Googleの自然言語検索がよりスマートに。

昨日にGoogleから発表されましたが、検索エンジンのクエリに対する理解が深まったことを報告する内容でした。個人的には、”複雑な質問”の理解が興味深く、人間が参加するクイズ大会で優勝したIBMのワトソンを思い出しました。(もちろん、質問内容の理解はできていませんが。)先日発表された、RankBrainも(直接的ではないにしろ)この進化に大きく関与しているのでは?とも思っています。ますます便利になる一方、Webマスターにとっては悩みの種ともなる可能性がありますが、今後もGoogleの進化は止まることはないようです。– SEO Japan

Googleがクエリの理解について、より賢くなっている。最上級、時間軸、そして複雑な質問に対しても、最適な検索結果を提供している。

Googleは、自身の検索エンジンの自然言語の検索に対する理解がより深まったと発表した。特に、最上級、時間軸、複雑な質問に対する理解が深まっているようだ。

Googleのプロダクトマネージャーである、サチャート・サルガー(Satyajeet Salgar)氏は、以下の3つのタイプのクエリに対する理解が深まったと述べている。

最上級を含むクエリ

Googleは最上級への理解、つまり、”最も高い”や”最も大きい”などを含むクエリへの理解ができるようになっている。つまり、Googleに下記のような質問を尋ねることができるのだ。

  1. マーベリックスの中で、最も身長の高い選手は?
  2. テキサス州で最も大きな町は?
  3. アイオワ州の地域別で最も大きな町は?

時間軸を含むクエリ

Googleは、クエリ内で言及された時間についての理解も深めている。

  1. 1965年のシンガポールの人口は?
  2. 2014年に録音されたテイラー・スウィフトの曲は?
  3. 2013年にロイヤルズに登録していた選手は?

より複雑なクエリ

Googleはより複雑な組み合わせの理解を深めている。つまり、下記のような質問にも答えることができるのだ。

  1. セス・ガベルの義父の映画は何?
  2. バーニー・サンダースが生まれた時のアメリカの人口は?
  3. エンゼルスがワールドシリーズで優勝した時のアメリカの大統領は?

下記に、Googleが発表した今回の進化について説明した画像を掲載する。

上記画像和訳。左上から。
【Who was the US President when the Angels won the World Series?】
(エンゼルスがワールドシリーズで優勝した時のアメリカの大統領は?)
【Who was the US President】
(大統領のリスト)
【US】
(国名)
【when the Angels won the World Series?】
(ワールドシリーズの勝者を年代ごとに)
【the Angels】
(野球チーム)
【Presidents of the United States】
(アメリカの歴代大統領)
【Year The Angels Won The World Series】
(2002年に優勝している)
【George W. Bush】
上記の認識を組み合わせて算出した答え

この記事は、Search Engine Landに掲載された「Google’s Natural Language Search Gets Smarter」を翻訳した内容です。

Googleのクエリに対するインテント(意図)の理解はかなり進んでおり、Web検索だけでなく、様々なサービスに影響を与えていると感じています。一概に言うことは難しいことは承知ですが、日本語と比べ、英語での理解はかなり進んでいそうです。言語が異なることで、同品質のサービスを提供することは困難であることは明白ですが、様々な言語でも同様の検索が行えれば素晴らしいですね。– SEO Japan

投稿者:

SEO Japan

002年開設、アイオイクスによる日本初のSEOポータル。SEOに関する最新情報記事を多数配信。SEOサービスはもちろん、高機能LPOツール&コンサルティング、次世代SEOに欠かせないインフォグラフィックを活用したコンテンツマーケティング等も提供。 SEOブログながら、ウェブマーケ全般。アドテク、ソーシャル、スタートアップ、インフォグラフィック等。