目標を1億円とした場合を例にして考えてみます。1000万円の商材を10社に販売して1億円を達成するのか、100万円の商材を100社に販売して1億円を達成するのかでは、意味合いは大きく変わってきます。会社としては将来の事業成長を見据えて「1000万円を10社に売る」戦略を想定しているのに、現場のメンバーがそれを理解できていないと「100万円を100社に売る」戦略を実行してしまうかもしれません。KPIをしっかり設定しておかなければ、このように事業戦略と現場とのズレが生じる可能性があるのです。

KPIが定められていれば、ズレが生じたときもいち早く気づいて軌道修正をかけられます。営業方法、Webサイトの見せ方や打ち出し方、コンテンツの中身などを精査して、事業戦略に合った落とし込みができます。

このように、最上位レイヤーの事業戦略から現場業務までをつなぎ、ビジネスを加速させることがKPIの役割なのです。

KPIを立てるのに必要な考え方

前段で「KPIの概念図はロジックツリーとほぼ同義」だとお伝えしました。つまり、KPIを立てるためにはロジックツリーから考えればいいといえます。

ロジックツリーを考えるポイントは、「抽象」と「具体」の両面でイメージしていくことです。ロジックツリーは一度作って終わりではなく、全体像を作ってからあらためて見直し、違和感がある箇所をチューニングしていくことが大切です。

ロジックツリーは課題を分析し、原因を見つけて解決につなげるために活用されます。しかし、課題をただ切り分けるだけでは意味がありません。重要なのは「その課題を解決することで事業成長につながるのか」という点です。

適切な課題を抽出し、解決に導く上で便利なフレームワークが「2W1H」です。「Where(どこで)」「What(何を)」「How(どのようにして)」という3点で考えていきます。

Webマーケティングを例にしましょう。

  • Where:サイトのどこで、あるいはマーケティングのどのタイミングで問題が起きているのかを特定する
  • What:どんな項目に問題があるのかを考える
  • How:どのようにして解決していくのか仮説を検討する

どこで問題が発生しているのか、何が問題なのか、どうすればそれを解決できるのかという3ステップで考えていけば、自ずと達成すべきKPIがわかるでしょう。

課題解決のフレームワーク

さらに、「2W1HとKPI検証による改善サイクル」を活用することをおすすめします。

改善サイクルでは、まずは「売上が落ちている」「コンバージョンにつながっていない」といった全体の問題をつかんでおきます。そこから、問題の原因になっているのはどこなのか、「集客」「接客」「CVフォーム」「営業対応」といった「Where」を特定して細分化していきます。

次は「What」に着目です。集客だと「オーガニック流入」「広告流入」といった要素になるでしょう。接客だと「コンテンツの内容」「デザイン」、CVフォームだと「入力項目」「導線」、営業対応だと「対応スピード」「営業資料」といった項目があがるでしょう。

この「What」の変化を計測することが、KPIになります。集客ならセッション数、ユニークユーザー数などが、KPIになるわけです。

そして「Where」「What」がクリアになれば、「How」として「解決策」「優先度」「スケジュール」「担当者」「実施日」「調整」を決めていきます。施策を実行したら、「施策検証(取り組み成果の検証)」「KPI検証(重要指標の検証)」「課題仮説&改善」を忘れないでください。

しっかりKPIを検証することで、改善サイクルを回すことができるようになるはずです。

KPI検証による改善サイクル

「課題解決のフレームワーク」や「改善サイクル」を活用して、自社事業をぐるぐると考えていってみてください。繰り返し考えて数字を見ていくことで、適切なKPIが定まってきます。そうすれば、事業の成長速度が一気にドライブしていくはずです。

Webサイトの役割は「接客」に例えるとわかりやすい

WebマーケティングにおけるKPIを設定するうえで、そもそもWebサイトにはどんな役割があるのか、しっかり考えてみましょう。

まず、Webサイトに初めて訪れた人には、どのような事業をしているのかを伝える役割があります。もし自分たちが高額なお客さまとの接点を持ちたいのであれば、Webサイトもそういう雰囲気にしないといけません。「1万円からご相談ください」といった情報は出せません。接客担当者がやってくれることを24時間やってくれるのが、Webサイトの役割です。

では、接客を担当するWebサイトで何を強化すべきでしょうか。お客さまに対して、接客担当者がどうアプローチすべきかを考えれば、自ずとKPIも設定できるようになります。

そのため、Webサイトでは、「取り組んでいる内容」を説明できているか、「費用感」「他社との違い」「事例」を伝えられているのかといった点をチェックする必要があります。

ここまで分析を行った上で、KPIを考えていきます。初回接触を目的とした基礎コンテンツであれば、「ちゃんと読んでもらえたか」「再訪してもらえたか」といった点が目的となります。計測するための指標(KPI)は、「新規集客数」や「再接触数」「再接触率」「回遊率」「CVアトリビューション(貢献度)」となるでしょう。

これは、接客担当者への要望と同じことです。「新規のお客さんを増やしなさい」であればKPIは新規のセッション数が考えられます。「しっかり事業理解を深めてもらう」であれば、KPIをサービスページへの集客数や遷移数(または率)に設定してもいいでしょう。

どの数字で評価するのか、数字でしっかり落とし込むとKPIが決まってくるのです。

KPIの探し方・捉え方をコンビニの導線で把握する

さらに、Webマーケティングに関するKPIのイメージをつかむために、コンビニを例にしてみましょう。

KPIの探し方・捉え方をコンビニの導線で把握する

■前提となる行動傾向の条件

  • 入店後、レジから見て、反時計回りで大回りする人が単価高い
  • すぐに本を立ち読みする人は単価が低い
  • 商品棚に向かう人は購入数が少ない=単価が低い
  • 弁当を買う人は飲み物を買う割合が高い
  • 弁当を買う人は単価が高い
  • 20、30、40代の男性の単価が高い

コンビニで考えると、CVはお客さんがレジに行くことになります。ここで、汎用的なKPI案にコンビニ経営を落とし込むと、KGIは売上になり、KPIは来客数×単価になります。とは言え、これでは売上を構成する要素に分解できておらず、改善アクションにつながりません。

売上を構成する内容をピックアップし、その数字の変化を追うと、下記のようになります。

■注目すべき行動傾向

  • 入店後、反時計回りで大回りする人が単価高い
  • 弁当を買う人は単価が高い
  • 20、30、40代の男性が単価高い

■行動傾向に合わせたKPI

  • KGI:売上
  • KPI:反時計回りで大回りする人の数(および率)
  • KPI:弁当買った人の数(および率)
  • KPI:20~40代男性の数(および率)

これらは、あくまでも前提の条件傾向を元に策定したKPIです。10、20代の女性や、高齢者向けの施策を強める場合は、まったく異なるKPIになります。つまり、目的によってKPIは異なってくるのです。

KPIの参考例

KPIについて、「BtoBサイト」「BtoC向けサービスサイト」「SEO記事主体のオウンドメディア」「メディアサイト」「メーカーサイト」「ECサイト」「サブスク型サービス」に分けて、参考例をご紹介します。

※あくまでも「例」です。プロジェクトの「目的」や求める「役割」によって実際のKPIは異なります。なお、今回は例としてKPIを複数立てていますが、理想としてはKPIは3つくらいに絞るのがおすすめです。

■前提

  • 事業KGI:売上
  • 事業KPI:数量×単価
  • WebのKGI:CV
  • WebのKPI:セッション数×CVR

■言葉の定義

  • 再訪問:Google AnalyticsやAdobeAnalyticsなどのログ解析ツールで計測する際の「再訪問」
  • サービスページ:サービス内容や事例などを紹介したページ
  • 製品詳細ページ:個別商品の紹介をしているページ
  • 訪問者数:セッション数、ユニークユーザー数など(目的により異なるため、ここではどちらになるかは定義していない)

BtoBサイト ケース1

  • KGI:問い合わせ数
  • KPI:問い合わせフォームのクリック数&入力完了率
  • KPI:サービスページの閲覧数&問い合わせフォームのクリック率
  • KPI:新規訪問者数、再訪問者数、再訪問率

BtoBサイト ケース2

  • KGI:営業上、有効な問い合わせ数(PRなど認知度向上の施策と合わせて「受注率向上」や「質の向上」を含む場合)
  • KPI:取得したい項目における数(「役職」「業種」「予算」「時期」「対象サービス」※) 例)予算50万円、500万円、1,000万円など。ターゲットとしている顧客層からの問い合わせ数の状況計測
  • KPI:指名検索を含む数&率
  • KPI:問い合わせフォームにて「貴社のことを知っていた」にチェックをした企業の数
  • KPI:事例ページの閲覧数
  • KPI:サービスページの閲覧数
  • KPI:資料ダウンロードやセミナー申込み実績のある企業の再訪問数&再訪問率

※サードパーティツールを使うことにより、資本金や売上などより多くの企業情報取得が可能

BtoC向けサービスサイト(問い合せや利用申し込みを目的としたサイト)

  • KGI:問い合わせ数
  • KPI:問い合わせフォームのクリック数&入力完了率
  • KPI:サービスページの閲覧数&問い合わせフォームのクリック率
  • KPI:新規訪問者数、再訪問者数および再訪問率
  • KPI:資料ダウンロード数
  • KPI:メルマガやLINEなど、自社とつながった数

SEO記事主体のオウンドメディア

  • KGI:訪問者数
  • KPI:organic経由セッション数(全体&新規)
  • KPI:サービスページや商品詳細ページへの遷移数&遷移率
  • KPI:各記事に設置したCTAバナーのクリック数(複数バナータイプがある場合は、CTAバナー種類ごとに計測)
  • KPI:全体CV数のうち、SEO記事が初回接触となった数&率

メディアサイト(読者の訪問数により広告収益を得ているようなサイト)

  • KGI:PV数
  • KPI:訪問者数(読者の定着を計測したい場合は「再訪問者数&再訪問率」も計測)
  • KPI:カテゴリ別、ジャンル別、テーマ別などの計測もあり
  • KPI:PV/SS(一人あたりのページ閲覧数)
  • KPI:離脱率(※1) 全体、カテゴリ別、ジャンル別、テーマ別などに分けて計測
  • KPI:記事別の読了率(※2) GTM(Googleタグマネージャー)などで計測

※1 さらに詳細に記事別の離脱や読了率などを計測することで健康状態の計測精度が上がります。なお、離脱率やPV/SSは、熟読しているケースや迷っているケースなどがあり得るため、単に「多い=Good」「少ない=Bad」とは言えません。離脱率だけ、PV/SSだけでは、Webサイトの健康状態を見誤ってしまうため、総合的な観察が必要です。

※2 全体把握ではなく個別把握になるため( )記載にしております。全体感はPV/SSや離脱率で把握しつつ、メディアサイトは記事への満足度が重要な指標となりますので、記事個別の読了率の計測、または、カテゴリ別やテーマ別の読了率の計測をあわせて行うことを推奨します。

メーカーサイト(製品カタログ情報のようなサイト)

  • KGI:訪問者数
  • KPI:訪問者の内訳(新規訪問者、再訪問者) ※読者の定着を計測したい場合は「再訪問者数&再訪問率」も計測
  • KPI:製品カテゴリ別、ジャンル別、テーマ別などの計測もあり
  • KPI:商品詳細ページの閲覧数
  • KPI:指名検索数&指名検索率
  • KPI:PV/SS(一人あたりのページ閲覧数)
  • KPI:離脱率 全体、カテゴリ別、ジャンル別、テーマ別などに分けて計測
  • KPI:資料ダウンロード数
  • KPI:関係会社やサイトからの訪問者数(外部メディアへ掲載やパートナー、代理店との連携などがある場合)

ECサイト

  • KGI:購入完了数(決済された数)
  • KPI:カートへ入れた数、購入するクリック数
  • KPI:商品詳細ページの閲覧数
  • KPI:お気に入りクリック数(※1)
  • KPI:レビューや口コミの閲覧数(※2)
  • KPI:訪問者数(全体、TOPページのみなど)(※3)

※1 お気に入りしていた人のほうが、お気に入りをしない人よりも購入率が高いという場合を想定

※2 レビューや口コミを見た人の購入率が見ない人よりも高いという場合を想定

※3 TOPページは主要キーワードや指名キーワードが多いため分けて計測

サブスク型サービス

契約前よりも契約後の方が事業上重要なため、契約後の例として記載している。

■契約後

  • KGI:会員数
  • KPI:継続期間(金額プランが複数ある場合は、金額プラン別の継続期間の傾向把握などもあり)
  • KPI:解約率(可能であれば、契約から解約「=チャーン」するまでの期間を合わせて計測)
  • KPI:利用頻度
  • KPI:継続率(無料お試し期間などがある場合。「無料お試し」から「有料での継続契約」への転換率)
  • KPI:契約プラン別契約数(金額プランが複数ある場合は、契約プラン別の契約者数傾向)

■契約前

  • KGI:会員登録数
  • KPI:会員登録フォームクリック数&入力完了率
  • KPI:契約プランページ(料金ページ)の閲覧数、および会員登録への遷移数&遷移率
  • KPI:PV/SS(特に商品一覧や商品詳細、サービスページなどにおけるPV/SS)(※1)
  • KPI:キャンペーンページの閲覧数(※2)
  • KPI:無料情報への接触数(※3) 例)無料視聴、資料ダウンロードなど

※1 商品一覧や商品詳細をたくさん閲覧している人のほうが、少ない人よりも会員登録率が高い場合を想定

※2 キャンペーンページを閲覧した人のほうが、閲覧していない人よりも会員登録率が高い場合を想定

※3 無料視聴が多い・資料ダウンロードが多いほうが、しない人と比べて会員登録率が高い場合を想定

KPIを考えるとビジネス理解が深まる

KPIは、事業戦略と現場業務のズレを防ぐ重要な要素です。適切に設定しなければ、ただ目の前の業務をこなすだけで満足する独りよがりな指標になってしまいます。事業戦略から紐づくロジックツリーで自社の課題を分解し、事業成長につながるKPIを考えていきましょう。

KPIを考えるには、物事を全体俯瞰した上で分解して計測する、という思考が必要です。具体的に計測する手段(方法)も想定するスキルも必要です。全体(抽象的なもの)を個別(具体的なもの)に分解して解決を図るため、「抽象と具体の思考」および、「課題解決の思考」が磨かれることになります。これは自社の事業を俯瞰して捉える力を身につけるということでもあります。

KPIを立てられるようになると、ビジネスパーソンとして必要な基礎能力が磨かれ、その後の成長を後押ししてくれることになるでしょう。

Webマーケティングの支援ならナイルにお任せください

ナイルでは1,500社を超える企業のコンサルティング経験から、事業成果に結びつくWebマーケティング支援が可能です。KPI策定、戦略策定、施策の効果検証など、お困りの方はお気軽にご相談ください。成果を見える化し、長期的で安定した集客を実現するために、お役に立てればと考えております。

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マーケ|Webコンサルタント【デジタルマーケティング事業部】

マーケ|Webアナリスト【デジタルマーケティング事業部】

 

記事担当:今崎善秀

WebマーケティングにおけるKPIの考え方・立て方を解説ナイル株式会社 - ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

Google Search Consoleに「正規表現を使用した検索機能」追加

こんにちは!ナイル株式会社の青木です。

本日は「タイトルタグの文字数」と「経営層とSEO」に関する2つのニュースをお届けします!

※トピックは初級者~中級者くらいの方向けを想定して紹介します。

なお、本企画は取り上げるページを実際に読んでいただくことを想定しております。簡単なひとことコメントとお役立ち度(収集部隊の主観です)を参考に、該当ページを読んでみてください。

前回のニュース(2021年3月31日収集分)はこちらから

本日のSEOニュース

①Google Search Consoleに「正規表現を使用した検索機能」と「比較モードのUI改善」が実装

記事紹介:Improved data filtering and comparison on Performance reports(Google検索セントラル)

お役立ち度:★★★★★

ナイルのひとこと
サーチコンソールに待望?の正規表現を使用した検索機能と比較時のUI改善が実装されました。
比較機能は見るからに使いやすくなっているので分かりやすいのですが、正規表現は使用したことがないという人もいるのではないでしょうか。

そんな人にオススメなのが|(縦棒)です。
焼き肉|ビビンバ
/blog/|/service/|/seminar/
のように、条件(or)の意味で繋ぐことができます。
上記の場合「焼き肉」「ビビンバ」を含むキーワードのパフォーマンス、「/blog/」「/service/」「/seminar/」を含むURLのパフォーマンスを見ることができます。

サイト内で記事ページが別ディレクトリに分かれている場合や、複数のトピックでパフォーマンスを調べたい際に便利です。 使用する際はスペースなどは使わず直接|でつないで下さい。
なお、上手くいかない時は「カスタム(正規表現)」が選択されていることを確認してみて下さい。
(私は既に本日3回位これでひっかかりました) Google Search Console 正規表現

②検索結果のクリック(率)改善をより的確に行う方法

参考:3 Vital Click-Based Signals for SEO: First, Long, & Last(Moz)

お役立ち度:★★★★☆

ナイルのひとこと
非常に興味深い考察を与えてくれる記事です。
クリックを「ファーストクリック」「ロングクリック」「ラストクリック」というユーザーの検索行動に合わせて分類し、それぞれのクリックの概要と改善方法を解説しております。
CTRを向上することにもつながる「ファーストクリック」はみなさんも取り組んだことがあると思いますが、滞在時間を改善する「ロングクリック」、検索結果に戻ることのない「ラストクリック」に関しては確かにな~と私も思いました。

クリック数、率がランク付けに用いられているかは、Googleのみぞ知るといったところですが、クリック数やユーザー行動が改善されること自体は望ましく、記事を参考に皆さんのサイトでも実践してみてはいかがでしょうか。
一方で、ページが表示される全てのキーワードで完璧にすることは不可能なので、ある程度、検索されるキーワードの想定を行うことがポイントです。メインとなるキーワードで検索するユーザーのクリックを最適化するイメージです。

③ナイル記事紹介!マーケターの皆さんこんな悩みありませんか?

参考:マーケターが陥りやすい状況、どうやって悩みを解決する?

お役立ち度:★★★★☆

ナイルのひとこと
SEOHACKS時代の編集長であった平塚が、マーケターのお悩みに対し、気付きを答えていく記事です。

  • ・成果につながっているかよくわからない……
  • ・リード獲得しても売上につながらない
  • ・社内調整がなかなかうまくいかない
  • ・メンバーへの負担を考えて遠慮してしまう
  • ・マーケターの業務は多岐にわたるため人手が足りない
  • ・マーケターの役割をしっかり果たす
どれもあるあるなのではないでしょうか?5分ほどで読めます。みなさんもぜひ!
(私は当てはまりすぎて、オススメの章を上げることができませんでした。)

まとめ

みなさまのSEO施策にお役に立てるように、今後もSEOニュースまとめを平日数回更新する予定です。
また、SEO情報やセミナー情報などを配信しているメールマガジンもご用意しておりますので、よろしければご登録ください。

前回のニュース(2021年3月31日収集分)はこちらから

最後に告知です
2021年04月14日(水)15:00~15:30で30分でサクッと分かる!Googleアナリティクス4ウェビナーを開催します。
今回は「知らなかった!」では済まないGoogleアナリティクス4に関する情報を大事なところに絞ってお伝えしていきます。30分という短時間でのウェビナーですので、下記バナーからお気軽にご参加下さい!

ナイルセミナーアイキャッチ(クリックするとセミナー詳細ページに遷移します)

Google Search Consoleに「正規表現を使用した検索機能」追加ナイル株式会社 - ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

マーケターの陥りやすい状況、どうやって悩みを解決する?

こんにちは。平塚です。

7年間のSEOコンサル経験後、2020年からは自社事業のマーケティングを担当していますが、悩んでしまう場面が数多くあります。そこで自分自身が悩む場面を振り返りながら、どう解決して突き進むべきなのか、考えていきたいと思います。

粘り強く解決の糸口を探って、プロジェクトの成功に向け、チームを盛り上げていくためにどうすればいいのか。 まだまだ経験不足ですが、一緒に考えるきっかけになればと思います。

実行した施策が成果につながっているか、よくわからない……

マーケターは課題を明確にして、さまざま施策を行っています。そこでよくある悩みが、「はたして、自分の実行した施策は成果につながっているのか」ということではないでしょうか?良い方向に進んでいるのか、それとも悪い方向に向かっているのかが把握できないのは、最も陥ってはいけない状況だと考えています。たとえ悪い方向に進んでいたとしても、軌道修正すればいいわけですから。

対策としては、その施策を進めるかどうかを検討する際に、投資対効果をしっかり算出することだと思っています。

例えば、テレビCMでタレントを使う場合を考えてみます。そのタレントが宣伝することで、どれくらいサイト流入が増えて、バナークリック率が高まって、売り上げが伸びるのか。これらの数字予測を立てることができれば、そのCMで目指すべき成果が明確になります。

また、SEO施策も同じことです。検索順位を上げるだけでは、まったく意味がありません。検索順位が上がったあと、どうやって売り上げに結びつけるのか。そこまで見えていないと、費用をかけたSEO施策が成功だったのか、失敗だったのかがわかりません。

だからこそ、成果につながっているかどうか不安にならないように、CPA(Cost Per Action=成果単価)を常に意識しておくようにしています。

リード獲得しても売り上げにつながらない

マーケターリードが売上につながらない

マーケターは、見込み顧客すなわちリード獲得のための方法を考えて、実行に移していきます。そのときに「リードは獲得しているのに、売り上げにつながらない」という悩みを持つことがあるかと思います。

このようなときは、まずは顧客が購買に至るまでのプロセスを分けていくようにしています。どの数字を上げると、売上につながるのかを分析するのです。商品サービスの存在を知ってもらってから、どのような段階を経て、購入に至るのか。ロジックツリーを作って、仮説を立てていきます。

そもそも、売上につながらないリードを集めても、意味がありません。見込み顧客になるターゲットになっているかを見直す、あるいは売上につなげるための仕組みを作るのを優先すべきだと思います

分析の結果、「資料ダウンロードが売上につながっている」ということがわかれば、資料のダウンロード数を上げることをリード獲得とすればいいでしょう。この場合、リード獲得しても売上につながらなければ、それはリードにはなっていないということです。つまり「資料ダウンロードが売上につながっている」という分析自体が間違えていたことになります。

どんな数字でも改善されれば、そこに光を見出してしまいがち…。売り上げ獲得につながるリードとなっているかどうかを、改めてきちんと把握しないといけません。売上につながっているのか、常に意識することが大事だと思っています。

社内調整がなかなかうまくいかない

マーケターの社内調整

マーケターは、社内の部署間で調整しなければならない場面も多くありますよね。なかでも決裁者にOKをもらうことは重要ですが、なかなかうまくいかないこともあると思います。

例えば、SEO施策を進めるとしても、社内の理解を得るのが難しい状況があり得ます。というのも、マーケティングは「集客」「「刈取り(欲求発生から購入へ)」「セールス(販売)」「カスタマーサポート(関係性の維持)」など、各ユニットと連携する必要があるからです。SEOで集客だけしようとしても、セールスやカスタマーサポートと連動しなければ、顧客獲得にはつながりにくい。

ときには誰から見てもやるべきことで、成果インパクトがあることが明確に見えていることもありますよね。その際は、ハードなネゴシエーションによって、社内の理解を得ることが必要です。

一方で、小さく成果を出して機運を作るという方法もあります。誰もが納得するような大きな成果をいきなり出すのは難しいものです。小さな成果を出しながら、大きな目標に向かうと、社内調整がうまくいく可能性が高まるでしょう。

状況によって、これらの方法を使い分けられてこそ、マーケターではないでしょうか。

メンバーへの負担を考えて遠慮してしまう

マーケターは他部署と連携をとりながら、プロジェクトを進行していきます。そういった役割があるため、忙しそうにしているメンバーに対しても、タスクを依頼しなければなりません。

個人的にも相手に気をつかってしまって、お願いするのが下手なほうでした。しかし、遠慮をする必要はないと、今はそう思っています。なぜならばタスクを進めてもらうことで、事業全体の目的達成、ひいてはメンバーの評価にもつながるからです。1人で抱え込んでしまうほうが、結果的に周りに迷惑をかけてしまう可能性がある。もちろん、そのメンバーが持っている目的と直接的につながらないのであれば、上司との調整が必要になります。

あたり前のことではありますが、「実現したいことや目的を丁寧に伝える」「納期には余裕を持たせる」「ギブアンドテイクを意識して相手のお願いを快く聞く」といったように、相手が気持ちのいい仕事ができるように心がけています。

マーケターの業務は多岐にわたるため人手が足りない

マーケターの仕事とは、顧客のニーズをとらえて、持続的に売れていく仕組みをつくること。そのため、マーケターの業務は多岐にわたり、慢性的な人手不足に陥りがちです。また、業務が多岐にわたればわたるほど、それぞれの領域で、最新情報をアップデートするのが難しくなります。

「人手が足りないから、毎日とにかく時間がない……。それぞれの領域の最新情報も、本当は追わなきゃいけないのに、まったく知識がアップデートできない!」

仕事熱心なマーケターほど、そんな悩みを抱えてしまいがちです。「プロの外注に任せられるところは任せる」ことを検討してもいいのではないでしょうか。マーケターが本来やるべきことは、どこにリソースをかけて成果を出すかという「陣取りゲーム」です。そこに注力できるようにする。

手前味噌ではありますが、このような状況であれば、弊社のデジタルマーケティング事業部にぜひご相談ください!

プロの外注であれば、専門の知見があることに加えて、情報のアップデートもしています。最新のツールについても、専門家ならばきちんと把握しているはず。外注を通じて、最新情報をキャッチすることを考えてみることをおすすめします。

ナイルへのお問い合わせ

マーケターの役割をしっかり果たす

ユーザーの嗜好や情報取得手段が多様化し、単純な広告効果が出にくくなっているなか、マーケターの仕事は今後ますます重要になってくると思います。私もマーケティング担当として正解が見えないなか四苦八苦する毎日ですが、マーケターの一歩目として悩むポイントはきっと同じだろうと思い記事を書かせていただきました。


これからも悩ましい状況に直面することはあると思いますが、社内外のキーとなる仕事だという自負を持って、マーケターの役割をしっかりと果たしていきたいと考えています。

平塚直樹

マーケターの陥りやすい状況、どうやって悩みを解決する?ナイル株式会社 - ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

Googleはtitleタグの文字数に関し、制限を設けない

こんにちは!ナイル株式会社の青木です。

本日は「タイトルタグの文字数」と「経営層とSEO」に関する2つのニュースをお届けします!

※トピックは初級者~中級者くらいの方向けを想定して紹介します。

なお、本企画は取り上げるページを実際に読んでいただくことを想定しております。簡単なひとことコメントとお役立ち度(収集部隊の主観です)を参考に、該当ページを読んでみてください。

前回のニュース(2021年3月29日収集分)はこちらから

本日のSEOニュース

①Googleは「titleタグの長さに制限はない」と言います

記事紹介:Google Says There’s No Limit on Title Tag Length(Search Engine Journal)

お役立ち度:★★★★☆

ナイルのひとこと
SEOを担当されている方であれば、「titleタグは◯文字以内にすると良いでしょう」という記述を見かけたことがあると思います。
検索結果上に表示される文字数に一定制限があり、それを超えてしまうと省略されるから、その文字数以内にしましょう。と言う話ですね。
しかし、Googleはtitleの文字数については、特に何文字が良いとは説明していないのです。
今回紹介する記事もそうですが、Googleのタイトルに関するヘルプページは、タイトル設定に関し、参考になる考え方が明記されています。
キーワードを詰め込み、むやみに文字数を増やのは私も反対ですが、そのページを示す上で必要な表現であれば、文字数を気にしすぎなくて良いと思います。検索結果で省略された部分も、Googleは考慮に入れます。
参考:検索結果に効果的なタイトルとスニペットを作成する | Google 検索セントラル

②経営幹部へのSEOの伝え方

参考:Selling SEO To the C-suite(Botify)

お役立ち度:★★★★☆

ナイルのひとこと
この記事のポイントは「SEOの捉え方」は役割によって異なるという点です。
皆さんもなんらかの形でSEOとビジネスを紐付けられていると思うのですが、経営幹部であれば「SEOに取り組むことで、どれだけ売上に貢献するのか」をより中心に考えているはずで、SEO担当者が懸命に行っているcanonicalやhreflangの調整を気にしてくれる人は少ないはずです。
もちろんこれらは役割上の違いではあるのですが、予算配分などを決めるのは彼らであり、刺さらない以上は社内でSEOが続けられません。

みなさんも社内で経営層とSEOについて話す際には、
・SEOに何を期待しているのか。
・SEOにおけるどの指標に重きをおいているのか。

など、より大枠で捉えられると良いと思います。

また、こういった考え方は「ビジネスにつながるSEOの成果」にも貢献するはずです。必然的に売上などに紐付けてSEOを考えざるを得ないからですね。
大変なことではありますが、SEOに取り組む際の考え方として私は推奨します。

まとめ

みなさまのSEO施策にお役に立てるように、今後もSEOニュースまとめを平日数回更新する予定です。
また、SEO情報やセミナー情報などを配信しているメールマガジンもご用意しておりますので、よろしければご登録ください。

前回のニュース(2021年3月29日収集分)はこちらから

Googleはtitleタグの文字数に関し、制限を設けないナイル株式会社 - ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

直帰率改善で意識したい9のこと

こんにちは!ナイル株式会社の青木です。

1ユーザーとしてGoogle検索を基本的には信頼し、便利なものと思っているのですが「ハンバーグ」と検索した際に「ソールズベリー・ステーキ」のナレッジパネルが出てくるのだけはいつも変だなと思っています。
しかもウィキペディアには以下のように記載されています。

ハンバーグステーキとよく似ているが、材料がいくぶん異なっている。
引用元:ソールズベリー・ステーキ – Wikipedia

ハンバーグの検索結果に表示されるソールズベリーステーキの画像
ハンバーグと間違えて検索する人が結構いるのでしょうか?気になるところです。

さて、本日は直帰率の改善方法に関するニュースを含めた4つのニュースをお届けします!

※トピックは初級者~中級者くらいの方向けを想定して紹介します。

なお、本企画は取り上げるページを実際に読んでいただくことを想定しております。簡単なひとことコメントとお役立ち度(収集部隊の主観です)を参考に、該当ページを読んでみてください。

前回のニュース(2021年3月24日収集分)はこちらから

本日のSEOニュース

①直帰率改善で意識したい9のこと

記事紹介:7 Dead Simple Ways to Reduce Bounce Rate(Moz)

お役立ち度:★★★★☆

ナイルのひとこと
直帰率を改善する際の観点としてとても参考になる記事です。以下に記事内の情報にプラスしてまとめておきます。

  • 1番 速度改善
  • 2番 関連リンクでトピックカバー率を上げる
  • 3番 CTA改善
  • 4番 結論から述べる
  • 5番 サイト検索を簡単にする
  • 6番 動画などのメディアの追加
  • 7番 ユーザーはクリックしているけど、ボタンではない場所の特定と改善
  • 8番 デッドリンクの解消
  • 9番 タイトルと内容の乖離を防ぐ

打順のようになりましたが、特に優劣はなく、自社のサイトに合わせて改善に活かしてみてください。

②単にフラットなURL構造にメリットはない

参考:Google: No Benefit to An Artificially Flat URL Structure(Search Engine Journal)

お役立ち度:★★☆☆☆

ナイルのひとこと
前提として、ホームページ(TOPページ)から階層構造が浅い(少ないクリックで到達できるという意味)方が、より重要なページであると検索エンジンは判断します。そのためフラットなURL構造はSEO上良いのでは?という仮説をもち、URLのディレクトリ構造を「https://www.example.com/1110」のように第一階層でフラットに構成するという考え方があります。
しかし、単にフラットなだけのURL構造には特にメリットはないとGoogleのジョンミューラー氏により説明されました。ディレクトリ上ではTOPの次の階層に見えても、サイト上でそのページに辿り着くためには、何回もクリックしないといけない可能性があり、それだけはシグナルにはならないからです。

階層構造を気にする際には、URLではなく、クリックによる深さを元に考えましょう。
※何回もクリックしないと到達できないページがあるようであれば、SEO観点ではなく、単にユーザーが不便ですね。

③おすすめ情報:Google 検索の仕組み

記事紹介:Google 検索の仕組み( Google 検索セントラル)

お役立ち度:★★★★☆

ナイルのひとこと
これは「初心者向けSEO」内の「Google検索の仕組み」について解説しているページです。
抽象的ではなく、具体的に説明されており、知らない用語なども多く、 内容は決して簡単ではありませんが、これを読むのと読まないのでは大きくサイトのパフォーマンスが変わると思います。検索エンジンがどのようにページを発見し、インデックスするのかを理解し、検索エンジンフレンドリーなサイトにするためにも、一読いただくことをオススメします。

④リライトのお知らせ:「302リダイレクト」

記事紹介:302リダイレクトとは/301リダイレクトとの違いや使用時のポイントを解説

お役立ち度:★★★★☆

ナイルのひとこと
「301リダイレクトも302リダイレクトも変わらない。どちらも評価は引き継ぐから。」だけの認識になっている方にオススメの記事です。確かにそうなのですが、それ以外にも理解しておくポイントがあるのです。
301リダイレクト_302リダイレクト表比較

まとめ

みなさまのSEO施策にお役に立てるように、今後もSEOニュースまとめを平日数回更新する予定です。
また、SEO情報やセミナー情報などを配信しているメールマガジンもご用意しておりますので、よろしければご登録ください。

前回のニュース(2021年3月24日収集分)はこちらから

直帰率改善で意識したい9のことナイル株式会社 - ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

落ち着いてゼロクリック検索について考える

こんにちは!ナイル株式会社の青木です。

ゼロクリック検索が話題になっていますが、私の最近のゼロクリック検索は「エブリシング 歌詞」です。検索結果にそのまま歌詞が出ているので、それをそのまま読んだ次第です。

さて、本日はゼロクリック検索に関するニュースを含めた3つのニュースをお届けします!

※トピックは初級者~中級者くらいの方向けを想定して紹介します。

なお、本企画は取り上げるページを実際に読んでいただくことを想定しております。簡単なひとことコメントとお役立ち度(収集部隊の主観です)を参考に、該当ページを読んでみてください。

前回のニュース(2021年3月22日収集分)はこちらから

本日のSEOニュース

①ゼロクリック検索を落ち着いて理解するために

記事紹介:In 2020, Two Thirds of Google Searches Ended Without a Click(SparkToro)

記事紹介:Google Search sends more traffic to the open web every year(The Keyword | Google)

記事紹介:Study: 65% Of Google Searches Do Not Click On Results But Should They?(Search Engine Roundtable)

記事紹介:Rand Fishkinが公開した「65%がゼロクリックサーチ」の問題点(SEMリサーチ)

お役立ち度:★★★☆☆

ナイルのひとこと
昨日今日とゼロクリック検索に関するニュースを見た人も多いのではないでしょうか。
中には「検索流入の獲得は難しそう」「クリックされないならGoogleってどうなの?」と思った方もいるのではないでしょうか。
そうした流れを受け、Googleも公式見解(補足)を提示したわけですが、これを機にゼロクリック検索を考えてみると良いと思います。 ちなみに私は以下のような考えを持ちました。

・Search Consoleのデータを見ている限り、モバイル全体のCTRはもう少し高いのでは?
Search Consoleの表示回数、クリック数などのデータを見る限り、ナレッジパネルが出るようなゼロクリック検索が多いと思われる検索結果でも、もう少しCTRはありそうです。

・ゼロクリック検索は以下の場合もあると考えられるので、一概に敵視する必要はない。
①「検索してみたけどなんか違ったのでもう一度検索した」
この状態でサイトに流入するよりも、「あった!これこれ」位な感じで入ってもらった方が、こちらとしても嬉しい。

②「検索結果に書いてある情報で事足りた検索だった」
そもそも流入したところで即離脱するような検索は、ユーザーを思うと検索結果に出して上げた方が親切ではある。

ということで、データや意見はそのまま鵜呑みにせず、自分の中でなんらかの形で落とし込み、それから考え、必要に応じ運用するサイトに活かすといいのではないかと思います。

※とはいえ、冒頭で記載した「歌詞」など、ゼロクリック検索によって明確にCTRが下がっているクエリも存在し、それによる影響を受けているサイトがあるのも確かです。サイトへの流入を検索一辺倒にならないよう、定期的にその他のルートも検討してみましょう。

②ローカルレビューにまつわるエトセトラ

参考:4 local review trends to watch in 2021(Search Engine Land)

お役立ち度:★★★☆☆

ナイルのひとこと
いくつかのデータを元にレビューに関する情報をまとめています。日本だけのデータではないので、そのまま活かすということはできませんが、「感染防止対策による営業時間短縮やお店を訪れても、周囲の目を気にしてレビュー、感想の投稿を控える」などの動きは日本でもありそうです。
ちなみに私は「久しぶりに友人と会う」などの1回毎のイベントの重要性(価値)も高まったのか、レビューをよく見るようになりました。

③モバイルとデスクトップにおけるユーザートラフィックの違い

記事紹介:Mobile vs. Desktop Usage In 2020(Perficient Blogs)

お役立ち度:★★★★☆

ナイルのひとこと
PC、スマホを中心としたユーザーのトラフィックデータをまとめています。
単純に面白いデータなのですが、そこで終わらずに、こうした全体の統計と自社サイトのデータを見比べ、ボトルネックになっている箇所を探したり、改善のヒントにできると良いでしょう。

まとめ

みなさまのSEO施策にお役に立てるように、今後もSEOニュースまとめを平日数回更新する予定です。
また、SEO情報やセミナー情報などを配信しているメールマガジンもご用意しておりますので、よろしければご登録ください。

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落ち着いてゼロクリック検索について考えるナイル株式会社 - ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

その指標本当に追う必要ある?「バニティメトリクス」について

こんにちは!ナイル株式会社の青木です。

この前、GAのデータとGSCのデータをURLだけ入れれば見れるように見れるようにするスプレッドシートを作成しました。
こちらは私がニュースやリライトコンテンツのパフォーマンスを最速で見るために作ったのですが、思ったよりも良い出来栄えで、URLを入力して、シートの更新をすれば、パフォーマンスをすぐ確認できます。更新に際し、めんどくさい作業が殆どないので、ツールとしても優秀な気がしています。皆さんにお披露目する機会を楽しみに、カスタマイズを続けたいと思います。

本日はSEO指標に関するニュースを含めた4つのニュースをお届けします!

※トピックは初級者~中級者くらいの方向けを想定して紹介します。

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本日のSEOニュース

①その指標本当に追う必要ある?「バニティメトリクス」について

参考:Every Metric Is A Vanity Metric(Moz)

お役立ち度:★★★★☆

ナイルのひとこと
これはSEOニュースではなく指標の話です。バニティメトリクスは、とても簡単に説明すると、「その指標が改善したとしても、特にユーザー理解やサイト改善につながらない指標」のことを指します。つまりこうしたバニティマトリクスを最初の戦略段階でKPIに据えてしまうと、その戦略通りに進めたとしても、特に成果にはつながらないプロジェクトになってしまいます。
セッション数やPV数を増やすことで、顧客との接点を設けることに長けているSEOは、必然的に顧客になりえないユーザーとの接点も作りがちであり、単純にセッション数、PV数を増やすだけでは、売上につながらないのですが、そこを避けるためには「どのようなユーザーとどのような接点を増やすのか」から逆算し、彼らとの接点をどう作るかを考えると良いでしょう。そのためには兎にも角にもユーザー理解がポイントになるわけで、そこをサボらなければバニティメトリクスは生まれないと私は考えます。

②コンテンツ公開後のSNS発信のススメ

参考:たった2日で上位表示したSEO事例。ソーシャルシグナルとSEOについて(アイオイクスの社員ブログ)

お役立ち度:★★★★☆

ナイルのひとこと
記事で紹介されている状態に近い経験をしたことがあるため、なるほどなと思いながら読み進めました。弊社の場合は「SEOドリル」という超ニッチなキーワードでしたが笑

また、コンテンツをアップする際のポイントとして、記事のSNS等での発信は間違いなく重要と思います。特にSEO流入を前提に作成された記事は、流入が安定するまでに2~3ヶ月かかりますが、SNS流入などでユーザーを集めることができれば、例え順位に効果がなかったとしても、単純に多くの人に読んでもらうこととなり、それだけでもやる価値はあると思います。
何にせよ、SEOだけに頼ってしまうと、アルゴリズムの煽りをより強く受けてしまいますので、普段からこうしてSNSを活用することを前提に記事の公開をすると良いと思います。

③SharedArrayBuffer警告が届いたら

記事紹介:Search Consoleから送られたSharedArrayBuffer警告(海外SEO情報ブログ)

お役立ち度:★★☆☆☆

ナイルのひとこと
Search Consoleに届く「SharedArrayBuffer警告」に関して、わかりやすくまとまっております。
届くことがあれば、まずは社内エンジニアに相談しましょう。

④リライトのお知らせ「ソフト404エラー」

記事紹介:ソフト404エラーとは 確認方法、原因と対策について

お役立ち度:★★★★☆

ナイルのひとこと
ソフト404エラーで悩む時って、404で返すところ200に返すというオーソドックスなソフト404ではなく、「いろいろ正しいはずなのにソフト404になってしまっている」時だと思い、その内容を追加する形でリライトしました。
上級者向けと銘打ったのは正しいかどうかというポイントはありそうですが、初期フェーズのサイトではそんなに遭遇しないと思うので、しばらくはこのままにしようと思います。

ソフト404エラーの原因

まとめ

みなさまのSEO施策にお役に立てるように、今後もSEOニュースまとめを平日数回更新する予定です。
また、SEO情報やセミナー情報などを配信しているメールマガジンもご用意しておりますので、よろしければご登録ください。

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GA4よくわかっていない!という方がいらっしゃいましたら、 お気軽にご連絡下さい。
1人のWeb担当者としても、準備や検討を付けておくことだけはやっておいた方がいいと思いますので、ご相談だけでもどうぞ!

その指標本当に追う必要ある?「バニティメトリクス」についてナイル株式会社 - ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

URL内のキーワードがランキングに与える影響について

こんにちは!ナイル株式会社の青木です。

弊社サイトは特にAMPを実装していなかったのですが、1ヶ月くらい前からSearchConsoleを見るとAMPの表示があり、なんだっけなと確認すると、以前作成したWebストーリーがここに出ていたのです。

Search ConsoleのAMP

Webストーリーもインデックスされるのだなとしみじみ思ったのと、「AMP」と出てきたので少しびっくりしました。
※作成したWebストーリーはこちらからどうぞ!図解でわかる!オウンドメディアとは

本日は動画SEOに関するニュースを含めた3つのニュースをお届けします!

※トピックは初級者~中級者くらいの方向けを想定して紹介します。

なお、本企画は取り上げるページを実際に読んでいただくことを想定しております。簡単なひとことコメントとお役立ち度(収集部隊の主観です)を参考に、該当ページを読んでみてください。

前回のニュース(2021年3月16日収集分)はこちらから

本日のSEOニュース

①URL内のキーワードがランキングに与える影響について

参考:Google Says Words In A URL A Very Light Weight Factor But Less So After Page Indexed(Search Engine Roundtable)

お役立ち度:★★☆☆☆

ナイルのひとこと
URL内にキーワードを含むことは、検索エンジンのページ理解の手助けになり、ランキング要素でもあるとされていましたが、今回以下のように説明されました。
URL内のキーワードはクロール、インデックス前は「(ランキングに対し)非常に軽微な要素」であり、インデックス後は「さらに非常に軽微な要素となる」
クロール前はページ内容の分類にURL内のキーワードを参考にすることがあるものの、クロール後はより多くのページ情報を得ることができるので、要素としてはかなり軽微なものになるようです。

②動画コンテンツのSEO対応について(動画SEO)

参考:New resources for video SEO(Google Search Central Blog)

お役立ち度:★★★★☆☆

ナイルのひとこと
動画とSEOに関しては、「せっかく動画を作ったのであれば、検索でも見つかりやすくしてみませんか?」くらいがいいのかなと思います。とはいえ、キーワードによっては動画がファーストビューに表示されることもあり、順位を獲得するために動画を作成することもあると思います。なんにせよ英語ですが公式ヘルプはしっかり読んでおきましょう。

ちなみに動画SEOのポイントは検索エンジンが見つけやすくすることと、わかりやすくすることです。まずはページ上で、必要であればビデオサイトマップを作成し、検索エンジンが発見しやすくし、次にその動画がどのような動画なのかを、構造化データなどを使い補足してあげましょう。

③リライトのお知らせ「301リダイレクト」

記事紹介:301リダイレクトとは?SEOに与える影響と設定時の注意点について解説

お役立ち度:★★★★☆

ナイルのひとこと
今後はリライトした記事の背景や意図も紹介できればと思います。
この記事に限らず、今年に入りリライトを行った記事は徹底して、「Googleの公式ヘルプ」「海外の著名なSEOサイト」「これまでの経験」を参考にして執筆しています。
301リダイレクトはGoogle公式ヘルプにかなり有用なページが多く、執筆していても参考になりました。

また、今回あえて自社サイトのリダイレクト失敗による影響を記載しました。本当にリダイレクトミスによるマイナス影響は馬鹿にできないです。URLは変更しないことが1番です。これからサイトを立ち上げる方は、安定して運用できるURLを用いるか、URL変更の変遷をまとめるようにしましょう。

まとめ

みなさまのSEO施策にお役に立てるように、今後もSEOニュースまとめを平日数回更新する予定です。
また、SEO情報やセミナー情報などを配信しているメールマガジンもご用意しておりますので、よろしければご登録ください。

前回のニュース(2021年3月16日収集分)はこちらから

また、GA4に関して導入を考えているものの、よくわかっていない!という方がいらっしゃいましたら、
本当にお気軽にご連絡下さい。
1人のWeb担当者としても、準備や検討を付けておくことだけはやっておいた方がいいと思いますので、ご相談だけでもどうぞ!

URL内のキーワードがランキングに与える影響についてナイル株式会社 - ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

米国の強調スニペット表示数が回復

こんにちは!ナイル株式会社の青木です。

私が検索をする時の周りの環境について考えてみました。
例えば外出先で調べ物をしている時は、通信環境が優れない時もあるため、なるべく最短で求めている情報がほしいです。またオススメなども嬉しいです。
一方で自宅で検索している時は、通信環境も良好なことが多く、検索も落ち着いてできるので、自分の納得いくものを探したいと思います。

人それぞれな気もしますが、どういった状況から検索されるのかを考えることは、ユーザーの求めていることを考えることにも繋がります。
昨日紹介した「ポジティブ直帰率」100%を目指すためにも自分のサイトのユーザーの検索環境をぜひ考えてみて下さい。

本日は強調スニペットに関するニュースを含めた3つのニュースをお届けします!

※トピックは初級者~中級者くらいの方向けを想定して紹介します。

なお、本企画は取り上げるページを実際に読んでいただくことを想定しております。簡単なひとことコメントとお役立ち度(収集部隊の主観です)を参考に、該当ページを読んでみてください。

前回のニュース(2021年3月15日収集分)はこちらから

本日のSEOニュース

①強調スニペットの表示数が通常レベルに回復

参考:Featured Snippets Return To Normal Levels In Google Search(Search Engine Roundtable
https://www.seroundtable.com/google-featured-snippets-back-31078.html

お役立ち度:★★★★☆

ナイルのひとこと
米国の強調スニペット表示数が大きく減少で、強調スニペットの表示数が大きく減ったとお伝えしましたが、現在その数値が戻ってきております。
この件に関し、Googleのジョンミューラー氏は強調スニペットを減らしたいわけではなく、検索結果のバランス調整の一環であると言った旨の解説をしております。

②サブドメインVSサブフォルダ

参考:Location Of rel Attribute Does Not Matter To Google(Search Engine Roundtable
https://www.seroundtable.com/location-of-rel-attribute-does-not-matter-to-google-31080.html

お役立ち度:★★★☆☆

ナイルのひとこと
canonical設置時に、canonicalとリンク指定の順番はどちらでも構わず、問題なく作動するというニュースです。
私個人は地味に悩んだ経験があったため、スッキリしたニュースでした。

③コンテンツを制作するにあたって意識しておきたい「カクテルパーティー効果」「スノッブ効果」「ウィンザー効果」の三原則

参考:心理戦の三原則【コンテンツづくりの三原則 第12回】(Content Hub)
https://cont-hub.com/blog/3gensoku/3865/

お役立ち度:★★★★☆

ナイルのひとこと
コンテンツ作成時はユーザーを意識します。そして多くの場合は認知獲得、態度変容を目的とすることが多いはずです。
そんな時に闇雲に態度変容を狙うのではなく、心理学をエッセンスとして記事を作成してみるのはいかがでしょうか。
コンテンツはユーザー個別に作成することはできませんが「多くの人間はこういう時にこう感じる」という心理学のテクニックを用いれば、態度変容にも役立つはずです。

まとめ

みなさまのSEO施策にお役に立てるように、今後もSEOニュースまとめを平日1回更新する予定です。
また、SEO情報やセミナー情報などを配信しているメールマガジンもご用意しておりますので、よろしければご登録ください。

前回のニュース(2021年3月15日収集分)はこちらから

最後に告知です
2021年03月18日14:00~14:30で30分でサクッと分かる!Googleアナリティクス4ウェビナーを開催します。
1月にGoogleアナリティクス4に関するウェビナーを行った際、「従来のGoogleアナリティクスが使えなくなる可能性があるなんて知らなかった・・・」と焦りの声をいただき、我々も情報発信不足を反省しました。
今回は「知らなかった!」では済まないGoogleアナリティクス4に関する情報を大事なところに絞ってお伝えしていきます。30分という短時間でのウェビナーですので、下記バナーからお気軽にご参加下さい!

30分でサクッと分かる!Googleアナリティクス4ウェビナー

米国の強調スニペット表示数が回復ナイル株式会社 - ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

MFIも納得?思ったよりも圧倒的にスマホ検索はされています

こんにちは!ナイル株式会社の青木です。

最近「ポジティブ直帰率」という言葉を考えました。
記事コンテンツなどは直帰率が高く出やすいのですが、これはユーザーの検索意図を満たせているからとも考えられます。しかし、求めている情報が得られないから直帰するユーザーの方が多いというのが実情です。その様な状態で、コンバージョンへの動線を設置してもユーザーはクリックしないはずです。
そこで提唱したいのが、ポジティブ直帰率の考え方です。
極端な話、ポジティブ直帰率が100%であるならば、その記事は「ユーザーニーズを満たすことができる」優秀な記事であると言えますね。ただ、サイトから全部離脱されてしまうと、ビジネス上の目的を果たせないこともあるため、その場合は「ポジティブ直帰」をしようとしているユーザーに、サイト内で離脱ポイント(遷移先)を用意してあげるといいというのが、この考え方です。

ということで、この記事も「ポジティブ直帰率」が高いニュースを目指していきます!

本日はモバイル検索に関するニュースを含めた4つのニュースをお届けします!

※トピックは初級者~中級者くらいの方向けを想定して紹介します。

なお、本企画は取り上げるページを実際に読んでいただくことを想定しております。簡単なひとことコメントとお役立ち度(収集部隊の主観です)を参考に、該当ページを読んでみてください。

前回のニュース(2021年3月8日収集分)はこちらから

本日のSEOニュース

①MFIも納得?思ったよりも圧倒的にスマホ検索はされています!

参考:The proportion of mobile searches is more than you think – What you need to know(SISTRIX)
https://www.sistrix.com/blog/the-proportion-of-mobile-searches-is-more-than-you-think-what-you-need-to-know/

お役立ち度:★★★★☆

ナイルのひとこと
想像以上にモバイル検索がされているという調査結果です。
PCでの検索が多いと考えられているB2B関連の検索でも、50%近くモバイルから検索されているという調査結果は私も驚きました。 モバイルからコンバージョンしないのではなく、モバイルを最適化していないからコンバージョンしていないかもしれません。自分は関係ないと思わず、もう一度サイトの訪問者を振り返ってみましょう。

②サブドメインVSサブフォルダ

参考:Subdomain vs. Subfolder, Is One Better Than the Other for SEO?(Ahrefs)
https://ahrefs.com/blog/subdomain-vs-subfolder/

お役立ち度:★★★☆☆

ナイルのひとこと
ずっと語られている話ですが、SEO上の効果としては違いがないという結論です。
気になる方も多いと思いますが、SEOは一旦置いておいて、運用しやすい方を使いましょう。

③検索エンジンは非常に類似したURLを、重複コンテンツの可能性が高いと判断する場合もある

参考:Google May See Web Pages As Duplicates if URLs Too Similar(Search Engine Journal)
https://www.searchenginejournal.com/google-may-see-web-pages-as-duplicates-if-urls-too-similar/398452/

お役立ち度:★★★☆☆

ナイルのひとこと
検索エンジンはインデックスに当たり、クロールのリソース節約のため、重複コンテンツの可能性が高い、非常に類似しているURLのクロールをしない可能性があります。
重複コンテンツはサイトの評価に悪影響を及ぼしませんが、流入を獲得できたかもしれないページがインデックスされないのは間違いなくマイナスです。大規模サイトでクロールバジェットを気にする必要のあるサイトは、定期的にカバレッジ「除外」も確認するようにしましょう。

④PageSpeed InsightsがHTTP/2をサポートするように

参考:Google PageSpeed Insights Now Supports HTTP/2(Search Engine Roundtable
https://www.seroundtable.com/google-pagespeed-insights-http-2-31043.html

お役立ち度:★★★☆☆

ナイルのひとこと

  • ネットワーク接続にHTTP / 2を使用するようになった
  • サーバー側で対応している場合は得点が上がるはず(対応していない場合は変わらず)

という話です。

なお、HTTP/2自体はサイトの表示速度改善にも有効です。現状のHTTP/1.1との違いを含め以下の記事を参考にしてみて下さい。
https://blog.redbox.ne.jp/http2-cdn.html

まとめ

みなさまのSEO施策にお役に立てるように、今後もSEOニュースまとめを平日1回更新する予定です。
また、SEO情報やセミナー情報などを配信しているメールマガジンもご用意しておりますので、よろしければご登録ください。

前回のニュース(2021年3月8日収集分)はこちらから

MFIも納得?思ったよりも圧倒的にスマホ検索はされていますナイル株式会社 - ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

米国の強調スニペット表示数が大きく減少

こんにちは!ナイル株式会社の青木です。

週1更新になりそうな今日この頃です。緊急度の高いSEOニュースがないということでもあるので、この間にサイト改善を進めましょう。

本日はBingに関するニュースを含めた3つのニュースをお届けします!

※トピックは初級者~中級者くらいの方向けを想定して紹介します。

なお、本企画は取り上げるページを実際に読んでいただくことを想定しております。簡単なひとことコメントとお役立ち度(収集部隊の主観です)を参考に、該当ページを読んでみてください。

前回のニュース(2021年3月1日収集分)はこちらから

本日のSEOニュース

①覗いてみようBingの世界

お役立ち度:★★★★☆

ナイルのひとこと
BingはGoogleに比べ利用者は少なく、また検索エンジンも異なるということから、最優先で対応することは少ないと思います。
しかし、Windowユーザーであればアクセスする機会は多く、流入数も決して無視できない数値のことも多いです。
以下で紹介するページを読んで、たまにはBingの状況も見てみるのはいかがでしょうか?BingウェブマスターツールはSearch Consoleに登録していれば、すぐに使えるようになるので、登録だけでもしてみてください。

①Bingの様々な統計情報
https://backlinko.com/bing-users
②Bing検索結果のアップデート
https://www.searchenginejournal.com/microsoft-bing-rolls-out-5-upgrades-to-search-results/397820/
例:Bing検索のパンダ

このように英語の検索ではパンダに関するパネルが表示されています。
③Bingウェブマスターツール https://www.bing.com/webmasters/about?cc=jp
Search Consoleでは見れない機能もあったりします。いざという時に便利なので、登録だけでもしておくことを推奨します。

②米国で強調スニペットの表示回数が激減

参考:Featured Snippets Drop to Historic Lows(Moz)
https://moz.com/blog/featured-snippets-drop-to-historic-lows

お役立ち度:★★★☆☆

ナイルのひとこと
あくまで米国のデータではあるのですが、強調スニペットの表示数が大きく減少しています。特にYMYLの領域である「健康」「金融」系の検索で大きく減少している他、1語での検索での表示が大きく減少されているようです。

これは仮説ですが、1語での検索は多様なニーズが含まれており、強調スニペットとして回答を出したとしても、ユーザーのニーズを満たし切るのは難しかったのではないでしょうか。
ウェブマスター側からすると、強調スニペットが表示されなくなることでクリック率が上がる可能性もありますが、順位が下落する可能性もあるため、気になる方は2月中旬ごろのCTR、順位を確認してみて下さい。

③オウンドメディアのKPIの設定方法

参考:オウンドメディアのKPI、どう設定すればいい?KGIとの違いも解説(Contents Hub)
https://cont-hub.com/blog/01/3853/

お役立ち度:★★★☆☆

ナイルのひとこと
こちらは弊社の記事になります。オウンドメディアのKPIはなかなか決めにくいところだと思いますが、まずはKGIを決めるのがポイントです。なんとなくオウンドメディアを始めるのではなく、何のためにオウンドメディアを運用するのかが決まっていれば、KGIはすぐに定まるはずで、後はKPIツリーを作成していくとイメージしやすいと思います。

KPIツリーの例
出典:Contents Hub

まとめ

みなさまのSEO施策にお役に立てるように、今後もSEOニュースまとめを平日1~2回更新する予定です。
また、SEO情報やセミナー情報などを配信しているメールマガジンもご用意しておりますので、よろしければご登録ください。

前回のニュース(2021年3月1日収集分)はこちらから

最後に告知です
いよいよ明後日になりました!2021年03月10日14:00~15:30の時間で、LIGさんとナイルで目的別コンテンツの企画&効果測定の方法を教えます!共催セミナーを開催します。
主にオウンドメディアを運営している企業様を対象に、記事コンテンツの企画&分析改善に明日から役立つノウハウをお話しします。

興味がある!という方は以下のバナーをクリックし、セミナーの詳細をご覧になってください!

ナイル×LIGさん共済セミナーのお知らせ

米国の強調スニペット表示数が大きく減少ナイル株式会社 - ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

多言語サイト、アダルトコンテンツをもつサイトはURL構造が重要になる

こんにちは!ナイル株式会社の青木です。

本日から3月もスタートしましたが、いよいよ今月末がモバイルファーストインデックスの移行期限となりました。まだ、移行していないサイトは以下のGoogleの公式ヘルプなどを参考に、PCとモバイルの見え方、実装について再度見直してみてください。

モバイルファーストインデックスの準備|Google検索セントラル

さて、本日は4つのニュースをお届けします!

※トピックは初級者~中級者くらいの方向けを想定して紹介します。

なお、本企画は取り上げるページを実際に読んでいただくことを想定しております。簡単なひとことコメントとお役立ち度(収集部隊の主観です)を参考に、該当ページを読んでみてください。

前回のニュース(2021年2月26日収集分)はこちらから

本日のSEOニュース

①多言語サイト、アダルトコンテンツをもつサイトにおいてはURL構造が重要になる。

参考:Google Says URL Structure Matters For International Sites & Adult Sites(Search Engine Roundtable
https://www.seroundtable.com/google-url-structure-matters-for-international-sites-adult-sites-30997.html

お役立ち度:★★☆☆☆

ナイルのひとこと

  • gTLDを用いる国際的なサイトにおいては、各国ごとにサブディレクトリで分ける
  • アダルトコンテンツをもつサイトにおいては、アダルトコンテンツのみを扱うディレクトリを用いる
上記2点に当てはまるサイトの場合は、URL構造を適切に設定することで、検索エンジンがサイト構造をよりよく理解できるようになります。

②文字数は品質要因やランキング要因ではない

参考:Google Says Word Count Not a Quality Factor(Search Engine Journal)
https://www.searchenginejournal.com/word-count-not-a-quality-factor/397288/

お役立ち度:★★★☆☆

ナイルのひとこと
「文字数が重要なのではなく、検索意図に対しどのようなコンテンツを提示するのかがポイント」という話をよく聞きますが、それは「検索意図を満たすコンテンツ=検索意図を満たす文字数」とも考えられるのでは?と思う方もいるのではないでしょうか。
しかし、もはやコンテンツは文字だけのテキストコンテンツではないのが自明であり、画像や動画などを活用することが前提であることを考えると、やはり文字数ベースで考えることが避けるべきだと私は思います。ありとあらゆる方法で、ユーザーのニーズを満たしにかかりましょう。

③Googleマイビジネス「投稿」機能に関して

参考:Google Posts: Conversion Factor — Not Ranking Factor(Moz)
https://moz.com/blog/google-posts

お役立ち度:★★★★☆

ナイルのひとこと
投稿機能を使ったことがないという人もまだまだ多いのではないでしょうか。この時期は特に営業時間などが気になって、来店を迷うユーザーも多いと思います。店舗を運営されている方はぜひ利用してみてください。
(とても個人的な話ではありますが、「食べログを見る→食べログで最新情報に更新されていない?→Googleで店舗名で調べ直す」のような動きを最近とりました)

④記事の質を担保するライターの探し方

参考:ライターの探し方は?記事の質を高めるための依頼方法も解説(Contents Hub)
https://cont-hub.com/blog/01/3814/

お役立ち度:★★★★☆

ナイルのひとこと
こちらは弊社の記事になります。オウンドメディアを運営していると、社内リソースだけではどうしてもライターが不足することがあります。この記事ではライターの見つけ方や、そんなライターに依頼する際のポイントをまとめています。

ライターを探すための方法
出典:Contents Hub

まとめ

みなさまのSEO施策にお役に立てるように、今後もSEOニュースまとめを平日2~3回更新する予定です。
また、SEO情報やセミナー情報などを配信しているメールマガジンもご用意しておりますので、よろしければご登録ください。

前回のニュース(2021年2月26日収集分)はこちらから

最後に告知です
2021年03月10日14:00~15:30の時間で、LIGさんとナイルで目的別コンテンツの企画&効果測定の方法を教えます!共催セミナーを開催します。
主にオウンドメディアを運営している企業様を対象に、記事コンテンツの企画&分析改善に明日から役立つノウハウをお話しします。

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多言語サイト、アダルトコンテンツをもつサイトはURL構造が重要になるナイル株式会社 - ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

本日のSEOニュース📰(2021年2月26日収集分)

こんにちは!ナイル株式会社の青木です。

本日いよいよコアウェブバイタルセミナーを開催します。昨日のニュースまでは反映したので、本日は追加のニュースが出ないことを祈るばかりです。

さて、本日は4つのニュースをお届けします!

※トピックは初級者~中級者くらいの方向けを想定して紹介します。

なお、本企画は取り上げるページを実際に読んでいただくことを想定しております。簡単なひとことコメントとお役立ち度(収集部隊の主観です)を参考に、該当ページを読んでみてください。

前回のニュース(2021年2月24日収集分)はこちらから

本日のSEOニュース

①2021年のSEO予測:5人の専門家が日本と世界のトレンドを解説

参考:2021年のSEO予測:5人の専門家が日本と世界のトレンドを解説(Zo Digital Japan)
https://www.zodigital.jp/ja/blog/japan-seo-trends-2021/

お役立ち度:★★★★☆

ナイルのひとこと
SEOは検索エンジンの進化を無視して進めることは不可能であり、常に「今後はどうなるか」という視点を欠くことはできません。
そのため、今までの成功経験に固執するのではなく、最新情報やこの記事のようなスペシャリストによる展望はとても重要なものになります。ぜひ一読し、自分の言葉で2021年のSEOを考えてみてください。

②祝?パンダアップデート10周年

参考:The Panda anniversary and what we desperately must remember about search(Search Engine Watch)
https://www.searchenginewatch.com/2021/02/24/the-panda-anniversary-and-what-we-desperately-must-remember-about-search/

お役立ち度:★★★☆☆

ナイルのひとこと
パンダアップデートは2011年2月に米国で実施されたアップデートで、簡単に説明すると低品質なコンテンツの評価を下げるアップデートを指します。現在ではコアアルゴリズムの1つとなり、自動で行われるようになっています。
つまりパンダアップデートの考え方はSEOの根幹であるといっても過言ではないでしょう。10周年を記念し、皆様も改めて「低品質なコンテンツ」そして何より「高品質なユーザーの役に立つコンテンツ」とはなにか考えましょう。

③Z世代とSEO

参考:The Potential Impact of Gen Z on SEO(Moz)
https://moz.com/blog/gen-z-seo-impact

お役立ち度:★★☆☆☆

ナイルのひとこと
Z世代とは1990年代中盤以降に生まれた世代を指します。世代で一括にして考えるのは難しいですが、真のデジタルネイティブ世代としてZ世代は他の世代と大きな違いを持ちます。
そんなZ世代がどのように検索を行うのかこの記事では触れているのですが、他の世代に比べロングテールキーワードでの検索が多いなどなかなかに興味深いです。

④8つの2021年も続くSEOのトレンド

参考:8 SEO Trends That Will Continue in 2021(Ahrefs)
https://ahrefs.com/blog/seo-trends/

お役立ち度:★★★★☆

ナイルのひとこと
こちらの記事は①の記事と合わせて押さえておきましょう。
私個人としては、ゼロクリック検索が増え続けるというトピックが一番気になっています。検索結果の強調スニペットなどの機能を注意深く監視し、流入元になるキーワードのCTRに注目しましょう。

まとめ

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2021年03月10日14:00~15:30の時間で、LIGさんとナイルで目的別コンテンツの企画&効果測定の方法を教えます!共催セミナーを開催します。
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本日のSEOニュース📰(2021年2月26日収集分)ナイル株式会社 - ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

本日のSEOニュース📰(2021年2月24日収集分)

こんにちは!ナイル株式会社の青木です。

本日、キーワード調査の方法を社内勉強会をしたのですが、
「キーワードはあくまでもユーザーのニーズが検索を通じて具体化しているものであり、その裏に隠れる真のニーズを把握することがポイントである」ということが再確認できました。
キーワードに対し記事を書くだけではなく、ニーズ(トピック)に対し記事を書くイメージですね。SEO(キーワード施策)はその後の最終段階で調整するくらいでいいのかなと最近は思っています。
このあたりは賛否両論ありそうな話ですので、機会があればブログにまとめてみたいと思います。

さて、本日は4つのニュースをお届けします!

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前回のニュース(2021年2月17日収集分)はこちらから

本日のSEOニュース

①外部リンクは数が重要ではない

参考:Google’s John Mueller: Total Number of Backlinks Doesn’t Matter(Search Engine Journal)
https://www.searchenginejournal.com/googles-john-mueller-total-number-of-backlinks-doesnt-matter/396638/

お役立ち度:★★★★☆

ナイルのひとこと
もはや常識といってもいいでしょう。外部リンクは量よりも質が重要です。
また、その質というのは主に「関連性」を指します。自分のサイトへのリンクを調査することがあれば、数やドメインだけでなく、「どのページがどのページへリンクしているのか」という点も重要視しましょう。

②GoogleはJavaScriptのリダイレクトを処理できるが、他の検索エンジンではできない可能性がある

参考:Google Can Process JavaScript Redirects But Other Search Engines Might Not(Search Engine Roundtable)
https://www.seroundtable.com/google-javascript-redirects-search-engines-30950.html

お役立ち度:★★★☆☆

ナイルのひとこと
リダイレクトはなるべくは.htaccessを用いることが推奨されていますが、必ずしもサーバーサイドでのリダイレクトができない場合もあります。JavaScriptリダイレクトはそんな際の代替案となりますが、Google以外の検索エンジンでは評価の引き継ぎなどで上手く働かない場合もあるとのことです。
Google以外の検索エンジンはなかなか意識しないことも多く、なるべくはサーバーサイドでのリダイレクトを実施したいところです。

③Search Consoleと、GoogleアナリティクスやGoogle広告などのアカウントを関連付けることが可能になりました

参考:GoogleアナリティクスやYouTubeなどと他サービスとSearch Consoleを関連付け可能に(海外SEO情報ブログ)
https://www.suzukikenichi.com/blog/you-can-now-associate-your-search-console-property-with-another-google-service/

お役立ち度:★★☆☆☆

ナイルのひとこと
実際にまだ試せていませんが、Search Consoleのデータを合わせて見ることができるのは便利そうです。

④62%の人々は、ユーザー(カスタマー)の写真が購入を決定することに影響すると回答しました

参考:62% of People Say Customer Photos Influence Purchase Decisions (Search Engine Journal)
https://www.searchenginejournal.com/62-of-people-say-customer-photos-influence-purchase-decisions/396661/

お役立ち度:★★★★☆

ナイルのひとこと
この調査によると、「オーストラリア、カナダ、フランス、ドイツ、英国、米国の消費者の3分の2近く(62%)が、顧客の写真やビデオを見ることができれば、製品を購入する可能性が高い」と述べています。
とても納得の行く話です。販売側の「おすすめな理由5選!」と知らない人の「使ってみたけど結構便利だったわブログ」だと、後者の方が購入を後押しするかもしれません。同様に販売側のキレイな写真よりも、知らない人のブレブレの写真が後押しするかもしれません。
UGCを上手く活用するのもそうですが、多くの場合それが難しいと思いますので、まずはユーザーが何を気にしているのかを探ってみましょう。意外なポイントが購入を踏みとどめているかもしれません。

まとめ

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前回のニュース(2021年2月17日収集分)はこちらから

最後に告知です
2021年02月26日16:30~17:00で30分でサクッと分かる!「コアウェブバイタルウェビナー」を開催します。
こちらは初心者向けの内容となっており「導入の背景」「用語の意味」「基本的な対応」などをサクッとお届けする予定です。まだ何にも対策できていないという人がいましたら、ぜひご参加ください!(基本的な話がメインになります。予めご了承ください🙏)

コアウェブバイタルウェビナー開催のお知らせ

本日のSEOニュース📰(2021年2月24日収集分)ナイル株式会社 - ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

本日のSEOニュース🆗(2021年2月18日収集分)

こんにちは!ナイル株式会社の青木です。

最近コアウェブバイタルの改善に関わることが多いのですが、特に難易度が高いのがCLSですね。中々どこに課題があるかわかりにくいのですが、その分課題を特定した際のスッキリ感もひとしおです。

さて、本日も3つのニュースをお届けします!

※トピックは初級者~中級者くらいの方向けを想定して紹介します。

なお、本企画は取り上げるページを実際に読んでいただくことを想定しております。簡単なひとことコメントとお役立ち度(収集部隊の主観です)を参考に、該当ページを読んでみてください。

昨日のニュース(2021年2月17日収集分)はこちらから

本日のSEOニュース

①記事にその音声版コンテンツを実装しても直接的なSEOメリットはありません

参考:Google: No SEO Benefit to Audio Versions of Text Posts(Search Engine Journal)
https://www.searchenginejournal.com/google-audio-versions-of-text-posts-do-not-help-seo/396243/

お役立ち度:★★☆☆☆

ナイルのひとこと
Clubhouseをはじめとした音声系のコンテンツは最近人気がありますが、テキストコンテンツにプラスして実装しても、直接的には順位を上げることには貢献しないようです。
しかし、これはとてもSEO脳な発想です。ユーザーが音声でも聞けることにメリットがあるのであれば、費用対効果は考えないといけないものの良い施策なはずです。
「順位が上がらないからやらない」は2021年のSEOでは「ユーザーに役立つかどうか」にしっかり置き換えましょう。

②事例:GoogleDiscoverで一度掲載されたトピックで再度記事を投稿してGoogleDiscoverからトラフィックを稼いだ話

参考:Google Discover Wave: Piggy Back Off Your Popular Discover Stories(Search Engine Journal)
https://www.seroundtable.com/google-discover-wave-30939.html

お役立ち度:★★★☆☆

ナイルのひとこと
場合によるということが前提ではあるものの、以下の画像のようにトピックに紐付いて表示されるGoogleDiscoverにおいては有効な施策の可能性もあります。
まずは、Discoverの表示があった場合に、どのようなトピックで表示されたのかを実機で確認し、「そのトピックだと出やすい」という仮説の元で、同じトピックで再度記事を書いた際に確かめてみるところから始めてみましょう。

GoogleDiscover

③URL検査ツールで、ページの途中からのスクリーンショットを取得する方法

参考URL検査ツールの小技――ページの途中からのスクリーンショットを取得する(海外SEO情報ブログ)
https://www.suzukikenichi.com/blog/a-tip-to-capture-screenshots-of-middle-of-page/

お役立ち度:★★★★☆

ナイルのひとこと
実際にGooglebotがレンダリングする工程とは異なるとはいえ、この方法は「JavaScriptを多用するサイト」「ページ表示に課題のあるサイト」などでは有効に働くと思います。いざという時のために覚えておきましょう。

まとめ

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2021年02月26日16:30~17:00で30分でサクッと分かる!「コアウェブバイタルウェビナー」を開催します。
こちらは初心者向けの内容となっており「導入の背景」「用語の意味」「基本的な対応」などをサクッとお届けする予定です。まだ何にも対策できていないという人がいましたら、ぜひご参加ください!(基本的な話がメインになります。予めご了承ください🙏)

コアウェブバイタルウェビナー開催のお知らせ

本日のSEOニュース🆗(2021年2月18日収集分)ナイル株式会社 - ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

本日のSEOニュース🐮(2021年2月17日収集分)

こんにちは!ナイル株式会社の青木です。

以下でも紹介する「コンテンツの再利用」は2021年特に意識しようと思っています。
例えば、社内勉強会→ブラッシュアップ→社外セミナー/ホワイトペーパー化→コラム化→動画化…のようなイメージです。1つのために何かを作るのはコスパが悪い時もあるのですが、このように1つのコンテンツを展開していければ効果的ですよね。

本日は3つのニュースをお届けします!

※トピックは初級者~中級者くらいの方向けを想定して紹介します。

なお、本企画は取り上げるページを実際に読んでいただくことを想定しております。簡単なひとことコメントとお役立ち度(収集部隊の主観です)を参考に、該当ページを読んでみてください。

昨日のニュース(2021年2月16日収集分)はこちらから

本日のSEOニュース

①ランキングへのタグの影響

参考:Google Discusses Impact of Tags on Rankings(Search Engine Journal)
https://www.searchenginejournal.com/google-john-mueller-tags-seo/396114/

お役立ち度:★★★★☆

ナイルのひとこと
タグを付けると順位に良い効果があるような気がしますが、コンテンツに設定されたタグはリンクでしかなく、またタグページもそれ自体がインデックスされうるページ及び他のページを見つける参考になるものでしかないのです。

とはいえタグ自体はうまく利用できれば、便利なものです。「ユーザーにとって使いやすくする」「関連性の高いものをタグ付けする」「1つしか紐付かないようなタグページは作成しない」などを意識しましょう。

関連:機械学習で「似ているヘアスタイル」を見つける手法 〜 Yahoo! BEAUTYでの実装事例 – Yahoo! JAPAN Tech Blog
かなり先進的な事例です。タグ付けではなく、機械学習で関連性の高いものを表示するという事例です。

②ブランド買収、サイト統合による検索結果における露出の低下の事例

参考:Topshop to ASOS – 80% Off in Search Visibility Migration(SISTRIX)
https://www.sistrix.com/blog/topshop-to-asos-80-off-in-search-visibility-migration/

お役立ち度:★★★☆☆

ナイルのひとこと
この話はぜひ押さえておいてください。
かいつまんで説明すると「買収したサイトを自社サイトディレクトリ配下に統合した所、検索結果でこれまではそれぞれのサイトとして表示されていたものが、自社サイトのみの表示になり、旧サイトの表示が激減した」という話です。
2019年6月より、検索結果において同じドメインのページの表示数に制限がかかったこともありますが、これでは当初見込んでいたサイトの価値が下がってしまいます。とはいえ、サイトの統合はなかなか避けられないため、非常に難しい課題です。
もしみなさんがサイトを買収する際には、「別ドメインで運用を続けるか」「統合して運用するか」を予め考えておきましょう。

③【2021年版】16のマーケティング戦術

参考:16 Marketing Tactics That Work in 2021(Ahrefs)
https://ahrefs.com/blog/marketing-tactics/

お役立ち度:★★★★☆

ナイルのひとこと
どんな施策をやるといいのだろうか?と考えている方はぜひ読んでみてください。冒頭のコンテンツの再利用の話はここにあります。
https://ahrefs.com/blog/marketing-tactics/#repurpose-your-content

まとめ

みなさまのSEO施策にお役に立てるように、今後もSEOニュースまとめを平日は毎日更新する予定です。
ご意見、ご感想、ご指摘などもいただけるようにナイルのSEO相談室のTwitter@seohacks_netで質問箱を用意する予定でしたが、しばらくは用意できそうにないので、リプライする形でいただければと思います!すみません。
また、SEO情報やセミナー情報などを配信しているメールマガジンもご用意しておりますので、よろしければご登録ください。

先日姉妹メディアのコンテンツハブにてこちらの記事を公開しました。
オウンドメディアの失敗9パターン!その理由と成功の条件とは? – Content Hub(コンテンツハブ)
オウンドメディアの失敗パターンを先んじて理解し、成功につなげていただければ幸いです。

昨日のニュース(2021年2月16日収集分)はこちらから

最後に告知です
2021年02月26日16:30~17:00で30分でサクッと分かる!「コアウェブバイタルウェビナー」を開催します。
こちらは初心者向けの内容となっており「導入の背景」「用語の意味」「基本的な対応」などをサクッとお届けする予定です。まだ何にも対策できていないという人がいましたら、ぜひご参加ください!(基本的な話がメインになります。予めご了承ください🙏)

コアウェブバイタルウェビナー開催のお知らせ

本日のSEOニュース🐮(2021年2月17日収集分)ナイル株式会社 - ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。