Apple Musicがウェブにやってくる。米国時間9月5日にApple(アップル)は、人気ストリーミングサービスのウェブバージョンの公開ベータを開始する。世界中のApple Music登録ユーザーが利用できる。Apple Musicが公式にウェブ上で提供されるのはこれが初めてだが、この数ヶ月間に非公式のサイトが 数十万人のユーザーを集めて注目を浴びていた。
同サービスのウェブバージョンに対する抑圧された要望が存在していたことは間違いない。
Apple Musicの登録ユーザーがウェブバージョンを使うには、beta.music.apple.comに行ってApple IDを使ってサインインすればいい。
新サービスには、Apple Musicカタログや自分のライブラリー(同期している場合)の楽曲の検索と再生、プレイリストなど多くの基本機能が利用できる。
Apple Musicアプリのライブラリ、見つける、For You、ラジオなどの主要メニューも利用できる。その他の機能は今後追加されていく予定だ。
ベータテスト期間中、Appleはユーザーのフィードバックを受け付けており、サービスの改善やバグの修正に役立てる。
後日、新規ユーザーも同ウェブサイトを通じてApple Musicにサインアップできるようになるが、現在はほかの場所でサインアップした登録ユーザーのみが利用できる。
Apple Musicのウェブバージョンは、同社が音楽サービスをプラットフォームを超えて普及させようという方策の一環だ。
Apple MusicはすでにiPhone、iPad、Apple TV、Apple Watch、およびMacで利用できる。そして今年のWWDC 2019イベントで、AppleはMacのiTunesアプリを解体し、MusicというスタンドアロンアプリでライブラリーやApple Musicのストリーミングサービスなどを利用できるようにする計画を発表した。
Apple Musicは、Apple以外のプラットフォームでも、Android、Window、Sonos、Amazon Echoなどに提供されている。
クロスプラットフォームのサポートは今日のストリーミングサービス市場では必須だ。Apple Musicは、Spotify、Pandora/SiriusXM、Amazon Music、YouTube Music、およびその他のローカルサービスと競合している。
最新データによると、Spotifyの4〜6月の四半期時点の有料登録者は1億800万人で、対するApple Musicは6月末に6000万ユーザーを突破した。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook )