本日のSEOニュース📰(2021年2月16日収集分)

こんにちは!ナイル株式会社の青木です。

いきなりですが告知です。
2021年02月26日16:30~17:00で30分でサクッと分かる!「コアウェブバイタルウェビナー」を開催します。
こちらは初心者向けの内容となっており「導入の背景」「用語の意味」「基本的な対応」などをサクッとお届けする予定です。まだ何にも対策できていないという人がいましたら、ぜひご参加ください!(基本的な話がメインになります。予めご了承ください🙏)

コアウェブバイタルウェビナー開催のお知らせ

本日は3つのニュースをお届けします!記事の一番最後で、弊社執筆の「オウンドメディアの目的」に関する記事の紹介をしておりますので、ぜひご確認ください。

※トピックは初級者~中級者くらいの方向けを想定して紹介します。

なお、本企画は取り上げるページを実際に読んでいただくことを想定しております。簡単なひとことコメントとお役立ち度(収集部隊の主観です)を参考に、該当ページを読んでみてください。

先週のニュース(2021年2月12日収集分)はこちらから

本日のSEOニュース

①サイトのメンテナンス時などはステータスコード503を使用しましょう

参考:Google’s SEO Advice On Temporarily Removing Site Functionality In Support Of Action(Search Engine Roundtable)
https://www.seroundtable.com/google-seo-temporarily-removing-site-functionality-30916.html

お役立ち度:★★★★☆

ナイルのひとこと
サイト内容を一時的に変更・削除する場合や、メンテナンスを行う場合にはステータスコード503を使用するとよいということです。通常の200番で返してしまうと、そのページが変わったものと検索エンジンが認識してしまう可能性があり、ランクインするキーワードが変わってしまう場合もあります。一方で503を返せば、現在のページ内容を無視し、後ほど再クロールするように伝えることができるためです。

②関連性の高い情報がない場合、検索結果にお知らせの表示が出るように

参考:Google Japan Blog: Google 検索で関連性の高い情報を(Google Japan Blog)
https://japan.googleblog.com/2021/02/google.html

お役立ち度:★★★☆☆

ナイルのひとこと
Googleは検索に対しもっとも関連性の高い回答を用意しようとしています。とはいえ残念ながら下記のように検索結果に表示されることもあります。経験上殆ど見かけませんが、もし万が一検索結果に表示されていましたら、関連性の高いページの作成を検討し、より良い検索結果をユーザーに届けられるようにしましょう。

意味の通じない言葉を入れた際の検索結果

※意味の通じない言葉を入れること数十回。ようやく上記画面と遭遇できたことを考えると、基本は心配する必要はないと思います。

③ドメインの名前や長さはランキング要素ではない

参考:Google Says Shorter Domains Are Not Better For Ranking Or SEO(Search Engine Roundtable)
https://www.seroundtable.com/google-shorter-domains-not-better-for-ranking-or-seo-30917.html

お役立ち度:★★☆☆☆

ナイルのひとこと
今回の話に限らず「ちょっと細工すればなんとかなる」といった話は、基本的にはランキング要素にはならないと考えています。ランキング要素にしてしまうと順位操作が可能になってしまうからです。

まとめ

みなさまのSEO施策にお役に立てるように、今後もSEOニュースまとめを平日は毎日更新する予定です。
ご意見、ご感想、ご指摘などもいただけるようにナイルのSEO相談室のTwitter@seohacks_netで質問箱を用意する予定でしたが、しばらくは用意できそうにないので、リプライする形でいただければと思います!すみません。
また、SEO情報やセミナー情報などを配信しているメールマガジンもご用意しておりますので、よろしければご登録ください。

先日姉妹メディアのコンテンツハブにてこちらの記事を公開しました。
オウンドメディア運営が難しいのはなぜ?6つの理由を解説 – Content Hub(コンテンツハブ)
オウンドメディアを立ち上げたものの、期待どおりの成果を得られず、悩んでいる方も多いのではないでしょうか?挫けそうになっている方、やめることも考えている方はぜひご覧になってください。

先週のニュース(2021年2月12日収集分)はこちらから

本日のSEOニュース📰(2021年2月16日収集分)ナイル株式会社 - ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

本日のSEOニュース(2021年2月12日収集分)

こんにちは!ナイル株式会社の青木です。

※金曜日の投稿のタイミングが遅い時間になりそうでしたので、予約投稿で月曜日に投稿しています。

本日は3つのニュースをお届けします!記事の一番最後で、弊社執筆の「オウンドメディアの目的」に関する記事の紹介をしておりますので、ぜひご確認ください。

※トピックは初級者~中級者くらいの方向けを想定して紹介します。

なお、本企画は取り上げるページを実際に読んでいただくことを想定しております。簡単なひとことコメントとお役立ち度(収集部隊の主観です)を参考に、該当ページを読んでみてください。

一昨日のニュース(2021年2月10日収集分)はこちらから

本日のSEOニュース

①アメリカの英語検索結果においてPassage Ranking導入

参考:Google SearchLiaison (@searchliaison)のツイート
https://twitter.com/searchliaison/status/1359928797873594368

お役立ち度:★★★☆☆

ナイルのひとこと
日本時間の2021年2月11日午前中に、アメリカの英語検索結果においてPassage Rankingがローンチされたと、Googleから発表されました。元々は昨年に展開される予定でした。
今後は英語圏から展開されていき、その次に他の言語にも展開されていくとのことです。

参考:Googleのランキング要素にPassage Indexingが導入。ページの特定部分での評価が可能に | ナイルのSEO相談室

②コアウェブバイタル:noindexが設定されているページでもコアウェブバイタルの対象に含まれる可能性があります

参考:Core Web Vitals Might Include Noindexed Pages(Search Engine Journal)
https://www.searchenginejournal.com/core-web-vitals-noindex/395578/

お役立ち度:★★☆☆☆

ナイルのひとこと
コアウェブバイタルはChromeの利用データ(CrUX)がベースになります。すると、noindexのページが含まれるというのもおかしな話ではないと思います。SEOの文脈ではnoindexのページに対する施策は後回しになりがちですが、ユーザビリティの観点ではしっかり対応できるようにしましょう。

③2020年11月にGoogle画像検索に対し、重複する画像の表示を減らすアップデートを実施

参考:Google Image Search update reduces duplicate image results(Search Engine Land)
https://searchengineland.com/google-image-search-update-reduces-duplicate-image-results-346036

お役立ち度:★★☆☆☆

ナイルのひとこと
このアップデートで重複した画像の表示を減らし、関連性のある他の画像を表示できるようになりました。ユーザーとしては見たい画像が探しやすくなります。また、合わせて「複数の意味がある画像検索」に関しても改善したとのことです。具体的には以下の画像のように「ジャガー」に対し、動物のヒョウ、車に関するクーペなどが表示されています。

「ジャガー」の画像検索結果

※ジャガーとヒョウは違う生き物なので、日本ではまだうまく作用しない時もありそうです。

まとめ

みなさまのSEO施策にお役に立てるように、今後もSEOニュースまとめを平日は毎日更新する予定です。
ご意見、ご感想、ご指摘などもいただけるようにナイルのSEO相談室のTwitter@seohacks_netで質問箱を用意する予定です。もう少々お待ち下さい。
また、SEO情報やセミナー情報などを配信しているメールマガジンもご用意しておりますので、よろしければご登録ください。

先日姉妹メディアのコンテンツハブにてこちらの記事を公開しました。
オウンドメディアの目的・役割とは?どの数字を追えばいいかを解説 – Content Hub(コンテンツハブ) | ナイル株式会社
オウンドメディアが迷走する原因は「目的が明確でないこと」に尽きるといっても過言ではありません。これから始めようと考えている方や、現在やや迷走気味で困っている方はぜひご覧になってください。

一昨日のニュース(2021年2月10日収集分)はこちらから

本日のSEOニュース(2021年2月12日収集分)ナイル株式会社 - ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

本日のSEOニュース(2021年2月10日収集分)

こんにちは!ナイル株式会社の青木です。

それにしても海外(特にアメリカ)の検索結果は日本のものとは大きく異なっていて興味深いですね。気になる方はこちらから検索してみてください。

本日は3つのニュースをお届けします!JavaScriptSEOは上級者向けではありますが、Googleのヘルプでも構いませんので一読いただければと思います。
もし対応できない!という場合は弊社が支援いたします。

※トピックは初級者~中級者くらいの方向けを想定して紹介します。

なお、本企画は取り上げるページを実際に読んでいただくことを想定しております。簡単なひとことコメントとお役立ち度(収集部隊の主観です)を参考に、該当ページを読んでみてください。

昨日のニュース(2021年2月9日収集分)はこちらから

本日のSEOニュース

①JavaScriptのSEOガイド(2021年版)

参考:The Definitive Guide to JavaScript SEO (2021 Edition) – Moz(Moz)
https://moz.com/blog/javascript-seo-guide

お役立ち度:★★★★★

ナイルのひとこと
JavaScript×SEOは難易度の高い話ではありますので、全員が理解するべき話ではないです。
とはいえJavaScriptを使わないサイトもほとんどないはずなので、なるべくは知っておきたい話です。
特にサイトがSPAで構築されている際などは一読することを推奨します。

参考:JavaScript SEO の基本を理解する|Google 検索セントラル

②Google:2月8日に大きめのアルゴリズムアップデート(✕コアアップデート)

参考:Google Search Ranking Algorithm Update February 8th(Search Engine Roundtable)
https://www.seroundtable.com/google-search-ranking-algorithm-update-30898.html

お役立ち度:★★★★☆

ナイルのひとこと
2月8日頃に比較的大きい順位変動がありました。このアップデートはコアアップデートの類ではありません。サイトパフォーマンスを確認する際には、2月8日付近で自然検索流入の値に変更がないか意識しましょう。

③GoogleDiscoverの手動対策(ペナルティ)はDiscoverのみに影響し、ウェブの検索には影響なし

参考:Discoverの手動対策はDiscoverにだけ影響する、ウェブ検索には悪影響なし(海外SEO情報ブログ)
https://www.suzukikenichi.com/blog/manual-actions-for-discover-negatively-affect-only-discover/

お役立ち度:★★☆☆☆

ナイルのひとこと
昨日紹介したトピックの追加情報です。

まとめ

みなさまのSEO施策にお役に立てるように、今後もSEOニュースまとめを平日は毎日更新する予定です。
ご意見、ご感想、ご指摘などもいただけるようにナイルのSEO相談室のTwitter@seohacks_netで質問箱を用意する予定です。もう少々お待ち下さい。
また、SEO情報やセミナー情報などを配信しているメールマガジンもご用意しておりますので、よろしければご登録ください。

2月中にコアウェブバイタルに関するセミナーを開催する予定です。基本的な内容とはなりますが、しっかりと理解できるレベルをご用意します。お楽しみに!

昨日のニュース(2021年2月9日収集分)はこちらから

本日のSEOニュース(2021年2月10日収集分)ナイル株式会社 - ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

本日のSEOニュース(2021年2月9日収集分)

こんにちは!ナイル株式会社の青木です。

最近はコアウェブバイタルのニュースが多いですね(今日のニュースにはないのですが)。ランキングファクターになるということで、SEOの文脈で語られがちですが、「訪問したユーザーが使いやすいサイトに改善する」くらいで捉えて改善したいものです。

本日は4つのニュースをお届けします!画像検索最適化は普段から心がけることがポイントです。直近のブログ投稿などから取り組んでみるのはいかがでしょうか?

※トピックは初級者~中級者くらいの方向けを想定して紹介します。

なお、本企画は取り上げるページを実際に読んでいただくことを想定しております。簡単なひとことコメントとお役立ち度(収集部隊の主観です)を参考に、該当ページを読んでみてください。

先週のニュース(2021年2月5日収集分)はこちらから

本日のSEOニュース

①コメント欄の削除はランキングに影響があることも

参考:Removing all comments from a website may hurt search rankings, says Google’s John Mueller.(Search Engine Journal)
https://www.searchenginejournal.com/google-removing-blog-comments-may-impact-search-rankings/395400/

お役立ち度:★★★☆☆

ナイルのひとこと

この記事から得るべきは「メインコンテンツ」と「コメント欄」を分けてGoogleは認識できているということや、コメント欄を見て次のアクションを行うユーザーもいるということを再認識することです。
しっかりと機能しているコメント欄であればページの評価以外にも有益に働くケースがあるため、対応は慎重に行うべきです。

②Googleはサイトが特定のトピックで評判が良いかを理解することができる

参考:Google Says It Can Recognize If A Site Has A Good Reputation On A Specific Topic Area(Search Engine Roundtable)
https://www.seroundtable.com/google-site-reputation-topic-area-30889.html

お役立ち度:★★★★☆

ナイルのひとこと

「専門性を高める」ことにはしっかりとメリットがあるということです。キーワードという「点」だけでなくトピックという「面」で考えられるといいと思います。

これは個人的な意見ですが、本当に「面」で押さえられた時には「そのトピックのどこにでもいる」「再検索先にもいる」という最強の検索コミュニケーションが取れると考えています。

③発見のコンテンツポリシー違反には手動対策(ペナルティ)が与えられるかも

参考:Discover のコンテンツ ポリシーに違反した場合は手動の対策(俗に言う “ペナルティ”)を与えられることがありえる。(海外SEO情報ブログ)
https://www.suzukikenichi.com/blog/you-may-get-penalized-if-you-violate-guidelines-for-disociver/

お役立ち度:★★☆☆☆

ナイルのひとこと
知らないと「なんだコレ」となるトピックです。ぜひ知識として身につけておきましょう。

本日のSEOノウハウ

④「画像SEO」画像の最適化

参考:Image SEO: Best practices and tips for optimization(Search Engine Watch)
https://www.searchenginewatch.com/2021/02/08/image-seo-best-practices-and-tips-for-optimization/

お役立ち度:★★★★☆

ナイルのひとこと
現状画像検索が(あまり)されていないサイトだとしても、ある程度は対応するべきかなと思います。また、「画像」は検索結果に表示されることもあります。自社サイトの「画像検索流入」、ターゲットとしているトピック(キーワード)の検索結果における、画像の表示状況などをこのタイミングで確認するのはいかがでしょうか。

まとめ

みなさまのSEO施策にお役に立てるように、今後もSEOニュースまとめを平日は毎日更新する予定です。
ご意見、ご感想、ご指摘などもいただけるようにナイルのSEO相談室のTwitter@seohacks_netで質問箱を用意する予定です。もう少々お待ち下さい。
また、SEO情報やセミナー情報などを配信しているメールマガジンもご用意しておりますので、よろしければご登録ください。

2月中にコアウェブバイタルに関するセミナーを開催する予定です。基本的な内容とはなりますが、しっかりと理解できるレベルをご用意します。お楽しみに!

先週のニュース(2021年2月5日収集分)はこちらから

本日のSEOニュース(2021年2月9日収集分)ナイル株式会社 - ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

本日のSEOニュース(2021年2月5日収集分)

こんにちは!ナイル株式会社の青木です。

昨日はニュースをお届けできませんでしたが、あまり初心者~中級者向けのニュースがなかったためです。
取捨選択もSEOの情報収集で重要なポイントになります。更新のない日はそこまで大きいニュースがなかったのかなと思っていただけると幸いです。

本日は4つのニュースをお届けします!広告に関する記事は、リスティング担当でなくても頭に入れておきたい情報です。

※トピックは初級者~中級者くらいの方向けを想定して紹介します。

なお、本企画は取り上げるページを実際に読んでいただくことを想定しております。簡単なひとことコメントとお役立ち度(収集部隊の主観です)を参考に、該当ページを読んでみてください。

一昨日のニュース(2021年2月3日収集分)はこちらから

本日のSEOニュース

①カートに入れる前の価格と追加した後の価格が異なる場合に、マーチャントセンターアカウントは停止されるように

参考:Google Taking Action Against Sites With Inaccurate Pricing(Search Engine Journal)
https://www.searchenginejournal.com/google-taking-action-against-sites-with-inaccurate-pricing/395128/

お役立ち度:★★☆☆☆

ナイルのひとこと

ECサイトを運用されている方は把握しておくと良いかと思います。

なお、Googleには無料で商品を検索結果に表示させる機能を持っています。ウェブで自社製品を販売していて、まだ知らなかった!という方は合わせて以下のページもご覧になってください。
Google に商品を無料で表示するためのデータ要件と資格要件 – Google Merchant Center ヘルプ

②定期購入とペイウォールコンテンツ(要ログインコンテンツ)に関するドキュメント更新

参考:Google、定期購入とペイウォールコンテンツに関するドキュメント更新――構造化データを追加するべきサイト、検索結果に表示される情報の制御(海外SEO情報ブログ)
https://www.suzukikenichi.com/blog/google-has-updated-document-for-subscription-and-paywalled-content/

お役立ち度:★★★☆☆

ナイルのひとこと
「ペイウォール」の名前を見て関係ない?と思わないでください。「ログイン時のみコンテンツを見せる」といった際にも必要なポイントなのです。頻繁に必要になる情報ではありませんが、みなさんもここに情報があることを覚えておくと便利です。

本日のSEOノウハウ

③検索をB2Bの成長チャンネルとして活用する方法in2021

参考:5 Ways to Use Search as a Growth Channel for B2B in 2021(Moz)
https://moz.com/blog/use-search-as-b2b-growth-channel

お役立ち度:★★★★☆

ナイルのひとこと
「BoFu(受注などに近い見込み客)をターゲットとする」「商品購入とナレッジのどちらにでもすすめる(T字コンテンツ)を意識する」「意思決定層へのアプローチを考え、基本的なトピックは控えめにする」「サービスサイトのSEOも忘れない」こういった話の中で知らないものがあれば、読んでみることをオススメします。(良い記事でした。)

参考:BOFUとは | NTTコム オンライン

広告の話

④検索連動型広告のキーワードマッチの仕様変更

参考:Making it easier to reach the right customers on Search(Google広告ヘルプ)
https://support.google.com/google-ads/answer/10346549

お役立ち度:★★★☆☆

ナイルのひとこと
これまでは「東京から大阪に引っ越し」みたいなキーワードで広告の設定をすると、「大阪から東京への引っ越し」みたいな逆の意味のキーワードも対象に含まれていましたが、それが今後含まれなくなるという話です(とても簡単に記載しています)。ちなみに日本はまだ対象外です。
他の例では「+best +sneakers」(+最高+スニーカー)で「best prices on sneakers for toddler」(幼児向けスニーカーの精一杯の価格)が含まれなくなるなど、より検索ニーズにあった広告が出ることを目指す仕様変更です。これによりリスティング広告のCTRはおそらく改善されるのではないでしょうか?

まとめ

みなさまのSEO施策にお役に立てるように、今後もSEOニュースまとめを(ニュースがあれば)平日は毎日更新する予定です。
ご意見、ご感想、ご指摘などもいただけるようにナイルのSEO相談室のTwitter@seohacks_netで質問箱を用意する予定です。少々お待ち下さい。
また、SEO情報やセミナー情報などを配信しているメールマガジンもご用意しておりますので、よろしければご登録ください。

さて、SEOとHTMLの話で少し盛り上がっていましたが、間違った部分のある情報に対し、「違う!」というだけでなく、正しい考えを広めてくれる方がいるのはWebのいい部分なのかなと思います。同時に正しい情報発信をより慎重に行わなくてはと身の引き締まる思いです。

本日のSEOニュース(2021年2月5日収集分)ナイル株式会社 - ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

本日のSEOニュース(2021年2月3日収集分)

こんにちは!ナイル株式会社の青木です。

本日は3つのニュースをお届けします!サイト構造の記事は、リニューアルを考えている人におすすめです。

※トピックは初級者~中級者くらいの方向けを想定して紹介します。

なお、本企画は取り上げるページを実際に読んでいただくことを想定しております。簡単なひとことコメントとお役立ち度(収集部隊の主観です)を参考に、該当ページを読んでみてください。

昨日のニュース(2021年2月2日収集分)はこちらから

本日のSEOニュース

①GSCのGoogle DiscoverのレポートにChromeからのデータが含まれるように

参考:Google Adds More Info About Domains in Search Results(海外SEO情報ブログ)
https://www.suzukikenichi.com/blog/discover-performance-report-now-includes-traffic-from-chrome/

お役立ち度:★★☆☆☆

ナイルのひとこと

自然検索流入が安定するまで時間のかかる事が多いSEOでは、Google Discoverからの初動流入ブーストは非常に魅力的です。改めて自分のサイトのDiscover流入を確認し、どういったテーマで流入しやすいのかを確認してみると良いと思います。

Google Discoverに関しては以下の記事がヒントになるはずです。(オススメ)
Google Discover: How to Rank and Drive Traffic(Ahrefs)

②サイト構造はピラミッド型を推奨?(場合によるのが大前提)

参考:John Mueller Recommends Pyramid Site Structure(Search Engine Journal) https://www.searchenginejournal.com/pyramid-site-structure/394528/

お役立ち度:★★★☆☆

ナイルのひとこと
サイト構造はSEO施策の中でも重要かつ難易度の高い項目です。何よりサイト構造を変えることは非常に労力のかかることなので、頻繁には変えることはできません。こうした記事や必要に応じ専門家の意見をもらうなど、準備をしっかりとした上で対応しましょう。

こちらもAhrefsさんの記事ですが、本日更新されていたので、合わせてぜひ!
Website Structure: How to Build Your SEO Foundation(Ahrefs)

③ページ上に同じ遷移先だが、アンカーテキストが異なるリンクがあっても何の問題でもない。

参考:Google On Same Link But Different Anchor Text On The Page(Search Engine Roundtable) https://www.seroundtable.com/same-link-different-anchor-text-google-30855.html

お役立ち度:★☆☆☆☆

ナイルのひとこと
このニュース冷静に考えれば、ページ内に同じリンクでアンカーテキストが異なるケースはよくあるので、問題ではないことが分かると思うのですが、SEOツールなどに「問題である」と言われたらどうでしょうか?
こういう時のオススメは、「困ったらユーザーの目線に立ち返って考える」です。ユーザーが使いやすいかを考えましょう。

まとめ

みなさまのSEO施策にお役に立てるように、今後もSEOニュースまとめを(可能な限り)平日は毎日更新する予定です。
ご意見、ご感想、ご指摘などもいただけるようにナイルのSEO相談室のTwitter@seohacks_netで質問箱を用意する予定です。少々お待ち下さい。
また、SEO情報やセミナー情報などを配信しているメールマガジンもご用意しておりますので、よろしければご登録ください。

個人的な話ですが、本日は編集者向けに「構造化データ」勉強会を実施しました。記事の内容は言うまでもなく、記事の外側である検索結果から魅力的にしたいですね。

本日のSEOニュース(2021年2月3日収集分)ナイル株式会社 - ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

本日のSEOニュース(2021年2月2日収集分)

こんにちは!ナイル株式会社の青木です。

本日はドメインに関する情報を検索結果上に追加が大きいニュースとなりました。
本機能は日本では未実装ですが、興味のある方は本記事内のリンクから試してみてください。

それでは本日は2つのニュースをお届けします!

※トピックは初級者~中級者くらいの方向けを想定して紹介します。

なお、本企画は取り上げるページを実際に読んでいただくことを想定しております。簡単なひとことコメントとお役立ち度(収集部隊の主観です)を参考に、該当ページを読んでみてください。

昨日のニュース(2021年2月1日収集分)はこちらから

本日のSEOニュース

①ドメインに関する情報を検索結果上に追加

参考:Google Adds More Info About Domains in Search Results(Search Engine Journal) https://www.searchenginejournal.com/google-about-this-result/393853/

お役立ち度:★★★★☆

ナイルのひとこと

米国検索結果上で「ドメインに関しての説明」「SSL化(secure)かどうか」「省略なしのURLの表示」「自然検索結果か広告」を見ることができるようになりました。
普段検索していても「このサイト気になるけど、大丈夫かな?」と思うことはあるので、便利な機能と思います。

この機能はまだ日本の検索結果には実装されていないので、興味がある方は
https://www.google.com/webhp?gl=us&hl=en&gws_rd=cr&pws=0から検索してみてください。

弊社サイトだと「ナイル株式会社」の検索結果で表示されるドメイン情報
このように表示されました。

②コアウェブバイタル(CWV)に関するニュース

参考:Google: All Core Web Vitals Must Be Met For Ranking Boost(Search Engine Journal) https://www.searchenginejournal.com/google-all-core-web-vitals-must-be-met-for-ranking-boost/394358/

参考:コア ウェブ バイタルが良好と不良の間に分類されるページのランキングでの評価はどうなるのか?(海外SEO情報ブログ)
https://www.suzukikenichi.com/blog/how-need-improvement-in-core-web-vitals-report-affects-rankings/

お役立ち度:★★★★☆

ナイルのひとこと
どちらも1月29日に行われたGoogleSEOオフィスアワーのCWVに関するトピックをまとめているニュースになります。 値が良いとランキングにプラスなのか、「改善が必要」(黄色)はどういった扱いになるのかなど、まだまだ不明な点が多いようです。しかし、これはあくまでSEOを意識した場合の話です。 ブログ内で鈴木謙一さんが書かれている

第一の目的は、検索での評価を上げることではなくユーザー体験を向上するためです。
を忘れることなく改善に取り組みましょう。(その結果ランキングにも好影響があると良いですよね。)

※余談ですがCLSがイメージしにくいという方は、以下の記事はイメージしやすいと思います。
https://www.seroundtable.com/google-search-cls-people-also-search-for-30848.html
Googleの検索結果でもCLSは起きているという話です。(確かに)

まとめ

みなさまのSEO施策にお役に立てるように、今後もSEOニュースまとめを(なるべく)平日は毎日更新する予定です。
ご意見、ご感想、ご指摘などもいただけるようにナイルのSEO相談室のTwitter@seohacks_netで質問箱を用意する予定です。少々お待ち下さい。
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先日公開した基本的な考えを学ぶための「SEOドリル30問」を公開!も、腕試しにどうですか?

本日のSEOニュース(2021年2月2日収集分)ナイル株式会社 - ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

本日のSEOニュース(2021年2月1日収集分)

こんにちは!ナイル株式会社の青木です。

ナイルの社内では「SEOニュース・最新情報」を収集し知見として溜めている部隊がいます。SEOは毎日大なり小なり様々なトピックが行き交うため、専門で情報を収集しないと追いつかないこともあるからです。

私はその中のひとりなのですが、社内だけの共有ではもったいないと思いまして、ブログの記事としてまとめました。

このブログだけで全ての情報はカバーできませんが、極力重要な情報を押さえていますので、「ちょっと今日SEOニュース見れなかったなぁ」「重要トピックだけ押さえたい」「英語の情報を探すのは苦手だけど、、機械翻訳ならなんとか読める」という方におすすめです。

※トピックは初級者~中級者くらいの方向けを想定して紹介します。

なお、本企画は取り上げるページを実際に読んでいただくことを想定しております。簡単なひとことコメントとお役立ち度(収集部隊の主観です)を参考に、該当ページを読んでみてください。

本日のSEOニュース

①重複コンテンツがあるからといって順位を下げるわけではない(マイナスのランキング要素ではない)

参考:Google: Duplicate Content is Not a Negative Ranking Factor(Search Engine Journal) https://www.searchenginejournal.com/google-duplicate-content-is-not-a-negative-ranking-factor/394321/

お役立ち度:★★★★☆

ナイルのひとこと
「サイトの評価や順位を下げる可能性があるので、重複コンテンツは解消しましょう!」は違うということです。重複ページの放置でクロールバジェットの無駄遣い、意図しないページのインデックスなどの課題はありますが、それは別の話です。
※新しい話ではないですが、重要なので念のためピックアップしました。

②Google検索にスポーツ選手の統計情報が出るように

参考:Google Search Sports Player Statistics(Search Engine Roundtable) https://www.seroundtable.com/google-search-sports-player-statistics-30839.html

お役立ち度:★★☆☆☆

ナイルのひとこと
検索結果にスポーツ選手の成績情報が表示されるような検索結果上で完結する「ゼロクリック」型の検索結果は、ますます増えていくでしょう。こういったトピックからGoogleの目指すべき方向性を考えると、変化に対応しやすいと思います。

※日本でも表示されてますね。「マイケル・ジョーダン 成績」の検索結果にスタッツが表示されています。

本日のお役立ちSEOノウハウ

③GSCで「robots.txt によりブロックされましたが、インデックスに登録しました」を修正する方法

参考:How to Fix “indexed, though blocked by robots.txt” in GSC(Ahrefs Blog) https://ahrefs.com/blog/indexed-though-blocked-by-robots-txt/

お役立ち度:★★★★★

ナイルのひとこと

そこそこの頻度で遭遇する「robots.txt によりブロックされましたが、インデックスに登録しました」の対処方法をまとめた記事になります。記事内のチャートがかなり秀逸で、参考になります!

④Chromeデベロッパーツールでコア ウェブ バイタルを常に計測するHeads-Up Display (HUD) 機能について

参考:Chromeデベロッパーツールでコア ウェブ バイタルを常に計測するHeads-Up Display (HUD) 機能https://www.suzukikenichi.com/blog/chrome-dev-tools-display-core-web-vitals-in-hud/(海外SEO情報ブログ)

お役立ち度:★★★☆☆

ナイルのひとこと

実際に記事内の手順で導入してみましたが便利でした。現行のChromeでは使えないのですが、興味がある方はぜひ。

ナイルのSEO相談室カテゴリーページのCWVの値

⑤SERPsであなたのオーガニックCTRとランキングを向上させるための5つのテクニックについて

参考:Five hacks to enhance your organic CTR and rankings in SERPshttps://www.searchenginewatch.com/2021/01/27/five-hacks-to-enhance-your-organic-ctr-and-rankings-in-serps/(Search Engine Watch)

お役立ち度:★★★★☆

ナイルのひとこと

titleタグ、meta descriptionの調整は簡単にできる取り組みですが、一方で記事内容を意識しつつ、ユーザーからの見え方を考える繊細かつ難易度の高い作業でもあります。こういった記事から、titleタグ、meta descriptionを設定する際のテクニックや考え方を学び「流入してがっかりしてしまうユーザー」を生まないようにしましょう。

まとめ

みなさまのSEO施策にお役に立てるように、今後もSEOニュースまとめを(なるべく)平日は毎日更新する予定です。
ご意見、ご感想、ご指摘などもいただけるようにナイルのSEO相談室のTwitter@seohacks_netで質問箱を用意する予定です。少々お待ち下さい。
また、SEO情報やセミナー情報などを配信しているメールマガジンもご用意しておりますので、よろしければご登録ください。

※社内では隔週で知識アップデート、意見交換などを目的としたSEOニュースの勉強会もしています。機会があればClubhouseなどで公開しようと思います。

本日のSEOニュース(2021年2月1日収集分)ナイル株式会社 - ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

基本的な考えを学ぶための「SEOドリル30問」を公開!

ナイルでは、社内研修用としてSEOを学べるドリルを用意し、新入社員を中心に取り組んでもらっています。社内研修では、最低限のSEO知識の獲得およびSEOの考え方の取得を目的にしています。

今回は、その中から初級レベルを中心に30問を抜粋して公開!実際にSEOコンサルをする中で、現場でよく質問される内容がベースになっています。

 

ダウンロード

※SEOドリルの問題編がダウンロード可能ですので、問題用紙としてご利用ください。

SEOドリルは、すべて記述式です。まずは問題を解いてから、記事内の解答をご確認いただく流れを想定しています。なお、情報の精査は丁寧に行っておりますが、記載内容に違和感や誤りなどありましたら、ご指摘ください。

SEOドリルにチャレンジする前に

SEOドリルに取り組む上で、お伝えしておきたいことがあります。このドリルは、すべて即答できるようになる必要はなく、暗記するためのものではありません。SEOについて正確な考え方を導き出せるようになることを目的に作成しています。

SEOコンサルとしては、お客さまからの質問に即答できるのが理想ではありますが、焦った結果、不完全な内容をお伝えするのは避けるべきです。少し時間がかかったとしても、情報を整理しながら、正確な情報を伝える能力が求められます。

このドリルの問題を通じて

  • 実際にSEOに関してどのような質問をもらうのか?
  • どのような点に気をつけて答えるべきか?
  • 自分の知識レベルはどのくらいか?

を把握してもらえればと思います。上記を踏まえて、ぜひドリルに取り組んでみてください!

SEOドリルの採点方法

記事内で「解答例」のほか「必須の要素」「含めておきたい要素」をまとめています。採点方法は、記述式のためあくまで目安となりますが、 下記の4段階となります。一度解いたあとに、しっかり調べていただくことで、すべての問題が3点になることを目指してください。

  • 0点:不正解。誤った情報・古い情報が書かれているか、「必須の要素」が入っていない
  • 1点:不十分。「必須の要素」は入っているが、それ以上のものはない
  • 2点:正解。「必須の要素」「含めておきたい要素」が入っている
  • 3点:ベスト。「必須の要素」「含めておきたい要素」が入っていると同時に具体例も説明している

アルゴリズム

問題1. Googleの評価基準が更新されるタイミングはわかるのでしょうか?

【解答例】

コアアップデートなど、大規模アップデートが実装される正確なタイミングを知ることはできません。ただし、多くのサイトに関係する、準備が必要な大規模なアップデート(例:モバイルファーストインデックスの導入)については、事前にGoogleからアナウンスされることがあります。 また、細かなアルゴリズムの更新は、毎日行われているとされています。

【必須な要素

  • 原則としてわからない

【含めておきたい要素】

  • 細かなアルゴリズムの調整は常に行われている
  • 大規模な変更(コアアップデート)はおおむね年に3~4回行われる
  • モバイルファーストインデックス導入など、ウェブマスター(サイト運営者)側で準備が必要な変更は、Googleから事前に告知されることが多い

問題2. 検索エンジンのクローラーは、どういうタイミングでクロールするのでしょうか?

【解答例】

検索エンジンのクローラーが訪れるタイミングは決まっていません。また、そのサイトやページをどの程度クロールすべきかは、Google側がアルゴリズムで判断しており、コントロールできるものでもありません。ただし、新しいページをできるだけ早く認識させたい場合、Googleサーチコンソールの「インデックス登録のリクエスト」「問題の検証」機能などで、クロールを促すことができます。

【必須な要素

  • 明確に決まったタイミングでクロールしているわけではない
  • そのサイトやページをどの程度クロールするべきかは、Google側がアルゴリズムで判断している
  • Googleサーチコンソールの「インデックス登録のリクエスト」「問題の検証」機能などでクロールを促すことが可能

問題3.  GoogleとYahoo!の検索結果に違いはありますか?それぞれ対策すべきでしょうか?

【解答例】

Yahoo!JAPANの検索アルゴリズムは、Googleのものと基本的に同じですので、違いを意識する必要はありません。ただし、検索結果の見せ方や機能の違いによって、順位が変化することがあります。例えばYahoo!JAPANの検索結果では、Yahoo!知恵袋などが強調スニペットで強調されることがあります。検索結果が若干、異なることがありますが、同じアルゴリズムだと考えると、GoogleとYahoo!で個別の対策は不要です。

参照:Google Japan Blog:Yahoo! JAPAN のより良い検索と広告サービスのために

【必須の要素】
  • Yahoo!JAPANの検索アルゴリズムは、Googleと基本的には同じ
  • たいていの場合、個別の対策は考えなくていい
【含めておきたい要素】
  • ナレッジグラフや広告枠など、通常の検索結果以外の要素が異なることがある
  • Yahoo!JAPANの検索結果では、Yahoo!知恵袋など自社コンテンツが検索上位に強調されることがある

問題4. 対策キーワードはtitleの先頭にあったほうがいいのでしょうか?

【解答例】

対策キーワードは、必ずしもtitleの先頭に置く必要はありません。「検索意図を持ったユーザーが興味を持てるtitleにすること」を最優先で考えるべきです。ただし、検索結果に表示される文字数は限られているため、重要なキーワードが省略されると、CTR(クリック率)などにマイナスの影響を与える可能性があります。そのため、対策キーワードは、検索結果で省略されない程度に、title前方に置くことをおすすめします。

【必須の要素】

  • 対策キーワードは、必ずしもtitleの先頭に置く必要はない
  • 検索結果で省略されない程度に、titleは前方に寄せたほうがいい

    問題5. titleを書き換えたら逆効果になった場合、元に戻したほうがいいでしょうか?

    【解答例】

    まず確認しておきたいのが、逆効果が何を指しているかです。セッション、該当キーワードの検索順位、CVR(コンバージョン率)など、どの要素が影響を受けているのか、また本来の目的に照らし合わせてどの数値を改善すべきか、しっかり整理すべきです。これらが整理された状態で、かつ本来の目的と関係する数値が悪化している場合は、以前の状態にtitleを戻してもいいでしょう。

    特に目的を決めずに施策を展開したのであれば、複数の数値を確認してから、元に戻すか判断することをおすすめします。例えば、セッションが下がっているが、CV数が増えている場合は成功しているともいえます。

    【必須の要素】

    • 施策の目的によって、titleを戻してもいい

    【含めておきたい要素】

    • 可能な限りその他の数値の影響を確認し、成功か失敗か判断する

    問題6. meta descriptionに対策キーワードを入れると、検索順位は上がるのでしょうか?

    【解答例】

    meta descriptionに対策キーワードを追加しても、そのキーワードでの順位に直接的な影響はありません。meta descriptionを改善することで、検索結果のスニペット(要約文)が適切な内容になる可能性があるので、CTR(クリック率)の上昇が期待できます。ただし、meta descriptionの記述がスニペットに使われないことも往々にしてあるので、どうしてもリソースが限られている場合は、優先度を下げてもいいでしょう。

    【必須の要素】

    • meta descriptionに対策キーワードが含まれているかどうかは、対策キーワードでの検索順位に影響しない

    【含めておきたい要素】

    • meta descriptionを改善することで、検索結果のスニペットが適切な説明文になる可能性があるので、CTRの上昇が期待できる

    問題7. サイト表示速度は検索順位にどのくらい影響しますか?

    【解答例】

    基本的には「ユーザー体験を阻害するような著しく速度が遅いページ」でなければ、検索順位の低下の原因とはなりません。しかし、2021年5月からページ エクスペリエンス シグナルとして、ページ表示に関する要素やモバイルフレンドリーかどうかなどが、ランキング要素に含まれることが明らかにされています。ただし、その場合でもキーワードとコンテンツの関連性に勝るほど重要な要素になることはないと考えていいでしょう。一方、表示速度の速さは、UXにダイレクトに影響します。直帰率・離脱率とも関連しますので、表示速度を改善することは非常に重要です。

    参照:Google 検索セントラル:Google 検索へのページ エクスペリエンスの導入時期

    【必須の要素】

    • ユーザー体験を阻害するような著しく速度が遅いページでなければ、検索順位の低下の原因にはならない

    • ただしUXの観点から、表示速度を改善することは非常に重要

    【含めておきたい要素】

    • 2021年5月からページ エクスペリエンス シグナルが導入される

    問題8. ページに使用している画像のクオリティは、検索順位に関係がありますか?

    【解答例】

    画像のクオリティ(ここでは画質と定義)が、検索順位に直接影響することはありません。ただし、視認できないほど画質が悪い場合は、そもそも画像を設置する意味がないので調整すべきです。

    なお、Google Discoverの表示対策としては、画像のクオリティが高いと効果があります。Googleの公式ページに、「うまく表示される可能性を高めるには」という文脈で、「魅力的な高画質の画像、特に Discover からのアクセスが発生する可能性の高いサイズの大きい画像をコンテンツに含める」という記載があります。

    参照:Google検索セントラル:Google Discover とウェブサイト

    【必須の要素】

    • 画質とページの評価の関係性はほとんどない

    【含めておきたい要素】

    • Google Discover対策としては効果あり

    問題9. 人気記事の流入が下がり続けているのですが、更新日時を最新にしたら順位が戻りますか?

    【解答例】

    更新日時を最新にするだけでは、検索順位は戻りません。まずは、その記事が、特定のキーワードで順位が下がっている原因を分析してみてください。自社サイトの記事情報が古くなっていて、ほかサイトでより新しい情報が出ていることが原因であれば、最新情報を盛り込みながら、ユーザーが求める記事内容に更新することをおすすめします。

    【必須の要素】

    • 更新日時を最新にするだけでは、検索順位には影響がない

    【含めておきたい要素】

    • 記事の内容を最新にしながら、しっかり書き直すべき

    問題10. 記事のURLが長すぎると、SEO上の問題がありますか?

    【解答例】

    記事のURLの長さが、検索順位のマイナス評価になることはありません。ただし、URLが長く複雑だと、アクセス解析やサイト改修時の作業コストを高めたり、ユーザーがURLをシェアする際に不便になったりするなどの問題があるため、あまり望ましくないでしょう。

    【必須の要素】

    • 記事のURLが長くてもSEO上の問題はない
    • シェア、アクセス解析などの観点ではマイナスがある

      問題11. 記事が長すぎるので、2ページに分けたいのですが、SEO上の問題はないでしょうか?

      【解答例】

      記事を、複数のページに分けても、Googleはページングを認識してくれるので、SEO上の問題はありません。特別な対応も不要です。ユーザビリティの良し悪しを優先して、検討していいでしょう。

      なお、PVを水増ししたり、広告を多く見せるために記事を細かく分割する手法は、ユーザーから嫌がられる可能性が高いので注意してください。一方、読み込みに何秒もかかるような量を1ページに詰め込むのもユーザビリティの観点からおすすめしません。

      【必須の要素】

      • ページ分割してもSEO上の悪影響はない
      • ページ分割するかどうかは、ユーザビリティで判断する

      【含めておきたい要素】

      • 1ページに情報を詰め込んだほうがいいわけではない

      問題12. 画像検索で上位表示を狙うことはできるのでしょうか?

      【解答例】

      画像検索においては、上位表示を狙う方法はいくつかあります。「画像ファイル名に対策キーワードを入れる」「画像の前後に説明文を入れる」「alt属性を記載する」「画像サイズや画質を最適化する」「構造化マークアップに対応する」といったことで、検索順位の向上を図ることができます。

      参照:Google検索セントラル:Google 画像検索に関するおすすめの方法

      【必須の要素】

      • 画像検索で順位向上を狙うことは可能

      【含めておきたい要素】

      • 画像ファイル名に対策キーワードを入れる、画像の前後に説明文を入れる、alt属性を記載する、画像サイズや画質を最適化するといった対策を行うべき

      問題13. 競合性が高いキーワードだと、何百ページも作らないと検索上位にならないでしょうか?

      【解答例】

      必ずしも何百ページも作る必要はありません。キーワードの性質などによっては、質の高いコンテンツ1つを作り上げることで、検索上位に表示できることもあります。ただし、多様な検索ニーズが考えられる抽象度の高いキーワードや、専門性が高く求められる情報の場合、継続的に多くの情報をサイトが発信している必要があると言えます。

      【必須の要素】

      • 必ずしも何百ページも作る必要はない

      • キーワードの性質に影響される

      • 対策キーワードに関する情報を継続して発信しているか、サイト全体の評価による

      【含めておきたい要素】

      • 抽象度が高く多様な検索ニーズが考えられるビッグワードや、E-A-Tが求められるキーワードの場合、サイトの専門性が問われる

      問題14. 直帰率が高いとGoogleからの評価は下がるのでしょうか?

      【解答例】

      直帰率やブラウザバック率は、ランキング要素として扱っていないというGoogleの発言があります。しかし、検索エンジンへ直帰したり、サイトを回遊せずに離脱したりするユーザーが多いことは、該当ページが情報検索ニーズに応えられていないという現れではあり、ポジティブな指標とはいえません。間接的に検索順位が下落するといったことは考えられます。

      また、Googleにログインして閲覧情報の送信を許可したユーザーの行動情報をGoogleは取得しており、実際Google Discoverの表示アルゴリズムなどに活用されています。直帰率について直接的な関係は否定していたとしても、「検索ユーザーの体験の最大化を目指すべきこと」に変わりはありません。


      参照:海外SEO情報ブログ:直帰率や滞在時間をランキングシグナルとしてGoogleは使っているのか? アルゴリズム評価には使っているが個々の検索結果を変更する目的では使わない

      【必須の要素】

      • 直帰率はランキング要素として扱っていないとGoogleは発言している

      • Googleにログインして閲覧情報を送信することを許可したユーザーの「ウェブとアプリのアクティビティ」(行動情報)は取得しているので、ユーザー行動が検索順位に影響を与えている可能性は高い

      【含めておきたい要素】

      • 直帰率が高く、サイトを回遊せずに離脱するユーザーが多いのはネガティブな指標なので改善を検討すべき

      参照:Google検索ヘルプ:ウェブとアプリのアクティビティの表示と管理

      キーワード

      問題15. 対策キーワードは記事内にどのぐらい入れるのが適切なのでしょうか?

      【解答例】

      どのくらい対策キーワードを記事内に盛り込むべきか、目安はありません。対策キーワードの含有率や含有数を上げることも、あまり意味はありません。ページ内容が「対策キーワードで検索するユーザーのニーズを満たす」とGoogleが判断するかどうかが重要です。その観点でページを作れば、自然に対策キーワードや共起語は含まれていくと考えるべきでしょう。

      【必須の要素】

      • どのくらい記事内に対策キーワードを入れるべきか目安はない

      • 検索ユーザーが求める情報にすることを意識すれば、対策キーワードや共起語が含まれると考えるべき

      問題16. 記事のURLにも対策キーワードを入れるほうがいいのでしょうか?

      【解答例】

      URLに対策ワードを追加することは、わずかながら順位に影響があるとされていますが、日本語環境においては記事URLが長くなってしまうなど考慮する点が多いため、/blog/0001のようなURLでもまったく構いません。
      なお、画像ファイルに関しても、検索エンジンは参考にしているとGoogleは明言しています。「Google は画像について理解するために、URLパスやファイル名を参照します。URLを論理的に構成できるよう、画像コンテンツを分類することを検討してください」。画像に関しては、検索エンジンが理解するための情報として、ファイル名に対策キーワードを追加してみてください。

      参照:Google検索セントラル:シンプルな URL 構造を維持する

      【必須の要素】

      • 記事URLに対策キーワードを入れることは、わずかながら検索順位に影響がある

      【含めておきたい要素】

      • 画像ファイル名を検索エンジンは参考にしている

        問題17. 特定の月だけ検索ニーズが増えるキーワードは、どのように対策すべきでしょうか?

        【解答例】

        あらかじめ記事を作成することをおすすめします。検索エンジンからの評価が安定するまでには、サイトによりますが、2~3ヵ月ほどかかるケースがあります。よって、事前に公開することで、検索エンジンから評価が高まった状態で、該当の月を迎えることができます。

        その月にならないと情報がわからない、情報が変わるといった場合は、書けるところだけを執筆しておき、情報が確定したら更新してから記事公開するといいでしょう。

        【必須の要素】

        • あらかじめ記事を作成しておく

        【含めておきたい要素】

        • 該当月にならないとわからない情報があれば、書けるところだけ執筆しておき、情報が確定したら更新して記事公開をする

          問題18. 流入キーワード数が増えたことでセッションは上がったのですが、CV(コンバージョン)数が下がってしまいました。なぜでしょうか。

          【解答例】

          これまで流入していたキーワードの順位が下がってしまった、トレンドによる影響を受けた、ページにその他の施策を実施した影響があった、検索結果の仕様の変更(強調スニペットの表示など)があった、比較対象が異常値の可能性があった、広告、CMなどの別媒体の影響があったなど、さまざまな原因が考えられます。しっかりと精査して、原因について仮説を立てるようにしましょう。

          【必須の要素】

          • これまで流入していたキーワードの順位が下がった、トレンドによる影響を受けたなど、さまざまな原因が考えられる

          インデックス

          問題19. インデックス数は多ければ多いほどいいのでしょうか?

          【解答例】

          インデックス数とは、検索エンジンの検索結果に表示させる対象として、登録されているURLの数になります。「インデックス数が多ければ多いほど、サイト全体の順位や評価が向上する」という意味では無関係です。ページのインデックス数が多くなるほど、サイトの検索エンジンからの評価が高まるわけではありません。

          質が低くても多くのページを生成して評価を上げるという試みは、かつてパンダ・アップデートで否定されたものです。重複コンテンツや中身が薄っぺらいページが大量に存在する状態では、「全体として質の低いサイト」だと検索エンジンにみなされるリスクがあります。

          現在では、質が低ければ、そもそもインデックス対象にならない(クロールもされない)といった扱いを受けます。サイトが保持するページに対して、インデックスされているページ数が少なすぎる場合、品質面の課題がある可能性があるので、対策すべきです。

          ただし、高品質でユーザーのニーズをしっかりと満たしている専門性の高い記事数が多い場合は、間違いなくサイトに良い影響があります。単純にインデックスの数ではないのです。

          【必須の要素】

          • インデックス数が多ければいいというわけではない

          • パンダ・アップデートに触れる

          【含めておきたい要素】

          • サイトが有するページ量に対するインデックス数の割合(インデックス率)が低すぎるのは、コンテンツの品質が低いあるいはクロールに課題がある場合がありえる

          問題20. Googleサーチコンソールのインデックスカバレッジで「エラー」が出ているのですが、すべて直す必要があるのでしょうか?

          【解答例】

          Googleサーチコンソールのインデックスカバレッジのエラーは、可能な限り直すことをおすすめします。「エラー」は何らかの不適切な実装によって、該当ページがインデックスされておらず、検索結果に表示されていない状態のページを指します。当然、検索結果にも表示されませんし、検索エンジンのクロールに影響を与える可能性があります。

          ただし、どのページを直すべきかについて優先度は決めるべきでしょう。インデックスされる必要がないページに生じているエラーは、優先度が低くくなります。

          【必須の要素】

          • インデックスカバレッジのエラーは、可能な限り直したほうがいい

          • どのページを直すべきかは優先度をつけるべき

          【含めておきたい要素】

          • クロールエラーなど、原因が特定しづらいエラーや、インデックスされるべきページに表示されているエラーは要検討

          問題21. Googleサーチコンソールのインデックスカバレッジで「除外」が非常に多いのですが、問題ありますか?

          【解答例】

          Googleサーチコンソールのインデックスカバレッジで「除外」となっているものには、無視しても影響がないものもありますが、一部対処すべきものがあります。特に確認しておきたいのは下記になります。

          ●クロールやインデックスのエラー
          ・noindex タグによって除外されました
          ・robots.txt によりブロックされました

          意図したページ(noindexさせたいページ、クローラーを呼びたくないページ)が除外となっているならば問題ありませんが、意図していないページが設定されている場合は設定ミスも考えられますので、必ず確認して対処してください。

          ●コンテンツ品質についてのエラー
          ・クロール済み – インデックス未登録

          インデックス対象のページであってもクローラーがページの品質が低いと判断してインデックス対象外とした可能性が考えられます。

          除外になっているページが非常に多い場合は、サイト全体の評価にも悪影響を及ぼす可能性があります。コンテンツ品質の改善を行う、またはページ削除やnoindex設定を検討する必要があります。

          【必須の要素】

          • どちらかというとネガティブ
          • 除外が意図しているのならば問題ない
          • 除外が意図していないのならば対処する

          【含めておきたい要素】

          • noindexによる除外、robots.txtによるブロック、クロールエラー、検出 – インデックス未登録など、個別の項目について解説する

          コンテンツ

          問題22. どの程度の割合から重複コンテンツと認識されてしまうのでしょうか?

          【解答例】

          重複コンテンツには、定量的な基準はありません。しかし、「ページの要素がまったく同じ」「共通テンプレートを利用した一覧ページ」「検索エンジンがレンダリングに失敗している(※)」「テキストの大部分がコピーペーストあるいは酷似している」などは、検索エンジンに重複と判断されやすいです。データベースサイトなどページ数が多いサイトの場合は、定期的にGoogleサーチコンソールを利用し、検索エンジンがどのようなページを重複とみなしているかをチェックするのがおすすめです。なお、「他のページに記載している内容をこのページにも記載する」「共通の文言」くらいでは重複になりませんので、安心してください。

          ※レンダリングに失敗した結果、同じ画面をレンダリングしてしまっているケースなど

          【必須の要素】

          • 重複コンテンツの明確な基準はない
          • ただし、ページのテンプレートや画像タグが同じ、一覧ページの場合、テキストが同じ場合は、重複コンテンツと判断されやすい

          【含めておきたい要素】

          • Googleサーチコンソールで定期的にチェックするのがおすすめ

          問題23. 「◯◯×都道府県名」のキーワードを狙いたいのですが、それぞれ違うことを書けないので、すべて同じ情報を載せてもいいでしょうか?

          【解答例】

          まったく同じ情報を掲載することは、やめておきましょう。最悪の場合、サイトのコンテンツの品質が低いと判断され、サイト全体の評価に悪影響を及ぼす可能性があります。各地域の情報や要素を盛り込みながら、違った内容を書くことができないか、検討することをおすすめします。

          【必須の要素】

          • まったく同じ情報を掲載するのは禁止
          • 低品質なページを量産しているとして、サイト全体の評価に悪影響を及ぼす可能性がある

          【含めておきたい要素】

          • 各地域の情報や要素を盛り込むなど、代替案を提案する

          問題24. 記事にタグやカテゴリーをつけて分類したいのですが、どういう点に気をつけるべきですか?

          【解答例】

          記事にタグやカテゴリーをつけて分類する際は、まずはユーザーが探しやすいかどうかを考慮するようにしてください。また、「検索キーワードの類義語や表記ゆれを意識して、タグ名やカテゴリ名を設定する」「記事数が少ない(3件以下が目安)タグやカテゴリを作らない」「論理的なカテゴリー設計(親子関係)にする」といったことに気をつけて分類することをおすすめします。

          【必須の要素】

          • ユーザーを意識する
          • 乱立させない
          • 該当記事が少ないタグやカテゴリーが増えないようにする
          • 表記ゆれや類義語を考慮して最も一般的な名称にする

          【含めておきたい要素】

          • タグページ、カテゴリページ同士をリンクさせる
          • タグページ、カテゴリページ固有のテキストを入れる

          問題25. 被リンクを得られやすいのはどういうコンテンツでしょうか?

          【解答例】

          ずは独自性があること、検索ニーズを確実に満たしているといったコンテンツの品質の高さが求められます。加えて、引用しやすい、引用するだけの価値がある、といった内容が求められます。具体的には下記の要素になります。

          ・一次情報である

          ・権威性がある

          ・UI面の配慮がある(例:ソーシャルボタンがわかりやすい位置にある)

          ・網羅性があり、該当する内容を説明するときに引用しやすい

          ・画像の解像度が高い

          ・OGPが設定されていて、引用時の見栄えがいい

          SNSでの拡散とは、ユーザーの意図が異なるため、一致する部分と一致しない部分があります。また、自サイトがどういった形で被リンクを獲得できるかは、「検索上の競合ページがどこからどういった形でリンクを受けているか」などを調べることで、参考にすることができます。

          【必須の要素】

          • 検索ニーズを確実に満たしている
          • 独自性がある
          • 引用しやすい、引用するだけの価値がある(一次情報である、権威性がある、網羅性がある、画像のクオリティが高い、シェアボタンやOGPがしっかり設置されている)
          • SNSで拡散する要素と混同するのはNG

          【含めておきたい要素】

          • 競合ページがどういった被リンクを集めているかを調べる

          問題26. 自社のコンテンツが明らかに不正コピーされている場合、どうすればいいですか?

          【解答例】

          最も確実な方法は、不正コピーをしているサイトに対して、直接連絡して削除を依頼することです。悪質な場合、法的な文書を発送することも検討すべきでしょう。

          連絡手段がない場合は、Googleに不正サイトのページのインデックス削除を依頼することができます。ただし、Googleに依頼する場合は、対応に時間がかかってしまったり、該当するコンテンツが自社オリジナルだと証明することが必要になったりする場合が想定されます。インデックスの削除が、間違いなく実施されるとは限りません。

          参照:Legalヘルプ:法的な理由でコンテンツを報告する

          【必須の要素】

          • 不正コピーしているサイトに連絡して削除依頼する
          • 「Google からコンテンツを削除する」という著作権侵害申請フォームを通して通報する

          【含めておきたい要素】

          • 「重複コンテンツかどうか」といったSEOの問題ではなく、あくまで権利侵害として対応する

          ユーザビリティ

          問題27. デザインやUIが悪いと、検索順位が下がるのは本当ですか?

          【解答例】

          デザインやUIが悪いと、検索順位へのマイナスの影響はあります。モバイルにおいては、モバイルフレンドリーでないページ(視認性が悪い、タップしづらい、表示速度が遅いなど)については評価が下がるとGoogleは明言しています。ほかにも、ブラウジングの安全性や、インタースティシャルの有無など、ユーザー体験に関係するシグナルをGoogleは公表しています。

          しかし、デザインやUIが優れていても、そのページのキーワードとの関連性が低い場合は順位はつきません。また、デザインやUIが悪いサイトの記事が、検索1位になることもあります。検索順位の改善のためだけに、デザイン改善することは推奨できません。

          【必須の要素】

          • 影響する。ユーザー体験に関わる主なシグナルについてGoogleが示している(モバイルフレンドリー、セーフブラウジング、HTTPS、ページ閲覧を邪魔するインタースティシャルがないなど)
          • ただし、デザインやUIが良ければ、検索順位が上がるわけではない

          【含めておきたい要素】

          • 2021年5月からページ エクスペリエンス シグナルが導入される
          • 順位下落よりは、回遊率やCVRなどへの悪影響が発生していないかを意識して、デザインやUIの改善をすべき

          レンダリング

          問題28. HTMLのマークアップをきれいにすることは、SEOと関係ありますか?

          【解答例】

          マークアップによってUI上の不都合を生じていない限り、SEOとは関係がありません。マークアップが整っていることは、「ユーザーがそのページで何を得るか」という価値とほぼ無関係だからです。

          【必須の要素】

          • HTMLのマークアップは、SEOとはほぼ関係がない

          【含めておきたい要素】

          • マークアップによってUI上に不都合が生じていれば、SEOと関係がなくても対応が必要

          サイト構造

          問題29. Googleはどのようにしてサイトの全体構造を理解しているのでしょうか?

          【解答例】

          Googleは内部リンクから、サイトの全体構造を理解しています。どこに内部リンクが集中しているのか、リンク関係がどうなっているかなどを網羅的に調べており、パンくずリストはサイトの全体構造の把握を手助けする効果があります。内部リンクには及びませんが、XMLサイトマップやURLのディレクトリ構成も、サイトの全体構造を理解するために参考にしている可能性があります。

          【必須の要素】

          • 内部リンクの粗密構造(特にパンくずリスト)から理解している

          【含めておきたい要素】

          • XMLサイトマップ、URLのディレクトリ構成なども参考になっている可能性がある。ただし内部リンクよりも対策すべき優先度は低い

          コミュニケーション

          問題30. SEOをうまく進めるためには、どういう体制が望ましいのでしょうか?

          【解答例】

          SEOのプロジェクトを進めるにあたって、まずはプロジェクトを主導して全体の進行管理を行う「Webディレクター・マーケティング担当」が必要になります。そして、「サイト制作・開発担当」「コンテンツ制作担当」が必要です。

          インハウスでもアウトソースでも問題ありませんが、実施するスピードとクオリティが担保位されるかどうかで、チームを編成していくことが求められます。また、「セール担当」にターゲット情報の取得やコンテンツ制作時のインタビューなどで、協力いただく可能性があります。実際には、ほかにもさまざまな役割分担が必要になります。

          【必須の要素】

          • プロジェクト全体の進行管理を行うWebディレクターやマーケティング担当が必要
          • 開発・制作担当が必要
          • コンテンツ作成担当が必要

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          ナイルでは1,500社を超える企業のコンサルティング経験から、事業成果に結びつくSEO支援が可能です。SEO効果を見える化し、長期的で安定した集客を実現するために、お役に立てればと考えております。

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          基本的な考えを学ぶための「SEOドリル30問」を公開!ナイル株式会社 - ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

          【アンケート調査】2020年SEO施策はどうだったのか?

          2020年はコロナショックもあり、変動の大きな1年でした。SEO施策においては、どのような影響があったのでしょうか?

          弊社メールマガジンやインターネット調査を通して、アンケートを実施。自社サイトのSEO専任の担当者、自社サイトのSEO兼任の担当者111名の方にご回答いただきました。

           

          ■調査概要

          調査対象者:自社サイトのSEO専任の担当者、自社サイトのSEO兼任の担当者

          調査期間:2020年12月22日〜12月25日

          調査地域:全国

          有効回答数:111名

          SEO施策はこの1年で予定のどのくらい実行できた?

          SEO施策についてどのくらい実行できたかについては、最も多い回答は「予算の80%実行できた」(45.9%)でした。

          「予算の50%実行できた」(25.2%)、「予算の30%実行できた」(5.4%)となり、実行できなかった理由としては、「人員不足のため」「コロナで思うような動きはできない」といった回答が並びました。

          新型コロナウイルスの流行による影響は?

          新型コロナウィルスの影響は、「予算を縮小した」(49.5%)が最も多い割合を占めました。理由としては、「経費を削減するしかない。人件費はこれ以上減らせない」といった回答が見られました。

          一方、20.7%が「予算を増やした」と回答しており、「新型コロナウイルス感染拡大により、これまでの営業手法が通用しなくなったので、Webマーケティングに力を入れるようになった」「費用対効果がとても高い」といった回答がありました。

          2020年、Googleのコアアルゴリズムアップデートの影響は?

          2020年、Googleのコアアルゴリズムアップデートは、1月、5月、12月にありました。流入数、お問い合わせ数、売上といった数字の変化については、プラスの影響があったのが合わせて39.6%、マイナスの影響があったのが合わせて28.8%でした。

          SEOはどのような点に難しさを感じる?

          SEOの難しさについては、最も多かったのが「施策が正しいのか判断できない」(53.2%)でした。「社内にSEOの重要性を伝えるのが難しい」(31.5%)、「効果測定のやり方が分からない」(26.1%)、「戦略・方針・KPIを立てるのが難しい」(23.4%)が続きます。SEOはすぐに成果が見えづらいために、中長期での戦略設計を立てる必要があるといえるでしょう。

          2021年、SEOに取り組みたいまたは強化したい?

          SEOに取り組みたいまたは強化したいかについては、「はい」(84.7%)、「いいえ」(15.3%)という結果になりました。

          「低コストでの安定した集客が可能だから」「これからの時代必要」「より顧客獲得を目指すため」といったSEOのメリットを感じている一方で、「効果に対して懐疑的な気持ちが芽生えているから」「トップが興味を示さない」といった意見がありました。

          【アンケート調査】2020年SEO施策はどうだったのか?ナイル株式会社 - ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

          リダイレクトとは?301、302の違いやSEO効果について解説

          リダイレクトとは、サイトやページを訪れたユーザーを、別のURLに自動的に転送する仕組みのことです。また、SEOを意識する上で、どのようにリダイレクトを用いればいいのか気になっている方もいるのではないでしょうか?

          ここでは、リダイレクトの意味や概要、その種類や効果などについて、詳しく解説します。

          この記事のポイント

          • リダイレクトとは、ユーザーを別URLに自動で転送する仕組み
          • SEOを意識するのであれば、URLを変更した際にリダイレクトを行っておく必要がある
          • 301リダイレクトは、URLが恒久的に変更された場合に用いられる。302リダイレクトは一時的な転送を表す

          そもそもリダイレクトとは?

          リダイレクトとは、特定のサイトやページを訪れたユーザーを、別のURLに自動的に誘導・転送する仕組みのこと。例えば、サイト制作者がこれまで使っていたURLを変更し新しいページを作成した場合、何も対策をしないままだと、既存のユーザーは古いURLへとアクセスし、サイトやページを閲覧できないという事態が発生します。

          こうした事態を防ぐほか、ドメインを変更した際や、PCサイトとスマホサイトで別のURLを持たせている場合などに、リダイレクトが活用されます。

          なぜリダイレクトするのか?

          リダイレクトは、特定のページへのアクセスを自動的に他の特定のページに遷移させることがあります。

          その目的としては、ユーザビリティが悪くならないようにすることがあります。リダイレクトを行っていないままだと、ユーザーが希望のページにアクセスできなくなってしまいます。こうしたちょっとしたストレスが積み重なっていくことで、サイトからユーザーが離れてしまう可能性があります。作り手の都合だけでなく、使い手の都合もしっかりと考えるという意味合いで、リダイレクトは非常に重要な役割を果たしてくれるのです。


          SEOの観点から考えると、URLを変更した際にリダイレクトを行っていないと、Googleなどの検索エンジンは、新しいページを別ページとして扱ってしまうため、これまで積み上げた評価がリセットされてしまいます。SEOを意識するのであれば、URLを変更した際にリダイレクトを行っておく必要があります。

          リダイレクトの目的

          301リダイレクトと302リダイレクトの違い

          リダイレクトには「301リダイレクト」と「302リダイレクト」という2つの分類がありますので、それぞれの違いについて確認していきましょう。

          301リダイレクト

          301リダイレクトとは、URLが恒久的に変更された場合に用いられる転送処理のステータスコードです。サイトを丸ごとリニューアルしてURLが変更された場合や、サイト全体SSL化してhttpからhttpsに変更した場合など、元のURLを今後使うことがない場合に設定します。

          301リダイレクトによって、検索エンジンも「新URLが表示すべきページ」だと認識し、検索結果にも新URLが表示されるようになります。

          302リダイレクト

          302リダイレクトは、URLが一時的に変更された場合に用いられる転送処理のステータスコードです。サイトメンテナンスなどで一時的に別ページを設ける場合や、PCとスマートフォンのURLが異なっておりアクセスしたデバイス間でURLを変更する場合などに用います。

          一時的なリダイレクトですので、検索エンジンも「いつか元のURLに戻る」と判断しますので、基本的には検索結果にも旧URLが表示されるようになります。ただし、302リダイレクトの期間が長期にわたると、新URLが表示すべきページだと判断され、新URLが検索結果に表示されるようになるケースもあるので注意しましょう。


          302リダイレクトとは?301リダイレクトとの違いを解説 - ナイル株式会社 - ナイルのSEO相談室

          リダイレクトの設定方法は?

          一口にリダイレクトと言っても、ずっと変わる場合、一時的な場合、サーバー上で行う場合、ブラウザ側(クライアントサイド)で行う場合などがあります。リダイレクトの代表的な設定方法について見て行きましょう。

          .htaccessによるリダイレクト

          .htaccessによるリダイレクトは、SEOの観点から最も推奨されているリダイレクト方法です。ただし、.htaccessは、Apacheが使用されているサーバーであること、またサーバー上でhtaccessファイルにアクセスすることができる、という条件が整っていないと、設定することはできないので注意しましょう。

          phpによるリダイレクト

          PHPによるリダイレクトとは、htmlファイルの先頭にPHPを記述することでリダイレクトする方法です。この方法は、.htaccessによるリダイレクトでは条件分岐が複雑になってしまう場合に推奨されています。一方で、.htaccessによるリダイレクトのように、サイト内のリダイレクトを一元管理することはできないため、注意が必要です。

          JavaScriptによるリダイレクト

          JavaScriptによるリダイレクトとは、リダイレクト元のページ内の「scriptタグ」にリダイレクト用の「JavaScript」を記述してリダイレクトを行う方法です。

          注意点としては、ランキング評価の引継ぎはできるもののGoogleは非推奨という立場を取っており、またユーザー側がJabaScriptを無効にしている場合は適用がされないということです。特にJabaScriptを無効にしているユーザーに関しては、せっかく新しいページを作ったにも関わらず、その存在を認知させることができず、そのままユーザーを逃がしてしまう可能性があるため、気をつけなければなりません。

          meta refreshによるリダイレクト

          meta refreshによるリダイレクトとは、metaタグの「http-equiv属性」に“refresh”を設定することでリダイレクトを行う方法です。そのため、htmlリダイレクトやmeta refreshリダイレクトとも呼ばれることもあり、昔は良く見られるリダイレクトの方法の一つでした。

          しかし近年では、HTMLの基準を定めるW3C やGoogleからも非推奨とされており、あまり見かけることもありません。基本的には、.htaccessやPHP、JavaScriptによるリダイレクトもできない場合の最後の手段として使うようにしましょう。

          リダイレクトを正しく活用しよう

          リダイレクトは正しく設定しないと、ユーザーを手放してしまう可能性につながります。サイトリニューアルやSSL化など、URLを変更する機会は決して少なくないからこそ、リダイレクトの重要性をしっかりと理解し、対応に抜け漏れが発生しないようにしましょう。

          リダイレクトとは?301、302の違いやSEO効果について解説ナイル株式会社 - ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

          【図解】コンテンツマーケティングとは?メリットや運用方法を解説

          コンテンツマーケティングについてざっくり概要をつかめるように、図解11点だけで解説!!

          コンテンツマーケティングとは、有益なコンテンツ発信を軸にしたマーケティング手法のこと。コンテンツマーケティングの基本を押さえながら、どのようなメリット・デメリットがあるのか、把握していきましょう。

          この記事のポイント

          • コンテンツマーケティングのことが図解11点でざっくりわかる!
          • コンテンツマーケティングのメリットは自然な情報発信、売上貢献、コンテンツが資産になるがある
          • コンテンツマーケティングは、まずは目的設定をしっかり行うことが重要

          コンテンツマーケティングとは? なぜコンテンツマーケティングを行うのか? コンテンツマーケティングの流れ コンテンツマーケティングのメリット コンテンツマーケティングのメリット、自然な情報発信 コンテンツマーケティングのメリット、売上につながる コンテンツマーケティングのメリット、コンテンツが資産になる コンテンツマーケティング5つのステップ コンテンツマーケティング、うまくいくパターン、うまくいかないパターン コンテンツマーケティング、成功パターン、失敗パターン コンテンツマーケティングを成功につなげる

          コンテンツ制作やオウンドメディア運用について詳しく知りたい方はこちら

          コンテンツマーケティングの概要を図解だけでざっくり解説しましたが、ここからはそれぞれの項目を、テキストでも補足していきます。

          コンテンツマーケティングとは?

          コンテンツマーケティングとは、有益なコンテンツ発信を軸にしたマーケティング手法のこと。有益なコンテンツを発信することで、新たな顧客との接点を生み出し、商品やサービスの認知や理解をしてもらうことで、売上に結びつけていきます。

          さらに、顧客がサイトや商品サービスのファンとなって、周りに薦めてくれる可能性もあります。顧客と企業の関係性を深めていくマーケティング手法と言ってもいいでしょう。

          コンテンツマーケティングは、成果が出るまでに時間がかかりますので、中長期的に取り組むことをおすすめします。

          コンテンツマーケティングとは?

          なぜコンテンツマーケティングを行うの?

          なぜコンテンツマーケティングに注目が集まり、実施する企業が増えたのでしょうか? それは、ユーザーの広告への反応が弱くなっていることが挙げられます。

          インターネットやSNSの普及により、日常的に接する情報量が爆発的に増えました。そのなかで、自分が欲しい情報は、「自ら探す」あるいは「知人・友人に聴く」といった方法で、主体的に探すようになり、広告は不要なノイズと見られるユーザーが増えてしまったのです。

          企業にとっては、ユーザーとの接点が生まれにくくなる状況です。そのため、ユーザーが欲しているだろう「有益なコンテンツ」を届けることで、ユーザー接点を生み出す必要性があるのです。

          なぜコンテンツマーケティングを行うのか?

          コンテンツマーケティングの流れ

          コンテンツマーケティングの流れを確認していきましょう。

          情報発信

          コンテンツを作ることによって、有益で価値のある情報を発信していきます。

          リード獲得

          有益な情報を発信することで、潜在顧客が興味を持って読んでもらえる可能性が生まれます。リード獲得につなげるフェーズになります。

          リード育成

          潜在顧客がさまざまなコンテンツに触れることで、自社サービスに興味を持ってもらいます。潜在顧客から見込み顧客になっていく、リード育成のフェーズです。

          成約

          見込み客になることで、自社サービスの購買に結びつく可能性が高まります。

          コンテンツマーケティングの流れ

          コンテンツマーケティングの3つのメリット

          コンテンツマーケティングにはどのようなメリットがあるのでしょうか?3つのメリットに絞って解説していきます。

          メリット1 自然な形で情報発信できる

          さまざまなコンテンツを発信することで、ユーザー接点が生まれやすくなります。

          メリット2 売上につながる可能性がある 

          フェーズに合わせたコンテンツを提供することで、売上につながる可能性があります。

          • 認知…新規顧客が商品サービスを認知する
          • 比較・検討…ほかの商品サービスとの比較検討ができるようになる
          • 購入…選んだ商品がいいと確信して購入する
          • 満足…ブランドのことも好きになる
          • 継続…周りにおすすめしたい 

          メリット3 コンテンツが資産になる

          しっかり作ったコンテンツは、継続してユーザー接点を持ってくれます。サイトにとってコンテンツは大きな資産になりえます。

          コンテンツマーケティングのメリット、自然な情報発信 コンテンツマーケティングのメリット、売上につながる コンテンツマーケティングのメリット、コンテンツが資産になる

           

          コンテンツマーケティングを実行する5つのステップ

          コンテンツマーケティングを実行するにあたって、5つのステップがあります。それぞれの内容を確認しておきましょう。

          1. コンテンツマーケティングの体制を作る

          目的に合わせて、予算をどのくらいかけるのか、どのようなメンバーで体制構築するのかを決めます。

          2.コンテンツマーケティングの戦略を立てる

          ターゲットユーザーや競合状況を把握しながら、戦略を考えていきます。

          3.コンテンツマーケティングを戦術に落とし込む

          コンテンツマーケティングを戦術に落とし込むフェーズです。KGI、KPIを適切に設定する、コンテンツごとの集客導線を考える、サイト流入後の内部導線を考えるといったことが考えられます。

          4.魅力的なコンテンツを継続的に作る

          企画を立てて、有益で魅力的なコンテンツを作っていきましょう。継続して定期的にコンテンツ配信できることが理想です。

          5.効果測定と改善を繰り返す

          記事の反応はどうだったのか、新たな顧客からのアプローチはあったのか、問い合わせや資料ダウンロードはどのくらいになったのか、しっかりと分析して改善につなげましょう。

          コンテンツマーケティング5つのステップ

          うまくいくパターン、うまくいかないパターン

          コンテンツマーケティングは、成果を出すには時間がかかることが前提です。コンテンツマーケティングのうまくいくパターンおよびうまくいかないパターンを見ていきます。

          うまくいかないパターン

          担当者は、周りから口を出されたくないと思っている状況です。 上司はすぐに成果出してほしいと、短期的な思考になっています。現場は、コンテンツマーケティングの取り組みを理解しておらず、「何かやってるみたいだね」といった漠然とした反応になっています。

          これでは、いいコンテンツを作るために時間をかけることができず、早急に成果を求められるため、継続することすら危うい状態になります。

          うまくいくパターン

          担当者は、「今はこういう数字になってます!」と報告できる状態。そのためには、 上司からの「時間かかるけどいいものを作ろう!」といった声かけが重要になります。また、 現場からは「記事読んだよー」と感想をくれるだけではなく、「こういうネタはどう?」と積極的に提案してくれている状態です。

          コンテンツマーケティングへの理解があるため、チームが1つになって、コンテンツ作りに取り組むことができるでしょう。

          コンテンツマーケティング、成功パターン、失敗パターン

          成功につなげるために愛と情熱を持とう

          人の心を動かすコンテンツを作るには、その作り手自身が強い熱意を抱いていなければなりません。コンテンツマーケティングに、愛と情熱を持って取り組み、成功につなげていってください。

          コンテンツマーケティングを成功につなげる

           

          コンテンツ制作やオウンドメディア運用について詳しく知りたい方はこちら

          【図解】コンテンツマーケティングとは?メリットや運用方法を解説ナイル株式会社 - ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

          【図解】オウンドメディアとは?基礎から作り方までわかりやすく解説

          オウンドメディアとは、ユーザー接点やブランディングなどを目的に、自社で管理するメディアのこと。

          オウンドメディアはしっかり目的を設定して運用すれば、売上貢献にもつながります。そのために、オウンドメディアの概要や作り方、成功パターン、失敗パターンを把握しないといけません。

          しかし、オウンドメディアについて把握するのはなかなか難しいと思いますので、ざっくり概要がつかめるように、図解10点だけで解説していきます!

          この記事のポイント

          • オウンドメディアとは、企業が自社で運営するメディアのこと
          • オウンドメディアで有益なコンテンツを提供することでユーザー接点が生まれる
          • オウンドメディアを作り方は、まずは目的設定をしっかり行うことが重要
          オウンドメディアとは オウンドメディアはトリプルメディア広告の価値が薄れたためオウンドメディアが注目 オウンドメディアのメリット オウンドメディアの作り方・はじめ方 オウンドメディアのコンテンツの作り方 オウンドメディアの成功・失敗 オウンドメディアの成功パターン・失敗パターン オウンドメディアの運営ワクワクしてる? オウンドメディアを楽しむ

          コンテンツ制作やオウンドメディア運用について詳しく知りたい方はこちら

           

          オウンドメディアのざっくり概要を図解だけで解説しましたが、ここからはそれぞれの項目を、テキストでも補足していきます。

          オウンドメディアとは?

          オウンドメディアとは、企業が自社で運営するメディアのこと。広い意味だと、コーポレートサイト、パンフレット、カタログなども含まれます。

          オウンドメディアはトリプルメディアのうちの1つ

          オウンドメディアはトリプルメディアのうちの1つです。トリプルメディアとは、「オウンドメディア」「ペイドメディア」「アーンドメディア」のことを指し、マーケティング活動でのユーザーへの接触手段を大きく3つに分けたものです。

          • オウンドメディア(Owned Media)=自社で管理するメディアのこと 例:Webメディア、コーポレートサイトなど
          • アーンドメディア(Earned Media)=個人が発信するメディア 例:Twitter、Instagram、個人ブログなど
          • ペイドメディア(Paid Media)=費用を払って出稿するメディア 例:リスティング広告、テレビCMなど

          なぜオウンドメディアが必要なの?

          情報があふれている中で、従来の広告のように一方的な情報発信では、ユーザーの反応が弱くなっています。商品・サービスの内容を知らせるだけでは、本当に届けたい人に届かない状況があります。

          そこで、オウンドメディアに注目が集まりました。オウンドメディアを通して、ユーザーが知りたい有益なコンテンツを提供することで、ユーザー接点が生まれることにつながります。

          オウンドメディア 3つのメリット

          オウンドメディアには、集客、ブランディング、売上向上の3つのメリットがありますので、それぞれ確認していきましょう。

          集客

          企業が情報発信することで、幅広いユーザーとの接点が生まれる可能性があります。

          ブランディング

          質の高いコンテンツを継続して公開すると、「こんなにいいコンテンツを提供してくれるなんて」という印象をユーザーに与えることができます。企業ブランディングにつながる可能性があるでしょう。

          売上向上

          オウンドメディアの流入から、問い合わせや購入への導線をしっかり設計することで、「そのうち客」を「今すぐ客」にできる可能性があります。

          オウンドメディアの作り方・はじめ方

          オウンドメディアの作り方・はじめ方を6つのステップで確認してみましょう。

          目的設定

          「新規顧客の開拓」や「リピーター客の増加」など自社の課題を解決できるものにしましょう。

          ペルソナ設定

          誰に向けて情報を発信するのか、ペルソナ(ターゲット)を設定します。

          カスタマージャーニー設計

          顧客の行動や思考、感情といったプロセスを可視化します。

          集客チャネル設計

          検索エンジンやSNSなど、ターゲットの行動を踏まえて適切なチャネルを選びましょう。

          コンセプト設計

          自社の強み・弱みなどからコンセプトを設計することで、オウンドメディアの統一感が生まれます。

          コンテンツ方針設計

          コンテンツの具体的な内容を考えて方針を設計しましょう。

          オウンドメディアにおけるコンテンツの作り方

          オウンドメディアはコンテンツ力が必要になります。簡単にはなりますが、オウンドメディアにおけるコンテンツの作り方を把握しておきましょう。

          1. 企画を立てる

          どんな企画にするのか、何を伝えたいのかを明確にします。

          2. 執筆する

          企画を立てたら、執筆に移ります。専門的なテーマでも、誰もが理解できる内容にすることを意識しましょう。

          3. 見せ方を工夫する

          読みやすくするため、見せ方を工夫します。写真やイラスト、図版を用いるといいでしょう。

          4. 読み直す(推敲、校正、校閲)

          執筆して見せ方を工夫したら、原稿の言葉遣いや表現方法など充分に推敲します。

          コンテンツは作って終わりはNG!!

          各記事の役割を明確にして分析をしながら、次のコンテンツの企画に役立てましょう。

          オウンドメディアの成功パターン、失敗パターン

          オウンドメディアには、成功パターンと失敗パターンがあります。

          成功パターン

          1. 目的が明確になっている
          2. 運営体制が整っている
          3. 社内理解がある
          4. 短期間で結果を求めない
          5. コンテンツ制作力がある
          6. ユーザーメリットを考えている
          7. ユーザーがたどり着きやすい

          失敗パターン

          1. 目的がよくわからない
          2. 運営体制が整っていない
          3. 社内理解がまったくない
          4. 短期間で結果を求めてしまう
          5. コンテンツ制作力がない
          6. ユーザーメリットを考えていない
          7. ユーザーがたどり着かない

          コンテンツ制作やオウンドメディア運用について詳しく知りたい方はこちら

          【図解】オウンドメディアとは?基礎から作り方までわかりやすく解説ナイル株式会社 - ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

          SEOライティングの基礎知識!成果につながる8つのコツ

          SEOライティングにはセオリーがあります。ただし、セオリーがあるだけに、似通ったコンテンツが検索上位に並ぶ現象が起こります。果たしてユーザーにとって、同じような記事が検索結果に並んでいる状況は、有益なのでしょうか?

          今回の記事では、SEOライティングの基礎知識を踏まえながら、もう一歩踏み込んだSEOライティングの形を突き詰めてみたいと思います。

          この記事のポイント

          • SEOライティングとは、SEO(検索エンジン最適化)を踏まえた文章の書き方
          • SEOライティングの3つの心構え「ユーザーに向き合う」「オリジナル要素を入れる」「目的をしっかり把握する」
          • SEOの成果につながる8つのコツについて解説する

          1章:SEOライティングとは?

          まずは言葉の定義から。SEOライティングとは、SEO(検索エンジン最適化)を踏まえた文章の書き方です。SEOライティングの目的は、Googleといった検索エンジンで上位表示を目指すことになります。SEOライティングは、「ユーザー」および「検索エンジン」を意識して書くことが求められます。

           SEOライティングのざっくりとした流れを確認しておくと、

          • 検索ニーズがあるキーワードを選ぶ
          • キーワードをもとにして、ユーザーの検索意図を考えながら記事を書く

          となります。

           

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          2章:【心構え】SEOライティングに取り組む前に

          SEOライティングに取り組む前に、心掛けておきたいことが3つありますので、それぞれ解説していきましょう。

          ユーザーに向き合う

          SEOライティングは、「ユーザー」および「検索エンジン」を意識して書くことが求められます。ただし、前述したように検索結果で上位表示させることが、SEOライティングの目的ですから、どうしても検索エンジンを攻略しようと考えてしまいがちです。かつて常識と思われていたSEOライティングのセオリーがあります。

          • 記事の文字数は多ければ多いほどいい
          • キーワードは記事内に含めれば含めるほどいい
          • 検索上位の記事要素を網羅するだけでいい

          これらはすべて、検索エンジンを意識した思考です。文字数が多ければいいのではなくて、あるテーマを説明する上で、最適な文字数になっているかを考えるべきです。対策キーワードを軸にして記事を作るわけですから、ユーザーへ説明しようするだけで、自然と対策キーワードが入ってきます。検索上位の記事に含まれていない要素でも、ユーザーにとって必要だと思うなら、盛り込めばいいのです。

          向き合うべきはユーザーです。作ろうとしている記事が、ユーザーが求めている情報になっているのかを強く意識しないといけません。もちろん検索エンジンは、人が読んで満足するのはどういった記事かを完璧に判断することはできません。そのため、検索エンジンを意識した工夫は必要になります。それでも、検索エンジンは日々進化し、ユーザーニーズをくみ取ろうとしています。記事を作る上では、シンプルにユーザーが満足するかを軸に置くことをおすすめします。

          オリジナル要素を入れる

           SEOライティングは、どうしても似通った内容になりがちです。そこで、強く推奨したいのが、オリジナル要素を入れることです。オリジナル要素を入れる方法は、大きく2つあります。

          • インタビューをして書く
          • 体験したことを書く

          インタビューによって専門的な知見を得ることで、記事の内容に厚みが出ます。インタビュー相手は、専門家だけではなく、企業内で知見を持っている人や、企業の商品サービスを利用しているお客様も該当します。インタビューによって、ほかでは読めないオリジナル記事を作ることができます。

           

          そしてGoogleは、E-A-Tをコンテンツの質を評価する上で重視しています。E-A-Tとは、Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)の頭文字を取った言葉です。インタビューをして書くことは、E-A-Tの観点からも有益で、検索エンジンの評価につながる可能性があります。

          E-A-Tとは?コンテンツのE-A-Tを高める考え方

          また、体験したことを書くことも、オリジナル要素になります。例えば、「◯◯の使い方」「◯◯の作り方」といった記事の場合は、実際にやってみることで、具体性のある内容になります。かゆいところに手が届く記述ができるので、読み手の満足度も上がるでしょう。

          目的をしっかり把握する

          SEOライティングでは、書く上で把握しておきたいことがあります。

          • どんなサイトに掲載されるのか?
          • どんな目的があるのか?
          • ターゲットは誰か?
          • 読んだ後にどうなってほしいのか?

          上位表示を狙うべき対策キーワードは、記事の目的やターゲットの属性などを踏まえて選定されています。これらの大前提を理解していないと、SEOライティングで目的を達成するのが難しくなるでしょう。

          ナイルでは「要件シート」と呼ばれるもので、サイト情報をまとめています。

           

          また、各記事の「記事テーマ」「検索キーワード」「記事概要」「記事作成の目的」「想定される言及項目」「文字数」をライティング前に固めておきます。

           

          要件シートは、SEOライティングの土台となるもの。この土台がしっかりしていればいるほど、ライティングに移ったときにも、方向性がぶれずに書き進めることができるのです。仕上がった原稿が、目的に沿っているのか、全体の流れは合っているのか、チェックする際にも使えます。要件シートは、SEOコンテンツを作る上で羅針盤の役割を果たしてくれるのです。

          3章:SEOライティングで成果につなげる8つのコツ

          ここからは、SEOライティングにおいて、成果につなげるための8つのコツをまとめていきます。最低限守っておきたいことばかりですので、しっかりとライティング時に対応していきましょう。

          1 検索ユーザーへの答えになっている

          検索から記事にたどり着いたユーザーにとって、納得できる答えになっているかを意識してライティングしましょう。また、ユーザーが知りたい情報は、結論ファーストでなるべく早めに出すように構成すべきです。

          例えば「●●と××の違い」という記事があったとしたら、前半で「●●とは?」「××とは?」といった情報が延々と書かれていたら、ユーザーが離脱する可能性が高まります。検索したユーザーが知りたいのは、「●●と××の違い」ですので、答えになる要素は、記事の前半に出してあげることが望ましいでしょう。

           2 タイトルのつけ方

          タイトルは、短い文字数で内容を伝えて、クリックしてもらえるような魅力的なものにする必要があります。タイトルのなるべく左側に、対策キーワードを入れるように心掛けましょう。ユーザーに向けてだけではなく、タイトルタグを指定することで、検索エンジンにも記事の内容を伝えることができます。タイトルタグとは、コンテンツのタイトルを指定するためのHTMLタグのことで、検索結果画面に表示されます。

          例えば、「SEOに効果的なタイトルのつけ方」といったタイトルをタグ付けしてHTMLに記述する際は、headタグの中に以下のソースを入れます。

          <title>SEOに効果的なタイトルのつけ方</title>

          なお、タイトルタグの内容がすべて検索結果上に表示されるわけではなく、Googleの場合は32文字前後が表示されることになります(PCの場合)。長文のタイトルをつけると途中で文章が途切れ、「…」と表示されますので、注意しましょう。

          3 ディスクリプションの作り方

          ディスクリプションは、検索結果に表示されるコンテンツの概要テキストになります。ディスクリプションは、PCで表示されるスマートフォンだと表示される文字数が少なくなるため、モバイルファーストで考えるなら、ディスクリプションの前半で要点を入れるなど工夫が必要です。

          SEOには直接的な効果はありませんが、クリック率を高めることを目的にして、記事の内容がしっかり伝わるように作成してください。

           4 見出しのつけ方

          記事内の見出しは、ユーザーの読みやすさを上げるとともに、検索エンジンにも記事の構造を伝えることになります。検索エンジンは、どれが見出しなのかは単純にはわかりません。そのため、hタグを活用することで、検索エンジンに記事の階層構造を認識してもらうようにします。

          基本的に、大見出し(h1)は1記事あたり1つで、見出し(h2)は大見出しの下、小見出し(h3)は見出しの下に入れるようにします。

          5 箇条書きを正しく使う

           箇条書きを使用することで、ユーザーはすぐに要点を把握できるようになります。要点だけを知りたいユーザーにとっては、文章で長々と説明するよりも、箇条書きで簡潔にまとめるほうが伝わりやすくなるでしょう。

          箇条書きを表すタグは、<ol>や<ul>です。これらのタグを使うことで、箇条書きがどの部分になるのか検索エンジンが把握できるようになります。

          6 ビジュアル要素を入れる

          テキストばかりが続く記事になると、どうしても最後まで読むのがつらくなりますので、ビジュアル要素を随所に入れることをおすすめします。写真、イラスト、図版、表組みを入れたり、要点を太字にしたりすることで、読みやすい記事に仕上げるようにしましょう。

          7 代名詞を多用しない

          「あれ」「これ」といった代名詞を多用してしまうと、前後の文脈を踏まえないといけないので、読み手に迷いが生じやすくなります。代名詞は極力使用せず、を使って執筆するようにしましょう。

          8 冗長にならないようにする

          文字数を増やそうとしすぎて、記事全体が冗長にならないように気をつけましょう。対策キーワードと関連性が低い内容で文字数を増やしても、検索エンジン対策にはなりません。文字数稼ぎのライティングは、ユーザーが離脱する可能性が高まるだけで、メリットがないと考えるべきです。

          SEOライティングの正解がない時代へ

          SEOライティングは、検索エンジンの対策だけをしていれば、成果につながった時代がありましたが、今はユーザーメリットを考えない記事は、淘汰されています。SEOライティングのこれまでのセオリーが通じなくなったことで、正解がない時代に突入したといえます。どのような内容だとユーザーメリットがあるのか、試行錯誤をしながら、ユニークな記事を作っていきましょう。

          SEOライティング 12のチェックリスト

          • タイトル

            □対策キーワードが入っているか

            □ユーザーがクリックしたくなるか

            □32文字前後になっているか

          • ディスクリプション

            □対策キーワードが散りばめられているか

            □記事内容を的確に表しているか

            □110文字以内になっているか(PCの場合)

          • 本文

            □検索ユーザーの答えになっているか

            □見出しはh1、h2、h3タグを正しく使えているか

            □箇条書きを正しく使えているか

            □ビジュアル要素は入っているか

            □代名詞を多用していないか

            □冗長になっていないか

           

           

           

          SEOライティングの基礎知識!成果につながる8つのコツナイル株式会社 - ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

          関連キーワードとは?調べ方やSEO効果を高める方法を解説

          関連キーワードとは、検索されたメインキーワードに関連するキーワードのこと。Googleの検索結果の下部に表示されます。メインキーワードに対してほかユーザーがよく検索するキーワードになるため、ユーザーの検索意図を把握する上でも役立ちます。

          ここでは、関連キーワードの概要や調べ方のほか、サジェストキーワードとの違い、SEOのポイントなどについて解説します。

          この記事のポイント

          • 関連キーワードは検索したメインキーワードに関連するキーワードのこと
          • 関連キーワードはSEO対策やコンテンツ作りのヒントとして活用できる
          • 意外な関連キーワードから、作るべきコンテンツのヒントを得ることができる

          関連キーワードとは

          関連キーワードとは、検索エンジンで検索したキーワードに関連する、もしくは連想されるキーワードのことを指します。入力した検索キーワードの同義語や類義語まで含むため、キーワードの検索ニーズを知る際の手がかりとすることができます。

          具体的には「SEO対策」で検索すると、Googleの検索結果下部に「SEO対策に関連する検索キーワード」という項目が表示され、「SEO対策 費用」「SEO対策 効果」など10項目の関連キーワードが表示されます。

          ■関連キーワード

           

           

          ここに表示された関連キーワードは、ユーザーがよく検索しているキーワードになるため、SEO対策やコンテンツ作りのヒントとして活用することが可能です。

           

          関連キーワードの仕組み

          関連キーワードは、Googleのアルゴリズムによって自動的に表示される仕組みになっています。過去に検索されたキーワードやその検索頻度、参考にしたサイトなど、Web上のさまざまな情報が反映されます。関連キーワードは、そのため、検索するデバイスや場所などの影響は受けないとされています。

          また、Web上のさまざまな情報を反映するので、トレンドが影響することで検索したキーワードを含まない関連キーワードが表示されることもあります。

          関連キーワードの調べ方・ツール紹介

          SEO対策にも役立つ関連キーワードは、どのようにして調べるとよいのでしょうか。いくつかの調べ方およびツールを紹介していきましょう。

          Googleの「関連する検索キーワード」をチェックする

          最も一般的な調べ方は、Googleの検索結果下部に表示される「関連する検索キーワード」をチェックすることです。調査したいメインキーワードを検索すると、下部に10項目の関連キーワードが表示されます。

          キーワードプランナーで検索ボリュームを確認する

          関連キーワードの検索ボリュームを調査する場合は、Googleが提供する「キーワードプランナー」を使うことをおすすめします。キーワードプランナーは、GoogleのWeb広告の運用ツールになります。

          キーワードプランナーの「検索のボリュームと予測のデータを確認する」という画面に、Googleの検索結果下部に表示された関連キーワードを入力すると、検索ボリュームが表示されます。

          関連キーワードの専用ツールを使う

          関連キーワードを取得するための無料の専用ツールも多数提供されています。ラッコキーワード」や「Keyword Tool」「Kouho」といったツールが使いやすいでしょう。これらのツールは、Googleだけでなく、BingやYahoo!など他の検索エンジンの関連キーワードが調査できるため、より広い視点から関連キーワードを調査することができます。

          サジェストキーワードとの違い

          関連キーワードとよく似た言葉に「サジェストキーワード」があります。サジェストキーワードとは、検索窓にキーワードを入力すると下に羅列されるキーワード候補のことを指します。

          ■サジェストキーワード

          サジェストキーワードは、入力した検索キーワードや他ユーザーが検索しているキーワード、過去に行った関連する検索などが反映されます。Googleアカウントにログインしており、「ウェブとアプリのアクティビティ」を有効にしている場合、上記の情報が反映されるとされています。

           

           

          サジェストキーワードは、過去の自分の検索傾向が反映されるため、検索するタイミングでサジェストキーワードが変化する可能性があります。他ユーザーが検索しているキーワードには、検索を利用している地域で人気を集めている急上昇ワード検索が含まれるため、1日を通して変化するとされています。これらの条件から、人によって表示されるサジェストキーワードの内容はそれぞれ異なります。


          Googleサジェストとは?表示される仕組みとSEOへの活用 - ナイル株式会社 - ナイルのSEO相談室

          関連キーワードからSEO効果を高める方法

          関連キーワードを活用してコンテンツを作成すると、どのようなSEO効果が見込めるのでしょうか。関連キーワードからSEO効果を高める方法を見ていきましょう。

          関連キーワードを参考にしたキーワードの広げ方

          関連キーワードは、検索ニーズを知る際の手がかりになります。キーワード調査の際には、どのような検索ニーズがあるかを深堀りしていきますが、関連キーワードおよび検索ボリュームを把握することで、該当するキーワードでユーザーは何を知りたいのかが見えてきます。

          また、意外な関連キーワードから、作るべきコンテンツのヒントを得ることができます。たとえ検索ボリュームが少なくても、検索意図が明確であれば、意欲の高いユーザーの流入が見込めるので、コンバージョンにつながる可能性もあるでしょう。

          例えば、「ファッション」を検索したときの関連キーワードを確認してみましょう。

          関連キーワードから、「メンズ」「「レディース」からは性別ごとのニーズ、「40代」「20代」からは年代別のニーズがあることが見えてきます。

          それぞれ検索ボリュームを調べながら、コンテンツを作るべきキーワードを絞っていきます。

          注目したいのは「ファッション 40代」「ファッション 20代」です。ここから「ファッション 30代」「ファッション 10代」「ファッション 50代」といったキーワードボリュームを調べてみることで、キーワードの幅が広がっていきます。

          関連キーワードを参考にしたコンテンツの作り方

          関連キーワードを参考にしたコンテンツ作りとしては、1記事で1キーワードをしっかり作るほかに、1記事で複数の関連キーワードを網羅した方法があります。

          先ほどの「ファッション」の例で見ると、下記のような方向性が考えられるでしょう。

          • 1記事=1キーワードをしっかり解説 40代のファッションに関するコンテンツ
          • 1記事=複数の関連キーワードを網羅 10~50代の年代別ファッションに関するコンテンツ 

          関連キーワードをコンテンツに含めながら、ユーザーにとって分かりやすい良質なコンテンツを丁寧に作りましょう。

          関連キーワードでSEO効果を最大化しよう

          関連キーワードはユーザーの検索意図を把握する上で重要なヒントになります。コンテンツを作成する際は、メインキーワードだけでなく関連キーワードにも目を向けて、ユーザーのニーズを満たす良質なコンテンツに仕上げましょう。その積み重ねが、やがてSEO効果を最大限に引き出すことにつながるはずです。

          関連キーワードとは?調べ方やSEO効果を高める方法を解説ナイル株式会社 - ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

          CPMとは?メリットとデメリット、CPC・eCPMとの違いを解説

          CPMとは、Web広告の表示1,000回あたりの広告費のことを指し、インプレッション単価とも呼ばれます。何度クリックされても広告費が変わらず、クリック率が高ければ高いほど費用対効果が向上するというメリットがあります。一方、広告を見られずクリックされなくても広告費が発生する点には注意が必要です。ここでは、CPMの特徴やメリット、デメリット、CPCやeCPMとの違いについて解説します。

          この記事のポイント

          • CPMはWeb広告の表示1,000回あたりの広告費
          • CPCは広告1クリックあたりの広告費、eCPMはCPM課金に置き換えた場合の費用対効果を測る指標のこと
          • 目的や費用対効果に応じてCPMとCPCを使い分けることが大切

          CPMとは

           

          CPMとは「Cost Per Mille」の頭文字をとった言葉で、Web広告の表示1,000回あたりの広告費のことを指します。Milleはラテン語で1,000を意味する言葉で、Web広告の表示回数はインプレッションとも呼ばれるため、インプレッション単価と訳されることが多いです。Web広告のCPM課金では、ページ上にWeb広告が表示された回数に応じて広告費が算出されます。CPMの費用対効果を算出するための計算式は以下になります。

           

          CPM=広告表示のための総コスト÷表示回数×1,000

           

          例えば、20万円の広告費で20万回のインプレッションがあった場合と、20万円の広告費で40万回のインプレッションがあった場合では、CPMの金額は以下のようになります。

           

          CPM=200,000円÷200,000回×1,000=1,000円

          CPM=200,000円÷400,000回×1,000=500円

           

          このように、インプレッションが多いほどCPMのコストは下がることになります。なお、掲載媒体や広告内容によって異なりますが、CPMの相場は10~500円程度となっています。CPMはインプレッションに応じて広告費が発生するため、クリックされたかどうかは費用に影響を与えません。

          CPMとCPCとの違い

          CPMとよく似た言葉にCPCがあります。CPCとは「Cost Per Click」の頭文字をとった言葉で、Web広告の1クリックあたりの広告費、つまりクリック単価のことを指します。CPM課金はインプレッションをベースに広告費が発生しますが、CPC課金は何回Web広告が表示されたかは関係なく、1クリックごとに広告費が発生します。CPCの計算式は以下になります。

           

          CPC=広告費÷広告で発生したクリック数

           

          例えば、20万円の広告費で1,000回のクリックがあった場合と、20万円の広告費で2,000回のクリックがあった場合では、CPCの金額は以下のようになります。

           

          CPC=200,000円÷1,000回=200円

          CPC=200,000円÷2,000回=100円

           

          このように、クリック数が多ければ多いほどCPCのコストが下がることになります。CPC課金のWeb広告では、クリック率を上げることはもちろんのこと、その後のコンバージョン率も高めることで費用対効果をさらに向上させることができます。

           

          CPMとCPCはどちらもWeb広告の課金形態を表す言葉ですが、CPMがインプレッション、CPCがクリックと広告費の算出方法が異なる点を覚えておきましょう。

           

          CPMとeCPMとの違い

          CPMとCPCはそれぞれ指標が異なるため、どちらのWeb広告の方が費用対効果に優れているかが一見しただけでは分かりません。そこで、費用対効果を測るための指標であるeCPMを使用します。eCPMのeは「effective(事実上の)」という意味で、CPC課金などCPM課金ではない広告形態をCPM課金に置き換えた際の広告費として算出することができます。具体的には、以下の計算式で算出します。

           

          eCPM=広告費÷実際に広告が表示された回数×1,000

           

          例えばCPC課金で、広告費が20万円で実際に広告が表示された回数が20万回、広告で発生したクリック数が1,000回だったとします。その場合、eCPMとCPCは以下のようになります。

           

          eCPM=200,000円÷200,000回×1,000=1,000円

          CPC=200,000円÷1,000回=200円

           

          このWeb広告のケースの場合、CPCの方がeCPMよりコストを抑えられているため、CPC課金を選択したほうがいいと考えられます。このように、eCPMを計算することで広告の費用対効果を比較し、課金形態を最適化することができるのです。

          CPMのメリット

          インプレッションに応じて広告費が発生するCPMには、どのようなメリットがあるのか、確認しておきましょう。

          何度クリックされても広告費が変わらない

          CPMはあくまでインプレッションに応じて広告費が発生するので、何度Web広告がクリックされても広告費は変わりません。CPCだと想定以上にクリックされることで、広告費が跳ね上がってしまう可能性がありますが、CPMは広告費を一定に抑えてコントロールしやすいというメリットもあります。

          クリック率が高いとクリック単価が割安になる

          CPMの広告費はクリック数の影響を受けないので、同じ表示回数でもクリック率が高ければ高いほどクリック単価が割安になり、お得というメリットがあります。例えば、CPC課金でクリック率が高かったWeb広告をCPM課金で出稿すると、広告費を抑えながら費用対効果を高めることができるかもしれません。

          CPMのデメリット

          一方、CPMにはデメリットも存在します。その内容を具体的に見ていきましょう。

          広告が見られていなくても広告費が発生する

          Web広告が表示された時点で広告費が算出されるため、そのWeb広告をユーザーが一切見ていなかったとしても広告費が発生してしまうのはデメリットです。

          例えば、ページの最下部の枠にWeb広告が表示され、ユーザーがページのファーストビューのみを閲覧して離脱したとします。この場合でも広告は1回表示されたとカウントされるので、広告費が発生します。

          費用対効果が悪くなるリスクがある

          CPMはインプレッションで広告費が発生するので、顧客になる見込みの低い人にWeb広告が表示されても広告費が発生してしまいます。また、Web広告が表示されたとしても必ずクリックされるとは限らず、LPなど自社サイトへの流入が担保されるわけではないので、場合によっては費用対効果が悪くなってしまうことがあります。

          CPMとCPCどちらがいいのか

          インプレッションがベースのCPMとクリックがベースのCPC、Web広告ではどちらの課金形態を選ぶべきなのでしょうか。これは一概にどちらがいいとは言えず、目的や費用対効果によって選び分けることが重要になります。CPMやCPCといった課金形態を選ぶ際のポイントを紹介します。

          目的から選ぶ

          Web広告を配信する目的から課金形態を選びます。

          ユーザーの認知度を高めたいという目的がある場合は、広告の表示回数を指標にできるCPM課金が向いています。例えば、新商品や新サービスを発売した時や、認知度の低さが課題になっている場合などは、CPM課金でWeb広告がより多くのユーザーの目に触れる状態にするといいでしょう。

           

          一方、コンバージョンを重視する場合はCPC課金を選び、クリック率やLPのコンバージョン率を高める施策に注力することで効果を高めることができます。ただし、スマートフォンはWeb広告の誤クリックが多くなる傾向があるため、コンバージョン率が悪い場合はCPM課金に切り替えてテストしてみるといいかもしれません。

           

          費用対効果から選ぶ

           

          CPMとCPCの費用対効果を比較して、より効果の高い課金形態を選ぶこともおすすめです。この場合、CPMが1,000インプレッションごとに課金されるため、クリック率0.1%を超えるかどうかを基準に判断しましょう。同じ広告費でクリック率が0.1%以上の場合は、CPM課金の方が費用対効果はよくなります。逆に、クリック率が0.1%以下の場合は、CPC課金の方が費用対効果は上になります。

           

          CPMを理解してWeb広告を最適化しよう

          CPMとCPCはメリットが異なるので、それぞれを理解してどちらの課金形態が費用対効果に優れているかをチェックしてみてください。そして、目的や費用対効果に応じて課金形態を選択して、Web広告を最適化しましょう。

          CPMとは?メリットとデメリット、CPC・eCPMとの違いを解説ナイル株式会社 - ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

          共起語とは?SEO効果はあるの?コンテンツ作りでの注意点を解説

          共起語とは、ある特定のキーワードと一緒に使われる機会が多い言葉のことを指します。共起語から、ユーザーの検索意図を把握することにつながる可能性があります。ただし、共起語をコンテンツに盛り込みすぎると、質が下がりSEOの評価も低下してしまう恐れがあるので注意が必要です。

          ここでは、共起語の特徴やSEO効果、注意点などについて解説します。

          この記事のポイント

          • 共起語はある特定のキーワードと一緒に使われる機会が多い言葉のこと
          • 共起語を調べることでユーザーが欲しい情報のヒントになる
          • 無理に共起語をコンテンツに盛り込みすぎるとスパム判定される可能性があるので注意

          共起語とは

          共起語とは、ある特定のキーワードと一緒に使われる機会が多い言葉のことです。

          例えば「SEO」というキーワードであれば、「検索」「対策」「キーワード」「Google」「コンテンツ」「順位」といった言葉が共起語となります。他にも「パソコン」というキーワードであれば、「価格」「性能」「故障」「修理」といった言葉が共起語として挙げられるでしょう。

          検索結果の上位のページで、あるキーワードと一緒に使用されることが多い単語と言い換えてもいいでしょう。

           

          共起語分析ツール

           

          共起語を分析できるツールでおすすめなのは、「共起語検索」になります。検索ワードを入力するだけで、共起語として認識されていると思われるワードを抽出してくれます。

          共起語検索

           

          共起語、関連キーワード、サジェストキーワードの違い

           

          共起語といったときに、混乱するのが、サジェストキーワードや関連キーワードとの違いではないでしょうか?この3つの違いを確認しておきましょう。

          • サジェストキーワード=検索エンジンにキーワードを入力した際、「候補」として表示されるキーワードのこと
          • 関連キーワード=あるキーワードを検索したときに、検索結果ページの下部に表示される10個のキーワードのこと

          たとえば、検索エンジンで「SEO」をキーワード検索した場合を見てみましょう。

           

          関連キーワード

          サジェストキーワード

          サジェストキーワード

          共起語は検索上位にあるページがどのようなキーワードを内包しているかを示しています。一方、サジェストキーワードや関連キーワードは、ユーザーの検索意図が反映された言葉と考えていいでしょう。

           

          共起語にSEO効果はある?

          共起語には、SEO効果はあるのでしょうか。結論からいうと、昔に比べると共起語の重要性が下がっていると考えられます。

           

          初期の検索エンジンは、テキストの分析能力が低かったため、共起語が活用されていた時代がありました。SEOコンテンツを作るうえでも、共起語を盛り込むことが大事でした。それが検索エンジンが進化したことで、共起語は重視されなくなっています。

           

          共起語からのコンテンツ作りは推奨できない

          共起語をベースにしたコンテンツ作りは、推奨できません。共起語は、ユーザーニーズのヒントにはなるかもしれませんが、あくまで検索上位にあるコンテンツに含まれているキーワードになります。共起語が含まれているからといって、検索順位が上がるわけではありません。

           

          SEOコンテンツは、検索ユーザーの満足度がどうすれば高まるかを考えて作るべきです。SEOコンテンツを作ったら、結果的に共起語が多数含まれていたくらいの認識でいいでしょう。

           

          共起語から関連リンクを考える

          共起語を活用する方法として、「この記事も合わせて読みたい」といった関連リンクへのアプローチに活かすことはおすすめです。

           

          「SEO」の共起語に「ツール」「Webマーケティング」といった言葉があるとしましょう。その場合、SEOについて書いた記事に対して、SEOツールやWebマーケティングの記事を関連リンクに入れるといった方法が考えられます。

           

          共起語の注意点

          コンテンツ制作において、盲目的に共起語を用いようとしてはいけません。

           

          共起語を意識するあまりに、共起語ばかりを入れて文章を構成してしまっては本末転倒です。そうなると、文章として非常に読みにくいものになってしまいますし、本来ユーザーが知りたいと思っている情報がぼやけてしまうケースも少なくありません。

           

          共起語は、あくまでもユーザーの知りたいを助けるために用いるべきものであり、共起語を目的にコンテンツを作成するようなことになってしまってはいけません。

           

          上質なコンテンツを作成しよう

          検索順位の上位を目指していくためには、ユーザー心理を理解することが必要不可欠です。そのために共起語を一つのヒントとしながら、ぜひ上質なコンテンツ作りを目指してください。

          共起語とは?SEO効果はあるの?コンテンツ作りでの注意点を解説ナイル株式会社 - ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

          Googleのランキング要素にPassage Indexingが導入。ページの特定部分での評価が可能に

          ページ内の一部分だけを対象に、検索ランキングに反映するPassage Indexing(※)の導入をGoogleが発表しました

          Passage Indexingへの言及があったのは、 2020年10月15日にGoogleが開催したオンラインイベント「Search On 2020」でのこと。

          これはGoogleの検索結果に影響する重要な変更になりますので、できるだけわかりやすく解説していきたいと思います。

          ※後述の通りインデックスのシステムが変わるわけではないため、誤解を招きかねないという点から、名称変更の可能性をGoogleのジョン・ミューラー氏は示しています。

          この記事のポイント

          • ページの一部分だけを対象にして、キーワードとの関連性を評価できるようになる
          • インデックスの変更ではない
          • キーワード全体の7%に影響が出る

          ページの一部分を評価するPassage Indexingとは?

          今回、Googleの新しい技術により、ページの一部分だけを対象にして、キーワードとの関連性を評価できるようになります。

          この機能を、Googleは「Passage Indexing」と呼んでいます。「Passage」とは「一節」を意味しますが、ページ内の「一文」「一段落」といった意味になるでしょう。

          これまでGoogleは、ページ内のすべての内容を対象に、どれくらい検索キーワードと関連するかを評価して、検索結果のランキング付けをしていました。それが、ページ全体だけではなく、ページの一節を対象にして、検索キーワードとの関連性を判断できるようになるのです。

           

          サメ図鑑で例えてみると…

          具体例を挙げたほうがわかりやすいかもしれませんね。

           

          ナイルとしての解釈になりますが、1ページで「ホオジロザメ」を紹介する記事があったとします。一方で、さまざまな種類のサメを図鑑のように紹介するページがあったとしましょう。サメのことならば、ほかのどのページよりも詳しく載っているような記事です。もちろん、このページでは、ホオジロザメについても詳しく書いてあります。なにしろ、図鑑のように多くの種類のサメがしっかりと紹介されているわけですから。

           

          これを「A」「B」に整理して考えてみましょう。

           

          • A:1ページでホオジロザメを紹介する記事
          • B:1ページで複数のサメを紹介するサメ図鑑記事

           

          「ホオジロザメ」でユーザーが検索したとき、これまではページ全体で評価されるため、「B」は評価対象になっていませんでした。つまり、ホオジロザメ以外の情報も多いため、ホオジロザメの情報だけを書いている「A」よりも、場合によっては、相対的に検索ランキングが下がっている可能性があったということです。

           

          Passage Indexingが導入されることで、ページの一部に適した内容があれば、評価される可能性が出てきます。「ホオジロザメ」と検索されて、「A」「B」どちらも評価対象になるというわけです。

           

           

          誤解を招きやすいがインデックスの変更ではない

          Passage Indexingの導入で誤解を招きやすいのが、インデックスの変更ではないかということ。「ページのURLでインデックスして、評価を付ける」ことは、これまでと変わりません。

           

          ここは少し誤解を生じやすいので、さらに噛みくだいて説明しますね。インデックスとは、作成したWebページが検索エンジンのデータベースに登録されること。インデックスされるのはページ全体です。

           

          Passage Indexingの導入でページ内の一部分がインデックスされるというわけではありません。あくまで評価対象の範囲が変わるという変更になります。

           


          インデックスとは?確認方法とSEO上での効果 - ナイル株式会社 - ナイルのSEO相談室

           

          世界的にキーワードの7%に影響を与える

          Googleは、Passage Indexingの導入は、キーワード全体の7%に影響が出るだろうと言及しています。世界で検索されているキーワードの7%ですから、かなり大きな影響があるといえるでしょう。

           

          また、Passage Indexingを導入する時期については、アメリカの英語検索においては、2020年11月予定となっています。いつごろ日本で導入されるかは、今のところは不明です。

           

          【ナイルの見解】ユーザーへの影響とコンテンツ作り方について

          では、日本でPassage Indexingが導入された場合は、どのようなことが起こると考えられるのでしょうか。ユーザーへの影響やコンテンツの作り方について、ナイルの見解をお伝えします。

           

          ユーザーへの影響は?

          まずは、ユーザーへの影響です。これまでは、検索キーワードと関連性が高い内容にもかかわらず、サメ図鑑記事は検索結果に表示されにくい状況でした。

          Passage Indexingの導入によって、サメ図鑑記事も検索キーワードに適していれば、評価されて検索結果に反映されることになります。ユーザーが探している情報にアクセスしやすくなります。つまり、本当の意味で、ユーザーが求めているコンテンツ表示へと一歩近づくと言えるでしょう。

           

          もちろん、正しくアップデートされるという前提ではありますが、ユーザーにとっては、Passage Indexingの導入はメリットしかありません。

           

          コンテンツの作り方はどう変わる?

          コンテンツの作り方はどう変わっていくのでしょうか。

           

          結論としては「基本的には、コンテンツの作り方を変える必要はない」と考えています。もし、一文一文にさまざまなキーワードとの関連性を持たせようとすると、記事に一貫性がなくなってしまいます。

           

          もちろん、検索エンジンが評価しやすいように、さまざまな見出しにキーワードを置けば、評価される可能性はあります。ただ、検索結果で自サイトを上位に入れるために、従来から行われてきた工夫ともいえます。今回の変更で「コンテンツの作り方を劇的に変える必要はない」でしょう。

           

          わかりやすいページを作る」という基本に立ち返ろう

          「結局、何も変わらないってこと?裏技的な話はないの?」。そう思うかもしれませんが、Passage Indexingの導入に備えて、特別な対策をする必要はないと考えています。ただし、コンテンツがより正当に評価される可能性は高まったといえるでしょう。

           

          1ページで書いていようが、網羅した内容の中の1コンテンツとして書いていようが、単純に「検索ユーザーが求めているページ」が検索ランキングに反映されやすくなるはずです。そのため、コンテンツを作る際は、記事がよりわかりやすくなるように、これまで以上に気を配ることが大切です。


          Passage Indexingの導入は、「丁寧にわかりやすいページを作る」という基本に立ち返るよい機会かもしれません。それが実践できれば、Webコンテンツ全体のクオリティ向上にもつながるのではないでしょうか。

           

          記事監修:

          青木 創平(あおき そうへい)

          Googleのランキング要素にPassage Indexingが導入。ページの特定部分での評価が可能にナイル株式会社 - ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

          Shopify(ショッピファイ)とは?機能やメリット・デメリットを解説

          Shopify(ショッピファイ)とは、ECサイトの制作サービスとして世界トップシェアを誇る、カナダで生まれたプラットフォームのことです。シンプルでありながら簡単にECサイトを制作でき、拡張性にも優れているため、誰でも使いやすいプラットフォームとして人気を集めています。
          ここでは、Shopifyの特徴や機能、メリット、デメリットなどについて解説します。

          この記事のポイント

          • Shopifyは世界トップシェアを誇るカナダ発のECサイト制作のプラットフォーム
          • Shopifyはブランド支援をするという思想のもとに設計されている
          • 低コストで導入でき、多言語・多通貨にも対応可能

           

          Shopify(ショッピファイ)とは?

          Shopifyとは、カナダ発のECサイトの開発や運営を支援するプラットフォームのこと。Shopifyを利用すれば、誰でも簡単にAmazonや楽天のような、商品を販売するECサイトを作ることができるようになります。日本での知名度はまだまだ高くはないのですが、世界を見渡せば175ヵ国100万以上のネットショップがShopifyで運営されており、ECサイトの制作サービスとしては世界トップシェアを誇ります。


          Shopifyの導入をおすすめしたいケース

          まずは、Shopifyの導入をおすすめしたいケースを確認しておきましょう。

          • ブランドのECサイト制作を考えている場合
          • 商品サービスに独自性がありブランドの認知度を上げたい場合
          • 可能な限りコストを抑えたい場合
          • ECサイトでSEO対策を考えている場合
          • 越境ECを想定している場合

          上記を踏まえて、Shopifyにどういった特徴があるのか、できるだけわかりやすく解説していきます。

           

          なぜShopifyが選ばれるのか?

          Shopifyは、ブランド支援というシンプルな思想を持っています。
          ある企業のブランドが、ECサイトを展開するとしましょう。Shopifyは、ブランドと消費者がダイレクトにつながることを支援することを考えています。仲介者になるShopifyは、消費者からはほとんど認識されません。

          Shopifyの思想は、Amazonと比較するとわかりやすくなります。Shopifyは、ブランドをあくまで支援する立ち位置で、消費者はブランドのECサイトで買物をしている意識になります。
          一方、Amazonはブランドと消費者の間に入っています。販売はAmazonになり、消費者からすると、Amazonで購入している意識が強くなります。Shopifyに比べると、Amazonはブランド認知につながりづらい構造といえるでしょう。


          Shopify 7つのメリット

          Shopifyにはブランド支援という特徴があり、さまざまなメリットがあります。6つのメリットに絞って解説していきます。

          1. 低コスト

          Shopifyなら、ECサイトを手軽に作成できます。管理画面で設定するだけで、HTMLといった知識が必要なく、サーバーも用意されています。ベーシックプランで月額29ドル、スタンダードプランで79ドルで、初期費用は発生しません。
          Shopifyであれば、まずはECサイトを簡単に構築した上で、そのときの状況に合わせながら機能を拡張していくことができるのです。そのため、無駄なコストを一切出すことなく、極めて低コストでサイト運営をしていけるでしょう。

          2. デザイン性が高い

          プロによる多彩なデザインが公開されており、ECサイトのイメージに合ったデザインを選択することができます。また実際にどのような見た目になるのか、スマホではどのように見えるのかいった変化を確認しながらデザインを選ぶことができるため、「やっぱりこっちのデザインがよかった…」と後悔することもありません。


          3. 配送対応がしっかりしている

          Shopifyは配送の対応が盤石です。ヤマト運輸、佐川急便、日本郵便だけではなく、世界のFedEx、UPS、DHLといった配送会社と提携しています。配送の対応がしっかりしているので、Shopifyを活用すれば簡単に世界中に商品を販売できます。

          4. 拡張性が高い

          Shopifyの基本機能はとてもシンプルですが、拡張機能アプリを使うことで、さまざまな機能を追加することができます。アプリを使ってマーケティングを行ったり、SNSと連動させたり、ほかにも送付状印刷ができたり、かゆいところに手が届くアプリも数多くあります。サイト運営をしていく中で、自分が欲しい機能や目指していきたい方向性が見えてくることがありますが、素早く対応できるのも、Shopifyの大きな魅力です。

           

          5. 豊富な販売チャンネルがある

          ECサイト上の「購入ボタン」だけでなく、さまざまな販売チャンネルを持っているのも、Shopifyの特徴です。FacebookやInstagram、Pinterestと言ったユーザー数の多いSNSとも連携しており、それぞれのチャンネルで商品を販売することも可能。ECサイトでありがちな「待ちの姿勢」ではなく、自ら商品を売りにいくような「攻めの姿勢」でサイト運営をしていくことができるのです。

          6. 海外対応がしやすい

          海外発のサービスであるShopifyは、海外に向けたECサイト構築ができるようになっており、多言語や多通貨への対応、海外発送の手配なども簡単に行うことができます。その一方で、しっかりと日本語対応もされており、日本での公式サポートや、管理画面操作も日本語での対応が可能。海外向けECサイトをつくる際、通常であれば専用のスタッフを配置し、そのための機能も開発していかなければなりませんが、Shopifyであれば海外対応のハードルが低いといえるでしょう。

          7. 便利なストアマネージメント

          Shopifyでは、各種ストアマネージメント機能も充実しています。購入履歴を確認したり、複数の届け先住所を登録したりできます。リピーター獲得にもつなげやすい「会員登録機能」や、連絡先や注文履歴が一目でわかる「顧客プロフィール機能」、スマートフォンで各種操作ができる「公式スマホアプリ」など、ECサイト運営に必要な機能は一通りそろえられています。


          Shopifyのデメリット


          さまざまなメリットを持つShopifyですが、当然のことながらデメリットとなるポイントもないわけではありません。ここからは、Shopifyのデメリットについて紹介していきましょう。

          日本発のサービスではない



          海外に強いのがShopifyのメリットですが、裏を返せば日本への対応はまだまだ完全とは言えないのが現状です。基本的な部分は日本語対応が完了していますが、アプリやデザインストアなども基本的には英語です。英語を見ると拒否反応が出てしまうような人には、操作に少々苦痛を感じてしまうケースもあるでしょう。

          通販システムの選択肢が少ない


          通販システムが非常にシンプルな作りになっているため、定期便や冷蔵・冷凍便といった、選択肢がないのがデメリットになるケースがあります。どのような商品を売るのか、Shopifyの通販システムで問題なく扱うことができるのか、事前にしっかりと確認しておきましょう。

          一定の知識が必要になる


          Shopifyを使えば誰でも簡単にECサイトを作ることができますが、やはりある程度の知識を持っておいたほうが、より良いサイトが作れることは間違いないでしょう。文字のサイズや写真の選定、装飾の仕方など、些細な変化で商品の売れ筋が変わることは珍しいことではありまん。

          ShopifyでのSEO対策について


          Shopifyを使ったECサイト運営において、より大きな効果を出していくためには、SEO対策が必要不可欠です。Shopifyには、標準装備でSEOの基本的な設定ができるようになっていますので、積極的に活用するようにしましょう。

          Shopifyでは、タイトル及びディスクリプションが設定できます。さらに、商品やブログ記事などの各コンテンツのURLや画像のalt属性を設定できますので、基本的なSEO対策が可能になります。人気のコンテンツを一つ作ることができれば、それに応じてサイト全体を活性化させることができるため、多少手間でも一つひとつのコンテンツに対して、SEO対策をしっかりと行うことをおすすめします。

          ShopifyでオリジナルのECサイトを制作してみよう


          Shopifyは、商品サービスに独自性がありブランドの認知度を上げたい場合、選択肢として考えたいプラットフォームです。消費者のニーズを考えながら、Shopifyを活用してオリジナル性のあるECサイトを制作してみてください。

          Shopify(ショッピファイ)とは?機能やメリット・デメリットを解説ナイル株式会社 - ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

          製造業界のWebマーケティングで把握しておきたいこと

          製造業とは、物を作って販売する産業のこと。日本の製造業は、その品質の高さから「ものづくり大国」として確固たるブランドを築いてきましたが、近年は諸外国の低価格高品質な製品が台頭し、日本企業にも変革が迫られています。

          製造業では、既存顧客との関係構築に加えて、新規顧客開拓の重要性が増しているため、これからは、製造業においてもWebマーケティングの価値が高まっていくでしょう。

          ナイルではさまざまな業界のWebマーケティング支援を行っていますが、今回は製造業において、Webマーケティングで把握しておきたいことを解説します。

          この記事のポイント

          • 製品やサービスの購入を検討する場合、参考にする情報源が企業のWebサイト
          • ベネフィットや安心・信頼の醸成に関する情報をWebサイトで提供すべき
          • ナイルが支援する際に気をつけているのが、目的を把握する、3C分析で理解を深める、適切なKPIを設計すること

           

          製造業のWebマーケティングの特徴とは?

          既存顧客との取引を中心にしてきた製造業では、新規開拓をそれほど重視しない傾向がありました。さらに、予算規模が高額な傾向があるため、Webマーケティングだけで新規リードを開拓するのは難しいと思われていました。しかし、実際には、製造業とWebマーケティングの相性はいいと言えます。製造業のWebマーケティングの考え方について、把握していきましょう。

           

          BtoBではWebサイトが重要になる

          製造業はBtoBの産業であり、顧客は企業になります。BtoCと大きく違うのは、製品やサービスの購入を検討する場合、参考にする情報源が企業のWebサイトだということ。

          トライベック・ブランド戦略研究所のデータによると、BtoBの場合、製品・サービスを検討する上で、実に66.6%の割合で企業Webサイトを情報源にしているという結果になっています。

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          ※仕事上の製品・サービスの情報源(2019年)(複数回答)

           

          つまりBtoBにおけるWebサイトは、「営業職や技術職の代わりに顧客対応をする」という役割を果たしているのです。購入の意思決定チャネルが多様で、注力する施策の見極めが難しいBtoCに比べて、BtoBの場合は「Webサイトを作り込むこと」に絞って、取り組みをスタートできます。

           

          製造業の場合はWebサイトでのクロージングは不要

          製造業の場合、Webサイトだけで顧客が発注を決めるケースは稀です。なぜなら、プロジェクト単位の予算が大きく、受発注の前に仕様や要件を決めるプロセスが存在するからです。仕様や要件を策定する、というフローにおいて営業や技術員との話し合いが必ず必要になります。

          ですから、Webサイトだけで、顧客と契約を結ぶクロージングまで考える必要はありません。製造業のWebサイトは「顧客がほしい情報」「社内協議のときに参考になる情報」を提供することを考えるべきです。自社がどういうことをやれるのかを示すことで、「話を聞いてみよう」「資料請求をしてみよう」と、顧客に思ってもらうことが、Webサイトの役割になります。

          Webサイトに訪れた人に対して、「企業ポリシー」「安全へのこだわり」「具体的なサポート内容」「環境に対する取り組み」といったベネフィットや安心・信頼を醸成する情報を提供します。そうすることで、他企業との差別化につながるのです。

           

          製造業の支援で大切にしている3つのこと

          ナイルでは、製造業のお客様に支援をする場合、特に以下の3点に気をつけています。

           

          1. 目的について把握する
          2. 3C(自社、市場、競合)分析によって理解を深める
          3. 適切なKPIを設計する

           

          まずは、目的を明確にすること。国内での新規受注なのか、海外でのプレゼンスを高めるのか、目的をしっかり把握します。そして、3C(自社製品、競合、市場)分析では、製造業の製品理解は容易ではないため、特に市場理解と競合との差別化の理解に注力するようにしています。

          そこからKPIの設計になります。調査に基づいた勝ち筋のある戦略を立てて、目的を実現する必要があります。KPIの策定フローは、「調査→仮説→目的策定」となります。

          多くの企業がWebマーケティングに取り組む目的は、収益を上げること。そのため、取り組みを評価する指標は、収益に紐づくものでなくてはなりません。

          最終目標であるKGIは収益として、KPIはどのように設定すればいいのでしょうか? KPIをセッション数増加となるケースが多いと思いますが、注意したいのは収益増加とイコールではないということ。例えば「納期2ヵ月で100万円以上」の商材を扱っているのに、「納期1ヵ月で50万円」を希望する訪問者が増えても意味がありません。大事なのは、収益に直結する訪問者を増やすことです。

          まずは、「問い合わせ数は多いが受注率が低く、契約期間が短いA群」「問い合わせ件数は少ないが受注率が高く、契約時間が長いB群」というように、データからリアルなペルソナを設定して数字を仮設定し、どちらのグループがより収益貢献度が高いかを判断しましょう。

          B群に注力したほうがCVR(コンバージョン率)が高ければ、このプロジェクトの目的は「お客様B群を増やすこと」、KGIは「受注額」、KPIは「お客様B群の訪問者数と再訪問率」などとなります。

          さらに具体的に、予算、問い合わせ件数、受注率、受注件数、受注額について、お客様A群とお客様B群で見ていきましょう。

          この企業のお客様を比較すると、収益貢献度ではお客様B群が増えることを目指すべきといえます。お客様B群は、お客様A群よりも問い合わせ件数は5倍、受注額は3倍を超えますので、営業効率もよさそうです。

          月額契約となると、関わり方が深くなりますので、LTV(顧客生涯価値)ではさらに大きな差が出ることになります。アップセルやクロスセルにつながる可能性が高まり、他部署への関わりを広げることができるかもしれません。

           

          SEO対策で決めておきたいキーワード

          Webサイトへの流入を考えるうえで、キーワード選定は非常に重要になります。

          例えば、川崎重工様を例にして考えてみます(ナイルがご提案したキーワードではありません)。川崎重工様は「水素エネルギー」に注力しているため、「○○(企業名) 水素」「水素 運搬船」「水素」といったキーワードでのSEO対策が考えられます。「○○(企業名) 水素」は、企業ブランディングにつながります。「水素 運搬船」「CO2削減」は、企業ブランディングに加えて、情報検索しているターゲットユーザ向けのマーケティングキーワードとして重要です。

          実際に川崎重工様のWebサイトでは、水素エネルギーに注力していることが分かるように、非常に充実した内容のページが用意されています。

          seizo_kawasaki

          川崎重工 Kawasaki Hydrogen Road

          また「水素 運搬船」の検索結果を見ると、川崎重工様に関係する記事やプレスリリースが検索結果を専有しています(2020年11月17日現在)。

          検索ボリュームが少ないとしても、1件でも契約につながれば、大きな金額の受注になります。このようにWebサイトを軸にして、手掛ける事業内容をしっかりと説明して、顧客への理解をうながすことが必要です。

           

          海外市場を対象にしたWeb戦略

          製造業の場合、海外市場を対象にした展開も考えられます。日本の製造業には確かな技術力があるため、海外市場でプレゼンスを高めることで、大きな収益増加につながる可能性があります。弊社でも海外におけるSEOのご支援をさせていただいた実績がございます。

          海外市場の場合、「検索キーワード」「順位取得ツール」はターゲットとなる国に合わせます。ナイルが海外市場をターゲットとする製造業をサポートしたケースでは、商材の規模が大きく専門知識が必要だったため、製品理解は一般的な範囲に止め、顧客ニーズ理解と競合調査を優先して方針を策定しました。

          SEOはキーワードが肝ですが、英語ではニュアンスを汲み取りきれないため、日本語で作成したものをクライアントに英語でチェックしてもらうようにしました。また、海外のGoogleで順位計測を行うことで、成果検証を行いました。

           

          <ナイルの対応の流れ>

          ・製品理解、顧客理解をしてからキーワード抽出

          ・各部署に強化キーワードなどをヒアリングして絞り込み

          ・絞り込んだキーワードに関して競合調査を実施

          ・上位表示している競合サイトのサイト構造や上位表示コンテンツ内容を調査

          ・強化キーワードに応じたサイトマップやサイト構造、コンテンツ案の提示

          ・制作会社に対するSEO技術要件の指示や実装ディレクション

           

          【インタビュー】BtoB向けグローバルサイトのリニューアル前SEO戦略設計事例 – 川崎重工業株式会社

           

          Webマーケティングでは実データを活用しよう

          BtoBの場合、MAなどのツールを使ってアカウントを紐付ければ、CVRへの貢献度が高い顧客層の詳細な属性や傾向をより正確に把握することができます。とは言え、やはり営業現場が把握している現場の声が、最も参考となる情報ソースとなります。そのため、架空のペルソナではなく、営業部門にヒアリングして連携することが必須です。営業部門における実データやヒアリングデータをマーケティングと仮説に活用し、収益貢献する運用改善を実施していきましょう。

           

          記事監修

          今崎 善秀(いまさき よしひで)

          製造業界のWebマーケティングで把握しておきたいことナイル株式会社 - ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。